2005年10月28日

私の英語学習歴(その2)

このブログのような「解説型ブログ」に筆者のプロフィールは必要ないかも・・・と今まで思ってきました。
ですが、なぜ英語を学習してるのか、なぜこんなブログを書いてるのかを、文字にして気持ちを整理したかった、というのもあるので、昨日に続いて書いてみます。
時々、「なんで毎日、一生懸命ブログを書いてるんだろう?」という疑問が頭をもたげ、やる気が出ない時があります。(そんな時、ありますよね?)
そういう時に自分で読むために書いてるとも言えるのですが・・・。
そんなものを人様に読ませようとしてすみません。
興味のない方は、シーズン2の解説まで、もうしばらくお待ち下さいね。

新婚旅行で、ヨーロッパ(イタリア、ギリシャ、フランス・・・すべて母国語は英語じゃないですね)に行った時、帰りに経由したイギリスのヒースロー空港で、搭乗口へ歩いてゆく私たちを、空港職員が呼び止めました。
その時に言われた言葉(イギリスなのでもちろん英語です)が全くちんぷんかんぷん。
添乗員付きのツアーだったので、添乗員さんに、「今、あの人、何て言ったんですか?」と聞いたら、「大きな手荷物は持ち込めないから、預けて下さい。」と言ってたらしい。
そんな言葉さえ、全く理解できない(単語さえも聞き取れず、何の話をしてるのかすらわからなかった)というのは、私にとって、かなりのショックでした。
ダンナさんは、「英検準1級持ってるんじゃなかったっけ?」と言って私の英語能力を疑うし、この時の屈辱(?)が今につながっているとも言えるのです。
つまり、当時の私のリスニング能力はその程度であった、ということですね。

最初の子供ができて、しばらくは育児でバタバタしてたんですが、ちょっと手がかからなくなった頃、ふと「私、このままでいいんだろうか?」という疑問がふつふつと沸いてきて(そういう方、多いようですね。同年代の専業主婦の方のブログの多いこと、多いこと。)、何か始めたいな、と思っていた時に、新聞の広告でふと見たのが、「日経WOMAN」 という雑誌の2001年2月号。
(日経WOMANとはこんな雑誌→ 日経ウーマンネット
その号の特集が「お金をかけず話せる英語を身につける」というもので、面白そうだなと思い、本屋さんに行って買ってきました。
(この本は、どう見てもビジネスウーマン向けの本だと思うのですが、その本に魅かれるというのが、働いていた頃の自分への未練がまだある証拠とも言える?)
TOEIC900点ホルダーの人のインタビューが載っていたりして、「900点取れたらかっこいいなぁー。」と思ったのですが、その当時はまだTOEICがどんなテストかも知らず、受けたこともなかったので、漠然と思っていた程度です。

私が以前に 発音の参考書(その1)発音の参考書(その2) でおすすめした、UDA式やザ ジングルズも、実はこの本で初めて知りました。
そして、おすすめのドラマとしてそこであげられていたのが「フレンズ」でした。
理由は「親近感が持てる、日常表現が学べる」と書いてありましたね。
ですから、私が英語を再度勉強しようと思ったきっかけは、間違いなくこの日経WOMANだと思います。
何かしら勉強を始めようと思った時に、得意科目だった「英語」を目標にする可能性は高いので、たとえこの広告を見ていなかったにしても、遅かれ早かれ、いずれフレンズの噂を聞き、UDA式やジングルズにも出会っていたのかもしれません。
でも、この特集を読んで、一気に「英語勉強し直したい、英語の資格を取りたい」と思ったのは間違いないですね。
そういう意味で、私の背中を押してくれた大事な本です。

