どんなに変わった場所でエッチしたかを競い合っている(?)みんな。
ジョーイ: My weirdest place would have to be the women's room on the second floor of the New York City Public Library.
(俺の一番変わった場所は、ニューヨーク市立図書館の2階トイレだな。)
モニカ: Oh, my God! What were you doing in a library?
(それはすごいわ。ジョーイが図書館で何をしてたの?)
モニカは、ジョーイが図書館にいたことに驚いています。
ジョーイはそういう学術的なものとは縁遠いキャラクターなので・・・。
ディズニーランドのイッツ・ア・スモールワールドでエッチしたというロスに、
ジョーイ: No way! (まさか!)
このNo way!はよく使います。「信じられない、あり得ない、そんなばかな」、また、「だめだ!、無理だ!」という意味もあります。
マトリックスで、まだ自分がマトリックス(仮想現実の世界)の中にいると知らないネオに、電話でモーフィアスがビルから飛び降りろ、と言いますが、その時のネオのセリフが"No way!"「そんなの無理だ!」でした。
情熱的な恋愛が出来ないと嘆くレイチェルにそんなことはないと力説するロス、レイチェルに感謝されてデレデレしていますが、
ジョーイ: It's never gonna happen. You and Rachel. (それは絶対に起こらないな。お前とレイチェルの間には、さ。)
ロス: Why not? (どうして起こらないのさ。)
この場合のWhy not?は、「なぜ(しないの)?、なぜ駄目なの?、なぜそうでないのか?」という意味です。
Why is it not gonna happen?の一部が省略されたものです。
また、Why not?は相手の依頼、申し出などに応じるとき、「ぜひそうしよう。もちろん。いいだろう。」という意味にもなります。
これは、「なぜ・・・しないの? いや、してもいいじゃないか。」という反語です。
notがあるのに、「もちろん、やります。」という意味になるのが、どこか不思議に最初は感じますが、そのうち慣れます(笑)。
くどいようですが、ここでのロスは単純な疑問で、「もちろん」という意味ではありません。
もう「友達ゾーン」に入ってしまっていて、ロスとレイチェルは恋愛関係になれない、というジョーイに、
ロス: Look, I'm taking my time, all right? (僕はじっくり時間をかけてるんだよ、いいかい?)
take one's timeは、「マイペースでいく、じっくりやる、、ゆっくりする、気長にやる」という意味です。
Take your time.だと、「(急がないので)ゆっくりどうぞ。急がなくていいですよ。」になります。
レイチェルへのアプローチの仕方の相談中に、当のレイチェルが来たものだから慌てる二人。
レイチェル: What are we shushing? (何をシーッ!って言ってるの?)
shushの発音は「シャシュ」という感じですが、何となく日本語のシーッに似てますよね。
ジル: Would you like some gum? (ガムでもいかが?)
gumはチューインガムのことですが、これは不可算名詞です。
(どうして数えられないんだろう?と思うのですが、ガムそのものはあの「かたまり」だからでしょうか。)
ガム1枚はa stick of gumといいます。
Would you like...?はDo you want...?の丁寧な表現です。
この場合は、チャンドラーは知らない人なので、なれなれしくならないように、丁寧な表現を使っているようです。
チャンドラー: Is it sugarless? (それ、シュガーレス?)
ジル: Sorry, it's not. (ごめん、違うわ。)
チャンドラー: Then, no thanks. (それじゃあ、遠慮しとく。)
と、ついつい普通の会話をしてしまうチャンドラー。
その後、猛烈に後悔します。
チャンドラー: Mental note: If Jill Goodacre offers you gum, you take it.
If she offers you mangled animal carcass, you take it!
(心にメモしとけ。もしジル・グッドエーカーがガムを勧めてくれたら、受け取れ。勧めてくれたのが、たとえ切り刻まれた動物の死体でも。)
せっかくファッションモデルのジルとお近づきになれるチャンスを棒に振ってしまったチャンドラー。自分自身への怒りが手に取るようにわかりますね。
(Rachからの、お・ね・が・い)
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はじめて知りました。
ほんとに日本語ともなんか似てますね(^^)
さしすせそ行、というか「s」の音には静かな意味が込められているのかな。
あ、ほら、「静か」もサ行からだし。
silentやstillみたいに静かなイメージには「s」が似合いますね。
面白い!
外国語を勉強していて、日本語と似た表現を発見すると、
面白いし、嬉しくなっちゃいますよね。
遠く離れた別々のところで発達した言語でも、
同じ人間だから、発想が同じなのかもしれません。
そう考えると、外国語も身近に感じられる?
連日の質問で恐縮です。
昨日6/1のラジオ英会話で「Presto!」という言葉が出てきました。
プレストゥー・・・確かジョーイがロスに叫んでた言葉で日本語訳は
司祭職。なんであの場面でこんな言葉が出てくるんだろうとず〜っと
不思議に思っていました。
Prestoを辞書で引くと
(hey) presto! 《英・おどけて》(意外な事柄などを述べる際の前置きとして)なんとまあ,
意外や意外,これはいかに.
語源 イタリア語
プログレッシブ英和中辞典 第3版より
となってます。ジョーイはイタリア系だしこの訳だったら状況にぴったり合うはずだと
喜び勇んで映像を確認すると、
9:16
(英語字幕)Priesthood.
(日本語音声)ゾーンのキングに?
(日本語字幕)ゾーン・キングに?
