以前にもコメント欄で質問されて答えたこともあるのですが、もう少し詳しく説明したいと思います。
「日経WOMAN」という雑誌で、フレンズが英語学習に向いていると書いてあったので、2001年4月からフレンズのDVDで英語学習を始めました。
それと同時に、TOEICで900点以上を取ることを目標にしました。
TOEICを初めて受けたのが2001年9月(その頃、あの Sept.11 が起こったのでびっくりしました)、その時は775点(リスニング405点)でした。
この時の試験は、リーディング最後の長文問題をやってるうちに時間切れになってしまい、最後の数問は適当にマークする、ということをしてしまいました(←自分でも情けない)ので、不完全燃焼で終わったものでした。
まだDVD学習も模索状態だったし、リスニング学習の効果が出てたのかどうなのかはわかりません。
(2008.6.27 追記)
私は何かしらの試験を受ける際には、必ず「傾向と対策」を考えて臨むタイプなので、この初受験の際にも、
語研 はじめてのTOEIC TEST
という問題集を使って勉強しました。
英語力を伸ばすための学習を始める前に、全く準備をしないで受けてみて、今の自分がどのくらいのレベルかを知る、というのも一つの方法だと思うのですが、「1歳の子供を主人に預けて、受験料を払って受ける」ことを考えると、試験対策をせずに受験するのはお金と時間の無駄だし、家族にも申し訳ないと思いました。
フレンズDVD学習を5ヶ月続けた頃に受けた、というのも、ある程度、点が取れるようになってから受けようという意思の表れです。
「○○点から900点までアップした!」という「点数の伸び」が、学習法の効果を計る指標になるとは思うのですが、私の場合は初受験が学習法開始後5ヵ月後であるために、学習法による初期の伸びが点数でわかりずらい形になっています。
当時は、「この学習法を続けて最終的に900点超えをするんだ!」という考えしかなく、こうしてブログを書くようになってから、「何点から」という出発点にも大きな意味がある、「何点から何点までの伸び」を自分のキャッチフレーズに使っている人も多い、ということを知りました。
(追記はここまで)
そのままフレンズなどのDVD学習を続けて1年7ヶ月後、2002年11月に880点(リスニング460点)。
ひとまず満足する点数が取れたと自分を納得させました。(といいつつ、本音は900点オーバーを狙っていたので、ちょっと悲しかった・・・)
2年間はスコアが有効だと言うことだし、その後しばらくは受験しませんでした。
本当は、自分の英語のレベルを知るために、一年に一回くらいのペースで受験したかったところなんですが、翌年2003年は第二子を妊娠中、2004年は第二子を出産、育児と、テストを受ける気には到底なれなかったので受けなかった、というのが実際のところです。
TOEICは、あの2時間精神を集中させるのが、結構つらいですよね。
ちょっとリスニングで聞き取れなかったりしたら、パニクっちゃって、その後にも影響しちゃうので。とても、デカいお腹で挑めるものではありません。
それからいつも思うのですが、テストが始まるまでの時間が長いと思いません?