ところで、前回、「資格を取ることだけを目標にしていたら、どんどん歳をとっちゃうし・・・」と書きましたが、「歳をとっちゃう」、これが私が今ブログに一生懸命な理由でもありますね。
資格を取るという目標を持って、学習することは実際楽しいです。
それなりの時間を費やしてるんだから、それなりの点数を取らなきゃ、というプレッシャーがあるのは事実ですが、専業主婦をやってると、バタバタしてるうちに、あっという間に時が経ってしまうので、プチ目標を立てて、それに邁進するのはある意味爽快でもあります。
でもその目標を達成した後、自分は何をしたいのか?というと、まだ子供が小さいので、下の子が幼稚園に入ったら何か考えようかな・・・と思ってるとそれっきり。
そんな風に思っていた頃、「最近ブログで情報発信したり、自分の言葉を発する人が増えている」という話を聞き、「私も今まで学習してきたことを、人に説明してみたい。」と思うようになりました。
DVDで学習する方法が自分にはかなり効果もあり、苦痛でもなく、楽しく英語を学ぶことができるので、それを今流行りの「・・・式メソッド」みたいな形で紹介したいと思ったのです。(実際は、メソッドと呼べる代物ではありませんが・・・。)
若い頃ならひたすら自分を磨いて資格を取ることに熱中するのも良いでしょう。
でも、年齢が上がるにつれて、「その資格で今何ができるか」を考えてしまうようになりました。
鏡を見て、白髪を発見したりすると、そりゃもう、あせるあせる(笑)。
仕事に直結してるわけでもなく、お金がかせげるわけでもないですが、「今の私ができること」を他の方にアピールして、それが世間でどう評価されるかを見てみたかったのだと思います。
シーズン1の最後まで書いてきて感じたのは、「こんな私でも認めてくれる人がいるんだ!」ということでした。
私がタラタラと書いたことに皆さんが反応してくださり、好意的な評価を与えてくださったりするのを見て、私のしてきたことは無駄ではなかった、と感じることができたのです。
コメントをお寄せ下さった方々、ランキングで応援して下さった方々、私のブログを読んで下さっている方々には、感謝の思いでいっぱいです。
本当にありがとうございました。(って、ブログ終わるみたいじゃん。まだまだ終わりませんよー。)

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posted by Rach at 13:00| Comment(14) | 学習歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私よりずっと上を行くRachさんですが、レベルの差はあれど専業主婦にいたった背景の共通点を勝手に感じ取って興奮しています。
私自身はまだ人様にアウトプットできるようなものはなく、ブログは単なる愚痴や泣き言の発進地と化していますが、いつの日か(これ以上白髪が増えないうちに)こんなふうに形にしたいです。


Posted by melocoton at 2005年10月28日 15:28
Rachさん

私も同じような過程で英語を勉強してきました。
フレンズも私の大切な英語教材です。
一番楽しい英語勉強方法だと思います。
これからもずっとブログ続けてくださいね!
Posted by Rie at 2005年10月28日 19:10
ガンダム世代ですか。私も同じです。初めて買ったレコードは、もしかしてチェッカーズの『涙のリクエスト』だったりしませんか?あと、阪神が21年ぶりに優勝した1985年当時は高校受験で大変じゃなかったですか? ・・・・ すみません、全部自分のことです。それより10シリーズまで何とか頑張ってください。このブログだけが今は頼りなのです。シットコムに栄光あれ!
Posted by チャン虎ー at 2005年10月28日 19:17
生涯学習、を目指しています。
なんか、同窓会の雰囲気になってきましたね。 ちなみに、シャアがララァに語りかけるときの物まねが得意です。
Posted by F.D.J. at 2005年10月29日 00:47
melocotonさんへ
私の方が上を行ってるということは決してないですよ! 私はスペイン語全然わかりませんからね(笑)。
melocotonさんのブログは、ブログ仲間、英語学習仲間のたくさんの声が聞けて良いですね。みんなが応援してるのがわかります。いつもうらやましいなぁーと思いながら読んでいます。
私が思っていることを上手く表現して下さっているので、同じ専業主婦として、応援しています。これからも、「そうそう!」と思えるようなこと、または私の刺激になるようなこと、いろいろ書いていって下さいね!
Posted by Rach at 2005年10月29日 18:05
Rieさんへ
励ましのお言葉ありがとうございます。
英語のお仕事をされているRieさんが、フレンズを認めて下さっているのなら、教材として間違いないですよね。
この記事にあるように、日経WOMANでザ ジングルズを知ったんです。発音の大切さは身に染みています。
Rieさんも、もっともっと発音の大切さを広めて下さい。私も訴えていきます(笑)。
Posted by Rach at 2005年10月29日 18:07
チャン虎ーさんへ
チェッカーズ・・・あのフミヤの長い前髪も懐かしい(笑)。レコードは買ってませんが(笑)、チェッカーズ好きでしたよ。私は「哀しくてジェラシー」とか「ジュリアに傷心」などが好きかなぁ。
阪神がリーグ優勝した時、私は高校生で、中間試験の真っ最中。記者会見をボーッと見ていて、翌日の化学の試験勉強が全く出来なかったという記憶があるんですが・・・その記憶は正しいんだろうか?
翌日の学校は大騒ぎでしたね。(←出身地がバレますね。)
ブログは生きている限り(笑)、ファイナルシーズンまで続けたいと思っています。ジーク・シットコム!
Posted by Rach at 2005年10月29日 18:09
F.D.J.さんへ
F.D.J.さんがガンダムで反応して下さるとはびっくりです。同世代なんでしょうか?
今までは、ガンダムネタを書いても、反応して下さるのはsatさんだけだったんです。(satさん、ありがとう!)
ガンダム世代って便利な言葉ですね(笑)。
しかし、どうして「ララァに語りかけるとき」と限定付きなんでしょう?「ララァはかしこいな。」とか?
シャアお得意のひとりごとはダメなんですか?
私はジャブローでジムを見つけた時の「うわー、ガンダム。」「たくさんあるゥ。」・・・と言うカツレツキッカ3人分を1人でするのが得意(?)です。
Posted by Rach at 2005年10月29日 18:11
はじめまして。
今頃なんだと思われるでしょうが、こんなに素敵なブログが存在していたとは気付かずにうっかり日々を過ごしておりました。
フレンズのDVDの廉価版をアマゾンで見つけ、そこからこのブログにたどり着きました。
Rachさんの英語学習歴を拝見してとても親近感を覚えました。レベルはまったく違うのですが、でも私もかなり並行した道を歩んできたような気がしたからです。
私は理系の大学卒業後外資系の会社に4年勤め、結婚退職しました。英語の必要度はそれほど高くはない部署でした。ただ残業がとても多かったので家庭と両立できるとは思えず、専業主婦の道を選びました。幸い、結婚してすぐに2人の子どもにも恵まれバタバタと過ごしてきましたが、このままでは終わらないぞ、という気持ちもいつも持っていました(今も…ですが)。
1人目を出産後何かに挑戦したくて英検準1級に挑戦しましたが1次で不合格Aとなってしまいました。英検など受けたことがなかったのに、今思えば無謀な挑戦でした。
その後英語へのコンプレックスをずっと持ち続け、そこでふと目にとまったのが日経WOMANでした。
そう、Rachさんも買われたという、あの2001年2月号です!
何度も何度も読みましたよ〜。今も大事にとってあります。
すごく刺激になりましたよね。
でも、ここが私とRachさんの違うところ。私は真剣に英語に取り組むこともなく、なんとなくラジオ英語を聞いたりしながら目的意識がなく過ごしてしまいました。
ただ、中学で英語を習い始めた娘に負けたくなく、とりあえず英検の2級に昨年挑戦して、無事に取得しました。
ようやく重い腰が上がったような気がしています。
今度は英検準1級にもう1度挑戦します!
そして、ずっと気になっていたフレンズを真剣に見ます!
こんなに素敵なガイドがあるんだもの。ありがとうございます。
ずっと続けてくださいね。楽しみにしています。
長くなっちゃってごめんなさい。
Posted by みろりん at 2008年08月20日 21:25
みろりんさんへ
私のこのブログにたどり着いて下さって、ありがとうございます。フレンズに興味を持った方が読んで下さるのは本当に嬉しいです。

