melocoton さんのブログ 子育て主婦のやりなおし英語 の記事 『Friends』1-4 疑問点 でフレンズに関する疑問点をいくつか挙げられています。
私のブログのコメント欄で、その件についての意見を求めてこられたので、今日はその質問を元に投稿記事を書いてみたいと思います。
以前にも、melocoton さんやけんとんさんからご質問をいただき、その時はコメント欄でお返事を書いていたのですが、コメント欄は字数制限があるし、読みにくいし・・・。
せっかくの貴重なご質問なので、こちらも分かる範囲できっちり書きたいという思いもあったので、今回から、こうして投稿記事にすることにしました。
いつもはノルマのように順番に解説記事を書いてるだけなので、こういう記事を書くと、メリハリがついていいですね。
それに、これで一日分の記事も書けるわけだし・・・(←それが本音か?)
なお、ああでもない、こうでもない、と考えた過程がそのまま書いてありますので、回りくどいかもしれませんが、ご了承下さい。
わからないところがあると、いつもこんな風に考えたり探したりしている、というところが垣間見れると思います。
(質問1)
ロス、ジョーイ、チャンドラーはこれからホッケーの試合を見に行くところ。
ホッケーの真似をして盛り上がるジョーイとチャンドラーですが、ロスはショーウィンドーに飾られた女性用ブーツを眺めています。
元妻キャロルとの初エッチの晩に、彼女が履いていたブーツと似てるらしい。
おまけにエッチの時、キャロルはそのブーツを脱がなかったとか・・・。
三人はまた歩き始めますが、再び立ち止まるロス。
ジョーイ: What? (何だよ。)
ロス: Peach pit. (桃の種だ。)
チャンドラー: Yes, Bunny? (それがどうしたんだ、バニー?)
この Bunny とは誰でしょう?という質問でした。
Bunny がつく固有名詞ということで、一瞬、Bugs Bunny (バッグス・バニー)かと思ったんですが、ここでは関係なさそう。(←なら、書くなよ。)
Space Jam (スペース・ジャム)という1996年の映画で、NBAのスーパースターのマイケル・ジョーダンと、アニメのキャラクター、バッグス・バニーが共演していましたね。
ジョーイとチャンドラーがバスケの話をしてるなら、Bugs Bunny の可能性もあるんですが、ここではホッケーだからなぁ。
それでは別の方面から考えようということで、チャンドラーがロスを Bunny と呼んだのは、ロスの何かが Bunny を連想させたからだ、と考えました。
いろいろ調べてみると、なんとなくあてはまりそうなことがいくつか・・・。
その1
bunny fuck という卑語があり、これは「ウサギの交尾」のことですが、これは短時間で終わるものらしく、そこから「短時間のエッチをする」という意味になるらしい。
ロスはキャロルとブーツを履いたままエッチした、と言ったので、すごく短い間だったんだろうと想像したチャンドラーが、「短時間のエッチをした人」という意味で、Bunny と呼びかけた、とか?
その2
bunny は「うさちゃん」のこと、つまり rabbit ですね。
rabbit は多産の象徴らしく、breed like rabbits で「(人が)やたらに子を産む」という意味になるそうです。(あまり良い言葉ではないらしい。)
元妻とのエッチの話を懐かしんでいたロスに、「多産のうさぎみたいにキャロルとたくさんエッチしたんだろ?」という意味で呼びかけた、とか?
でも、「多産」というと、一度の出産でたくさん産むことを指すだろうから、ロスはキャロルとの間には一人(このエピソードではその子を妊娠中)しかいないので、多産のうさぎに例えるのは少し違うかも(←弱気)。
その3
bunny には俗語で「レズビアンの相手をする売春婦、ホモセクシャルの相手をする男娼」という意味があるそうです。
キャロルはレズですから、そのキャロルとエッチしたロスのことを、「レズの相手をした人物」という意味で、bunny と呼んだ、とか?
