シーズン1 第11話
The One With Mrs. Bing (チャンドラーのママ登場!)
原題は「ミセス・ビングの話」
フィービー: Do you think they have yesterday's Daily News? (昨日のデイリーニュースまだ置いてあると思う?)
I just wanna check my horoscope, see if it was right. (私の星占いが当たってたかを確認したいだけよ。)
終わった占いを確認するってフィービーらしいですね。
でも、これを日課にすると、どの占いがよく当たるか、わかったりして・・・。
日本でも占い好きの女の子は多いですが、(私はあんまり信じないけど)、アメリカでも女性は占いが好きなんでしょうかね。
新聞のスタンドで会った美青年の気をひこうと声(音?)をかけるモニカたち。
その声に驚いた青年は車に轢かれてしまいます。
病院へ付き添った二人ですが、彼は昏睡状態。
フィービー: Hello, coma guy. (こんにちは、昏睡さん)
comaは「昏睡(状態)」。in a comaで「昏睡状態に陥って」という意味になります。
男性をうっとり見つめる二人。
モニカ: I mean, even sleeping he looks smart. I bet he's a lawyer. (寝ていても賢そうに見えるわ。きっと彼は弁護士よ。)
smartはフレンズでも誉め言葉としてよく出てきますが、日本語のスマート(やせている)ではなくて、「頭のよい、賢い」という意味です。
I betは「きっと・・・だと思う」です。
賢そうだから弁護士、というのはありがちな想像ですね。
フィービー: Yeah, but the dents in his knuckles mean he's artistic. (ええ、でも彼のこぶしのくぼみは芸術系って感じ。)
モニカ: Okay. He's a lawyer who teaches sculpting on the side. (わかった。彼は弁護士で、副業で彫刻を教えてるのよ。)
And he can dance! (それにダンスもできるの。)
on the sideは「アルバイトで、副業として」という意味。
「わきでやっている」仕事という意味ですね。
この後もどんどん二人の想像はふくらむのですが・・・。
モニカ: I wish all guys could be like him. (すべての男が彼みたいだったらいいのに。)
フィービー: I know. (そうね。)
勝手に想像して、「理想の男」に祭り上げられてしまったcoma guyです。
知らない相手を理想の王子様のように、どんどん美化してしまうのは、人間の性でしょうか。
モニカの発言に、フィービーまで同意しているのが笑えます。
チャンドラーのママ、ノーラ・ビングがテレビのトークショーに出ています。
彼女は官能小説作家で過激な発言を繰り返します。
トークショーのホスト: Don't take this wrong, I just don't see you as a mom somehow. I don't mean that bad.
(誤解しないで欲しいんですが、どうも、あなたを母親というイメージでは見れないんです。
悪い意味で言ってるんじゃないんですが。)
ノーラ・ビング: Oh, no. I'm a fabulous mom! I bought my son his first condoms.
(そんなことないわよ。私は素晴らしい母親よ。息子に初めてのコンドームを買ってあげたし。)
take ... wrongは「間違って受け取る、誤解する、勘違いする」という意味。
takeよりはgetを使ったget ... wrongの方をよく見かけます。
"Don't get me wrong."で「誤解しないでね。」というふうに使います。
fabulousは「素晴らしい、素敵な」。
有名なバンド、ビートルズの愛称で、FAB4(ファブフォー)というのがありますが、これはFabulous fourの略だそうです。
「素晴らしい4人組」という感じでしょうか。
息子にコンドームを買い与えた話を、平然とテレビでしゃべってしまうママ。
チャンドラーの苦労が伺えますね。
(Rachからのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして、あなたの清き一票を投票して下さい。
人気blogランキング、随分とランキングが上がって来ました。
どなたかは存じませんが、ご協力ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします(って厚かましい?)
人気blogランキング
ご指摘の通りです。自分でも何故「こぶし」と書いたのかよくわかりません(笑)。
ロングマンでは、
knuckle: [countable] your knuckles are the joints in your fingers, including the ones where your fingers join your hands
ということで、確かに「関節」ですね。
チャンドラーのママがテレビショーに出ているシーンで、ママがロンドンで逮捕されたことに関して、フィービーがチャンドラーに「逮捕されたの?」と質問しますが、チャンドラーは"Shhh, busy beaming with pride." といってはぐらかします。この文の意味がいまいちわかりません。beam は動詞で光線を放っているという意味ですよね。
次に、ママが"I just get this craving for Kung Pow Chicken"といいますが、この Kung Pow chicken というのは食べ物の商品名なのでしょうか? でもこれって、ここでは何かの喩えで使っているのではないでしょうか?
