キャロルの女友達のターニャがあまりに男っぽいので驚いているロスに、
キャロル: Don't you wanna know about the sex? (sexについて知りたくない?)
ロス: The sex? I'm having enough trouble with the image of you and Susan together. (sex? 君とスーザンが一緒にいるところのイメージだけでも大変なんだよ。)
But when you throw in Tanya... (ターニャまでそこに混ぜるとなると・・・)
キャロル: The sex of the baby, Ross. (赤ちゃんの性別の話よ、ロス。)
sexと聞いて、同性愛ネタで動揺していたロスは、make loveと間違えてしまいます。
キャロルは、「男か女か」の話をしていたのでした。
キャロル: Do you want to know? (知りたい?)
ロス: I don't want to know. Absolutely not. (知りたくないよ。絶対に。)
I think you shouldn't know until you look down there...and see, "Oh, there it is..."or isn't. (下の方を見るまでは知らない方がいいと思うよ。「あぁ、あるある・・・。」、もしくは、「あ、ないよ。」って。)
その気持ち、よくわかります。
私の場合、特に聞こうと思っていたわけではないのですが、超音波映像を見ていた先生が、「あ、ついてますね。」と一言おっしゃったので、わかっちゃった、と。
知ってた方が、名前付ける時の候補、絞りやすくて助かりましたけど。
赤ちゃんの性別は知りたくないと言って、帰っていったロスですが、何故かブザーが鳴り、キャロルが出ると、
ロス: ...Never mind. I don't wanna know. (気にしないで。知りたくないから。)
Never mind.は「気にしないで。」
日本語で「どんまい」はDon't mind.から来たとかいいますが、英語ではDon't mind.とは言わず、Never mind.になりますから、ご注意を。
また日本語のどんまい、はスポーツをしている時、失敗したチームメートに「大丈夫、気にするな」という意味でかける言葉ですが、英語のNever mind.は自分が何か発言した後、そのことについて深く追求されるのを避けるため、もしくは自分が言ったことを忘れて欲しいときに、よく使います。
「僕の言ったことは、気にしないで。忘れて。」というニュアンスです。
キャロルとスーザンが盛り上がってるのを見ると、ますます知りたくなるロスですが、信念も曲げたくないし、つらいところですね。
ジョーイとチャンドラーの部屋のテーブルが壊れて、どちらが新しいのを買うかでもめています。
ジョーイ: How about if we split it? (割り勘でどう?)
チャンドラー: What do you mean, like, buy it together? (どういう意味だよ、一緒に買うってことか?)
Do you think we're ready for that? (俺たちにそんな心の準備が出来てると思うか?)
ジョーイ: Why not? (どうしてダメなんだよ?)
チャンドラー: It's a big commitment. What if one of us wants to move out? (それってすごく深い関係になるぞ。もし、俺たちのどっちかが引越して出て行ったらどうする?)
splitは「分裂・分割する」という意味です。split the bill(請求を分割する)なので、「割り勘」という意味になります。
またsplitには、「離婚する、別れる」という意味もあります。
ready for thatは「そのことに対して準備が出来ている」ということ、つまり、「お金を出し合ってものを買う、という覚悟があるのか」という感じ。
何だかチャンドラーは、割り勘で買うという行為に、簡単には踏み出せないようですね。
結婚時にお金を出し合って家財道具を買うと、離婚時にどちらがどれだけ取るかでモメる、というイメージが、頭の中にあるようです。
commitmentは「献身、かかわり合い、特定の人と交際すること」という意味です。
これはよくフレンズに出てくる単語なんですが、ドンピシャの訳が難しい。
軽いお付き合いではなくって、お互いに干渉し合ったり、本音をぶつけ合ったりという、かかわりが深くなることを指します。
(Rachからのお願い)
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(かみ合わない夫婦の会話) ←Rachの趣味の日記です。フレンズ、英語には無関係、おまけに長い(泣)。
HDD搭載DVDレコーダーで、録画すべき番組をチェック中。
ダンナ「何だこれ? ガンダム?」
私「えっ? 何なに?」
キーワード登録してある"ガンダム"が引っかかるようになってるんですが、BSアニメ夜話が3本もチェックされてる、これって何?