その4
今度は、この Bunny のセリフの前のロスのセリフ、"Peach pit." からの連想です。
pit は「(モモ・アンズなどの)種」のほかに、「穴、くぼみ」という意味もあります。
pit という言葉を聞いたチャンドラーが、「種」ではなくて「穴」だと(わざと)受け取り、「穴があったから入ろうと思ってるのか?うさちゃん?」という意味で bunny と呼びかけた、とか。
私が調べて思いついたのはこれくらいです。
私が一番近いと思うのは、その3の「レズの相手」ですね。
(質問2)
女性陣は向かいのアパートに住む、ジョージ・ステファノポロスの噂話をしています。
レイチェル: So, what do you think George is like? (ジョージってどんな感じだと思う?)
モニカ: I think he's shy. (彼はシャイだと思うわ。)
フィービー: Yeah? (そう?)
モニカ: Yeah. I think you have to draw him out. And then- when you do- he's a preppy animal. (そうよ。恋人が彼の本性を引き出さなきゃいけないと思うわ。そして、エッチをする時になったら、彼は preppy animal になるのよ。)
その preppy animal って何? というご質問でした。
preppy とは「プレッピー、prep school の学生、卒業生」のこと。
prep school とは preparatory school の略で、「(大学進学を目的とした米国の)私立高等学校、進学校」、お金持ちの子弟が入学する全寮制高校らしいです。
preparatory は prepare (準備する)の形容詞形なので、「大学進学の準備のための学校」ということですね。
ジョージはクリントン政権でブレーンだった人なので、prep school 出身なんでしょう。
そういう上品でおハイソな彼が、ベッドでは animal (動物、けだもの)のようなワイルドな男に変身するのよ、というのが preppy animal だと思います。(モニカの勝手な想像ですけどね。)
(質問3)
学生時代の思い出話をするレイチェルとモニカ。
レイチェル: The valentine Tommy Rollerson left in your locker was really from me. (トミー・ローラーソンがモニカのロッカーに入れたバレンタインのプレゼントは、本当は私からのものだったのよ。)
モニカ: Excuse me?! (何ですって?)
レイチェル: Hello? Like he was really gonna send you one? She was a big girl. (もしもし? トミーが本当にモニカにプレゼントを贈るつもりだったとでも? [フィービーに]モニカはでっかい女だったのよ。)
このレイチェルのセリフの Like の用法についての質問でした。
like は「・・・のように」という意味。
ですから、「トミーが本当にモニカにプレゼントを贈るつもりだったかのように(あなたは言うけど、トミーが本当にあなたにプレゼントを贈るつもりだったはずないじゃない。)」、で次のセリフ、「だって、モニカはすごく太ってたんだから。」につながるのです。
この like の使い方は、フレンズ1-7その1 にも出てきます。
(質問4)
ロスが自分がゲットしたホッケーのパックを子供と取り合いし、言い争っているときのセリフ。
ロス: Oh yeah? Well, I'm rubber, you're glue, whatever... (ああそうかい、いいか、僕はラバーで君はグルーなんだよ。とにかく・・・)
この I'm rubber, you're glue. の意味は?の質問です。
rubber は「ゴム」。 glue は「接着剤、のり、にかわ」という意味です。
私も最初、どういう意味だろう???と思ったのですが・・・。
以前、コメント欄で紹介させていただいた、カツキさんのホームページ『”F・R・I・E・N・D・S” in Japan』 にVocabulary List (ボキャブラリー集)というのがあって、そこに以下のように書いてありました。(そのまま引用させていただきます。)
I'm rubber, you're glue. 直訳=僕はゴム、君はニカワ。意味「君の言ったことは僕からはねかえって君にくっつくよ。」→「その言葉はそのまま君に返すよ。」(引用終わり)
だそうです。
ここでは、ロスは子供と言い合いをしているのですが、相手の言葉に、「その言葉そっくり返すよ。」と言い返しているわけですね。
(2009.10.1 追記)
以下の記事に、I'm rubber, you're glue. Whatever you-- に関する追加説明があります。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-4その5
(追記はここまで)
以前のコメント欄にも書いたのですが、この『”F・R・I・E・N・D・S” in Japan』は、内容も充実しており、何よりそのボキャブラリー集を大変参考にさせていただいていたのですが、いつの間にか移転または廃止されてしまったようです。
いろいろ検索してみたのですが、それらしいページが見当たらなくて。
いくつか自分でメモしてあったのもあり、この件はそのうちのひとつです。
今回は特に質問があったため、引用させていただきましたが、私のブログは、あくまで「自分が勉強していて気付いたこと、わかったこと」を書いているブログですので、普段の投稿記事には引用することは避けています(本人の了解が得られないため)。
昔からのフレンズのホームページでは、リンク集に入っていることが多いのですが、どのサイトの方も、今はページが見当たらないとおっしゃっているようです。
どなたかこのカツキさんのページの行方をご存じないでしょうか?