ご質問ありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ありません。
まず、
フィービー: Your mom was arrested?
チャンドラー: Shhh, busy beaming with pride. について。
beam は日本語にもなっている「ビーム、光線」で、動詞では「光を発する」という意味もありますが、そこから「(顔・表情の)輝き」という意味にもなり、動詞 beam は「(喜びで)微笑む」という意味にもなります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、以下のように出ています。
beam [verb] :
1. [intransitive] to smile very happily
例) He looked at his son and beamed proudly.
at
His mother beamed at him.
with
Meg beamed with pleasure.
チャンドラーのセリフ beam with pride は、LAAD の例文の、beam proudly と beam witn pleasure にニュアンスも似ていますよね。
「(俺は今)(ママのことを)誇りに思って微笑んでるよ」というところでしょう。
ロンドンで逮捕されたことが誇らしいはずはないのですが、「ママは逮捕されたの?」と口に出して言われてしまったので、「いやぁ、息子の僕としては誇らしくてニコニコしちゃうよ、顔がほころんじゃうよ」と正反対のことを言って見せている、ということでしょう。
2つ目の Kung Pao chicken について。
これは、「クン・パオ・チキン」(漢字表記は「宮保鶏丁」)という料理の名前です。
Wikipedia 英語版: Kung Pao chicken
http://en.wikipedia.org/wiki/Kung_Pao_chicken
Wikipedia 日本語版: 宮保鶏丁
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E4%BF%9D%E9%B6%8F%E4%B8%81
上のウィキペディアにも写真が載っていますが、鶏肉とピーナッツ(またはカシューナッツ)を唐辛子で炒めた四川料理のようですね。
この料理名が出てきたセリフの流れは以下のようになっていました。
ミセス・ビング: This is kind of embarrassing, but occasionally after I've been intimate with a man.... (これってちょっと恥ずかしいんだけど、時折、男性と親しくなった後に…)
チャンドラー: Now why would she say that's embarrassing? (どうしてママはそんなことを恥ずかしいって言ったりするんだ?)
みんな: Shhh. (シー!)
ミセス・ビング: ...I just get this craving for Kung Pao chicken. (…私はただ、クン・パオ・チキンが無性に食べたくなるのよね。)
チャンドラー: That's too much information! (それは情報公開しすぎだ!)
ロンドンで逮捕されたのはどういうわけか?と司会者のジェイ・レノに質問されて、ママは上のように答え、その後、一瞬戸惑ったような顔をしたレノは、本に話題を変えています。
それを考えると、ママの言ったことが、ロンドンでの逮捕の原因だったようにも思えます。
ママが何かしら過激なことをして、それが公序良俗に反するような行為だった、ということも考えられる気がして、チキンというのはもしかしたら、男性の身体の一部を指す比喩なのかなぁ、と思ったりもしたのです。人前で過激な行為をして逮捕された、というような…。
が、クン・パオ・チキンの写真を見ると、何かそういうモノを連想させる形状でもないので(笑)、何かの比喩だと考えるのはちょっと深読みしすぎなのかなぁ、とも思ったりもします。
では、単純にその有名な四川料理を指しているとすると、男性と親密な関係になった後に、そういうものがすっごく食べたくなるの、みたいなことを言っているのが、ちょっとリアルすぎると言うか、そういう行為の後に食べたくなる具体的なメニューをテレビ番組で話す、という行為が、too much information! だとチャンドラーは言いたいのかな、とも思ったりします。
司会者も、何だか話の方向がおかしくなってきそうなので、話題を変えたのかなぁ、とか。
フレンズ的には「何かの比喩」で使っている方が「らしい」のですが、見た目的に何かを連想させる料理ではない気がしたので、やっぱり「その後に食べたくなる料理」を語っているだけ、と考える方が無難なのかなぁ、と思ったりします。
何だかあやふやな返事ですみません。また、他の方のご意見もお待ちしております(笑)。
beamに「微笑む」という意味があるというのは初めて知りました。とても勉強になります。
