ジュリーにデレデレした後、レイチェルにちょっかいをかけるロス。
レイチェル: Come on, cut it out! (ちょっと、やめてよ!)
Cut it out! は「やめて! いい加減にして!」という意味です。
まだジュリーとエッチをしていないというロスに、
レイチェル: Is it because she's so cold in bed? Or because she's kind of bossy, makes it feel like school? (それは、ジュリーがベッドで情熱的じゃないから? それとも、ボスみたいに威張ってて、学校みたいな気分にさせるとか?)
cold は「冷たい」なので、「情熱のない、不感症の」という意味にもなります。
bossy は文字通り、「ボス的な」という意味で、この場合は、ジュリーが学校の先生のようにあれやこれやと命令する、という意味で使っています。
レイチェルは、ジュリーの側に問題があると決めつけてますね。
ちょっとでも恋敵を悪く見せようとする乙女心(?)でしょうか。
エッチできないのは、ロスの心の問題であるらしい。
ロス: I've only been with one woman my whole life and she turned out to be a lesbian. So now I've got myself all psyched out. (僕は今までの人生を一人の女性とだけ共にしてきた。そして彼女がレズビアンだとわかった。だから、今、自分が精神的に参ってしまってるんだ。)
psych は psychoanalyze の短縮形で、「人に精神分析を行う」という意味ですが、psych outで「人の心理を見抜く、不安にさせる、精神的に負かす」という意味になります。
ロスの部屋にみんな集まっています。
チャンドラー: What is this in my pocket? Why, it's Joey's porno movie! (俺のポケットに入ってるこれは何だ? おぉ、ジョーイのポルノ映画だぞ!)
ロス: Pop it in! (ビデオデッキに放り込め!)
pop は「・・・をポンといわせる」というのが基本的な意味で、そこから「・・・をひょいと動かす、急に置く」という意味にもなります。
この場合はビデオテープをデッキにポンと放り込むさまを表しているようですね。
ダンカンからフィービーへ、衝撃の告白。
ダンカン: I don't know how to tell you this. I'm straight. (どうやってこのことを伝えたらいいのかわからないけど。僕はゲイじゃないんだ。)
I don't know how to tell you this. は直訳すると、「このことを言う方法を僕は知らない。」、つまり、「これから言うことはすごく言いにくいことだ。」という意味です。
ですから、この前置きがある場合は、次に聞きたくない言葉が続くことを予想して、覚悟を固めておきましょう(笑)。
ちなみに、これが吉本新喜劇だと、「非常に言いにくいんですが・・・東京特許許可局!」「それは、早口言葉やろ!」というボケツッコミになってしまいますね。
これは安尾信乃助さんの持ちネタなんですが、皆さんご存知ですかねぇ?
吉本新喜劇って、全国ネットじゃないのかな?
安尾さんのギャグ(「おじゃまします・・・か?」など)は、いつもオチがわかっていても何故か笑ってしまう・・・。現在の私のイチオシです(笑)。
それにしても、この告白、普通だと、ゲイだとカミングアウトされて驚くもんですが、この場合はストレート(ゲイじゃない人のこと、つまり異性を愛する人のこと)だと言われて、驚いてるフィービーも面白いし、それを言いにくそうに告白したダンカンにも笑えますね。
(Rachからのお願い)
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でも、いつの間にか、ほとんどのギャグは耳にしてます。ただ、安尾さんの持ちネタは初見でした。たいへん勉強になりました。
・・ギャグを勉強しないで、英語を勉強しろって感じですね(笑)
さらに私こそ、日本のギャグじゃなくて、英語のギャグ(アメリカンジョーク)を説明しろ、って感じですね(笑)。
今までは、たまたまテレビでしていたら、流れで見てしまう程度だったんですが、最近は息子が吉本を見たがるので、毎週ちゃんと見るようになってしまって・・・(笑)。妙に詳しくなりました、ははは・・・。
あ、全然英語と関係なかったです。
関西に住んでいたとき、はじめはかなり違和感をもっていたのですが、土・日と毎週みているうちにすっかり好きになりました。
That's 吉本ワールドです。
家族そろってのお笑いファンで最近はエンタの神様の小梅太夫(こうめだゆう)がツボです。ご存知?