あの待ってる時間が異常に長く感じます。
あれのせいで、余計に緊張してしまうような気がするんですけど。
で、第二子がやや大きくなって、私のやる気も出たところで再度挑戦、2005年1月の試験で930点(リスニング480点)を取って現在に至る、です。
リベンジ完了、念願の900点ホルダーになれました。
ブログに930点と書いてますが、実は結構最近取った点数なんですよね。
900点を取るのを目標にしてる方も多いし、実際私も900点取ったことで、随分と自信につながってます。
900点取ったから「英語がペラペラだ」と言えるのか、というと、それは全く別問題だと思うのですが、ただ、自分に自信が持てるかどうかは大きな意味を持つと思います。
こうして見ると、930点までの道のりが長かったように見えますが(実際長いけど)、DVD学習を続けて1年7ヶ月後にリスニング460点取れた、という点で効果はあったのだと思います。
久しぶりに受けて930点を取れた2005年の試験では、事前にTOEIC対策をしなかったのですが、リスニングは本当にクリアに聞けて、自分でもびっくりしたほどでした。
ところで、900点を目指すには、それなりの参考書も必要ですよね。私が使ったのは、TOEICで990点満点を取ったという石井辰哉さんの TOEIC TEST文法別問題集−200点upを狙う780問 と、TOEIC Test 900点突破 対策と問題 CD book です。
私はリーディングの文法問題が苦手なので、その対策としてこの本を使っていました。
ただ、2006年5月のTOEICリニューアル (詳しくは TOEICの公式HP を参照)で、「パートXの文法・語彙問題とYの誤文訂正問題がなくなり、それが短文、長文穴埋め問題になる」そうなので、その問題に効果があるかは不明です。
TOEICは時間との戦いの試験なので、テクニックがものを言う試験だとも言えますよね。
そういうテクニックを説いた本もよく見かけます。
「そんなテクニックに頼るのは邪道だ」という方もいるかもしれませんが、私はテクニックは大事だと思います。
人生、何ごとにおいても、仕事でも家事でも、「要領良くこなすこと」は大切なことですよね。
時間は有限ですから、その限られた時間で(歳を取ると、時間が「限られた」ものであると、日々実感します。)、うまく物事をさばいていくことは、重要なことだと思います。
そして、問題のパターンを読むこと。
悪く言うと、「どこで引っ掛けようとしているのか」に気づくことですね。
これは上に挙げた石井辰哉さんの本でくわしく説明されています。
今、すぐにはTOEICを受ける予定はないんですが、また2006年5月にリニューアルした後、受験考えようかな?
ここまでTOEICは受験する度に点数を上げてきましたが、930点は自分でも「出来すぎ」だと思うので、正直、次受けたら下がっちゃうんじゃないか、という恐怖感もあるんですよね・・・。(えらく弱気じゃないか・・・)
(Rachからのお願い)
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今の私のスコアが、750点なので、ちょうどドラマ学習を始められた頃のRachさんの位置に私は立っていることになるんですね。
でも、基礎がなってない私に、果たして同じ運命が待っているのだろうか.....。いいもん! それでも頑張るもん! と思って、勉強します^^;
懐かしい記事(笑)に、コメントありがとうございます。
その当時は、何とか900点ホルダーになりたくて、勉強してましたねぇ。今みたいに「英語を使ってこんなことしたい、あんなことしたい!」という具体的なイメージもまだ湧いていなくて、とりあえずは資格から・・・という感じでした。
TOEIC自体は、マークシートであることやとにかく早くこなすことが求められる、という点で、かなり特殊なテストですので、ひたすらそのパターンに慣れることで、点数は、「ある程度までは」徐々に上がっていくものなんだろう、と思います。(私は満点ホルダーではないので、「ある程度までは」としか言えません・・・笑)
私自身は、TOEIC用に勉強していた頃に、問題を通していろんな文法事項に触れることができたので、「もし」私に文法的知識の基礎が身についているんだとしたら(?)、多分その頃に学んだものなんだろう、と思います。(学生時代の文法知識は結構いい加減なものだったんだな、とTOEICを勉強してる時に思ってましたから・・・)
英語を楽しめていれば、TOEICの点数なんて関係ないぞ!というのが最近の私の持論なんですが、でもはっきり数字で出ちゃうものですから、できれば高い点を取りたいと思うのも人情ですよね(笑)。
今のまま、頑張って勉強をお続けになれば、きっと良い結果が待っていると思います。頑張って下さいね。私も英語学習、頑張ります。
私は試験対策というものを一切したことがありません。
そのためにいろいろ回り道をしているかな、と思います(笑)
今でも仕事では試験対策やテクニックを教えますが、私自身はあまり考えたことがありません。
そもそもテクニックに頼って何の意味が?とぼやいたブログを今日書いたばかりだったので、すごくタイムリーにこの記事を拝見しました。
>人生、何ごとにおいても、仕事でも家事でも、「要領良くこなすこと」は大切なことですよね。
時間は有限ですから、その限られた時間で(歳を取ると、時間が「限られた」ものであると、日々実感します。)、うまく物事をさばいていくことは、重要なことだと思います。
私、すっごく要領が悪いんです(笑)
正直、こんなに要領が悪いのによく900超えたなと自分でも思うんですが(笑)
でも、こう考えればいいんですね、勉強になりました!