kung pao chiken を食べることがどうして
That's too much information! なのかですが、
これが性的ななにかを暗示していないとするのなら、
もしかしたら、男性と親しくなった後に、kung pao chikenが食べたくなるということは、このchikenには特別な効果があるのではないか(日本のすっぽん料理のように)と私は思います。
こちらこそお返事ありがとうございます。
おっしゃるように、その料理に、すっぽん料理のような「効果」がある、という可能性もありそうですね。
「誰かとそういう行為をする直前にそういうものを食べる」だと、余計にそういうニュアンスが感じられますが(笑)、今回のセリフでは「親しくなった後」となっているので、それをどう解釈するか?も少々悩みどころではあります。疲れた体力を回復させるのに刺激的な食事が欲しい、みたいな感覚もあるかもしれませんね。
www.lanceandeskimo.com/duneguy/frchan.html
His mother (Nora Tyler-Bing) is an author of sex books- not educational, just sex! She enjoys Chinese food, and likes kung pao chicken after she has been 'intimate with a man'. This is a euphemism for sex. She is also the one who bought Chandler his first condoms- and told this to the world on Jay Leno, America's most mediocre late night show!!
情報ありがとうございます。
This is a euphemism for sex. という説明があるのですね。ノーラ・ビングはそういう euphemism 「婉曲表現」の達人ですから(笑)、クンパオチキンの話で何かを仄めかしている、ということは十分考えられますね。具体的にどういうことを指しているのかが、私にはいまだによくわからないのですが…。ネイティブの観客は何を思って、何を想像して笑ったのか、が気になりますよね。
余談ですが、たまたま先日、「ザ・ホワイトハウス」(The West Wing)の 1-4 を見ていたら、
大統領の演説の後に、疲れたスタッフたちが夜食として、中華のテイクアウトを食べていて、
CJ: Yum! Oh, Sam, you gotta try the General Chow's chicken.
マンディ: And the Kung Pao chicken.
のように、女性陣2人がサムに料理を薦めていました。
日本語では、「このチキン食べて」「こっちも」となっていましたが、the General Chow's chicken や、the Kung Pao chicken というメニュー名を彼女たちが自然に言っていることからも、アメリカでは割とメジャーな料理名なのでしょうね。
ノーラ・ビングが言っていたクンパオチキンが、別の作品のセリフに登場したのが何だか嬉しかったです。
貴重な情報、ありがとうございました。
「kung pao chicken」についてはまだ意味があるかもしれませんが、とりあえず、保留にして、先に進みたいと思います。
お返事ありがとうございます。
拙ブログが何らかのお役に立てているとしたら光栄です。ありがとうございます。
いろいろ調べてみてもわからないこと、というのは結構あって、それが学習を続けていくうちに何かの拍子に似たような話に遭遇する、ということもあります。
自分でできる限り調べてみた後は、「とりあえず保留にして先に進む」ということが、海外ドラマのような生きた英語を学ぶ上では大切なことだと私も思います。
今日は3つもあります(笑)
1)チャンドラーのママがテレビで「息子にコンドームを渡した」と
言った後で、 And then he burst into flames.と言ってました が、日本語は「使い方も教えなかった癖に!」と出ていました。
burst into flames で燃え上がるなどの意味があるようですが
何故こういう日本語になるのか判りません・・・
(このことが恥ずかしかった・・という意味なのでしょうか?)
2)ロスがチャンドラーにママとのキスを打ち明けたシーンで
ジョーイも見てた、と振った後にジョーイが Knowledge is a
tricking thing このセリフ難問だな、となっていました。
このままの文で検索掛けてみたのですが、こうはなっていません
でした。どうしてこれで「難問だ」になるのでしょうか?
3)ロスとチャンドラーがママに言う言わないで言い合っているシーン
ロスのセリフ You can't? you can't? イントネーションが違って
いるのですが、これって日本語で言うと「言えないの?それとも
(言う)勇気がないの?」っていう感じなのでしょうか?
