2005年08月05日

フレンズ1-10その6

デビッドに、自ら別れ方を教授するフィービー。
Just say, "Phoebe, I love you, but my works is my life. That's what I have to do now." (ただこう言えばいいのよ。「フィービー、愛してるよ。でも、仕事は僕の人生なんだ。今やらなきゃいけないことは仕事なんだよ。」)
And I say, "Your work? How can you say that?" (そしたら私がこう言うの。「仕事ですって? よくそんなこと言えるわね。」)
一人二役で頑張るフィービー。そのけなげさにちょっと泣けます。

フィービー: Then you say that it's almost midnight and you have to go
because you don't want to start the year with me if you can't finish it.

(それからあなたはこう言うの。もう真夜中だ。僕は行かなくちゃ。だって、もしこの一年を君と一緒に終わることが出来ないなら、君と一緒に一年の最初を迎えたくない。)
なんてロマンティックなセリフでしょう(うっとり)。
今回のフィービーはかなり本気っぽいです。
デビッドもいい人なので、この二人が別れるのは私も残念でした。
ちなみに、またデビッドは後のエピソードに何度が出てきますので、お楽しみに。
(どういう状況かは言いませんよ・・・ネタバレ禁止でいきましょう!!)

フィービー: I'm gonna miss you scientist guy. (科学者さんがいなくなると、寂しいわ。)
youとscientist guyは同格です。「あなた、という科学者さん」というニュアンス。
第1話でも、Paul, the wine guy(ワイン担当のポール)という表現がありましたね。
guyはもともと「男」という意味ですが、フレンズのみんながよく挨拶で使っている、"Hey, guys." (はーい、みんな。)でもわかるように、guysと複数にすると、男性だけではなく、女性が混ざっていても、また女性だけの場合でも使うことができます。

自分のデート相手のサンディーというシングルマザーを探すジョーイ。
ジョーイ: You seen Sandy? (サンディー見なかった?)
チャンドラー: I don't know how to tell you this, but she's in the bedroom getting it on with Max, that scientist geek. (どう説明したらいいかわかんないんだけど、サンディーはマックスっていうあの科学者オタクと寝室でいちゃついてるよ。)
Cool, look at that. I did know how to tell you. (すごい、見てたか? 俺、ちゃんと説明できたよ。)
get it on withは「・・・とエッチする、いちゃいちゃする」という意味です。
geekは「オタク」。
第1話で、ロスは自分のことを、モニカの"geeky older brother"(変わった兄)だとレイチェルに言っていましたよね。
言いにくいと言いながら、状況をズバリと説明するチャンドラーでした。
マックスは、デビッドのラブラブぶりを非難していましたが、結構モテるじゃん。
ちょっと普通のプレイボーイとは異なる雰囲気に、女性は魅了されるのでしょうか??

ジョーイ: Looks like that "No-Date Pact" thing worked out. (「恋人なしの協定」ってやつは守られたようだな。)
dateは、いわゆる「デート」ですが、この場合は、「デート相手」のこと。
work outは「成り立つ、実現する、うまくいく」という意味です。
友達を出し抜いても、結局、最初の協定どおりの結果になってしまった、寂しい6人でした。

またマルセルのことを気にしているロス。
I wanted this to work so much. I'm still in there, you know? (このマルセルとの関係がうまくいって欲しいんだ。まだ頑張ってるんだ。)
Changing his diapers. Picking his fleas. But he's just phoning it in. (彼のオムツを替えたり、ノミを取ったり。でも、彼には通じないんだ。)
It's hard to accept that something you love so much doesn't love you back, you know? (すごく愛してるのに、その愛に答えてくれないっていう事実を受け入れるのはつらいよね。)
fleaは「ノミ」です。
今、はやりのフリー・マーケットは、flea market「蚤[のみ]の市・・・露天で安いものや古いものを売る市」のことです。
(free market[無料の市場]、ではないですよ。)
おむつを替えたり・・・と自分の子供のように世話してるロス。
でもその想いはなかなか彼の届かない。すっかり片想いのロスでした。

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posted by Rach at 13:33| Comment(7) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
"get it on with" …


φ( ̄ー ̄ )メモメモ
Posted by コトー at 2005年08月06日 15:01
コトーさん、ご訪問ありがとうございます。
メモメモして下さい(笑)。