うまく物事をさばいていく練習だと。
>そして、問題のパターンを読むこと。
悪く言うと、「どこで引っ掛けようとしているのか」に気づくことですね。
これは上に挙げた石井辰哉さんの本でくわしく説明されています。
これこれ!
私、たくさんひっかかっていると思います(笑)
これからも自分では試験対策はしないと思うんですが、仕事の際、疑問に思っていたことがすっきりした感はあります。私がしていることにも意味はあるのだと。
興味深い記事をありがとうございました。
また遊びにこさせてくださいね。
はじめまして!
・・・ですが、ハルさんやみりぃさんのところで、ずーっと前からきょうかさんのお名前を拝見し、コメントを読ませていただいていたので、そのきょうか先生からコメントをいただけるなんてとっても嬉しいです。ありがとうございます!
(コメント長くなってしまいました・・・読むのが面倒くさかったら適当に流して下さい・・・笑)
試験対策をせずに900点を超えられたなんて素晴らしいですね。私は試験と名のつくものに対しては何かしら対策を取りたがる傾向がありまして・・・。何もしないで低い点だったら後悔するかなぁ、とか(でも、対策したのに低い点だったらもっとイヤかも・・・笑)、準備せずに受けても時間とお金の無駄かなぁ、とか、つまらないことを考えてしまうんですよね。
この記事は1年ほど前に書いたものなので、実は、今の私のTOEICに対する考えとかなりの違いがあります。これを書いた頃は、私の中にTOEIC神話みたいなものがあったんですよ。ブログのタイトルの下に看板として掲げている点数を見てこのブログに目を止めた、という人がかなりおられるのを実感していたので・・・。
最初から、私にとってのTOEICは「自分の今の英語の実力を測るものさし」ではなくて、「世間的に認められている英語の資格」でした。ですから、多少邪道だと思っても、少しでも高い点数を取ることに貪欲だったのかなぁ、と思います。900点超えが目標だったので、それを超えてしまうと熱が一気に冷めてしまい、まぁとりあえずこの辺で今はいいかな、ということで、それ以来、あまりTOEICそのものは気にしなくなってしまいました。ですから、最近の記事で私がTOEICについて自分の考えを述べていることはほとんどないんです。
「問題のパターンを読む、どこで引っ掛けようとしているのかに気付く」という話ですが、石井さんの本を読んだ時に、同じようなことを受験参考書で読んだのを思い出しました。
私は受験生の頃、共通一次の国語の現代文が超不得意で、「文章を読んで何を感じるかは人それぞれなのに、それをマークシートで客観的に判断するなんてナンセンスよ!」みたいなことをいつも言い訳にしていました(笑)。
でもある参考書を読むと、「現代文の試験は、文を書いた人(作者)の意図を掴むのではなく、問題を作った人(出題者)の意図がどこにあるかを掴まないと解けない」と書いてあったんですよ。(文章そのままではありませんが)
つまり、どうしてその部分に線が引いてあるのか、どうしてその部分を穴埋めにしているのか、その出題内容を見て、出題者がその文章の何をポイントだと考えているか、何を答えさせようとしているか、を見つけることが大切だ、という話だったんですね。
突き詰めていけば、テストというものは全てそうなのかもしれません。テストに出る箇所というのは、人が間違いやすいところをピックアップして、それを同じように間違えるかどうか試している感じがします。試験によく出るから、それが重要事項かというとそうでもない、ある意味「問題を作りやすいから出している」という、出題者の都合が見え隠れしています。そして、テストを資格だと考えて、少しでも高い点数を取りたいと思えば、そういう視点で見ることは効果的だなぁ、と妙に納得したんですよね。
私もこの記事を書いた後、ブログを通していろんな方と知り合い意見を交換するうちに、「出題者の意図を読む」のではなく、「その文を書いた人、その言葉を発した人」の気持ちを掴みたい、という気持ちが大きくなってきました。英語そのものに向き合い、それに対してダイレクトに反応したいと思うようになったんですね。
それをテストで表現すると、マークシート試験を繰り返すことで国語を学ぶのではなく、分厚い本を渡されてそれを読んで思うところを自由に述べよ、という小論文を書くことで自分の国語力を高めたい、という感じでしょうか。こういう学習法は、上達がはっきり目に見えなくて、いろいろ焦ったり落ち込んだりするんですが、でも今はそんな感じで英語を学ぶのがとても楽しいです。TOEIC対策をしていた頃には思いもしなかった楽しさです。
TOEICの高得点を目指して勉強することである程度の文法知識が身に付き、点が上がることで自信にも繋がった。それがあるからこそ、今はあまり試験の点数にこだわる必要もなく、英語そのものに向き合える気持ちになれるのだと思うと、TOEIC対策をして900点超えをしたこと、については自分にとって良いことだったと思っています。
(お返事長くてすみません。私のコメントはいつもこんな調子なんです・・・この長さにヒイてしまう人が少なからずいる、という自覚もちゃんとあるんですが・・・笑)
スクロールして確かめるのは・・・否めません(笑)
一瞬ひきそうになった!でも、最後まで読んだ!
