シーズン2 第3話
The One Where Heckles Dies (迷惑な遺産相続)
原題は「ヘッケルさんが死ぬ話」
今回の陰の主役、Heckles さんは、英語だとヘクルズさんと読むのが近い感じですが、DVDの日本語訳に合わせて、ヘッケルさんで統一しています。
(多分、ヘクルズさんやヘッケルズさんだと、”ズ”と”さ”が続いて言いにくいからだと思うんですが。)
チャンドラーは鼻の穴が大きいという理由で、女性と別れます。
そんな経験は俺にもある、というジョーイ。
ジョーイ: When I first moved here, I went out with this girl. Really hot. Great kisser...but she had the biggest Adam's apple. (初めてここに引っ越して来た時に、ある女の子とデートしたんだ。本当に色っぽくて、キスもうまくて・・・でも彼女、すごく大きいのどぼとけがあってさ。)
great kisser は「キスの上手な人」。
英語は一つの単語が名詞にも動詞にもなる場合が多いので、このように er などの人を表す語尾をつけるだけで、「・・・する者、その動作をする人」という言葉が簡単に作れるので便利ですね。
例えば、good talker なら「話のうまい人、話の上手な人」です。
Adam's apple は「のどぼとけ」。
これは最初の人間アダムが禁断の木の実を食べた時、それが喉につっかえて、のどぼとけになった、と言われているからです。
「のどぼとけのある女なんていない」、つまり「ジョーイの付き合ってたのは男だよ」とみんなは言うのですが、
ジョーイ: You guys are messing with me, right? (お前ら、俺をからかってるんだよな?)
みんな: Yeah. We are! (そうだよ。からかってるんだ。)
ジョーイ: That's a good one. For a second there, I was like, whoa! (なかなか上手だったぞ。一瞬、「うわ、まずい」って感じだったもん。)
mess with は「〜にちょっかいを出す、干渉する、もて遊ぶ」という意味。
ジョーイはみんなが冗談を言っていると思っているので、優しいお友達(笑)は、冗談だということで片付けます。
女好きのジョーイですから、自分が男と付き合ってたと知ったら、かなりのトラウマになるでしょうし。「知らぬが仏」です。
でも、実はジョーイは大晦日にはチャンドラーとキスしたし、チャンドラーと仲が良いのでゲイのカップルに間違えられることが多いのです。
実は隠れたそういう素質があるんじゃないの? と勘ぐってみたくもなります(笑)。
ヘッケルさんが訪ねて来ます。
ヘッケル: You're stomping. It's disturbing my birds. (またお前たち、足をドスドス踏み鳴らしてたろ。鳥がその音で落ち着かないんだ。)
レイチェル: You don't have birds. (鳥なんか飼ってないでしょ?)
ヘッケル: I could have birds. (飼おうと思えば飼えるさ。)
disturb は「〜の邪魔をする、心配させる、不安にさせる」という意味。
ホテルのドアにかける掲示で "Don't disturb!" 「起こさないで下さい。」というのがありますよね。
それにしても、デジャブのように繰り返される(笑)、この手の会話。
ヘッケルさんの持ちネタのようになってます。
(Rachからのお願い)
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2005年11月10日
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