2005年08月07日
発音の参考書(その2)
前回の発音の参考書の続きです(前回は文章が長過ぎましたね。すみません。投稿後のブログを見て、あまりの長さに自分でもあきれました・・・)
2. 英語の発音 ザ ジングルズ レベル85実践編 スティーブ・ウォーカー著 (レゾナンス刊) ←この本はアマゾンではユーズド(中古)しか扱ってません。ザ ジングルズのシリーズ は他にもあります
この本をはじめとするジングルズシリーズは、「英語を話すための筋肉を養成するトレーニング」の本です。
見慣れない発音記号が書いてあり、いかにも「特訓」って感じがにじみ出ている本なのですが、この本を使って、毎日トレーニングを続けていくと、確かに違う筋肉が鍛えられてるなー、と実感でき、しばらく顔が痛い時がありました。
(冗談ではないんですよ。)
この本で練習したおかげで、earth(地球)という単語の発音とかが自分でもうまくなったなぁー、とか思ったりして。
ただ自分ひとりで家で特訓(笑)してる場合は、変なクセをつけてしまうかも、という恐れも確かにあります。
そこが独学のつらいところ・・・。
この本によると、「英語と日本語はもっとも遠い言語」だとか、「日本人は英語を話す筋肉が発達していないから発音できない」とか、ショッキングなことがいっぱい書いてあります(笑)。
ですが、筋肉や発声法が出来ていないから、英語がネイティブのようにしゃべれない、というのはある程度事実だと私は思います。
息の強さも、口の形も、いろんな部分が異なっていて、日本語をすらすらしゃべる時のように、英語をしゃべるのは難しいのです。
少し話がずれますが、宇多田ヒカルが出ているニンテンドーDSのCMがありましたよね。
あのCMの最後に宇多田ヒカルが、「ニンテンドー、ディーエス!」って言うんですが、
その「ディーエス」の発音が、やっぱり「英語」の発音だなー、って感じるんですよ。
日本人でもDSくらい発音できるよー、と思うのですが、エスの息の強さが違うというか・・・。
いや、私の単なる勘違いかもしれません。でも、やはり何かが違う気がするんです・・・。
3. 英語の発音パーフェクト学習事典 深澤俊昭 著 (アルク刊)
この本は本当に「事典」です。
同じような発音を項目ごとにまとめ、それを解説しながら本は進んでいきます。
内容はかなり細かいです。
例えば、monthとmonthsの違い(マンスとマンツ、という感じだが、かなり微妙)とか、beesとbeadsの違い(カタカナではビーズとしか書けない・・・)などの説明まであります。
この本は、最初から読むにはつらい本かもしれませんが、どうしてもわからない、聞き取れない、うまく発音できない音が出てきた時に、この本で調べて、その発音に関するページを練習すれば、より理解が深まるのでは?と思います。
おすすめの本は以上ですが、「こんな本もいいよ!」とかいうオススメなどありましたら、教えて下さいね。
発音の参考書について語ったついでに、次回は、私の「発音論」のようなものを語ろうかと思っています。
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なにとぞ、なにとぞ・・・。
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先日、Rachさんの本を購入しまして、英語の勉強をまた始めようと決意した者です。
早速本を熟読して、発音の本やフレンズのシーズン1のDVD等を揃えて、お恥ずかしながら、英語の勉強を5年ぶりにしました。
とりあえず、基礎から、と思い、文法・発音から始めています。
文法の本は、本当にとっても分かりやすく、学生時代にこんな素敵な本に出会えてたらなぁ、と思ったりしましたが、この本を知ることが出来て、感激です。これも、Rachさんの本に出会えたお陰です。ありがとうございます。
そして、発音の本なのですが、ザジングルズの基礎筋肉編を購入して、練習を開始したのですが、初っ端から分からず、困ってしまいました。
ネット巡りをしてみても分からなかったので、こちらで質問させて頂きたいのです。(厚かましくてごめんなさい。)
「舌を突き出す量を1〜8ミリ」ということが書かれているのですが、本には、その測り方が記載されていないので、「この位で良いのかな?」とモヤモヤした気持ちで発音練習をしました。Rachさんは、どの様にしていらっしゃるのか、参考にさせて頂きたいな、と思い書き込みをしました。
発音や文法が少し進んだら、DVDの鑑賞を始めて、Rachさんのブログにお世話になりたいと思っていますので、これからも、よろしくお願いします。
初めまして。ご訪問&コメント、ありがとうございます。また、拙著をお買い上げ下さったとのこと、誠にありがとうございます!!