Priesthoodはprestoのタイポかもと思って何度も再生確認しましたが、
ジョーイの発音はやっぱりPriesthoodの発音のようです。
ジョーイの口元にも注目してみましたが、最後のdの音が「英語舌のつくり方」P.18Bの説明
「語尾にある場合、日常会話ではその音をつくるために必要な舌や唇の準備だけして、
音は出さずに終わりにする。」
を実践しているようで何度見聞してもPriesthoodですね。
振り出しに戻ってしまいました。
どうしてPriesthoodが「ゾーンのキングに?」なるのでしょうか。
3:26頃のロスのセリフ
Officiating at tonight's blackout is Rabbi Tribbiani.
(今夜の礼拝を担当するラビはトリビアーニさんです。)
と何か繋がりがありそうにも思えるのですがよくわかりません。
Rachさんの見解を聞かせていただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
ラジオ英会話で出てきた言葉がフレンズで聞き覚えのある単語で、「ジョーイはイタリア系だからか!」と納得されていたところ実は別の単語だった、、と判明してしまったというのは、ちょっと残念な気もしてしまいますよね^^
ジョーイの発音についても、おっしゃる通り、「英語舌のつくり方」で説明されていた「語尾の破裂音 -d の消失」が起こっていて、はっきり -d と発音されていないので、-d が聞こえるかどうかで判断するのは、どうしても難しくなってしまいますね。
ここで、日本語訳では「ゾーンのキングに?」と訳されていた Priesthood! のニュアンスを考えてみます。
そのやりとりは以下のようになっていましたね。
ジョーイ: Because you waited too long to make your move, and now you're in the "Friend Zone." (だって、お前は行動・アクションを起こすのをあまりに長く待ちすぎた[何の行動も起こさないまま、時間が過ぎた]。だから今、お前は「友達ゾーン」にいるんだよ。)
ロス: No no no, I'm not in the Zone. (いやいや、僕はそんなゾーンにはいないよ。)
ジョーイ: No, Ross. You're mayor of the Zone. (いいや、ロス。お前は(そのゾーンにいないどころか)そのゾーンの市長(トップ)だ。)
ロス: Look, I'm takin' my time, alright? I'm, I'm, I'm laying the groundwork. Yeah, I mean, every day I get just a little bit closer to.... (ねぇ、僕はゆっくり時間をかけてるんだよ、いい? 僕は僕は、土台を築いてるんだ[下準備をしてるんだ]。あぁ、つまり、毎日、僕はちょっとずつ〜に近づくんだよ…)
ジョーイ: Priesthood! (聖職(者)にな!)
つまり、ジョーイの Priesthood! という単語は、ロスが言おうとした言葉をジョーイが他の単語に置き換えた、という感覚になるでしょう。
ロスとしては、「僕は今、焦らずゆっくり基礎を築いているところで、毎日少しずつ、「恋人ゾーン」に近づくんだよ」みたいなことを言いたかったのでしょうが、ジョーイはロスが to... "Lover Zone" みたいなことを言う前に、(get just a little bit closer to) priesthood 「聖職(聖職者の領域)」に少しずつ近づく、と言い換えたわけですね。
「そんな風にちんたらしてたら、禁欲が求められる聖職者の領域に近づいてしまうぞ。彼女と恋人になる、という恋愛の世界から遠ざかってしまうぞ」とジョーイは言いたいわけでしょう。
今回のジョーイは、ハヌカーに使う燭台を持って来たことで、ロスに Rabbi 「ラビ」と言われたりしていましたが、ここでジョーイが Priesthood! という単語を出したのは、エピソードで話題に出た「ラビ」のイメージというよりも、結婚することが認められていない神父(カトリックの司祭)のイメージで言っているような気がします。
ロスが言おうとしたセリフを受けて、別の単語に変えることで、好きな相手に対して行動に出ないまま、「今、基礎固めをしているところだから」なんて言ってると、それは日々、「聖職者という禁欲の世界」に近づいて行ってることになるだけだぞ、ということを表現しているわけですね。
ですからこのセリフは、Priesthood! という一語に意味があるのではなく、get just a little bit closer to priesthood という表現全体で、「恋愛とは正反対の方向に進んでいる」ことを言っていることになるでしょう。
日本語では、mayor of the Zone を「ゾーンのボス」と訳してあって、今の状態が続くと、ボスどころか王様になっちまうぞ、という意味で「ゾーンのキング(に?)」と訳されたようですね。
実際の英語のニュアンスは、
今、「友達ゾーンの市長(友達ゾーンの中心・ど真ん中にいる感じ)」のロスがそのまま基礎固めとやらをしていると、その先には「禁欲が求められる神父の世界」が待ってるぞ
のように言っているので、「友達ゾーンのランクの上下」(笑)の話ではなく、「行き着く先は恋愛とは無縁の禁欲の世界」だと言うことで、ロスの方向性が完全に間違っていることを指摘したことになるだろうと思います。
>ロスとしては、「僕は今、焦らずゆっくり基礎を築いているところで、毎日少しずつ、
>「恋人ゾーン」に近づくんだよ」みたいなことを言いたかったのでしょうが、
>ジョーイはロスが to... "Lover Zone" みたいなことを言う前に、
>(get just a little bit closer to) priesthood 「聖職(聖職者の領域)」に
>少しずつ近づく、と言い換えたわけですね。
>「そんな風にちんたらしてたら、禁欲が求められる聖職者の領域に近づいてしまうぞ。
>彼女と恋人になる、という恋愛の世界から遠ざかってしまうぞ」とジョーイは
>言いたいわけでしょう。
う〜ん、なるほど・・・そういうことですか。思い至らなかったですね。
この箇所を聞くたびに「なんでやろ?」と長年疑問に思ってたのですが、
Rachさんのご説明で納得出来ました。あ〜、すっきりした。(^^)
ありがとうございました。
では。
私の説明でご納得いただき、すっきりしていただけて良かったです(^^)
ご丁寧なお返事ありがとうございました。