私はもう年なので、長いコメントが頭の中にあっても
すごーーーく端折ってしまう。
この点が欠点だと思います。
すごく説明がわかりやすくて大切なことを書かれて
いるなって思いました。今の私にとっても・・・
もう一度読み直します!では、はばないすでー
えへへ、スクロールのしがいがあるでしょう?(笑)
いやぁ、ほとんどの方は見ただけで読む気を失くすと思いますよ。
先日、「THE 21」というビジネス誌の広告に、
サイバーエージェント社長 藤田晋
5万人のユーザーを飽きさせない”稼げる”「ブログ文章術」!!
という見出しが載っていました。そこに藤田氏の以下の言葉が書いてありました。
「説明を加えれば加えるほど、余計に読みづらくなって、伝わらなくなります。そういう文章を辛抱強く読んでくれるのは、よほど関心のある一部の人だけでしょう」
「ハハーッ! まさにおっしゃる通りでございます」という感じでしたねぇ。
その点はよくわかっているんですが、シンプルに書けないんですよね、今の私には。きっと技術的な問題と、思考回路の問題と、性格の問題が複雑に絡み合っていて、これはなかなか直すのが大変だろうなぁ、と思います。
と同時に、この見出しを見て、みりぃさんを初めとする「辛抱強く読んで下さっている関心のある一部の人」に対しては、足を向けて寝られないなぁ、と思いました。本当にありがたいことだと思っています。
本当は頭の中にあっても、やはりそれをある程度、端折るべきなんだと思います。だから、みりぃさんのその姿勢は欠点ではなくて長所ですよ。私は考えたことをバーッと書いて、それを推敲せずそのまま出してしまうのです。自分はプロの物書きではないから、という勝手な理屈をつけて、読む人の立場に立って考えることを怠っているんですね。
まぁ、この文章がだだ長い件に関しては、徐々に軌道修正していこう。(できるかどうかは全く不明)
コメントに書いたTOEICの話は、最近、TOEICについてじっくり自分の考えを述べたことがなかったので、良い機会だと思ってつらつら書いてみました。自分でもポイントがはっきりしない文章だと思っていますが、このオリジナルの記事を書いた頃とは考え方が変わっていることだけは書いておきたかったのかもしれません。
それではこんな私ですが、これからもよろしくお願いします。では、はばないすでー(←ひらがなで書くとまるで関西弁ですでー)
初めまして。コメントありがとうございます。
私も、英検の方が難しいと思っています。自分のプロフィールに「英検1級、TOEIC945点」という順番で書いているのも、1級の方が難しいと思っているから、なんですよね。TOEIC で満点取れたら、順番入れ替えてもいいかな、とは思っていますが(笑)。
自分の実感として、930点取った時に、このままの状態では絶対に英検1級に通らない、とわかっていました。そんなの、受けてみるまでもない、というか、過去問をパラパラ見ただけでも大変そうなのはわかりましたし。
「900点超えたから、次は英検1級にでも挑戦してみるかなぁ?」みたいに気楽には考えられなかったです。でも、世間の認識はそんな感じではないですよね。何かというと、TOEIC の点数で英語力を判断されてしまうような気がします。
975点を持っておられるセクシーパリスさんも、英検1級の方が難しい、と思っておられると聞いて、何だか安心しました。ありがとうございます。
「勉強らしい勉強を要する」というのはその通りで、英検はテクニックを磨くだけではどうしようもない、みたいなところがありますよね。「書け、話せ!」という試験の場合は、やはりそれなりの英語力の蓄積がないと太刀打ちできないだろうと思うのです。
その方面の英語力を認めてもらえる、ということで、貴重な試験なのですが、マークシートの問題を素早くこなす TOEIC の試験の点数が、日本において、英語力の一番メジャーな指標になっているのは、個人的には寂しいことだと思っています。
貴重なコメント、ありがとうございました!
