ジョーイ、レイチェル、フィービーの3人は実は金欠。収入が不安定だからです。
ジョーイ: Well, I gotta start saving up for Ross' birthday. I guess I'll just stay home and eat dust bunnies. (そうだな、ロスの誕生日のために蓄えなきゃ。ただ家にいて外出しないで、綿ぼこりでも食おうかな。)
save up for は「〜に備えて蓄える、貯金する」という意味。
save up for a rainy day だと「まさかの時に備えて蓄える」という意味になります。
dust bunny は「綿ぼこり」。bunnyはご存知「うさぎ、うさちゃん」ですね。
ほこりがたまってくると、それが固まって白いフワフワしたウサギちゃんみたいになるからでしょうね。えらく可愛い表現です。
しかし、大食漢のジョーイが、ほこりを食べる、とまで言ってるわけですから、彼の金欠はかなりのもののようですね。かわいそー。
ロスの誕生日だけではなく、モニカの昇進祝いまで加わって絶望的な三人。
ジョーイ: Someplace nice. How much you think I can get for my kidney? (どこか良いところで食事しよう、だってさ。俺の腎臓、いくらで売れると思う?)
How much 以下を直訳すると、「俺の腎臓と引き換えにいくらの金額がゲットできると、あなたは思いますか?」ということです。
だんだんジョーイの話が悲惨になってくるところに、彼らの悩みが伺えますね。
ところで、「難波金融伝 ミナミの帝王」という「ミナミで金貸しをやってる萬田銀次郎さん(笑)」のVシネマがありますよね。
この作品では、すぐに銀ちゃんが、「金が用意でけへんのやったら、体を切り売りしてもらおか。」とか平気で言うんですけど、このジョーイの内臓を売る話が、ちょっとその世界ですよねぇ。
ダンナさんがこの作品がかなり好きで、休みの日の夕方によく放送してるのを喜んで見ています。私もなんとなく一緒に見てると、結局最後まで一緒に見る羽目になってしまいます(笑)。
竹内力さん、ハマリすぎ。
でも、一番最初のシリーズというのを見たことがあるんですが、今みたいに苦みばしった感じではなくて、もっと明るい浪花のにいちゃん風でした。
「電話もらえれば、いつでも萬田金融は飛んでいきまっせー。」てな感じだったような。
この銀ちゃんは、キャラ立ちしてる良い例でしょうね。
もう竹内力さん以外の人、考えられませんもん。
あのファッションセンスもすごいし。(脱線しすぎた・・・)
セントラルパークにジェイドが来て、来るはずのない元カレのボブを待っています。
そんな弱みに付け込んで、お近づきになろうとするチャンドラーを、非難するロス。
チャンドラー: I can't get a girl like that with conventional methods. (通常のやり方では、あんな[素敵な]女の子をゲットできないよ。)
conventional は「型にはまった、(核兵器ではない)通常兵器の」という意味。
一般的なアプローチでは絶対ゲットできないような相手だから、こういう特殊なやり方もやむを得ないんだ、と自分を正当化しています。
(Rachからのお願い)
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ロスの質問をチャンドラーは
[I might just]で返しています。
コメントをお願いしたいのですが?
04:00 You're not going through with this,
are you?
-You know, I think I might just.
ご質問ありがとうございます。
I think I might just go through with this. ということで might just は「ただ〜するかもしれない」というニュアンスだと思います。
「まさかこんなことするつもりないよな?」と言われたことに対して、「しちゃうかもね」と答えているわけですが、チャンドラーがいそいそと出かけようとしている様子から、実際のところは「かもね」ではなく、絶対にそうするつもりであることがわかる、という「言葉と本心は違う」という描写になっていると思います。
助動詞の意味を踏まえたユーモアの解説、
たいへん勉強になりました。
ご丁寧なお礼のお返事、ありがとうございました。