昨日はフレンズ2-16を見たのですが、つづきが気になるー!
また1のはじめに戻ろうと思っていたのですが、悩んでます・・。
やっぱりランダムに見るとダメですね(泣)
このセリフ好きですね〜。フレンズにはこういうノリのセリフが多いので、見ていて楽しいです。
ところで、私は Phoebe が好きですが、Rachel も好きです。ふたりとも行動がかわいい(?)です。Phoebe 役の Lisa Kudrow は私の好きな女優の一人なので、彼女の映画などもチェックしています(と言っても、最近は映画を見る時間がありませんが)。
もし差し支えなければ、私のブログからリンクさせていただけないでしょうか? よろしくお願いしま〜す。
そうですか。熊本でも見れて良かったですね(笑)。さらには探偵!ナイトスクープまで(笑)。
ナイトスクープは、いつも決まってみているわけではないのですが、テレビをつけてやってると、必ず椅子に座って見ちゃいます。
あまりにアホらしい(失礼!)依頼から、ハートウォーミングなものまで、バラエティに富んでいて面白いですよね!!
毎週チェックしていらっしゃる(らしい)ほんださんの姿を想像して、にんまりしてしまいました。ははは。
agatheさんが吉本がお好きとは・・・ちょっと意外でした(笑)。私の中ではagatheさんは「ワインが似合う人」というイメージなので・・・。
エンタの神様は、昔時々見てたんですが、最近あんまり見てなくて・・・。小梅太夫さんも知りません。小梅さん、ごめんなさい(←ここで謝ってどうする)
シーズン2を見た後に、シーズン1に戻るのは確かに抵抗あるかもしれません。でもここでシーズン1に戻らないと、ますます戻れなくなりそうですよね・・・。うーん、つらい(笑)。
それから、私のつたないブログをリンクしてくださるなんて恐縮です。ありがとうございます。嬉しいです!
ロスがレイチェルにジュリーとのHをどうすればいいのか相談するシーンです。ここが何度繰り返しても悲しいぐらい聞き取れないです(T_T)。
Rachさんも取り上げてますが、ここはscriptからのコピペのほうが、発音に近いので、すいませんがこちらを採用させてもらいますね^^;
7:52辺りのセリフです。
レイチェル: Wow. Is it 'cause she's so cold in bed. Or, or is it 'cause she's like, kinda bossy, makes it feel like school?
ここのIs it 'cause...のところが弱く発音してて、リエゾンもしているし、耳で聞いても全然聞き取れないです。何度聴いてもダメです
ロス: No, no, she's great and it's not like we haven't done anything.