私もRachさんと同世代、ただ今春まで仕事をしていたのですが、夫の転勤に伴い退職し環境が変わり、また最近妊娠しました。引っ越し当初こそ、これで英語が思いっきりできる!と意気込んでいましたが、その後つわりや体調不良で何もできず、やっと最近起きられるようになった所です。
すっかり休んでしまった事への脱力感もありますし、環境が全く変わってしまった事への戸惑いというのでしょうか、今はRachさんの過去ログを見てぼんやりしています。でも、改めて読み直すとすばらしいですね!お子様がかなり小さい頃に英語を始められ、着実に実力をのばして行かれた、育児や家事の時間もあるわけですから。
お子様がいる中での勉強時間の確保など、もし工夫されていた事があればお聞きしてみたいなと思いコメントさせて頂きました。
今後もいろんな記事を楽しみにしています、がんばってください!
こんにちは。
2年も前から拙ブログを読んでいただいているとのこと、大変光栄で嬉しいです。ありがとうございます。
それまでの環境とは異なる生活になると、おっしゃるような戸惑いはどうしても出てきますよね。特に、ご妊娠中ということであれば、体調がすぐれない時はほんと何をする気も起こらないですものね。私はつわり自体は軽い方だったと思うのですが、とにかく眠たくて眠たくて(笑)、私もよく寝ていました。気分が悪いと、学習にも身が入らないですよね。2人目を妊娠中の時は、麦茶を飲んで、しば漬けをつまみながら、DVDを見ていた記憶があります。「酸っぱ辛い」ものを食べると、胸がむかつく感じが少しは収まるような気がしたのですが、今から考えると、塩分取り過ぎてたかも…(笑)。
私がフレンズのDVDを使った英語学習を始めたのが、1人目の子が1歳になった頃くらいでした。子供が小さい頃というのは後追いも激しいですから、おトイレに行ってドアを閉めただけでも泣くとか、新聞を読もうとしたら膝によじ登ってくるとか(笑)、まず子供が起きている時間は、落ち着いて勉強しようかという気には到底なれなかったですね。
ありがたいことに、うちの子は二人ともよく昼寝をしてくれるタイプだったので、そのお昼寝タイムは、私にとって貴重な学習時間でした。昼寝をさせる時はまず先に私が寝てしまい(笑)、30分くらいしたら、私だけむっくり起き出して、子供がすやすや寝ている時にDVDを見ていた、というパターンが多かったように思います。夜も子供と一緒に早く寝て、その分、朝早く起きることで自分の時間を作っていたのもありますね。授乳で3時間おきに起きる生活のお蔭で、睡眠時間が途切れ途切れになっても、合計でそれなりに眠れていたら大丈夫、という体になってくれたことも大きい気がします。若い頃は(笑)、まとまって眠らないと絶対に睡眠不足になるタイプだったのですが、人間は状況でこうも変われるものか、と我ながら思いました。
昼でも夜でも、子供を早く寝かしつけてから何かしようなどと思っていると、その「焦り」みたいなのが子供に伝わって、子供はなかなか寝てくれません。とにかく自分が先に寝てしまう、すると子供も安心して寝てくれる、というのは好循環になってくれていたのだろうと思います。
妊娠中、子育て中、というのはどうしても、身体も時間も自分の思い通りにならないので、焦りや戸惑いが出てきますよね。その中でまずはできる範囲でやっていこう、くらいの気持ちで、マイペースで続けることが大切なのかな、と思っています。無理をすると、子供にも申し訳ない気がするし、自分自身も心身共に疲れてしまう気がするからです。母親の私が無理をして倒れては、余計に大変なことになってしまうから…と自分に言い聞かせてもいました。自分の体が疲れている時や、誰かに必要とされていて自分一人の時間が取れない場合は、その状況を素直に受け入れ、今はそういう時期なんだから無理をしなくてもいいよ、と自分を許せる気持ちになることも必要なのかなと思います。
ただ、子供が寝ている一人の時間に「私は今、こういうことをやっている」と思えること、何か夢中になって取り組めるものがあることもまた、「妻や母として以外の自分」の存在意義を感じられる、幸せなことだったと思っています。
無理をしないでマイペースで、できる範囲で少しずつ、やりたいことをお続けになって下さい。ますます暑くなりますので、どうかお身体を大事になさって下さいね。
これからも楽しめる記事が書けるように頑張ります!
