ジョーイは大学の医学部の受精率の研究に協力中で、しばらくは自分のエッチを我慢して定期的に精子を提供するバイトをしています。(冷静に書いてる自分がかなり恥ずかしい・・・)
それを2週間続けなければなりません。
でもメラニーは今夜ジョーイとエッチをしたがっている模様。
そこでアドバイスをするモニカ。
モニカ: So have you ever thought about being there for her? (そしたら、あなたが彼女のために尽くす、ってことを考えてみた?)
ジョーイ: What do you mean? (どういう意味?)
モニカ: You know, just be there for her. (ほら、ただ彼女のために、そこにいればいいのよ。)
ジョーイ: Not following you. (全然わかんない。)
モニカは「ジョーイがメラニーのためにそこに存在する」べきだ、と言っています。
つまり、ジョーイの欲求を満たすのではなく、彼女を満足させるためにジョーイがいるべきだ、ジョーイは自分のことじゃなくって相手を満足させることを考えるべきだ、とアドバイスしているわけ。
モニカは露骨な表現は避けていますが、この場合は「精神的にも肉体的にも彼女を満足させる」という意味で言っているようです。(そして、恐らく”肉体的”な方にポイントがあるでしょうね。)
ところで、フレンズのオープニングに流れている主題歌のタイトルはザ・レンブランツの "I'll Be There For You" ですね。
これは、「君のために僕はいてあげるよ」という意味です。
"I'm here for you." なら、「私はあなたのために存在しているわ。あなたには私がついてるわ。いつでも私がいるわ。」と、相手のことをいつでも思っているとアピールする表現です。
相手が一人で何か悩んでいる時などに、相手を安心させ、「あなたは一人ぼっちじゃない。」と励ますのに使います。
follow は「追う、従う」という意味から、「相手の話についていく、理解する」という意味にもなります。
Are you following me? なら、「ここまでの話はわかりますか? 話についてこれてますか?」ということ。
ジョーイは "(I'm) not following you." と言っているので、モニカの抽象的な話の意味がわかっていない、ということです。
チャンドラーからのプレゼントを当てるレイチェル。
レイチェル: It's light. It rattle. It's Travel Scrabble! (軽い。ガサガサ音がする。トラベル・スクラブルだわ!)
rattle は「ガラガラ、ゴロゴロ鳴る」という意味で、名詞だと「(赤ちゃんが振って鳴らすおもちゃの)ガラガラ」という意味もあります。
チャンドラーは旅行用の携帯スクラブルゲームをあげたようです。
スクラブルというゲームは、シーズン1の17話に出てきました。
マルセルが駒を飲み込んで病院に運ばれた、という話でしたね。
ジョーイのプレゼントは本。
フィービー: It's Dr. Seuss! (ドクター・スースよ。)
ドクター・スースとは、アメリカの人気絵本作家の名前です。
ジム・キャリー主演の「グリンチ」という映画がありますが、これの原作もドクター・スースによるものです。
絵本をプレゼントしたジョーイを賞賛するメラニー。
メラニー: There is a little child inside this man. (この人の中には、小さな子供がいるのよ。)
チャンドラー: The doctors say if they remove it, he'll die! (医者が言ってたよ、もしその子供を摘出しようとしたら、ジョーイは死んじゃうって。)
メラニーは絵本をプレゼントするような純真な心を称えているのですが、チャンドラーはそういう子供っぽい部分がジョーイの本質で、それを取り除いたらジョーイという人間が成り立たない、つまり、ジョーイは全くのガキなんだよ、と言いたいようです。
もしくは・・・「彼の中には、小さな子供が住んでるの。」というファンシーな例えを、本当に子供が体内に存在しているかのようなリアルな描写を使ってバカにしてるのかも。
ブラック・ジャックのピノコを思い出したのは私だけ? (アッチョンブリケ! 知らない方は、さらっと流して下さい・・・私もそんなに詳しいわけではないです。)
(Rachからのお願い)
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同じようなS.O.S.メールをF.D.J.さんにも送っています。頼りにしてます!
Bunny はわからなかったので、自分なりに調べてみました。当たってるかどうかはわかりませんが、参考までに。
こんな私で良ければ(笑)、いつでも質問して下さい。
今回のようにお互いに記事にした方が思い存分書けていいですよね。これがブログの楽しさなんだと思います。
それにつづりも違うのでまったくの検討違いかも知れませんが、
バーニーって
アメリカで流行っている(いた?)紫の恐竜のことでは?
http://www.hitentertainment.com/barney/flash_mx/sites/player.asp
Bunnyについては、本当に何が正解なのかはっきりしません。
でも、一緒に考えていただけてありがたいです。
ところで、Jinさんのコメントで別のことに気づきました。
シーズン2の12話で、フィービー: What do you want me to be? Like some stupid, big, like, purple dinosaur? (紫の恐竜になって欲しいの?)
男性: You don't have to be Barney. (バーニーになる必要はないよ。)
というセリフがあり、それがこのバーニーくんだったのですね。URLからその姿も見ることが出来ました。そのエピソードの解説の時に使わせていただきます。ありがとうございました。