2005年11月18日

フレンズ2-4その2

ジョーイ: I can't believe you! You told me it was a nubbin. (チャンドラーが信じられないよ! お前、「それはナビン(トウモロコシの小さい穂)だ」って言ったじゃないか。)
ロス: Joey, what did you think a nubbin was? (ジョーイ、ナビンってどんなものだと思ってたんだよ。)
ジョーイ: You see something, you hear a word, I thought that's what it was. (何かを見て、その言葉を聞いたら、「それがそういうもの(名前)なんだ」って思ったんだよ。)
nubbin は「トウモロコシの出来損ないの小さい穂、鉛筆のはしくれ・使い残し」という意味です。
かつて、ジョーイに第三の乳首について尋ねられたチャンドラーは、「ナビン」だよ、と言って誤魔化したのですね。
ジョーイは「ナビンって何だろう?」と一瞬は思ったはずですが、深く考えることはせずに、「こういう形のものをナビンって言うんだな。」と了解してしまったんでしょう。
確かに、物を見せられて、名前を聞かされたら、それがそういう名前の物体だ、と思うのは人間の常ですが。

暴露合戦がエスカレートして、
チャンドラー: Joey was in a porno movie! (ジョーイはポルノ映画に出てた!)
If I'm going down, I'm taking everybody with me! (もし、俺が地獄に落ちるなら、みんなを道連れにしてやるぞ!)
ここでまた爆弾発言。ジョーイは、昔、ポルノ映画に出たことがあるらしい。
porno は「ポルノ」ですが、発音はポーノゥという感じです。
日本では今はあんまりポルノって言いませんね。AVって言う方が多いのかなぁ。
今なら、ポルノと聞くと、ポルノ・グラフィティを思い出す人の方が多かったりして。
最初、このバンドの名前を聞いた時には、「君たち、将来きっと後悔することになるぞ!」と思ったんですが(当時、私はおカタイ人間だったので(笑))、すっかり市民権を得てしまいましたね。(歌は好きですよ。キャッチーで覚えやすい歌が多いですし。)
今ではあのNHKの番組欄にも「ポルノ」とか書かれてるくらいで。
その昔、チェッカーズのNANAという歌が、ちょっと歌詞がきわどいからNHKでは放送できない、といってモメたことがあったんですが、時代は変わりましたねぇ・・・。(さらに今、NANAというと、あの映画化された人気コミックのことだとみんな思うし・・・。これも時代ですね。)(←話がずれてるぞっ!)
go down は「逮捕される、投獄される」という意味ですが、この場合は自分が「どん底に落ちる」という雰囲気だと思います。
take everybody with me はそのまま「俺と一緒にみんなを連れて行く」わけですから、「道連れにする」ということですね。

セントラルパークでコーヒーを飲もうとしているロスですが、
ロス: Darn it, we're all out of milk. Chandler, will you fill me up here? (ちぇっ、ミルクが切れたよ。チャンドラー、ここでミルクを入れてくれる?)
Darn it. は Damn it. の婉曲表現です。
damn は「ののしる、のろう、神が人を地獄に落とす」という意味で、あまり人前では使わない方が良いとされている言葉です。(←そう言われてる割には、よく聞きますけどね。)
そこで、damn に似ている darn で代用しているわけですね。
ロスはミルクの話を出して、まだチャンドラーの乳首のことを話題にしようとしています。
fill up は「〜を満たす、いっぱいにする、満タンにする」という意味です。
車のガソリンを満タンにして欲しい場合は、"Fill it up, please."と言います。

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posted by Rach at 15:21| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、アメリカ在住の KopyKat と申します。
私も「フレンズ」が大好きです。シリーズとしては終わってしまったので、新しいエピソードは出ていませんが、再放送は毎日のようにやっています。最近、忙しくてテレビを見ることができないので、Rachさんのブログで楽しませていただきますね。ちなみに、私は Phoebe が好きです。では、これからもよろしくお願いしまーす。
Posted by KopyKat at 2005年11月19日 13:07
ご訪問&コメントありがとうございます。アメリカに住んでおられて、私よりずっと英語が堪能でいらっしゃるのに、私のつたないブログを楽しみだと言って下さって光栄です。本当にありがとうございます。
フィービー、いいですよね、あの絶妙のバランスが。私はハンドルネームでもわかりますようにレイチェルが好きなんですが、でもみんな好きです、やっぱり。
KopyKatさんのブログ、素晴らしいですね。私もいろんなイディオムを学ばせていただきたいと思います。これからもよろしくお願いします!
Posted by Rach at 2005年11月19日 22:00
こんにちは。
またぼそっと一言。

チャンドラーの第3の乳首のところで、ロスのからかいに対してチャンドラーが
Why yes Ross, pressing my third nipple opens the delivery entrance to the magical land of Narnia.
と答えているところ。

字幕では無視されていましたが、Narniaは最近でこそ映画化されて日本でも認知度が上がりましたが、英語圏では説明なしにぽんと出されても誰でも解る物なんですね。(実はナルニアの大ファンなんで、ちょっと嬉しかったです)

以前もCurious GeorgeとかGoldy Locksとか、普通に使われていました。
日本で「ひとまね子ざるジョージ」と言っても解る人はむしろ少ないんじゃないかな。私も子育てしたんで知ってましたが。

英語圏の作品だからかもしれませんが、こういった絵本や児童文学が共有できる文化になってるってすごいなと思いました。
(ちょうど日本でドラえもんやポケモンなんかを出して誰もが解るのと同じ感覚でしょうか)
Posted by 浦辺 玲 at 2010年04月25日 01:22
浦辺 玲さんへ
「ナルニア国物語」のように映画化され日本でも公開された作品だと、セリフに出ていた場合、日本人にも理解できるものになりますね。
特にその作品のファンだったりすると余計に嬉しくなるという気持ち、よくわかります。
(トレッキーの私としては、スタートレックネタが出てくると嬉しいです…笑)

挙げていただいたものを含めて、「絵本や児童文学」の名前はフレンズではよく出てきますよね。ドクター・スースの本もよく登場しますし。
フレンズたちは「子供っぽいところを残した大人」なので、そういう「子供ネタ」が好きなのかもしれません。おっしゃるように、日本だったら、文学ではなくて、アニメか漫画が子供の頃の共通認識になりそうですね。
Posted by Rach at 2010年04月26日 11:56
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