rachさんは、そのように続けられて実力を伸ばせていけたんだと思うと希望がもてます。でも本当にきちんと独学でやってこられた努力があるんだろうと思うと頭が下がる思いです。
子供が産まれてからは、きっと今の私では想像できないような事もあると思いますが、その状況を受け入れることも大切なのですね、少し心が軽くなりました。
今は、つわりで(私もしば漬け、同じです!塩分のコントロールなんて出来ません...自分でないような...)あまり勉強も出来てませんが、でも、Rach さんの学習歴や学習法の記事はためになり好きです。
またお返事いただいたコメントで、新たな一面も見れたようで(ますます尊敬)嬉しかったです。ありがとうございました。
こちらこそ、ご丁寧なお返事ありがとうございます。
いろいろと思い通りにならないことがあっても、「今はそういう時期なんだと受け入れる、その中でできることをマイペースでやっていく」、それが一番、自然な方法なのかなと思っています。
塩分のコントロールが難しいことも含めて、妊娠中は自分の体なのに自分の体じゃないような感じですよね。特につわり中はしんどいですから、どうかご無理をされず、ゆっくりお身体を休めて下さいね。
空き時間にこちらも読ませて頂きました。
初められた頃の英語力が近そうです♪
それから満点や英検1級とられたと思うと、私も頑張ってみよっかな、っていう気になります。
私はTOEICはもう特に勉強しておらず(昔やってました)、受けるのも二年に一度とか、会社のイベントで、とか、適当なんですが…
昨年末ので810で、リスニングが455くらいだったと思います。
まさにリーディングは時間切れで、塗りつぶして終えます…
この頃のRachさんと一緒ですよねぇ。
私、対策勉強していないくせに、英語好きとしてはやっぱり一度は900とりたいと思っています。対策しないと厳しいでしょうかね!?
英検準一級も受けてみようかなーと思っているのですが。。
なんか、ほんっと質問ばっかりで申し訳ないんですが…お時間あるときに、何かお言葉いただけると嬉しいです(*^_^*)
懐かしい記事にコメントありがとうございます。古い記事にも目を通していただき嬉しいです。
私は32歳で英語のやり直し学習を始めよう!と決めた時に、メインは海外ドラマのDVDを使って生きた英語を学ぶ、「その達成度を測るものさし」として、TOEIC という資格試験の高得点も狙って行こう、という感じでした。私の場合は、その両輪がうまく働いてくれたのかな、と思っています。
その頃の私は、英語の資格を取って再就職しよう、とか思っていたわけではないので、あくまで「ものさし」でしかなかったんですよね。早く高得点を取ってしまいたいということであれば、やはり、受験と同じで、テストの模擬試験のような問題集を片っ端からやるのが一番の近道なのは間違いありません。「一度は900とりたい」ということであれば、TOEIC満点講師の方々が出されているような参考書、問題集をこなして、「TOEIC脳」にした方が、早く900点に到達できると思います。
特にTOEIC は「対策」というのが非常に有効ですが、それに比べると英検は「対策だけでは対応しきれない部分」もあるかなと思います。もちろん、合格を狙うには、傾向と対策を踏まえた参考書、問題集をすることは必須ですが、せっかくの機会なので、この場を借りて、TOEIC と英検の違いについて語らせて下さい。
私は大学時代に、英検1級を受けて落ちた経験があります。それも筆記試験の1次試験で不合格でした。その撃沈ぶりはものすごくて(笑)、これはどんなに勉強しても合格できないわ、受験英語の延長ではとても太刀打ちできないわ、あれは通訳や翻訳家みたいなプロの人が受けるもんだ、とか、それはまぁいろいろ理由をつけて(笑)、すっかりあきらめていたんですね。
