2005年10月03日

フレンズ1-21その3

ダンススクールで、にせモニカを探す女性陣。
モニカ: Hey, do you see anybody you think could be me? (ねぇ、私になりすましそうな人はどの人だと思う?)
ダンスの先生: People, last time there were yogurt containers lying around after class. (皆さん、前回、授業の後、ヨーグルトの容器が転がっていましたよ。)
Let's not have that happen again! (あんなことはもうないように気をつけましょうね!)
モニカ: She could be you. (あの先生ならモニカになれそうよ。)
先生もモニカに似て几帳面というか小うるさい(失礼!)タイプのようで、モニカの言いそうなセリフを言っています。
そこでレイチェルは、先生がモニカになりすましてる犯人じゃない?、とイヤミで言っているのですね。

先生: Let's get started. (はじめるわよ。)
何かを始める時のセリフは、Let's start. よりも、Let's get started. と言う方が多いような気がします。

にせモニカを見つけて、モニカと名乗れないモニカは(ややこしいー)
モニカ: Hi, I'm Mon...Nana. (はーい、私はモナナよ。)
にせモニカ: Monana. (モナナ?)
モニカ: It's Dutch. (オランダ系なのよ。)
すると、にせモニカは、オランダ語で話しかけてきます。
モニカ: Pennsylvania Dutch. (ペンシルベニアダッチなの。)
モナナという名前が、オランダ系の名前に聞こえるかのかどうかは私にはわかりませんが。
ペンシルベニアダッチとは、17〜18世紀にペンシルベニア州に移住したドイツ系の子孫のことを指します。
なぜ「ドイツ系の子孫」なのに、Dutch なのかというと、Dutch とは辞書では「オランダの」という意味ですが、もともとは「ドイツの」という意味もあったそうなんですよね(これもややこしい)。
ですから、ペンシルベニアダッチとは、ドイツ系の子孫、ならびにその人たちが話しているドイツ語のことも指します。

ところで、”にせモニカ”って聞くと、”にせウルトラマン”とか”にせウルトラセブン”とか思い出しちゃった。
ウルトラマンは目がつり上がってたし、セブンは変なベルトが付いてたりするんだよなぁ。
水戸黄門でも、にせものが黄門様をかたって一騒ぎ起こす、というエピソードがちょくちょくありますよね。
ネタが尽きた時の、便利なアイテムなのかも。
今回のにせモニカは、別にネタに尽きたわけではないでしょうが。

セントラルパークに元気のないロスが入ってきます。
チャンドラー: Where have you been? (どこに行ってたんだ?)
ロス: I just got back from the vet. (獣医さんのところから帰ってきたとこなんだ。)
チャンドラー: She's not gonna make you wear a big plastic cone, is she? (獣医さんに大きなプラスチックの円錐状コーンを付けてもらわないのか?)
vet とは veterinarian 「獣医」の短縮形です。
チャンドラーが言っている「コーン」とは、犬が足や体を怪我した時に、傷口をなめたりしないように首にはめるプラスチックのメガホンみたいなもののこと。
そう言えば、これの正式名称って何なんでしょう?
cone は「円錐形、アイスクリームのコーン」のことです。
獣医に行ってきたのは、マルセルを診てもらうためなのは明らかなのに、獣医さんに見てもらったのがロスであるかのように、チャンドラーは茶化しています。

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posted by Rach at 19:52| Comment(7) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
cone って、そうですね、なるほどあれのことか、ってかんじです。勉強になりました。昨夜は久しぶりにフレンズを三つも見てしまいました。
Posted by F.D.J. at 2005年10月03日 21:17
F.D.J.さんに勉強になったと言っていただけて光栄です。
フレンズって久しぶりに見ても面白いですよね。
最近のエピソードだと思っていたら、結構前のシーズンだったりと、私の記憶はあいまいだったりするんですが、それだけ、どのエピソードも、印象が強いんでしょうね。
Posted by Rach at 2005年10月04日 17:28
最近、遅ればせながら、フレンズを見出したものですが、
こちらのサイトを参考に、おかげさまでより深く楽しめています。
「シットコムで笑え!」の本も注文してしまいました!

さて、メガホンみたいなの正式名称は、
エリザベスカラーではないでしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC

あと、Indexなのですが、私の探し方が悪いのか、
各話のその1にはたどり着けるのですが、その2
以降を読むのに苦労しております。Indexに載っていなくとも、
その1から続けて読めたりすると嬉しいのですが、
今からその仕様に直すのはなかなか難しい(それならまだ
Indexに載せるほうが早い)ですよね? いえ、苦労して
探すだけの価値のある内容ですので、これからも頑張って
たどり着きます。ただ、全部しっかり読みづらいので残念なのです。

それでは、今後ともお世話になると思います。
Posted by Aya at 2011年01月23日 18:50
あぁ、すみません。
ブログ内検索を使えばよかったのですね...。

そもそも、このブログのページには、
いつも、外の検索からたどりつくことが多いもので、
仕組みをよく理解できておりませんでした。
失礼いたしました。
Posted by Aya at 2011年01月23日 20:22
Ayaさんへ
まず最初に、拙著をお買い上げ下さったとのこと、誠にありがとうございます。とても嬉しいです!