(実はマンガ夜話とアニメ夜話のために、"夜話"というキーワードも設定しており、そこでも引っかかってた(笑))。
なんと、BSアニメ夜話スペシャル「まるごと! 機動戦士ガンダム」というのがするらしい。
合計9時間半も語りつくすの? と驚いて番組説明を読むと、「機動戦士ガンダム」劇場版3部作を放映すると書いてある!!
これってDVD特別版のアフレコ新録音の分じゃなくって、公開当時のオリジナルなの?
声の出演を見ると、「塩沢兼人」って書いてある、ってことは、オリジナルじゃん!! ひえーっ!!
一人で盛り上がってる私を尻目に、TV Taro(1ヶ月のテレビ番組表が載っている雑誌)を見ていたダンナさんは、
「へぇ、本当だ。「めぐりあいうちゅう」って書いてあるよ。」
私「めぐりあい"うちゅう"??!! それ、"そら"って読むんだけど。」
ダンナ「へぇー。」
私「発売になったDVDは最近新たにアフレコ新録音されたやつで、BGMや効果音も、オリジナルとは違うのよ。その公開当時のオリジナル音声のDVDを出してくれーっていうファンの要望があってね・・・」
ダンナ「ふーん。」
・・・この感動を分かち合うことは出来ませんでした。
いくらファースト・ガンダム世代といえども、ガンダムに全く興味のない男性もいるのです(当たり前か・・・)。
でも「宇宙」を"そら"と読ませるのはガンダムのお約束だけど、どうしてTV版「光る宇宙」は"うちゅう"なんだろう? とか、ふと考えたりして・・・。(私はかなり暇人かも)
BSアニメ夜話のHPもチェックしましたが、確かに
"『劇場版機動戦士ガンダム』三部作を、劇場版オリジナル音声にて一挙放送します。"
と明言してあります。ファンの皆様、一緒に喜びましょう。
もちろん、ガンダムファンのゲストが語るのを聞くのも楽しいので、今からワクワクしています。
↑こういうことを嬉々として書いてる私、ブログ、間違えてる?
フレンズも英語も大好きなんですよ、ただ、他にも好きなものがある、というだけで。本当にそれだけです。←誰に対して言い訳してるんだか(笑)。
マンガはあまり詳しくないのでマンガ夜話は知ってる作品しか見ませんが(パタリロ!は面白かった)、アニメ夜話は第一弾以外は全部見ました。
コナン、いいですよね。足で物を掴めるほどの(?)野生児なのに、ラナには紳士的で優しいところが素敵です。宮崎アニメは、ナウシカ、カリ城、コナンが好きです。あとはトトロやラピュタとか。でも千尋やハウルは見てません(私ってへそ曲がりかも?)
アニメブログみたいになってきた・・・でも楽しいからいいや(笑)。
最近にフレンズを使って、英語学習を始めました。
そして、詰まった時にはRachさんのこのサイトを頼らせてもらってます。
今更さんですが、質問したいことがあります。
ジョーイとチャンドラーがテーブルを買うことで揉めていた場面での、チャンドラーのセリフで、
The impressions in the butter left little to the imagination,
が分かりません。
教えていただけると幸いです。
初めまして。コメントありがとうございます。
フレンズを使った英語学習で、拙サイトを使って下さっているとのこと、光栄で嬉しいです。
ご質問のシーンのやりとりを、まずは以下に示します。
チャンドラー: Ok, so just because it was my table, I have to buy a new one? (わかった。それじゃあ、(壊れたのが)俺のテーブルだったから、俺が新しいテーブルを買わなきゃいけない、って言うんだな?)
