2005年09月20日

フレンズ1-19その1

シーズン1 第19話
The One Where the Monkey Gets Away (マルセルの逃亡)
原題は「お猿が逃げる話」

マルセルがロスの言うとおりに行動したので、
ロス: He's mastered the difference between "bring me the"...and "pee in the." (マルセルは「それを持って来い」と「それにおしっこをかけろ」の違いをやっとマスターしたんだ。)
今までは、「・・・を持って来て」と頼んでも、それにおしっこをかけていたようですね。

マルセルを肩に乗せたロス。
ロス: We're gonna go take a bath. Yes, we are, aren't we? (僕たち、お風呂に入ろうね。そうしようねー。)
チャンドラー: They're still just friedns, right? (ロスとマルセルって、まだただの友達の関係だよな。)
一緒にお風呂に入ろうとか言って、ベタベタしているので、深い関係ではないかと勘ぐる(?)チャンドラー。

ロスは今夜レイチェルにアタックするつもりのようです。
ロス: Anyway, I figured after work, I'd go pick up a bottle of wine, go over there and try to woo her. (とにかく、仕事が終わって、ワインを1本買って、レイチェルのいるところへ行って彼女に求愛してみようかと思ってる。)
チャンドラー: You know what you should do? Take her back to the 1980s when that phrase was last used. (何をしたらいいかわかるか? 彼女を「求愛」って言葉が最後に使われた1980年代に連れて行けばいい。)
figure は「・・・と思う、考える」という意味。
pick up は「拾う」ですが、「買う」という意味もあります。
woo は「求婚する、言い寄る、求愛する」という言葉ですが、古い言葉です。
そんな古臭い言葉を使ったので、昔の時代に連れて行け、とチャンドラーは言っているのです。
しかし、その言葉が最後に使われたのは、80年代なんでしょうか? (適当な冗談かな、やっぱり。)
(2008.10.22 追記)
下のコメント欄でご指摘いただきました。
上で、1980s と書いているのは、1890s の間違いです。
正しくは、「1890年代」になります。
(追記はここまで)

レイチェルとマルセルは一緒にテレビを見てお留守番。
レイチェル: Marcel, did you poo in the shoe? (マルセル、靴の中にうんちしたの?)
poo は「うんちをする」です。poop とも言います。pee は「おしっこをする」です。
うんちがプーで、おしっこがピー。何となく、イメージわかりますよね。(お食事中の方、すみません。)

バリーとミンディの婚約記事が載っているニュースレターの上に、マルセルのうんちを載せるレイチェル。
レイチェル: Sorry, Barry. A little engagement gift. (ごめんね、バリー。ちょっとした婚約プレゼントよ。)
I'm sure you didn't register for that. (そんなもの、ギフト登録してないと思うけど。)
register(登録する)とは、何のことでしょう。
ここでは、アメリカの gift registry system(ギフト登録制度)について説明しなければなりません。
結婚や出産などのお祝いをもらう立場にいる人は、あらかじめ大型店舗に自分の欲しい商品を登録しておきます。
贈り物を贈る側は、コンピューターの端末でその人が登録してある希望の品の中から、あげるものを選ぶことができます。
誰かがすでに買ってしまっている場合には、購入済みだとわかるようになっているので、プレゼントが重なることもありません。
つまり、そのリスト内のものは本人が欲しいと選んだものなので、必ず贈り物を喜んでもらえる、ということです。
でも、これは、どちらかというと、贈り物というよりも、好きなものや家財道具を揃えるのにカンパしてもらった、お金を一部負担してもらった、という感じでもあります。
こういうのをプレゼントというのかどうかは疑問ですが・・・。
しかし、アメリカ人はイベント好きで、贈り物を渡すのも貰うのも好きですね。
気に入らないものをもらうと、すぐに店に返品するようで、そんなあっさりと返品されるくらいなら、最初から本人の気に入ったものを贈っておく方が、どちらにも良いといえます。
その人に合ったものを考えて贈るというのは、すごく難しいですからね。
日本でも、内祝いなどをカタログから選ぶというのが最近増えてきましたが、私はあれにも最初びっくりしたものです。これなら文句出なくていいなぁー、って。
でも、このギフト登録制度は、もっと合理的。日本にもこんな制度が導入されたらいいですね。
日本人の感性には合わないかもしれませんが、お中元・お歳暮に送りたいギフトはビールやお肉で、もらいたいギフトは商品券だ、というアンケートの結果を見ると、結構日本でも良い線いくかもしれませんよ。