みろりんさんのお話を聞いて、同じような道を歩んで来られた方がおられるのだ、と私も大変親近感を覚えました。私は外資系ではなく、英語も「全く」必要ない会社だったのですが(笑)、他の部分は本当にそっくりですね。

「家庭と両立できるとは思えず、専業主婦の道を選びました」というのは全く同じです。結婚したら家庭に入るのが当然だ、というような方針の家で育ったもので、それ以外の選択肢が思いつかなかったようです。
結婚して、子供が出来てしばらくは私もバタバタしていたのですが、「このままでいいのかな?」と思ったのは出産1年後ですね。私もその頃にやっと、「このままでは終わらないぞ」と思い始めたのかもしれません。

あの日経WOMANは、私も今も大事にとってあります。あの雑誌に海外ドラマのDVDを使った学習法が書いていなかったら、そこにフレンズの名前が挙がっていなかったら、今の私はいないかもしれません。本当にその時は、フレンズのこと、全然知らなかったんですよ。

この学習法でどのくらい英語力が伸びるか?ということはそれほど期待せずに始めました。ただ、その全米視聴率No.1 というドラマがどんなものか、原語で見てみたかったのですね。海外ドラマに詳しい人はたくさんいるけれど、それを原語をじっくり確認しながら見た人となると人数はぐっと減るだろう、それをやることには何らかの意味があるだろう、と思いながら続けていました。

英語を学びたいな、と「なんとなく」思っているけれど…という時期ってありますよね。大学の時に1級の一次試験で撃沈したのですが、それはもう、「何をどうやっても、これは受からない」と思えるほどの見事な撃沈で、もうここまでで十分だからいいや、とあっさり英語の勉強をやめてしまえる感じでした。それ以降、その日経WOMANに出会うまでの10年間くらいは、たまーに英語の本を買ったりして、でも、特に目的があるわけでもなくて…という「なんとなく英語は気になるけれど…」の時期でした。

