地下鉄で、ジョーイは美人に声をかけます。
ジョーイ: We used to work together. (僕たち、昔、一緒に働いてたよね。)
女性: We did? (そうだった?)
ジョーイ: At Macy's. You're the Obsession girl, right? I was the Aramis guy. Aramis? Aramis? (メイシーズで。君はオブセッションっていう香水担当だろ? 俺はアラミス担当だった。 [香水をかける真似をしながら] アラミスどうですか? アラミスどうですか?)
used toは「昔・・・だった」という意味です。
特にいつのことだったかを言う必要がない時に使います。
「今は違う。」ということも暗に示しています。
ジョーイが香水をお客さんにかけるしぐさをしていますが、後のエピソードで、香水のバイトをするシーンがちゃんと出てきます。
日本ではこういうバイト、見かけないなぁ。
ジョーイ: You're the best in the business. (君は、一番の売り手だったよね!)
女性: Get out! (やめてよ!)
ジョーイ: I'm serious. (まじだよ。)
普通、Get out!は「出て行け!」という意味ですが、「ばかな。」という意味もあります。
ここでは、それほどキツい意味ではなく、「冗談言わないで。やめて。」という感じ。
本人は誉められて喜んでいるのです。
ですから、ジョーイはI'm serious.「俺は本気で言ってるんだよ。」と言っています。
誉められた女性は嬉しそうに、
Really? You don't know what that means to me.
(そんな風に言ってもらえると嬉しいわ。)
これは直訳すると、「そのあなたの言葉が私にとってどういう意味があるか、あなたにはわからないでしょうね。」という意味。
つまり、「私にとって、とても意味のある言葉だわ、嬉しいわ。」ということになります。
いい雰囲気になりかけたのに、女性は突然用事があるからと去っていきます。
振り返ったジョーイは、自分がモデルになった市の無料診療所のポスターを発見。
そこには、ジョーイの写真と
What Mario isn't telling you... VD You never know who might have it.
(マリオがあなたに言っていないことがある・・・"性病" 誰が性病にかかっているかなんてあなたには決してわからないのだ)
つまり、「あなたのお付き合いしている彼(彼女)が性病を持ってるかもしれませんよ。だから、今すぐ検診を受けて下さい。」というPRのポスターのようです。
ジョーイは性病患者のモデルになってしまったわけですね。
それを見た彼女は、逃げ出してしまったわけです。
VDはvenereal diseaseの略で、性病という意味なのですが・・・しかし、日本語で書くと、なんともこわいポスターですね。
セントラルパークに入ると、5人が笑いながら話をしています。
ジョーイ: I guess you all saw it. (お前ら、みんな、あれを見たんだな。)
レイチェル: Saw what? (見たって何を?)
フィービー: We're just laughing. You know how laughter can be infectious. (ただ笑ってただけよ。だって、笑いって伝染するじゃない。)
infectiousはinfection(感染、伝染)の形容詞です。
an infectious diseaseは「伝染病」。
伝染するという言葉から派生して、笑いなども人から人へ移るので、infectious laughter(つられてしまう笑い)という表現もあるのです。
フィービーは、infectiousという言葉をわざと使って、ジョーイをからかっているのですね。
モニカが感謝祭ディナーを準備中。ロスは何だかご機嫌ななめ。
モニカ: What? (何よ?)
ロス: I don't know. It's just not the same without Mom in the kitchen. (別に。ただ、台所にママがいないと、いつもと違うなーって。)
モニカ: That's it. Get out of my way and stop annoying me! (それ以上言わないで。もうどいて、イライラさせないでよ!)
ロス: Well, that's closer. (あぁ、それで似てきた。)
モニカの性格はママ譲りのようです。
ロスは何だかマザコンみたいな発言ですが、それだけ感謝祭という行事が家族で過ごす大切な行事だ、ということがわかりますね。
フィービーはチャンドラーが大嫌いなパンプキンパイを見せびらかします。
チャンドラー: We all laughed when you did it with the stuffing, but that's not funny. (フィービーが七面鳥の詰め物でふざけたのは大笑いしたけど、それは笑えないよ。)
stuffingとは、七面鳥の中に詰める詰め物のことです。
チャンドラーは、ロスの頭を詰め物にする話(七面鳥の中に、ロスの頭を突っ込んでみたら・・・と言ったこと)は面白かったが、パンプキンネタは、自分にはヘビーすぎると言いたいようです。
かなりのトラウマになっていますね。かわいそうなチャンドラー。
(Rachからのお願いです)
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2005年07月28日
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