(2007.1.14 追記)
以下の記事に、この1-19 のエピソードに関する追加説明があります。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-19その7 ご質問1
フレンズ1-19その8 ご質問2
(追記はここまで)

(Rachからのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング

posted by Rach at 15:16| Comment(4) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Rachさん こんにちは。おじゃましています。
やっとこのエピソードまで来ました。
ピザハウスでロス、チャンドラー、ジョーイが話しているシーンで、ロスが"woo"という単語を使ったことへのチャンドラーのセリフですが、「1980's」ではなく、「1890's」だと思います。DVDの英語字幕でも1890'sと書いてあります。100年以上も前ということですから、きっと"woo"という言葉は現代英語ではほとんど使われないということなのでしょうね。しかし、なぜチャンドラーが1890年代という特定の時代を持ち出したのかは疑問です。チャンドラーのことですからなにか奥深い意味があるのか、それともただ適当に言っただけなのか、どちらかですよね。
Posted by poko at 2008年10月21日 09:38
pokoさんへ
ご指摘ありがとうございます!
おっしゃる通り、「1980's」ではなく、「1890's」ですね。
ネットスクリプトもそう書いてあるし、DVDの英語字幕もそう、そしてチャンドラーも実際にそう発音しています。
現在の解説記事では、ネットスクリプトを使っているのですが、上の解説記事を書いていた頃は、DVDの英語字幕を書き写していました。私の書き間違いです。教えて下さってありがとうございます。

確かに 80年代だったら、それほど昔でもないですよね。(私もその時代なら記憶にあるし…笑)その当時の流行語っぽい言葉であれば、1980's というのも可能かもしれませんが、woo というのはそういう「一時的に流行った流行語」っぽくないですし。

1890年代という前世紀(19世紀)を持ち出して、「古くさい言葉、死語」だと言いたかったわけでしょうねぇ、多分。
Posted by Rach at 2008年10月22日 11:40
こんにちは!

Ross: I see he's finally mastered the difference between 'bring me the' and 'pee in the'.
(マルセルはやっと「もってこい」と「おしっこかけろ」の違いをマスターしたようだ)のところ。

bring me theとtheで切ってます。確かに「持ってこい」は次に何らかの(しかもその場で指定する)物体が来るので、必ずtheがつく単語が来るわけですが、theで切るところが新鮮でした。
たとえば日本の文法書なら、bring me ○○とか、bring +IO + DO とか表現して、aとかtheで切るなんてしないんじゃないかと思いました。

マーク・ピーターセン氏の「日本人の英語」には「名詞にaやtheがつくのではなく、aやtheに名詞がつくのだ」と書かれています。

aやtheと言った段階で、ネイティブの頭の中には「(不)特定の固まりの物」といった概念が浮かんでいるという訳です。(その証拠に言葉を思い出せない時は I ate a....a....a hot dog!などと言う。物質名詞なら、I ate...uh...uh...chicken!など)

ここのロスの台詞も同じ理由かなと思いました。
とにかくフレンズは実に様々なシチュエーションが入っているので、こういう変わった(?)表現にも遭遇できますね!

※実は自分のブログにも同じような事を書いていますが、フレンズファンはこちらのブログを見る可能性が遙かに高いので、敢えてマルチポストさせていただきました。
問題があれば取り下げます。m(_ _)m
Posted by 浦辺 玲 at 2010年08月13日 22:15
浦辺 玲さんへ
おっしゃるように、「the で切る」という部分は興味深いですね。
「そこにある、その○○を取って」という感覚で、その後にどんな名詞が来ようとも、ロスとマルセルに共通認識がある「それ」なので、必ず the がつく、ということですよね。

私も、マーク・ピーターセンさんの「日本人の英語」のその部分には感銘を受けました。この本は本当に名著ですよね。未だに売れ続けているのがよくわかります。

ドラマのセリフなどの生きた英語を聞いているとよくわかりますが、考え考えしゃべっている時というのは、「a, uh... 名詞」(発音は、「エイ、アー、名詞」)みたいになることも多いですよね。日本人は、可算か不可算かを考えてから冠詞を考えたりしますが(特に書き言葉の場合は)、でもそれは、冠詞の後に名詞が来るという順番を考えると、発想の順番としてはおかしいですよね。考えたまま話して書いているわけですから、名詞を特定する前にすでにイメージの中で、可算のものか不可算のものかが決まっている、だから先に冠詞を述べる、ということになるはずですよね。

興味深いご意見ありがとうございました。
Posted by Rach at 2010年08月14日 08:45
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。