前回のセリフ
ジェイド: Those are my legs on the new James Bond poster. (新しいジェームズ・ボンドのポスターに出てる脚(あし)は私の脚よ。)
から、もう少し007の話をしたいと思います。
”007のポスターの脚”って、何かイメージ沸きますよね。
よく、色っぽい脚が写ってるもの。
007もあの破天荒ともいえる設定が面白くて、結構好きです。
テレビで放映してるのはいくつか見ましたが、ちゃんと英語で見たのはピアース・ブロスナンのゴールデンアイだけ。
何故ゴールデンアイかと言うと、初めてDVDプレーヤーを購入した時に、ダンナさんがこのDVDを買ったんですよね。
彼は結構007が好きで、DVDを持ってるのに、テレビでゴールデンアイを放映したら、それもちゃんと見てました。
単に、DVDを取り出すのが面倒くさい、とか?
それから本当に偶然なんですが、明日11月24日にテレビ東京系の木曜洋画劇場で、ゴールデンアイが放映されます。
ブロスナンは5代目ですが、ボンドの中では、彼が一番カッコイイと私は思いますね。
母に聞くと、「絶対、ショーン・コネリーよ!!」と力説するのですが。
ま、それは世代の問題もあるでしょう(笑)。
このゴールデンアイという映画で面白かったのは、アメリカCIAのジャック・ウエイドという人が、
ボンドのことをジェームズではなくて、ジミーやジンボと軽々しく(?)呼ぶところ。
(ヒロインは、007をジェームズと呼んでいます。)
英語のセリフでは、会って間もない時にでも、
"Hand me that wrench, Jimmy?" (レンチを取ってくれ、ジミー)
と呼び掛け、それが、
"Yo, Jimbo!" (よお ジンボ !)
とだんだん馴れ馴れしくなってきます。
ジンボって何だろう?とその時は思っていたのですが、ジェームズの愛称らしいことが調べてわかりました。
DVDの字幕では、Jimmy も Jimbo も「ジミー」と書いてあります。(「ジンボ」と書いても、観客が混乱するので、ジミーに統一しているのは正しい選択だと思います。)
この字幕は戸田奈津子さん(映画字幕界の大御所)で、やはり James ではなくて、Jimmy や Jimbo とわざわざ呼んでいるのに意味があると思われたんですね。
フレンズ1-22その3 で、ロスの使っていたポケベルの番号が、 55-JIMBO でした。
なぜ JIMBO なのか?とその時も悩んでいたんですが、これについては未だにわからない・・・。
このCIAのアメリカ人は、アロハシャツなどを着ていて妙に明るいんですが、それがクールでダンディなジェームズとの対比をなしているようで。
(ステレオタイプな描写と言われればそれまでだけど、でも笑ってしまう。)
007は、どんなアクションをしていても、髪の毛がボサボサになったり、血みどろになったりもしませんね。(ダイ・ハードのブルース・ウィリスなんかはもう血まみれで痛そうでした。)
女の人にモテモテでも、ちょっと口元をほころばせるだけですしね。(それがまた、ちょっとエッチだったりしますが・・・。)
敵を倒した後は、ネクタイやスーツの衿をスッと直して、何事もなかったかのように立ち去る・・・
というこの美学が面白いです。これぞ、英国紳士だ、という感じで。
その辺りが、うちのダンナさんの求めてる理想の男性像なのか??(←頑張れー!)
007の話が出たついでに、有名なセリフを二つ。
スパイなのに、何故かすぐに名乗ってしまうこのセリフ。
“The name’s Bond. James Bond.” ([名前は]ボンド。ジェームズ・ボンド。)
これは、ネイムズ、とジェイムズ(ジェームズ)が韻を踏んでいます。
さらに、お酒を注文する時のセリフ。
“Vodka martini. Shaken, not stirred.” (ウォッカ・マティーニ。ステア[かき回す]でなくシェイクして。)
お酒飲めないけど、一度こんなこと言ってみたいなぁ。
結構キツそうだから、一生ムリですね・・・。
ちなみにファムケ・ヤンセン演じるゼニア・オナトップという人が出てくるシーンは、ちょっとエッチ面でハードなので、子供と見るのは避けましょう(笑)。
それから、もう一人のヒロイン、イザベラ・スコルプコ演じるナターリア・シミョノバはロシア人という設定なので、ロシア訛りの英語をしゃべります。
あっ、今日は007の話だけで終わってしまった。
でも、一度じっくり書いてみたかったので・・・ごめんなさい。
私はアメリカ英語を学びたいと思っている人間ですが、007のようなイギリス英語の映画も、見ているといろんな発見があるものです。
決して無駄にはなりませんよー!
(Rachからのお願い)
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ちなみに僕も007大好きです。アメリカでも研究室の男性全員(日本人、アメリカ人、ドイツ人x2)でよく見に行ってました。
ところで、ほんださんの教授の名前、いかにもドイツ人って感じ。Wolfgang なんてモーツァルトみたい。(モーツァルトはオーストリアの人だけど)
さらに、男性4人連れで007を見に行ってる姿を想像すると・・・なんか迫力あるなぁ(笑)。