ぜひとも復活していただきたいです!!(勝手に引用させていただいて申し訳ありません。ホームページが存在していれば、リンクさせていただけるのですが・・・)
なお、melocoton さんは、うちのブログでもおなじみの F.D.J.さんにも同じように質問されていて、さきほど melocoton さんのサイトを見たら、コメント欄でお返事されてました。
私が書いた解説と同じようなことを書いていらっしゃいましたね。(それも私より早く。さすがだ。)
私もまたわからないことがあったら、F.D.J.さんに聞こうっと。
また、今回の説明で、「それは違うだろ!」という点などあれば、どしどし意見して下さい。お待ちしております。
(Rachからのお願い)
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Bunnyひとつでそこまで掘り下げられるとは・・・ 私はRachさん同様、その3がビンゴかなぁと思いました。あ、でもその1も捨てがたい。
preppy animalは両方の単語の意味自体はわかっていても、Rachさんのように発展させて考えられませんでした。
likeはいわれてみればその通り。とても単純な構造だったのですね。。。
rubber/glueの解説はとても面白かったです。I'm rubber, you're glueで検索するとなぜか呪詛系のHPが目に付いたのも、これで納得がいきました。
私が一晩かかって必死で調べて考えて、それでもわからなかった質問を、あっという間に解いてしまったRachさんとF.D.J.さん、凄すぎます。おふたりの協力なしに私の「フレンズ」学習は成り立ちません・・・
またアホな質問するかもしれませんけどいいでしょうか?なるべくご迷惑をかけないよう、次回はこれよりマトモな質問をしますので。あんまり単純すぎる質問だと、記事にもなりゃしないですからね。
ほんとうにありがとうございました!
Bunnyについては、その3が近いと言いましたが、確かにその1も面白いですよね。深読みしすぎかもしれませんが。
Space Jam がらみでBugs Bunnyかも、と書いたんですが、このエピソードは1994年放映のものなので、1996年のSpace Jamネタということはあり得ない、と後から気づきました
rubber/glueは面白い表現ですよね。呪詛系に出てくるのは、「呪いが自分に跳ね返ってくる」ということなんだ。「人を呪わば穴二つ」(他人を呪い殺せば、自分もその報いで死ぬことになり、埋葬する穴が二つ必要になる)ってやつですね。
F.D.J.さんは確かにすごいですが、私は偶然知ってただけのことです(一つは完全な受け売りだし)。それも、フレンズをずーっと見て勉強してるから、セリフのパターンが読みやすいだけかも。
Pat the Bunny という本があるんですね?
アマゾンで見つけました(↓)
Amazon.com: Pat the Bunny (Touch and Feel Book)
http://www.amazon.com/Pat-Bunny-Touch-Feel-Book/dp/0307120007
Touch and Feel Book とありますから、そういう「触って感じる」本なのだということがわかります。そうやって丁寧に一つ一つ確認していく様子がそのイメージと重なるのかもしれませんね。
Bunny について、もう一度調べてみました。
Urban Dictionary で2番目に支持が多かった語義です。
bunny: A male or female that enjoys having sex multiple times a day.