それが、32歳で「フレンズ」を使った英語のやり直し学習を始めて、生きた本物の英語を浴び続けているうちに、「英語というのはこういうものだ」というような、英語の本質みたいなものがだんだんわかってきた気がしたのです。読んだまま、聞こえたままに頭でイメージできる感覚というのでしょうか。ライティングも、自分がドラマで学んだフレーズをアレンジして使ったりしているうちに、「私にも書ける!」という自信がついてきて、大学時代にあきらめた1級に再度挑戦する気持ちになれました。
英検はアカデミックな試験のイメージが強いため、単語が難しい、というイメージもありますが、本当に英検に合格するための英語力は、単語力ではなく、英語の構造把握力や読解力です。自慢ではありませんが、私は「Pass単」という英検受験者必須と言われる単語本で単語を覚えられなくて、1週間で断念した人間なので、びっくりするほど「英検1級レベル」の単語を知りません^^ 英検の筆記試験をクリアするのに必要なのは、知らない単語があっても、流れからそれを類推して大意を掴める力です。そういう「構造把握力」は、私の場合、「フレンズ」のセリフという生きた英語を解釈する中で育ってきたものだったのです。
「大学受験後でまだ英語力も残っていて、記憶力もまだある20歳くらいの自分」に、「記憶力が衰え、難しい単語がさっぱり覚えられない30代後半の自分」が勝てた理由は、「フレンズ」しかありません。不合格と合格を経験した私だからこそ、「私は『フレンズ』で英語を身に付けた、『フレンズ』で英検1級に合格した」と宣言できるわけですね。
私にとって、「英検1級、TOEIC 満点」という資格は、私の英語力はこんな感じです、と示してくれる、わかりやすい指標です。「ドラマの英語がネイティブと同じように楽しめます」というのでは漠然としすぎて、「それってどんなレベルやねん」と言われてしまうだろうと。そういう意味で、資格試験というのは、「相手を納得させる」良い指標だと思いますので、対策をして受験して高得点を取ることには、大いに意味があります。資格や試験に振り回されるのではなく、自分のやる気を高める道具として、試験をうまく使っていっていただけたらと思います。
その通りですね。いろいろと勉強になります。
私も現在TOEIC対策をしてないのは、同じような理由です。
ほんまの生きた英語身につけたい、というような。
でも、900とったらカッコイイし、箔が付くし、何より自信になるかなっていうミーハーな自分もいて。。。(笑)
できたらTOEIC対策せず、とりたいなっていう、そんな感じです(^_^;)
私、けっこういろんな記事読んでおりまして、
前にRachさんがブログやめようかなって記事書かれていましたが、過去のことやのにハラハラしてしまいました(笑)
その時消されたら、私はこちらのブログに出会えなかった…
続けられて良かったぁ☆と心から思っております。
お返事ありがとうございます。
「カッコイイ、箔が付く、自信になる」というのはまさにその通りですね。人に認められる資格を得られることは、英語を続ける上で大いに励みになりますよね。
それから、「ブログやめようかな」の記事も読んでいただいたのですね。ハラハラさせてしまってごめんなさい。あの時に、大勢の方にコメントをいただいて、このブログも何かのお役に立てていることが実感できて、それ以降は、あのような泣き言を言うこともなく、元気に続けさせていただいております。あの時は本当に、皆さんのお言葉ひとつひとつがありがたかったです。
あれが5周年の時で、今はもう8周年。私の中でも、あの5周年は一つの大きな区切りで、それ以降の3年間は本当に早かったけれど、気持ちはとても充実していました。
こうして、kさんとお話できているのもやめなかったからですものね。私もあの時やめてしまわなくて良かったぁ☆と今は素直に思えます。
これからも頑張ります!