シーズン1 第15話
The One With the Stoned Guy (キャリア・アップ大作戦)
原題は「麻薬で酔っぱらった男の話」
セントラルパークでレイチェルはウエイトレスをしていますが、
モニカ: Why does my cinnamon stick have an eraser? (どうして私のシナモンスティックには消しゴムがついてるの?)
レイチェル: That's why. ([鉛筆と]間違えたからね。)
シナモンスティックと鉛筆を間違えたレイチェル。
耳に挟んであるシナモンスティックと、モニカのカップの中の鉛筆とを交換します。
間違ったのはともかくとして、どうしてレイチェルは耳に鉛筆を挟んでるんだろう。
オーダー取るためだろうけど、それじゃあ、競馬の予想屋みたい。
あ、あれは赤エンピツだったっけ?
チャンドラーがニュースを持ってやってきます。
チャンドラー: So it's a typical day at work. I'm inputting my numbers and Big Al tells me he wants to make me processing supervisor. (仕事場では、いつもと同じ一日だった。数字を入力してたら、ボスのアルが俺を情報処理の統括にするって言うんだ。)
So I quit. (だから、会社を辞めた。)
processは「(情報やデータを)処理する」という意味。
quitは「(仕事などを)やめる」という意味。
パソコンのソフトウェアの画面では、QUITを押すとソフトが終了しますよね。
quit smokingだと「タバコをやめる、禁煙する」という意味になります。
どう聞いても昇進の話なのに、何故チャンドラーは辞めたのか、それは・・・。
チャンドラー: This was supposed to be a temp job. (この仕事は、一時的な腰掛のはずだったんだ。)
tempはtemporary「一時の、仮の」の略。
be supposed toは「・・・するはずだ、することになっている」という意味で、この場合は、「今の仕事は一時的なもので、希望の職種に転職しているはずだった。それなのにずっとこの仕事を続けていた。」というニュアンスが込められています。
チャンドラー: I just don't want to be a guy who sits in his office worrying about the WENUS. (俺はウィーナスのことを気にしながらオフィスに座ってるような男にはなりたくないだけなんだ。)
レイチェル: "The WENUS?" (ウイーナスって何?)
チャンドラー: Weekly estimated net usage system. It's a processing term. (一週間分の概算純益処理システムのことだよ。情報処理の用語だ。)
WENUSと聞いて、みんなポカンとしていますが、これはこの専門用語を知らなかったのはもちろんですが、発音がweenie、weenerなどと似ていたためにびっくりしたということもあるようです。
ちなみに、weenie、weenerともに、「おちんちん」という意味があります。(きゃー、こんなこと書かせないでー。)
あ、もちろんWENUSというのは、一般的な情報処理用語ではありません。
チャンドラーの会社"だけ"の用語でしょう(笑)。
新しい仕事を探したいチャンドラーに、
フィービー: He's opening up a restaurant and he's looking for a head chef. (うちのお客がレストランを開く予定で、ヘッドシェフを探してるのよ。)
モニカ: [フィービーをつんつんして] Hi, there. (はーい、フィービー。)
フィービー: I know. You're a chef, I know, and I thought of you first. But Chandler's the one who needs a job right now, so...
(わかってる。モニカはシェフだってね。私もあなたのことが最初に頭に浮かんだわ。でも、ちょうど今、仕事を欲しがってるのはチャンドラーだから・・・。)
ヘッドシェフの仕事なら、モニカは喉から手が出るほど欲しいのに、フィービーはシェフなど出来そうにもない、チャンドラーに勧めようとします。
チャンドラーに断られると、しばらく間をおいてから、
フィービー: Oh, Monica! Guess what? (あぁ、モニカ。何だと思う?)
モニカが何も聞いていなかったかのように、今度はモニカにシェフの仕事を勧めようとしています。
ちょっと空気の読めてない、フィービーらしいボケぶりでした。
(Rachからのお願い)
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ご質問ありがとうございます。
そのご質問のセリフについては、
フレンズ1-15(その4)
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470102.html
という記事で解説させていただいています。
恐らく「フレンズINDEX」という INDEX記事のリンクから、この フレンズ1-15(その1) に来られたのだと思います。INDEX では、各エピソードの (その1) の記事にのみリンクをはっているため、それ以降の (その2) (その3) の記事があることに気付いていただけなかったのだろうと思います。わかりにくい仕組みで申し訳ありませんが、今現在、ブログの記事総数 1,890件になりますので、すべての記事のインデックスを作ることは不可能で、便宜上、(その1) のみへのリンクとさせていただいています。どうかご了承下さいませ。
(その4) の記事でも解説してありますが、少し補足しておきますと、、、
昔のオリンピックはプロは出場できない、という規定があったので、「プロではないアマチュアの自分」を自虐的に表現するものとして、「オリンピックに出るために、アマチュアのままでいることにするわ」とレイチェルは言った。
まるでウェイトレスの技を競う競技がオリンピックに存在するかのような言い方だったので、そのネタに乗っかる形で、「そう言えば俺も昔、ウェイターのオリンピックに出たっけなぁ」と言ってレイチェルをからかった、という流れになります。
気付きませんでした!
早速熟読してきます
ありがとうございました!
わざわざのお返事ありがとうございます。
その説明でわかりにくい部分がありましたら、お気軽にご質問下さいね。