2005年11月28日

フレンズ2-5その7

食事の代金を割り勘で払うことになり、
フィービー: No. No way. Sorry, not gonna happen. (いやよ。絶対にだめよ。悪いけど、そんな気はないわ。)
チャンドラー: Prom night flashback. (プロムの夜のことがフラッシュバックするよ。)
フィービーは、金欠のために、キュウリのスープだけで我慢したのに、他の豪華な料理を食べてお腹いっぱいになった人と割り勘すると聞いたので、大激怒しているのです。
その前にあった金欠で悩むシーンを見ている視聴者には、よくわかる心境ですね。
そのフィービーの怒りを、またもやギャグで乗り切ろうとするチャンドラー。
prom とは、「高校や大学の卒業記念ダンスパーティー」のこと。
「いや。そんな気はない。」というフィービーのセリフを聞くと、プロムの夜の女の子の返事を思い出す、とチャンドラーは言っています。
卒業記念のパーティーなので、みんなドレスやスーツを着てめかしこんで、リムジンに乗って出かけたり、夜遅く(というか一晩中)騒ぐイベントらしいです。
親もプロムだけはそういう風に羽目を外すのを黙認しているらしい。
そういう感じのビッグイベントなので、ステディな彼氏彼女は、この晩、深い関係になる人もいるようです。
チャンドラーは、誘った女の子に、「ダンスには付き合うけど、エッチとかまではするつもりなんて全然なかったんだから。絶対にいやよ。」ときっぱり断られたことを思い出しているようですね。
本当にそんなことを言われたのかどうかは知りませんが、女の子には縁がないチャンドラーなら、あり得ない話ではありません(笑)。
しかし、どうしてチャンドラーのギャグは、こうも自虐的なのか(笑)。

モニカの部屋で、フィービーたち金欠3人組(失礼!)に、わざとらしい芝居を見せるチャンドラーとモニカ。
フィービー: Oh, it's like a skit. (まぁ、寸劇みたい。)
skit は「風刺的・こっけいな寸劇、スキット」です。
NHKの英会話番組を見ていると、「それでは次のスキットをどうぞ」といって、英語の短いお芝居が始まりますよね。

モニカ: Why, it's dinner for six. Five steaks and and an eggplant for Phoebe. (まぁ、6人分の夕食だわ。5枚のステーキと、フィービー用のナスが1個。)
フィービーはベジタリアンなので、お肉は食べられません。そこで、ナス?!
フィービーはこれをどうやって食べるんでしょう?
まさか、焼なすびとかにするわけじゃないだろうし・・・。(私なら天麩羅にするかな。ぬか漬けも捨てがたい・・・ってどれも和風だ。)
ところで、今回のエピソードは、その6 に出てきたキュウリとか、今回のナスとか、野菜の名前がよく出てきますね。
野菜を英語で何というか、意外と知らないですから、ここで覚えられたらラッキーかも。
でも、前の記事 フレンズ2-5その6 のコメント欄 でほんださんが書いて下さっているんですが(ありがとう!)、アメリカで売っている野菜って、日本のとは似ても似つかないほど、サイズがビッグだったりするんですよね。
さらに、種類も微妙に違ったりしますから、必ずしも英語と日本語が一対一対応というわけでもないようです。
まぁそれでも、知っておいて損はないと思いますが。(って、どっちやねん。)

