2005年08月25日

フレンズ1-14その2

チャンドラー: He's a stupid man who left us his credit card. Another drink? Some dessert? A big-screen TV? (ジョーイはバカなやつだよ。クレジットカードを置いていったんだ。もう一杯飲む? デザートでも頼む? 大型テレビでも買うか?)
ジャニス: I will go for that drink. (飲み物にするわ。)
チャンドラー: You got it. Good woman! (了解だ。きれいなお姉さん!)
しかし、クレジットカードを置いていくとは、ジョーイも切羽詰っていたんでしょうねぇ。
カードで買う贅沢品というと、アメリカ人も「大型テレビ」を思いつくのは、日本人と同じですね。
調子が出てきたチャンドラーは、指パッチンしてウェイトレスを呼ぶつもりが、振り向いたのは「お兄さん」!
せっかく、盛り上げて行こうと思ったのにねぇ。妙な気まずい沈黙が流れていきます・・・。

チャンドラー: A bottle of your most overpriced champagne.
(一番高いシャンペンをボトルで。)
ジャニス: Each. (それぞれに、ね。)
eachはeach otherのeachで「一人につき、それぞれに」という意味です。
簡単で便利な表現ですね。

きっとそのまま二人は酔っ払ってしまったのでしょう。
次の朝、隣で寝ているジャニスにびっくり仰天のチャンドラー!!
お酒の勢いとは言え、別れたはずのジャニスと寝てしまい、あせって早く自分の部屋から追い出そうとします。
部屋の外へ出たジャニス。
ジャニス: Oh, I miss you already. (あぁ、もう寂しくなっちゃった。)
離れた直後にすぐに相手が恋しくなる、ということです。
こういう時期ってあるんですよね(遠い目)。

モニカ、レイチェル、ジョーイが次から次へとジャニスにご対面。
ジャニス: This is so much fun! (すっごく楽しいわ。)
This is like a reunion in the hall! (廊下での同窓会みたい。)
reunionは同窓会です。re(再び)+union(結合)とは、文字通りですね。

モニカ: [電話で]Hi, Ross. There's someone I want you to say hi to. (はーい、ロス。挨拶して欲しい人がいるのよ。)
[チャンドラーに] He just happened to call. (ロスが、たまたま電話してきたのよ。)
ジャニス: Hello, Ross. Yes, that's right! It's me! How did you know?
(はーい、ロス。そうよ、当たり。私よ。どうしてわかったの?)
say hiは「はーい、と言う」、つまり「挨拶する」ということです。これもほんとにそのまんまですね。
日本語でも「はーい」って挨拶することありますが、これは英語でも通じるわけです。
全然違う言語なのに、「はーい」がどちらでも挨拶になるというのは面白いと思いますし、人間の思考パターンがやはりどこか似ているところがある、ということでしょうか。
この挨拶なら、サザエさんのイクラちゃんでも出来ますね。「ハ〜イ、チャーン!」
ところで、日本人は外国の人に話しかけるときに、緊張してしまいがちですが、例えばNice to meet you.と挨拶する時でも、まず、第一声はHi!と言って、その後、手を出してNice to meet you.というと言い易いのではないでしょうか。
はーい、でワンクッション置くって感じで、ね。
モニカはロスがたまたま電話してきたと言ってますが、ジャニスに会った後、ニヤニヤしながら部屋に戻っていったので、自分から電話したのでしょう。みんなチャンドラーにいじわるです。

(Rachからのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング

posted by Rach at 11:21| Comment(2) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
"A bottle of your most overpriced champagne."
overpriced って(そのものの本当の価値より)高いってニュアンスですよね、なので「この店で一番ボッてるシャンペン」とか「法外な値段で売ってるシャンペン」くらいの訳を付けて笑いを取るってのはどうでしょう?チャンドラーらし言い方ですよね。
Posted by ぴろろ at 2007年07月02日 03:59
ぴろろさんへ
確かにご指摘の通りです。この部分は見逃していました。

ロングマンでも
overpriced: something that is overpriced is more expensive than it should be
「あるべき値段よりも高価なもの」とありますね。

A bottle of your most 'expensive' champagne. ではなくて、overpriced を使っているのが、チャンドラーらしい、ということですね。
Posted by Rach at 2007年07月02日 13:00
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。