また、エリザベスカラーの件、ありがとうございます。
この記事より後のエピソードになってしまいますが、
フレンズ2-21その19 のコメント欄
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470591.html#comment
で、エリザベスカラーという名称だと教えていただいたことがあったんです。
やっぱり有名な名称なんですね。

こちらの方がエピソード的には早いので、この記事にも何かしらその情報を追記しておくべきでしたが、こうしてコメントをいただけたので助かります。
ありがとうございました。

それから、検索システムがわかりずらくて申し訳ありませんでした。
もうブログを始めて5年半になります。今日投稿した記事が、1,538件目になりますので、それを全部、INDEX に載せるのは、ちょっと気の遠くなりそうな作業になりますので(笑)、基本的に INDEX には各エピソードの「その1」だけを載せさせていただいています。

「ブログ内検索」に気付いていただけたので、それを使っていただければと思うのですが、少し検索の方法について、追加説明させていただきますね。

フレンズINDEX
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470168.html
の最初の部分に、エピソードの探し方を簡単に説明してあります。
恐らく一番ラクなのは、その INDEX から、各エピソードの「その1」にジャンプしていただいて、その後は、記事とコメント欄の間にある「次の記事」という赤いリンクをクリックしていただくのが一番早いかと思います。
基本的には、エピソード順に解説していますので、次の記事をリンクすることで、その1 から その2、その3 と進めるようになっています。
途中、関係ない記事(フレンズのエピソード解説以外の記事)が出てきた場合は、飛ばして次に進んで下さい。

また、気付いていただいたように、「ブログ内検索」を使っていただいてもいいと思います。
この記事から、次の記事「フレンズ1-21(その4)」に進まれたい場合は、ブログ内検索のサーチボックスに「1-21(その4)」のように入力していただくと、その記事の検索結果が表示されます。

検索結果は、最初の数行だけ表示されますので、最後の posted by Rach at 17:16 となっている、時刻表示の赤文字リンクをクリックしていただくと、その記事全文が表示されます。

検索の方法についての細かな注意事項については、「フレンズINDEX」の最初の部分に書いてありますので、またその部分を参照しながら、検索していただけると幸いです。
その説明でわかりにくい部分がございましたら、またお気軽にご質問下さいね。
Posted by Rach at 2011年01月26日 12:34
Rachさん、はじめまして。
昨年末からじっくり読ませていただいています。
15年以上前にLAに半年ほど留学したのですが、日常生活に困らない程度のレベルで帰国してしまい、それから何となく英語を使ったり使わなかったりの生活をしていました。
昨年一念発起し、ブルーレイのコンプリートボックスも買ってしまいましたよ。

そして、実は留学中の課外授業で、この回の公開録画に立ち合ったんです!まだ語学学校に通って2、3ヶ月の頃で、当時は何のドラマなのかさっぱりでしたが、モニカのダンスを見て思い出しました。とーっても狭いスタジオに、カフェやダンススタジオのセットが一列に組まれていて、100人もいないぐらいのお客さんが目の前に座って見てるんです。

あの観客の笑い声も、ぶっつけ本番のガチですよ。
ちゃんとストーリー順に録画していくんですが、みんな全然NGを出さないんですよー。
そして英語がわからない私は、カフェのドアの向こうにもちゃんと人が歩いてるんだな〜とか、テーブルのはじっこに座っているお客の人もきちんと演技してるんだな〜とか、そんなことに関心してました(笑)。

今思うと、ものすごく貴重な体験だったんですね・・・。
そういえば、他のクラスの先生がうらやましがってたなぁ。
そんなことを思い出しつつ、現在シーズン2を見終わったところです。

これからRachさんのブログと一緒に、ちょっとずつ勉強していこうと思っています。
素晴らしいブログを書いてくださって感謝します!
Posted by モニカのダンス at 2015年01月09日 16:30
モニカのダンスさんへ
はじめまして。コメントありがとうございます。
じっくり読んでいただいているとのこと、とても光栄で嬉しいです。ありがとうございます。ブルーレイのコンプリートボックスもゲットされたとのこと、どうかフレンズを目いっぱい楽しんで下さいね(^^)

そして! 「この回の公開録画に立ち合った」とのお話、すごいです、素敵です、羨ましいです!! その時の様子をいろいろ書いて下さってありがとうございます。
私はフレンズのDVDコレクターズセットのシーズン6 Vol.1 に映像特典として入っていた「メイキング オブ フレンズ」というフレンズの舞台裏を紹介した映像をを見たことはあるのですが、やはり実際に公開録画の現場におられた方のお話を聞くことができるのはとても嬉しいです。

そのような貴重な体験をされたのならなおさら、フレンズで英語を学ぶのも楽しくなりますよね。フレンズの公開録画を体験された方に「素晴らしいブログ」と言っていただけたこと本当に嬉しく思います。そのお言葉を励みにもっともっと頑張ります!
これからもどうかよろしくお願いします(^^)
Posted by Rach at 2015年01月10日 11:13
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