いまひとつスッキリしません・・・
英語がそのまま日本語に該当するわけではないので、あんまり気に
しても・・・と思いつつ、ちょっと気になるので教えていただければ
・・・と思います。よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
1) おっしゃる通り、burst into flames は「炎上する、急に炎を上げて燃え上がる」という感覚ですね。
ママが、I bought my son his first condoms. 「私は自分の息子(チャンドラー)に最初のコンドームを買い与えた」と言ったのを受けて、チャンドラーは自分のことを I ではなく、あえて he 「彼は」と表現して、「ママが息子にコンドームを買ったので、その息子は燃え上がった」と言ったのだと思いました。
「燃え上がった」というのは少々漠然とした表現ですが、何となく私のイメージでは、そういうものを与えられたせいで、激しく性に目覚めてしまった(笑)みたいなことなのかなぁ、と思ったのですが…。これがプレイボーイのジョーイの話なら、そういうことをきっかけに、エッチばっかりするようになった、みたいなことになりそうですが、チャンドラーはその後、遊びまくった、という感じでもないので、具体的にそういう行為に走ったというよりは、そういうエッチ系のことばかり考えるようになってしまった、みたいな感じの燃え上がり方を言っているのかな、と思ったりもします。
2) ご質問のセリフは、tricking thing ではなく、tricky thing が正しいようです。日本語でも「トリッキー」と言うことがありますが、「扱いにくい、やっかいな、やりにくい」みたいな意味ですね。
そのやり取りは以下のようになっていました。
ロス: I was really upset about Rachel and Paolo and I think I had too much tequila, and Nora-- um, Mrs. Mom, your Bing, was just being nice, you know, and.... But nothing happened. Nothing. Ask Joey. Joey came in-- (僕はレイチェルとパウロのことで、本当に動揺していて、それにテキーラをかなり飲みすぎたと思うんだ。そしたら、ノーラが、えーっと、ミセス・ママが、君のビングが、ただ優しくしてくれたんで、ほら、それで・・・。でも何も起こらなかった。何も。ジョーイに聞いてくれよ。ジョーイが(その時)入って来て・・・。)
チャンドラー: You knew about this? (ジョーイもこのことを知ってたのか?)
ジョーイ: Uh... you know, knowledge is a tricky thing. (あー・・・。ほら、知識ってのは、なかなか難しい問題なんだよね。)
ジョーイは目撃者だから、ジョーイに聞いてくれ、とロスが言ったことで、チャンドラーの怒りがジョーイに向かったわけですね。
「お前、知ってたのか?」と強い調子で聞かれたジョーイは、Knowledge is a tricky thing. と答えたわけです。
tricky は先ほども書いたように「扱いにくい、やっかいな、やりにくい」、knowledge は「知っていること、知識」。ですから、直訳すると「知識ってのはやっかいな代物なんだよね、クセモノなんだよね」みたいな感じでしょうか。
お前は know したのか?と言われて、その「know するってこと」はなかなか難しい問題なんだ、と返しているのは、「知っているとか知っていないとかの概念は難しい、どこまで知ってて、どこからは知らないかの線引きは難しい」みたいな感覚かな、と思います。知ってるだろ?と責められても、「知ってる」の定義は難しいから、それはイエスやノーで簡単に返事ができる問題じゃない、知ってるとか知ってないとかいうのは難しい問題なんだよね、と、know という言葉の概念の話にすり替えて「逃げている」感覚、「相手をけむに巻こうとしている」感覚だろうと思います。
このように、... is a tricky thing. 「・・・は難しい問題だ、扱いにくい問題だ」という表現はよく使われます。1-6 では、”You know monogamy can be a tricky concept.” 「一夫一婦制が扱いづらい概念になり得るのを知ってるだろ。」というセリフもありました。また、Knowledge is a tricky thing. に似た、A little knowledge is a dangerous thing. 「生兵法は大けがのもと」ということわざもあります。「わずかの知識は危険なものである、少しばかりの知識を持っていることは、却って危険だ」という意味ですね。
3) この2回の You can't. は、実は、you の指している人が違っています。
そのやり取りは以下のようになっていましたね。
ロス: No! Okay, you mean, you're not gonna talk to her, you're not gonna tell her how you feel? (違うよ! お前はお前のママに話すつもりはないのか? お前は自分の気持ちをママに話さないつもりなのか?)