ジョーイ: That's the rule. (それがルールだよ。)
チャンドラー: What rule? There's no rule. If anything, you owe me a table. (何のルールだよ? ルールなんかない。むしろ、お前が俺にテーブルを買うべきだ。)
ジョーイ: How did you get that? (どうしてそういうことになるんだよ?)
チャンドラー: Well, I believe this piece of furniture was fine until your little breakfast adventure with Angela Delveccio. (そうだな、お前がアンジェラ・デルベキオとちょっとした朝食の冒険をするまでは、この家具は問題なかったはずだと思うからね。)
ジョーイ: You knew about that? (お前はそのことを知ってたのか?)
チャンドラー: Well, let's just say the impressions you made in the butter left little to the imagination. (そうだな、<以下省略>)
壊れたテーブルをどちらが買うか、ということでもめているわけですが、チャンドラーはジョーイに「お前がテーブルを買うべきだ」と言っています。
this piece of furniture は「この家具」、つまり「壊れたテーブル」のこと。was fine until... は「・・・するまでは fine だった、壊れるような状態ではなく良好な状態だった、問題なかった」。
your little breakfast adventure with 「・・・とのちょっとした朝食の冒険」は、朝食を食べながらエッチをした、という意味ですね。その時にテーブルの上で激しいことをしたから、テーブルが壊れたんだ、とチャンドラーは言いたいわけです。
その時、現場にいたわけでもないのに、どうしてお前はそのことを知ってるんだ?と問うジョーイに対してのセリフが、ご質問のセリフ、Let's just say the impressions you made in the butter left little to the imagination. になります。
let's just say... は「…と言っておこう」、the impressions you made in the butter は「お前がバターに残した痕跡」。
left little to the imagination は「想像への余地をほとんど残さなかった」。
leave little room for... 「…の余地がほとんどない」というフレーズと似た感覚で、「想像へほとんど何も残さない」ということから、「ほとんど何も想像の余地がない」という意味になるわけです。想像の余地がない、ということはつまり、想像しなくてもわかる、想像するまでもない、一目瞭然、ということですね。
ですから、直訳すると「お前がバターに残した痕跡は、想像の余地がないほど一目瞭然だった、と言っておこう」ということになるでしょう。
つまり、チャンドラーは、ジョーイとアンジェラとの現場を見たわけじゃないけど、バターの痕跡を見てわかっちゃったよ、みたいに言っているわけですね。
この部分、DVDの日本語訳は、
バターが異常に 減ってたもん/あぁ、ちょっと想像力使えばわかるさ。バターが異常に減ってたもん。
となっていました。つまり(恥ずかしながらも書きますと)、バターを使ったプレイをしていた、と言いたいようですね。
この フレンズ1-12 よりも後になりますが、フレンズ1-14 でも、食べ物を使ったプレイに関するセリフが出てきます。それと同じ流れのようです。
「バターを見りゃわかるよ」みたいに言ったことで、そういうものを使ったプレイをしていて、その激しい行為のせいで机が壊れちゃった、ということを観客に連想させて笑いを取る、というジョークのようです。いきなりバターの話なので、ピンときにくいところではありますが、ジョーイはプレイボーイである、という設定から、「バター」という単語でそういうことをイメージさせることができるということなのでしょうね。
大変わかりやすかったです!
いやー、しかし、さすがジョーイ。大胆ですね(笑)
by the way, こんな古い記事に今更コメントしてすいません(汗)
今後ともよろしくお願いします。。
こちらこそ、ご丁寧なお返事ありがとうございます。わかりやすいと言っていただけてとても嬉しいです。
ほんと、大胆ですよね。キャラ立ちしているからこそ、このセリフだけでピンと来る、という効果があるわけで、そこがシリーズ物の醍醐味かな、と思います。
古い記事にコメントいただけるのは、本当に嬉しいんです。私の場合は、全ての記事が自分の子供みたいなものなので(笑)。昔の記事をしっかり読んで下さっている方がいてくださる、と思えるだけで、これからも、1つ1つの記事を大切に書いて行こうと思えます。本当にありがとうございます。