つまり、「一日に何度もエッチをするのを楽しむ男性、または女性」ということですね。
その前に、元妻キャロルとのエッチの話をしていましたので、「またエッチの話かい?」という意味で、bunny と呼び掛けたのかなぁ?と思ったりもします。
また、それほど深い意味はなくて、相手のことを bunny とか puppy (子犬)という「可愛い愛称」で呼んで、「お前って子供みたいに可愛いやつだな。」と言いながら、少々相手を馬鹿にしている、子ども扱いしている、という感じかもしれません。
Bunnyについてですが、アメリカでは恋人の事をBunny と相性で呼ぶこともあります。他にもいろんな相性があるのですが、PEACH PITといったロスは桃の種だという意味でいったのでしょうが、チャンドラーはそれを相性ととり、YES,BUNNY?ととったのではないでしょうか。
レズビアンの意味だと、あの会話からは不自然のような気がします。
実際にフレンズの後のシーズンで、せりふで remeber how I always call you bunny? というのがあります
貴重なご意見ありがとうございます。
「どうしてここが Bunny なんだろう?」と疑問を持つと、その Bunny という言葉に大きな意味を持たせたくなるのですが(笑)、確かにただの「愛称(term of endearment)」なのかもしれませんね。「かわい子ちゃん」みたいな感じの。
シーズン3のエピソードになってしまうのですが、
フレンズ3-6その21
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470932.html
に、Oh, you poor bunny. という呼び掛け語も出てきます。そこでもレズビアンの話は出ているのですが、その bunny については、レズビアンと関連付けているような印象は、私には感じられなかったので、訳もレズビアンやエッチネタを匂わせたものにはしませんでした。(そこでも、何かしらエッチな意味を連想させている、という深読みも出来なくはないのですが。)
挙げていただいたセリフは、フレンズ6-17 ですね。
フレンズ解説はエピソード順に書いていて、この先のストーリーを知らない方のために基本的にはネタバレ禁止で書いておりますので、以下では一応、セリフを言った人の名前は伏せておきますね。
その フレンズ6-17 のセリフ。
ある bunny 関係のものを見せて、
A: Yeah-yeah, you remember how I call you bunny? (そうそう。私があなたをバニーって呼んでるのを覚えてるでしょ?)
B: Not really. (いや、あんまり。)
この場合はAが強引に「あなたをバニーって呼んでるわよね。」と言っているのですが、「そうだっけ? 記憶にないけど。」みたいにBが答えている、という感じですね。だから実際にはそんな風には呼んでいない、という可能性が高いようにも思えます。でもそれはともかくとして、bunny が普通に愛称として使われる、ということはあるだろう、と私も思います。
peach には「すてきな人」という意味もあるようですね。だから、peach pit も peach がらみの愛称と捉えて、そのお返しに可愛い愛称で返してみた、という反射的な反応なのかもしれません。
チャンドラーは「込み入ったジョーク」(笑)を言う人なので、「レズビアンの相手」説もあり得るかなぁ、と思ったのですが、それは少し考え過ぎなのかもしれません。
ただ、bunny に「性的にお盛んなイメージ」があるのは確かなようです。その前にキャロルとのエッチについて語っていたので、また何か思い出したロスに対して、「またエッチの話か?」と言う意味で bunny と呼んだ、という可能性はまだあるかなぁ、とは思っています。
長くなってすみません。あくまで「私のイメージ」なので、あまり気になさらないで下さいね。いろいろな捉え方を示した上で、読者の方に違和感のないものを選んでもらえたら良いと思っていますので。
ここの面白みってパックを取った子供にロスが『それは俺のだよ』と言った台詞に
子供が "Finders keepers, loosers weepers" と超絶妙に韻を踏んで切り替えし、ぎょっとしたロスにチャンドラーがお前も(上手いこと韻を踏んで)言ってやれ! と促した後
"I'm rubber, you're glue, whatever...(TO CHANDLER) -can't do it. ..."