チャンドラー: That would be no. Look, just because you played tonsil tennis with my mom doesn't mean you know her. Alright? Trust me, you can't talk to her. (それはノーだね。おい、ただお前が俺のママと扁桃腺でテニスをしたからって[ディープキスしたからって]、それで彼女を知ったことにはならないんだぞ。いいか? 俺を信じろ、俺のママと話をすることなんて(誰にも)できないんだ。)
ロス: Okay. "You' can't"? Or [Points to Chandler] you can't? [Chandler grabs his finger] (そうか。「(人は)誰も話せない、のか? それとも [チャンドラーを指さして] お前が話せないのか? [チャンドラーはロスの指を掴む])
問題のセリフの前に、チャンドラーが Trust me, you can't talk to her. と言っていますね。
この you は、チャンドラーから見た「あなた」であるロスのことを言っているというよりも、「あなたを含めた人々」という「一般の人々」を指す感覚になるでしょう。
「ロスもそしてもちろん俺チャンドラーも、人は誰も、ママ(ノーラ・ビング)と話をすることができないんだ、話をしようとしても話にならないんだ、説き伏せたりわかり合えたりすることは不可能なんだ」と言っている感覚だと思います。
DVDの日本語音声(吹替)では「あの人には何言っても無駄なんだよ」と訳されていましたが、まさにそんな感じで、ロスが話しても他の誰が話しても無駄なんだ、というニュアンスだと思うわけです。
その後のロスのセリフでは、You can't. というセリフを2回言っていますが、2回目の方では、you というのはお前のこと?みたいにチャンドラーを指さしています。
「ロスだって誰だって、ママと話なんてできないんだ、話しても無駄なんだ」と言ったチャンドラーに対して、ロスは、「ふーん、you can't ねぇ。それって、誰でも、ってこと? それとも、チャンドラー、”お前が”話せないだけなんじゃないの?」と返した感覚だと思います。
ママはあんな人だから話をしても無駄なんだ、みたいにママのせいにしたチャンドラーに対して、「問題はママじゃなくて、話そうとしないお前にあるんじゃないのか? 誰でも話せないんじゃなくて、”お前が”話せないだけじゃないのか?」と、チャンドラーの気持ちの問題じゃないか、と指摘している感覚だと私は思いました。
そのように、you には「一般の人々」を指す感覚があるのですが、チャンドラーを指さした後で言った you は文字通り、ロスにとっての「あなた」である「チャンドラーその人」を指している、ということですね。
大変遅くなりました。コメントありがとうございました。
ず〜っと読んでいて、もしかしてこれは英語以前の理解力の問題??とか
ってちょっと恥ずかしくなっちゃいました・・・
でもRachさんのお蔭で、1人でやっていたら「う〜ん、判んない、まっいいか・・・」で済ませるところがしっかり理解出来ます。
その為にフレンズが更に楽しくなる!という2重の効果が♪
本当にありがとうございます。DVD学習がこんなに楽しいものだとは
本当に知らなかった・・・またよろしくお願いします。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
いえいえ、そんな恥ずかしがられるようなことではなく、ご質問された部分は、英語学習者が気になってしまうであろうと想像できる「なるほど、ここですよね!」と思える部分でした。
特に最後の you can't は、you=あなた、だと思い込みがちな日本人学習者には、かなり難しいニュアンスの話になっていて、これを説明させていただく機会を与えてもらえて良かったなと思っています。
私も以前はずっと家で一人孤独に(笑)DVD学習をやっていたものですから、こうしてブログを書くようになってから、解釈や意見を交換できるようになったことがとても嬉しかったんですよ。同じように悩んでいる英語学習者さんのお役に少しでも立てるとしたら本当に光栄なのです。
英語力がつくと同時に、日本語版を見ているだけではわからない「本当のフレンズの魅力」にも気付くことができますよね。とにかくこの学習法を「楽しい!」と言っていただけるのが何より嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
↑この2回目のyouが一般のyouだとは思いつかなかった。
こちらに来てコメント読んでよかった!ブログで、コメント欄がこれほど充実したブログも珍しいですね。見逃さないようにせねば。
ところで、チャンドラーママのクン・パオ・チキン発言についてですが、
(This is kind of embarrassing, but occasionally after I've been intimate with a man....I just get this craving for Kung Pao chicken.)