拙著で紹介させていただいた、伊藤サムさんや大西先生の本は、文法についてそのニュアンスをわかりやすく説明して下さっていますよね。私がおすすめしたいろいろな本を買い揃えて下さったこと、とても嬉しく光栄に思います。
ザ ジングルズについては、私も本とCDを使った完全な独学なので、あまり参考になるようなことは言えないのですが、私がどうやったか、ということだけ簡単に書かせていただきますね。
ザ ジングルズでは、確かに、th の音の発音練習に「舌を突き出す量を1〜8ミリ」という記述があります。その他の発音でも、何ミリという指定が多いですね。
これについては、私も実際に何ミリになるかを測ってみたわけではなく、鏡を見てこれくらいかな?という程度なんですよ。th の場合は、前歯で舌を軽く噛みますよね。前歯から見えている舌が1ミリから8ミリになるくらい、というイメージでやってみました。(実際は、舌を鍛えることになるかと思って、8ミリよりもっと多目に出してみたりもしましたが)
本に「舌を突き出す量を変える技術も非常に大切」だと書いてありますよね。舌がどういう位置にあっても、前歯と舌の隙間から空気を出して th の音を出す感覚がつかめるように、という訓練なのでしょう。ある程度しっかり舌を出せばより th の音が出しやすいのだろうと思うのですが、少し舌の先を出すだけでも、つまりあまり舌の位置を移動させなくても簡単に th の音が出せるように、突き出す量をいろいろ変えてみて訓練しましょう、ということだろうと。
ですから、ミリの数字にはあまりこだわらずに(とか言うと、ジングルズの人に怒られそうですが…笑)、前歯から少し出す、多目に出すのバリエーションをつけて練習してみたらいい、ということかなと私は思いました。
うーん、あまり参考にならない意見でごめんなさい。上に書いたことでわかりにくい点があれば、ご遠慮なくお尋ね下さいね。
文法の本を読まれて、発音に関する基礎を学ばれて、それからフレンズのDVDにトライされれば、それぞれの本に書いてあったことが「あぁ、こういうことだったのか」と生きた英語で確認する作業ができます。それが、相乗効果を生むのですね。発音の基礎を学ぶことで、フレンズたちのセリフを真似しやすくなりますし、文法知識がセリフのニュアンスを解釈するのに大いに役立つことにも気付けます。
拙著にも書きましたが、ドラマの英語は難しいので、わからないことを嘆くのではなく、少しでもわかったことを喜ぶようにしてマイペースで進んで行っていただけたらと思います。こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
お忙しい中、早速お返事下さり、ありがとうございます。
こうやって、本の著者の方と掲示板を通してお話出来るのは、なんだか不思議な感じですが、Rachさんを近くに感じることが出来て、すごく嬉しいです。
そして、とても分かりやすいお答えありがとうございました。
「前歯から少し出す、多目に出すのバリエーションをつけて練習」と書いて下さった様に、それを意識して発音の練習に取り組んでいこうと思います。モヤモヤがすっきりしました。ありがとうございます。
DVDもRachさんが書いて下さった本やこちらのブログを参考に、楽しみながら鑑賞していきますね。そして、フレンズの話題でこちらで楽しくお話出来る日が来る様に頑張ります。
こちらこそお返事ありがとうございます。
私の方こそ、ゆっきーさんが拙著をきちんと読んで下さったことをコメント欄を通じて知ることができて、とても嬉しいです。私の基本はこのようにブログを書いているブロガーなわけですが、私の書いた本からこのブログを知って下さる方もいる、という事実が、ブロガーの私にはとても不思議な感じなのです。
発音の件に関しては、私の見解に過ぎないのですが、何かしらの参考にしていただければ幸いです。またフレンズを始められたら、疑問点でも、「ここが面白かった」という点でも何でも結構ですので、いろいろお話できれば楽しいなと思います。どうかマイペースで楽しく学習をお続けになって下さいね。
以前、別のブログ記事でコメントさせていただいたのですが、英語学習とは直接関係がない話だったにもかかわらず、すぐにお返事くださってありがとうございました。
ブログの内容はもちろんですが、読者に対する丁寧な対応もこのブログの人気の理由なんだろうと思います。
私事ですが、Rachさんに憧れて早速ジングルズの本を手に入れました。仰る通り、顔が痛くなりますね!
これからもブログ楽しませてもらいます。
コメントありがとうございます。以前のコメントでは、アメリカの高校でのお話をして下さいましたよね。こちらこそ貴重な情報を教えていただけて大変参考になりました。
また、私の対応についても、そのように言っていただけて光栄でとっても嬉しいです。重ね重ね、ありがとうございます。
ジングルズの本は、「英語を話すための筋肉」を意識させてくれる本ですよね。自分の発音がイケてるかどうか(笑)を確認するのに、まず口から出てくるのは、今だに earth だったりします^^ 自宅で一人で行なうトレーニングながらも、自分の発音が変わっていくのがわかって、楽しみながら練習できる気がしますよね。
これからも楽しんでいただけるようにブログを頑張ります。温かいコメントありがとうございました。