全然韻を踏んでないし上手いこと考え付かないロスが、そっくりそのまま返すよ、と逃げてしまうところなんですね。
最初は韻をふめてなくて、とんちんかんなことを言うのが面白いのかと単純に考えていましたが、今いったのをそのまま返すよ、なら更に「へたれ」感がアップして面白いですもんね。
いつも参考になります。ありがとうございますー。
子供とロスのやり取り、面白いですね。
Finders keepers... も、I'm rubber... も、どちらもよく使われる表現のようです。韻を踏む、踏まないに関しては、たまたま前者がきれいに韻を踏む言葉であった、ということでしょうね。
上の記事を書いた当時は、私の検索能力も未熟で気付かなかったのですが、
I'm rubber, you're glue. Whatever you say bounces off me and sticks to you.
と続くのが完全な形のようです。(微妙にバリエーションが違うものも存在するようですが)
このフレーズについては、追加記事「フレンズ1-4(その4)」として、もう少し詳しく説明したいと思っています。もうしばらくお待ち下さいませ。
私のイメージでは、「韻を踏んでいるか踏んでいないかで、この口喧嘩の勝ち負けが決まったわけではない」という気がする、ということです。あくまで私の意見に過ぎないので、それが絶対ということでもありません。
韻を踏んだ諺(ことわざ)で当意即妙に返した子供のセリフは、聞いている方も、おぉー、と感心してしまう部分は確かにあると思います。
実際にネイティブが使っているところが聞けたなんて、まさにグッドタイミング!ですね。これで、この慣用句、一生忘れませんね(笑)。
そんな風に普通の会話で出てくるとしたら、やはり「普通の表現」だということですね。それを聞いて、私も何だか安心しました。ありがとうございます。
はじめましての初コメントです^^
実はいつも拝見させてもらってました・・・。
とても英語の勉強に役立っているので感謝してます。
ありがとうございます。
ところで・・・私は大のホッケーファンなんですが♪
bunnyで思い当たる言葉がありまして・・・
puck bunny=ホッケー好きな女性(ホッケーが純粋に好きな女性だけに限る言葉じゃないかもしれませんが・・・例えば、ただ単にホッケーをやってる男性を狙っているとか?笑)
ここではこの意味が正しいとかは私にはわからないのですが^^;
では、Rachさんのこのブログの更新、これからも楽しみにしています!
Saya
初めまして。コメントありがとうございます。
また、貴重な情報もありがとうございます。
puck bunny という言葉があるのですね。それは知りませんでした。
ネットで調べてみたら、ウィキペディアにありました。
Wikipedia 英語版: Puck bunny
http://en.wikipedia.org/wiki/Puck_bunny
おっしゃるように、ウィキペディアでも、「アイスホッケーファンの女性」を指す言葉だと説明されています。また、いただいたコメントの「ただ単にホッケーをやってる男性を狙っているとか?笑」というお話どおりの意味であることがウィキペディアにも書いてあります。ホッケーというスポーツそのものよりも、ホッケーをやっている男性に興味がある、という感じなんですね。
元々はカナダの言葉らしく、カナディアン・オックスフォード・ディクショナリーにも載っている言葉だとか。面白いですねぇ〜。
それで、このフレンズ1-4 での、
ロス: Peach pit. (桃の種だ。)
チャンドラー: Yes, Bunny? (そうだね、バニー?)