(いやいや、彼女はすばらしいし、僕たちは何もしてない訳じゃないんだ)
ここの、and it's not likeも〔an sik ???〕とすごく的外れな感じで聞こえちゃうんです。もちろん後の箇所も聞き取ることができないです。スクリプトを見ながら聴いてても、スクリプトのように言ってるように聞こえないです。
英語のリズムがまだちゃんと身についてないせいなのか、リエゾンしてて音が変化したり、省略されたりしているせいなのか、ちょっと聞き取れない原因が分からないんです。
いろいろと難しい相談だと思います。どこが壁になっているのか見つけるのも難しいし、分かったとしても説明するのも難しいです。
分かるのに時間がかかるかもしれないですが、待ちますのでよろしくお願いします。
リスニングについてのご相談、ありがとうございます。
こういうドラマのセリフの聞き取りは、TOEIC のリスニングよりはずっと難しいですね。それは、早口だから、というのもありますが、臨場感を出すために、わざと言いよどんだり、わざと言葉を繰り返したりして、ディクテーションするのも難しい、文字としてきっちり拾いにくいような言い方をしているからだと思います。
ですから、ぶっちゃけた話を言うと、「何度聞いてもわからない部分は放っておいてもいいんじゃないか」というのが私の正直な意見です。
この記事の 2-4 の頃は、英語のセリフは DVD英語字幕を書き写していますが、2-22 からネットスクリプトを利用するようになりました。ブログの記事を書くために、ネットスクリプトとDVD英語字幕を付き合わせして、できるだけ実際の音声に近いものにしようと心がけていますが、やっぱりめちゃくちゃ早口だったり、明瞭に発音していない部分については、本当に音声として発音されたセリフがどういう文章になるか?がわからない部分もあります。
ネットスクリプトにも、結構、間違いがあります。タイプミスもあるでしょうが、ネイティブにも全ての単語がはっきり聞き取れていない、ということもあるだろうと思います。ですから、やはりわかりにくい部分は誰にとってもわかりにくいので、何度か聞いてみて、スクリプトを確認してみて、どうもそうらしいと思ったら、それで納得して次へ進む、というふうにされたらどうかなと思います。
参考までに、上のシーンがどんな感じで聞こえたかを書いてみます。
レイチェルのセリフの最初は、「イズイツコーシーソー」みたいな感じに私には聞こえました。Or, or is it 'cause she's like の部分もカタカナで無理に書くと「オアオアイズイツコーシズライク」になりそうなものを一瞬で発音していますね。
Is it 'cause...? というのは「それは…だから?」みたいなことですね。とにかく音として、Is it 'cause she's so... という音声が聞き取れる、というよりも、話の流れとして聞いていると、「それは…だから?」という意味の、Is it 'cause...? と言っているようだなとわかる、という感じでしょうか。
「コーシーソー」の部分で、'cause she がリエゾンとなり、'cause の -se が she に飲み込まれたみたいな音になっていますが、コーシーソーのコーが 'cause ではないかと思える感覚は、文脈の中でセリフの流れを理解するとそういうことを言っているんだろうなと想像できる、ということなのだと私は思っています。
それは、このレイチェルのセリフの音声を何百回聞くことでわかるようになるのではなく、同じようなシチュエーションで、同じような Is it 'cause... とか、Is it because... というフレーズを、いろんな人のセリフとして聞くことでわかるようになってくる、ということなのかな、と。「コー」としか聞こえないものが、'cause かも?と思える、ということは、そういうことなのです。
ロスの And it's not like は「and サンライク」みたいに私には聞こえます。n の音がかろうじて聞こえるので、not という否定語が入っているんだろうな、と想像される、ということでしょうか。
it's の it はほとんど発音されていなくて、's not が「サナ」「サノ」「サン」みたいな感じに私には聞こえた、ということかなと思います。
上にも書きましたように、ネットスクリプトが必ずしも正確にディクテーションしているとは限りません。「スクリプトのように言っているように聞こえない」場合は、本当にスクリプトが違っている場合もあります。ですから、スクリプトが絶対だと思って、こだわりすぎない方がいいですね。
音声を聞いてみて、スクリプトを読んでみて、どうやら本当にこう言っているらしいと思ったら、それをキャラのセリフの後に続けて、自分でも何度か唱えてみると、そのリズム感や速さが実感できるかと思います。素早くさらっと発音されている部分は、正直、聞き取れなくてもそれほど大問題にはならない部分ですから、初めて見た時に「ん?」と思ってもそれはあまり気にしないでもいいと思います。Is it 'cause というのがこんな感じで聞こえるんだ、というのを心のどこかにとどめておけば、何度も同様の音声に出会う度に、だんだん耳が慣れてくる、ということだと思うのですね。