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posted by Rach at 15:28| Comment(10) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かなり好きなエピソードの一つです。何故、自分でも解説をいれてなかったのか不思議なくらいですね。ただ、各自がオーダーするところが特に印象深かったのですけど、、、。
Posted by F.D.J. at 2005年11月28日 20:56
このエピソード、面白いですよね。私も大好きです。ちょっと最近脱線しすぎて(ここまでの脱線は初の試み)、肝心のフレンズ解説の焦点がぼけてしまったかもしれません。反省。
おっしゃるように、各自がオーダーするところ、面白いですよね。私も何故フィービーのキュウリ以外は飛ばしてしまったんだろう・・・謎だ。この2−5解説中に、そのオーダーシーンの解説をもう少し、おまけに書くかもしれません。
(下に続く)
Posted by Rach at 2005年11月29日 15:30
実はチャンドラーがウェイターに言ったセリフ、"Yes, how about a verse of Killing Me Softly. You're gonna sneeze on my fish, aren't you?" の意味がよくわからなかったのが引っ掛かっていて、あまりセリフを pick up できなかったのかもしれません。直訳すると「 ”キリング・ミー・ソフトリー”の詩の一節はどうかな。[チャンドラーの悪乗りで気分を害したウェイターに]俺の魚にくしゃみするつもりだろ、あんた。」かと思いますが、キリング・ミー・ソフトリーという映画を見てないので、意味がわかりません。
F.D.J.さん、何か思い当たることなどおありですか? パッと思いついたら、で結構です。わざわざ調べていただかなくていいですよ、時間かかりますからね、リサーチは(笑)。
(さらに続く)
Posted by Rach at 2005年11月29日 15:33
それから、誠に遅ればせながら、F.D.J.さんのところへリンクをはらせていただきました。セカンドシーズンはF.D.J.さんもたくさん解説していらっしゃるので、いろいろと参考にさせていただきます。記事中にも何箇所かリンクをはらせていただく予定ですので、よろしくお願いします。
今のF.D.J.さんのブログは、サマリーが主になっているのに、過去記事のフレンズばかりを取り上げて申し訳ないです。ごめんなさい。
Posted by Rach at 2005年11月29日 15:35
え?! 私たちの年代のネスカフェのCMソングですやん! 魚をオーダーしたからですね。
Posted by F.D.J. at 2005年11月29日 20:14
Killing Me Softly は歌の方でしたか。私はてっきり、ヘザー・グラハムとジョセフ・ファインズ出演の映画「キリング・ミー・ソフトリー」だとばかり思っていて、それ以上、考えが回りませんでした。
さらに、F.D.J.さんにそこまで言われてもどのCMソングかピンと来ず(笑)、iTMS(iTunes Music Store)で、CMソングと同じタイトルの曲(Killing me softly with his song)をいろいろ視聴してみて、やっとわかりました。あぁ、あの曲ね! 覚えてます(渡辺美里も「やさしく歌って」というタイトルでカバーしたらしいですね)。でもCMの内容は全然覚えてません。
教えていただいたついでに、もう一声! どうして、魚をオーダーしたのと、このネスカフェのCMソングが関係あるんですか? CMの映像と関係があるんでしょうか? 教えて下さい。(こんなネタで引っ張ってすみません・・・どうも気になって・・・)
Posted by Rach at 2005年11月30日 13:39
遅くなりまして、さっきまで何故か接続できなかったので。 携帯からだと、いまでも「閉鎖されました」になるのですが、、、。 これは別に深い意味はなくて、ウェイターはサイドオーダーが当たり前の店だから君たちは場違いだ、みたいな感じだし、そして「魚を調理する」つまり「死んだ魚を使う」ので、その魚にちなんで Killing me softly ... と、つまり me は「魚」というか、そんなくだらないジョークなわけですね。 だから、ちょっと間をおいて、you're gonna sneeze on my fish... というセリフに繋がります、相手を馬鹿にしたようなくだらなさなので、、、。
Posted by F.D.J. at 2005年12月01日 21:07
LOVELOGの長時間メンテが終了したのですが、その後も、ちょっと調子が悪いみたいですね。私も新しい記事を投稿するのにエラーメッセージが何度も出て苦労しました。他の方にまでご迷惑をおかけしてるみたいで本当に申し訳ありません。
Killing me softly という歌詞が、魚の気持ちを表している(笑)わけですね。その辺りも、明日の説明で書いてみます。また説明がおかしいと思われたらご指摘下さいね。
Posted by Rach at 2005年12月02日 18:24
わー、今感激しました!!
まだ途中なんですけど、まさに↑のキリングミー…のとこさっぱりだったんです。。。
まだ次の記事読んでないんですが、質問は、全部の記事読んでからにしようと思いました。
プロムギャグも、卒業パーティーのこと思い出してるみたいだけど、どういうこと??って思ってたんですが、そーゆーことなんですね!
私が??だったところ網羅されていて、ホント助かります☆

どこかでRachさん、チャンドラー好きだからチャンドラーのギャグを理解したいって書かれていましたが、私もチャンドラー好きなんで、何て言ってるのか気になります!!
と、ハードながら、楽しんでます☆
Posted by k at 2013年06月25日 21:39
kさんへ
コメントありがとうございます。
キリングミー…については、私も最初「??」という感じで、そういう名前の映画があるから、その映画が元ネタかな、と思ったのです。
こういうサブカルネタ的なものは、ヒントがないとなかなかわかりずらいものですし、それをセリフに入れた脚本家の意図も、実際にはその人に尋ねてみないとわからない、ということになってしまいそうです。
そんな中でも、もしかしてこれかな?みたいにいろいろ想像できると楽しいですよね。そういうのを楽しむ中で、英語のジョークとか、笑いのツボとかがわかってきて、もっと楽しめるようになってくるのだと思います。

チャンドラーのジョークを英語で理解できるようになると素敵ですよね。彼の笑いをできるだけ損ねないように(笑)、うまく解説できるよう頑張ります!
Posted by Rach at 2013年06月26日 15:00
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