こーゆー顔文字って面白いですよね。でも私、うまく使えないんですよ(歳がバレそう? いや、使ってもおかしくない歳のはずなんですけど・・・)。

コトーさんのブログ凍結で寂しいです。
でもコトーさんがうちのブログ読んで下さってると信じて、頑張ります。またちょくちょく遊びに来て下さいね!!
Posted by Rach at 2005年08月07日 12:02
読んでますよー!!
「英語のできる法律家」目指して!!(笑)

365点からどこまで進歩できるかが問題。。。
1年半でDVDプレーヤー壊す位じゃないとダメなんですねー。。

Posted by コトー at 2005年08月07日 15:56
1−10の回で2か所Rachさんの意見を聞きたいと思いました。

1.レイチェルがずたずたになってパーティーに入ってきたところで
when this woman- this blonde planet with a pocketbook- starts yelling at me.

と言っている部分の意味が腑に落ちなかったのです。
吹き替えでは「ハンドバッグ持ってブロンドの髪なびかせたくそったれ女が怒鳴り始めて」となっているのですがなびかせるという動詞は入っていないしハンドバッグは確かにpocketbookにもそういう意味があるみたいだけれどおしゃれなレイチェルの使う言葉ではないような気がする(purseとかを使う)ので自分で解釈を試みたのですが。

planetについては語源からさまようものをそのままいただいて、ふらふらと現れた不審な女という解釈は可能だと思います。pocketbookは文字通りペーパーバックの本ではないかと思いました。Blondeはそのままブロンドの女性でもよいのですが英辞郎にはブロンドでない人に対しても使う、行動が天然ぼけでどじなという意味もあるようで(レイチェルにとってはもっと攻撃的だったといえますが)この意味も含ませていたのかもしれません。
結局僕が訳すと「ペーパーバックを持ってふらふらと現れたブロンド女が怒鳴り始めて」となるのですがいかがでしょうか。

2. Closing Creditsのところでロスが言う
but he's just phoning it in. が何で 「彼には通じないないんだ」 になるのかがよくわからなかったのです。
わからないながらも解釈してみるとhe’s はhe is でhe とはマルセルでit はロスがchanging his diapers, pickin' his fleasすることを指すと思います。困るのがphone の意味で電話をするの意味に取ることはどうも考えられない。そこで苦しまぎれでFrancophoneという言葉の助けを借ります。名詞でフランス語を話す人、形容詞でフランス語を話すという意味があります-phoneの形で接頭辞に何とか語に当たるものを加えればいろいろ変化できます。
ここではちょっと乱暴だがその接頭辞もなくしてしかも動詞化して言語はマルセルの話すサル語ということにしてしまうことにすると結局。
彼(マルセル)はロスの世話してくれたことをサル語でしか答えられない。(キーキーいうだけだ。)それで結果的には字幕と同じ意味になる思ったのですが。

Posted by teruchan at 2011年08月20日 23:06
teruchanさんへ
ご質問ありがとうございます。

こうしてご質問をいただいて改めてセリフを見直してみたのですが、どちらも興味深い表現が使われていますね。
また、私が上の記事を書いた6年前は、かなり「雰囲気だけ」で訳しているところもあります。その反省の意味も込めまして、このセリフに関する今の私の解釈と見解を、追加記事、フレンズ1-10(その7) として、近日中に投稿したいと思っています。
どうかもうしばらくお待ち下さいませ。
Posted by Rach at 2011年08月22日 15:51
あ、そうそう、最後のタイムズスクエアの「お年玉(?)」もぜーんぜん分かりませんでした
日本の「お年玉」の習慣を一から説明しなきゃならない感じですよね
ここが文化の違いを感じた最大の場面でした(ノ∀`;)

あと私のコメントに丁寧に返信してくださってうれしいです|・ω・。)
Posted by シャーリー at 2012年03月07日 04:08
シャーリーさんへ
コメントありがとうございます。
少し前のコメントへのお返事にも書きましたが、「文化の違い」は大きいですよね。そういうのを、ドラマの中で自然に学べるのも、こういう学習の利点なのかなと思います。

こちらこそ、いろいろな記事にコメントありがとうございます。Twitter とかだと、少し前に書いたことがどんどん過去のものとなってしまって、二度と人目に触れることもない、という感じですが、ブログでは、過去の記事もそれなりの存在感を持って残ってくれている気がして、そこが私の性に合っているのかな、と思ったりもします。
Posted by Rach at 2012年03月07日 16:48
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