あの時、フレンズを知って、「よし、すぐに始めよう!」と思えたのは、私の気持ちの波長みたいなものと、たまたまタイミングがぴったり合ったのだろうと思います。「このままでいいのかな? いいのかな?」と思いながら毎日を過ごしていて、ある日、日経新聞をめくっていて、その日経WOMANの広告に目が留まった時のことは今でもよく覚えています。

みろりんさんはお嬢さんが中学で英語を学び始めた、というのがきっかけなんですね。みろりんさんの中で「英語を学びたい」という気持ちが出てきた時とタイミングが合った、ということもあるのでしょうね。

やはり英検などの試験を目指して頑張る、というのは励みになりますよね。英検準1級、頑張って下さい! 私が英検に合格した時も、合格した、というのも嬉しかったけれど、大学の時に無理だとあきらめたことがこの歳になって出来た!というのが本当に嬉しかったのです。

フレンズで楽しく英語を学んでいただけるといいな、と思います。このブログで少しでもそのお手伝いができるといいな、と願っています。ライフワークとして出来る限り長く続けるつもりです。これからもよろしくお願いします。

こちらこそ長くなってすみません。コメントありがとうございました!
Posted by Rach at 2008年08月21日 08:38
はじめまして!思わずコメントを失礼します。
Rachさんの思い、感覚が私とシンクロしてしまって><
すごく共感できて!!
私はフレンズで勉強しようと思いながら
ズルズルのびのびになってしまっています。。

私は英語の短大を出ていますが
思うようにしゃべることができません。

今までの自分に後悔したくないのにのびのびで。。

Rachさんのサイトで心が洗われた気がします。

このままではいけない。。この感覚は
今日でおさらばしたいと思います。
前に踏み出せそうな気がします!

私も900点目指してがんばりたいと思います!

長く時間がかかることを面倒がらずやってみます。

他の記事もじっくり読ませていただきたいので
また来ます!ありがとうございました!!


れん
Posted by れん at 2009年12月29日 10:37
れんさんへ
ご訪問&コメント、ありがとうございます。また、私の思いに共感していただけたとのこと、ありがとうございます。

勉強しよう、という気持ちはあっても、それを始めるのも、それを続けるのも大変ですよね。ですから「勉強しようと思ってものびのびになってしまう」というお気持ちよくわかります。
私はたまたま、自分にぴったり合った教材と方法を見つけることができた、それがとてもラッキーだったのだと思います。

私がオススメしている学習法は、即効性はあまりないかもしれませんが、英語というものの本質をじっくり理解するのに良い方法だと自分では思っています。

焦らずマイペースで、自分が楽しいと思える方法で、続けていただければと思います。続けることで、前の自分より少し上達した自分が見えた時、「この方法でいける、これなら続けられる!」という確信が心に芽生える気がするのですね。

お互い、フレンズで楽しく英語を学べるといいですね。またお越しいただけると嬉しいです。
Posted by Rach at 2009年12月29日 15:34
お返事ありがとうございました!
早速昨日からフレンズを見ました!
そして固まり・・・。
またこちらへ・・・^^;

モチベーションをあげるためにも
また遊びに来させてください。

即効性がないということは、自分にもなかなか
大変なことですが、じっくりがんばってみます!

もし、くじけそうになったらまたコメントさせてください><

ありがとうございました!

れん

Posted by れん at 2009年12月30日 08:54
れんさんへ
こちらこそ、またお越しいただきありがとうございます。
やっぱり最初は「固まり」ますよね。最初は誰でもわからないものだ、と知ることも大切です。

英語力はそんなに短期間で上昇するものではない、というのを私は自分の経験から知っているので、「すぐにペラペラ」みたいな話は、うさんくさいと思うか、その人は特別に英語の才能がある人なのよ!と思うかのどちらかです。「そんなにすぐに英語が上達する方法があれば、日本の英語産業はこんなに発展していない!」が私の持論ですから(笑)。

私も最初、冗談でも謙遜でもなく、本当に全く全然わからなかったです。あの英語のセリフを、日本語のドラマを見ているように聞いて笑っている人の頭の中はどうなっているのか?と思っていました。
やはり、少しずつわかる表現を自分の中に貯めていくしか道はないのですね。ちょっとしたフレーズでも感覚的にパッとわかるようになってくると楽しくなってくるはずです。

繰り返しになりますが、「焦らずマイペースで続けること」が大切だと思います。私のブログがれんさんのモチベーションアップに繋がるとしたら、とても光栄で嬉しいです。私もマイペースで頑張ります!
Posted by Rach at 2010年01月06日 10:59
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