ですが、この bunny のニュアンスが結局何なのか?というのは本当に難しいですね。
チャンドラーたちは男らしくホッケーの話をしているのに、別れた妻の話、つまり恋愛話ばかりしているロスを見て、「お前は、スポーツじゃなくて異性への興味しかないホッケーファンの bunny かよ」という意味で、bunny と呼びかけた、ということもあるかもしれませんね。
また単に女々しいという意味で、かわいい愛称であり、女性ホッケーファンをも意味する bunny を使ったということかもしれません。
私も時折、bunny という言葉を聞くたびに、結局、1-4 の bunny は何だったんだろう?と考えることがあるのですが、
「Wikipedia 日本語版: ウサギ」の「与えてよい果物」の中に「ピーチ」が入っているんですよね。
ですから、「桃の種だ」と言ったロスに対して、「地面に落ちている桃の種を見て反応するなんて、「うわー、この近くにモモがあるのかな?」って喜ぶ、お前はウサちゃんか」みたいな意味で言ったのかも、などと思ったり。
ウサギが「桃の種」を食べる動物なら、桃の種からウサギを連想した、というのが結びつくのですが、ウサギは種を食べたりはしなさそうですし…。
「とっとこハム太郎」というハムスターの出てくるアニメの歌の歌詞に「だいすきなのは〜ひまわりのタネ〜♪」という歌詞があって、そのイメージが強すぎたのかな?(笑)
ということで、「ひまわりの種だ」「そうだね、ハムスターくん」というやり取りだったなら、しっくりきたのですが(爆)、「桃の種だ」「そうだね、バニー」というのは、未だによくわかりません。
いずれにいたしましても、「hockey に関係する bunny の付く言葉」を教えていただけてありがたかったです。何か関係があると考えると楽しいですよね。
いつも読んで下さっているとのこと、また楽しみにしているとのお言葉、とても嬉しいです。これからも頑張りますので、どうかよろしくお願いします。
フレンズを聞き取れるようになろう、とDVD鑑賞を始めました。
スクリプトを探していた所、Rachさんのブログにたどり着きました。
内容がとても充実しているのに加えて、
元は2005年の記事に最近も更新があることに感服です。
未だによくわからないとのことのbunnyですが、
「ひまわりの種だ」「そうだね、ハムスターくん」といったやり取り、というRachさんの発想で妙に(勝手に)納得しました。
これからも少しずつ読み進めさせていただきます。
更新楽しみにしています。
はじめまして。ご訪問&コメント、ありがとうございます。
また、ネットの海の中から拙ブログを見つけて下さったとのこと、ありがとうございます。
私も初期の記事の内容についてコメントをいただけるのはとても嬉しいです。
さて、bunny について、「ひまわりの種」→「ハムスター」という私の連想に納得していただけたのですね? ありがとうございます。
どうしてもハム太郎の歌が頭から離れなくて(笑)、一つの解釈として考えてみただけなのですが、「地面に落ちている果物の種に反応」という部分から、小動物が桃やその種をかじっているようなイメージで、bunny という愛称が出てきたのかな?と思ったのですね。
でも、上のテリトリーさんが下さったコメントを読んで、「小動物」よりも「女性」のイメージなのかも?とも思えてきました。簡単な呼び掛け語ほど、どういうつもりで言ったのかを汲み取るのが難しい気がします。
いずれにせよ、私の一つの案についての賛同のご意見をいただけたこと、感謝しています。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。
テリトリーさんへ
コメントありがとうございます。
コメントを読ませていただいて、テリトリーさんのおっしゃるように、「女性/彼女」に対する愛称のバニーなのかも…と思えてきました。確かにこの時のロスの態度は「女々しい」ですものね。何かの「もの」に自分の思い出を投影しているところが女性っぽいと言えるかもしれません。
ロスはこのシーンに至るまでにSEXの話ばっかり思い出していたので
チャンドラーは冗談じみて言ったようです。
Playboy の雑誌もウサギマークでわかるとおり、うさぎはかなり
のSEX好きなんだそうです。
(ネイティブの人が言ってました)
コメント、ありがとうございます。
おっしゃるように、bunny、すなわち、rabbit にはそういうイメージがあるようですね。
研究社 新英和中辞典では、
rabbit の語義の解説で、「多産の象徴」だと書いてあり、また、
breed [multiply] like rabbits 「(軽蔑) (人が)やたらに子を産む」
という表現もあるようです。
そのような「多産」のイメージから、そういう行為のイメージも連想される、ということでしょうね。
コメント、ありがとうございました。