スタジオでの大爆笑ぶりを見ても、Kung Pao chickenがあいまいなギャグとは思えないのです。
しかし、アメリカの掲示板などでもネイティブたちすら答えを出せない様子。
ところが、中国の掲示板で「やっとKungPaoの意味見つけた」というコメントがあり、以下のサイトへのリンクがありました。
「Urban Dictionary」という、アメリカの辞書サイトの1つのようです。
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=Kung%20Pao
↑に、4つの「Kung Pao」の項目があり、3つ目の所で
3. Kung Pao
n. Slang for cocaine, chewch or nose whiskey... とあります。
もし、このサイトの情報を信じたとして、Kung Pao chickenがコカインの俗語だったとしたら、
逮捕の理由として明らかなうえ、too much information!というチャンドラーの言葉も納得できます。
でも、Kung Pao chickenが麻薬の俗語であるという情報は、上記のサイト以外にまったく見つかりませんので、ちょっと説としては弱いかもしれません。
コメントありがとうございます。
このブログのコメント欄は、やたらめったらと長いのですが(笑)、その部分もきちんと読んでいただけてとても光栄で嬉しいです。記事本文よりも長いこともよくあるし、コメントを書く時間の方が長い時もよくあります。自分が一方的に語っている記事よりも、ご質問やご意見をいただいたことに対するお返事のコメントの方が、ポイントがはっきりしている分、書きやすい、ということもあるようです。
また、Urban Dictionary の語義をご紹介いただきありがとうございます。ウィキペディアみたいな感じで、個人が語義を投稿して、それに up(thumb up、いいね)や、down(thumb down、だめだ)がつくことで、評価の高い語義が上に来るようになっている、というネット辞書ですよね。私もよく使っていたのですが、なぜかこのクンパオチキンは調べなかったみたいで、Kung Pao という項目が載っていたことは知りませんでした。見つけて下さってありがとうございます。
ご紹介いただいた、3. の語義に、確かに「コカインの俗語」とありますね。その語義に対する評価が「9 up, 14 down」なのが、判定が難しいところですが、up がそのくらいの数あるのなら、そういう意味で使うこともある、と判断していい気はします。
2. の語義で、(訳すとダイレクトになってしまいますがw)「orgasm の後に男性が叫ぶ卑語」みたいな意味も載っていて、多少はそういう性的なイメージも関係あるのかもしれない、と思ったりもします、、が、これも「3 up, 6 down」ですから、その意味がメジャーとも言えない感じですよねぇ。
三原さんがおっしゃるように、「コカインの俗語だったとしたら、逮捕の理由として明らか」というのは納得できるお話です。エッチ系の話なら「逮捕」まで行かない気がするので、逮捕の理由として薬物のことを言った、ということはあり得る気がします。
このノーラの「クンパオチキン」発言の意味がよくわからないことは、私もずっと引っかかっていたのですが、まだどこかでわかるチャンスもあるかなぁ〜とのんびり構えていただけなので(笑)、こうして一緒に考えていただけて調べていただけたこと、大変嬉しかったです。ありがとうございました!(^^)
ここに来るとなんだか少しずつ賢くなる気がする(笑)
3は読んでませんでした。なるほど〜
どちらもupが少ないようですが、20年以上前の俗語だと若い人は知らないでしょうから、
ネットの情報ってそんなものかもしれませんね。
特に麻薬の俗語や隠語はその時代時代がありますし。
今はハーブで通じますが、20年後はハーブという言葉がないかもしれませんよね。
いつも丁寧にお返事くださってありがとうございます。
こちらこそ、いつもご丁寧なお返事ありがとうございます。
「少しずつ賢くなる気がする」と言っていただけると、コメントのレスにもさらに力が入りそうです(笑)。
「麻薬の俗語や隠語はその時代時代がある」というお話は、まさにその通りですよね。そういうものは辞書にもあまり載っていないので、後から探すのも難しくなってしまいますよね。
こちらこそ、いつも丁寧に記事もコメントもお読みいただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします(^^)