ひさっぷさんが挙げられた部分は、確かに聞き取りが難しい部分ばかりです。TOEIC などの試験のナレーションではこんな感じの音は出ないでしょう。ですから、一字一句完全に聞き取ろう、聞き取れるまで頑張ろうと一つのセリフにこだわりすぎずに、何て言ったのか文字として完全にディクテーションすることはできないけど、セリフのイメージは「こんな感じのことを言ってるんだな」とだいたいわかった、という、音から内容を推測する力、を徐々につけていかれたらいいかな、と思います。
日本語でも英語でも、同音異義語やよく似た発音の言葉というのがあります。それを取り違えたりしないのは、文脈の中で判断しているからですね。ドラマの中で英語を学ぶというのは、そういう流れの中で話される英語を理解する訓練をする、ということです。
音そのものの聞き取りを鍛えたいということであれば、もっと明瞭に発音されたもの、TOEIC のリスニングなどのように、音声と完全に一致したスクリプトがあって、言いよどみがないナレーションを使って、「ディクテーションする→聞こえなかったところをスクリプトで確認する→自分も同じような速さで言えるようになるまで音読する」というのを繰り返していけばいいかな、と思います。そうすることで、英語のリズム、英語のリズムに単語をうまく乗せて行く感覚が掴めるのではないでしょうか。
わからない部分は、今の自分なりに納得した上で、もしくは納得できないなら「わからない」とした上で、次へ進む、というのが大切だと私は思っています。ドラマでのリスニングは、実際にネイティブと話す時もそうなのですが、不明瞭な発音の場合、どれだけ前後の流れから内容を想像できるか?を鍛える訓練だとも言える気がします。
英語でIs it ..?を言うときには、itを強めに、高めに発音すると思い込んでました。でも、ここでレイチェルが話してる英語は二つとも弱く低い声でしゃべってたから、今まで知っているのis it とは調子が違うし、聞き取れなくなっちゃうんですね^^;
でも、こうして自分なりに納得できる箇所はいいけれど、ロスのit's not like ..は、どうしてダメなのかもやっぱり分からないままです(T_T)
まぁ、ここはこだわらないことにします。
お返事ありがとうございます。
そうですね、自分が思っていたリズムと違うと聞き取れない、ということはありますね。リスニングは、音そのものを聞き取っているというよりも、どこにアクセントが来るか?というリズムの強弱の感覚を掴むことで上達していくような気がします。
ちょっと方向がずれますが、I can do it. と、I can't do it. の聞き分けは、can か can't かを聞き取るのではなく、I can DO it. か、I CAN'T do it. かの違いです。自分が発音する場合でも、発音が上手とか下手とかよりも、その強調すべきところを間違えると、相手に通じない、ということが多いようです。
多聴することで、さらっと素早く話されている部分のリズムや音が「こんなもんなんだ」と感覚的にわかってくることが大事でしょうか。ロスの it's not like は確かにわかりにくいです。徐々に聞き取れる部分を増やしていくことが大切ですから、「そんな風に聞こえない」という部分はこだわらない方がいいと思います。
レイチェルの反意語を解説して頂きたいです。
ロスが切り返さなくても反意語は成立しますか?
Rachel: Great, people having sex, that's just what I need to see.
Ross: What's wrong with people having sex?
コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。
レイチェルは、ロスとジュリーにそんなものを見せたくないので、レイチェルの本心と言葉は真逆だということがまずは状況から想像できますね。
言葉を直訳すると「私たちが見るべきもの」となりますが、嬉しそうにも言っていないので、それを見ることにあまり乗り気でないことが見て取れます。
「見るべきものよね」と言いながら、今、見なくちゃいけないものなの? というレイチェルの本音がみんなにわかる、という感じで、それを察したロスが「見ちゃ悪い?」とレイチェルにちょっかいをかける流れになっています。
ロスが切り返さなくても反意語は成立しますし、むしろレイチェルが本心とは逆の反意語として言っていると「ロスにはわかった」ことからこのロスの行動につながっているので、ロスの切り返しは必須なものではなく、レイチェルの発言だけで反意語だとわかる流れになります。