2005年12月16日

フレンズ2-6その10

歌によって儲かる金額が違うと嘆くフィービー。
フィービー: But then "Smelly Cat"? I got 25 cents and a condom. So, you know, now I just feel really bad for "Smelly Cat." (でも、「猫はくちゃい」だったら? 私は25セントとコンドームを貰ったわ。だから、今、何だか「猫はくちゃい」って歌が、かわいそうな気がして。)
出ました!! Smelly Cat!
日本語では、「ネコはくちゃーい」「猫はくちゃい」などと訳されています。
基本的に、日本語訳は自分なりに考えて訳しているのですが、このタイトルに関しては、あまりにもこれが有名なので、このまま使わせていただきます(笑)。
この曲、ここではタイトルを言っているだけですが、エピソードの最後で聞けます。
後のエピソードでも頻繁に出てくる、フィービーの名曲(迷曲?)ですね。
smelly は「くさい、におう、強い(いやな)においのする」ですから、直訳すると、「くさいネコ」あるいは「におうネコ」。
なんとも容赦のないタイトルになっちゃいますね。
愛すべき歌なので、この「猫はくちゃい」は良いネーミングだったと思います。

少年: Did I accidentally drop a condom in your case? (俺、うっかり、君のケースにコンドーム入れちゃった?)
フィービーがお金の代わりに貰ったと思っていたコンドームは、間違って入れられたものでした。
この少年ですが、後のエピソードで、フィービーの弟フランク・ジュニアを演じる、ジョヴァンニ・リビシです。
いわゆる通行人役というやつですが、雰囲気も格好も弟そのまんまなので、この時もフランク・ジュニアだったのかも・・・とか考えると面白いです。
演出上の話で言うと、このキャラクターがインパクトあったので、ちょっと変わってるフィービーの弟のイメージにピッタリということで、彼を抜擢したのかもしれません。
こういうふうに、前にゲスト出演した時にいい感じだった、または評判がよかったので、その後、レギュラーや準レギュラーになるということはよくあるようです。
カントクのおめがねにかなった、という感じですかね。
フレンズ1-23その5 には、後にエステル役をすることになるジューン・ゲイブルが、ナース役で出ていました。
こういうのって、「ウルトラマンエース」にゲスト出演した篠田三郎さん、みたいな感じ?
篠田さんは、その後のシリーズ、ウルトラマンタロウの主役、東 光太郎を演じてるんですよ。

↑ウルトラマンおたくのような発言ですが、昔ウルトラマン大百科というのを持っていて(やっぱりファンなんじゃん・・・笑)、そこに書いてあったのを、妙に覚えてるだけなんですけど。
でも、このゲスト出演は、すでにタロウの主演が決まっていて、テストを兼ねたゲスト出演だったという話も聞いたことあるけど。
(いや、フレンズファンの方にはどうでもいい話で失礼しました・・・。)

モニカが一緒にいたお陰で、注射もでき、ロスのアレルギーは治ります。
やっぱり兄妹っていいよね、みたいな気持ちになった二人は、小さい頃の思い出話をしています。
ロス: How about the time I cut the legs off your Malibu Ken? (モニカのマリブ・ケンの脚を切った時のことは?)
マリブ・ケンは、人形です。
アメリカにバービー人形がありますよね。(日本で言うと、リカちゃん人形みたいなものです。)
そのバービーちゃんの彼氏がケンくんです。
マリブというのは、アメリカ西海岸にあるサーフィンで有名な地名。
ですから、マリブ・ケンというのは、そのケンくん人形の、サーファー版みたいな感じで、ちょっと日に焼けてるケンくん人形のこと。
きっとモニカが大事にしてたはずなのに、その人形の脚を切っちゃうなんて・・・子供って残酷。

最後の最後に、Smelly Cat が登場します。
時々、私も鼻歌で歌っちゃうなぁ。
♪スメリーキャーット、スメ〜リ〜キャーット♪
変なこぶしを回すフィービーが楽しいです。

(Rachからのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 15:21| Comment(10) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フィーブスの弟役の彼、ギフト、という映画でかなり強力な演技を披露してますよね。機会があれば見てみてください。あの映画の主人公の南部訛りがみょうに印象的でした。ちょっとサイキックなところがかぶるし。リサがやってもよかったんじゃないかって思ったりもしてます。
Posted by F.D.J. at 2005年12月16日 17:39
残念ながらギフトは見てないんですよ。是非、機会があれば見てみたいと思います。ずっと同じドラマを見てると、「この俳優さんはこういう感じの人なんだ」と思い込んだりしちゃいますが、全然違った演技を見たりすると、「おー、やっぱり俳優さんってすごいや!」と思います。
リサ・クドローもいろんな映画に出てますよね。それも見なくちゃ(笑)。
Posted by Rach at 2005年12月17日 19:06
Rachさん、ご無沙汰しております。チョコボです。昨年の 2月の京都セミナーから早くも1年が経ちましたね。Rachさんのますますのご活躍何よりです。

私はというと、途中で一時中断しつつも、フレンズ学習続けております。1年経ってもまだシーズン2なんですが・・・。

さて、このお話で文法的にわからないところがありました。

マリブケンについてRossのコメント
"They were infected. They wouldn't have made it."

@wouldn't have made it が文法的によくわからない。日本語訳では切断するしかなかったの部分です。

A主語がTheyなのは、They=両脚だからでしょうか。"He was infected. He wouldn't have made it."でも良いような気もしますが、あえてTheyというのは両脚を切断してしまった ということでしょうか。

どうぞよろしくお願いします。
Posted by ちょこぼ at 2018年02月09日 07:53
ちょこぼさんへ
コメントありがとうございます。京都セミナーからもう1年も経つのですね! あの時は寒い中、ご参加本当にありがとうございました<(_ _)>
また「ますますのご活躍」と言っていただき、ありがとうございます。フレンズ学習を続けて下さっているとのこと、私もとても嬉しいです(^^)

それではいただいたご質問について。

まず先にAの方から見て行きたいと思います。
このセリフ、Netflix では、おっしゃるように They wouldn't have made it. と主語が They になっているのですが、DVD英語字幕やネットスクリプトでは、He wouldn't have made it. のように主語が He になっていました。
音声を聞いてみると、He の方が近いように思います。

主語が He であると考えた上で、ここで@の表現を見てみたいと思います。
wouldn't have p.p.(過去分詞)という形は「〜しなかっただろう(に)」というニュアンスで、この場合は「もしあの時、僕が人形の脚を切断していなかったら、彼は make it しなかっただろう」のように言ったことになるでしょう。

make it は「間に合う」や「成功する、うまくやり遂げる」という意味で使われますが、「やり遂げる」という感覚から「病気や事故などから生き延びる」というような意味にもなるようです。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
make it : (informal) to live after a serious illness or accident, or manage to deal with a difficult experience
例)Children with the disease rarely make it past their tenth birthday.
つまり「(インフォーマル)深刻な病気や事故の後に生きること、または難しい経験をなんとか扱うこと」。例文は「その病気を持った子供たちは10歳の誕生日を越えた後も生きるということはほとんどない」。

Macmillan Dictionary では、
make it : to not die as a result of an illness or accident
つまり「病気や事故の結果として死ぬことがないこと」。

ロングマン、マクミランの両方の語義で、illness or accident という言葉が使われていることからも、死ぬ可能性もあった病気や事故の後、死んでしまうことなく無事に生きつづけることができた、というようなニュアンスのようですね。

今回の件も「人形の脚を切断した」理由を述べるのに、「両足が感染していたから」という病気の件を持ち出した上で、「もしあの時、僕が人形の脚を切断していなかったら、彼は(その感染症のため)生き残ることはできなかっただろう」と言ったことになるでしょう。
「僕が感染した脚を切断してあげたから、ケンは生き延びたんだよ」と言いたいのですね。

Netflix の They という主語がただのタイポなどではないとすると、それはやはり His legs を指すことになるだろうと思います。
「感染症のため、彼の両脚が make it できなかった」というのも「彼の脚は治る見込みはなかっただろう」という意味として、表現としてはアリだと思うのですが、恐らくロスが言いたいのは「感染した脚を切断することで(脚を犠牲にすることで)、彼(人間)の命を助けた」ということだろうと思うので、主語が He の方がロスの言いたいことにも合っているような気がしました。

make it のようなシンプルな表現ほど、奥が深いですよね。
興味深いご質問ありがとうございました!(^^)
Posted by Rach at 2018年02月09日 14:04
Rachさんありがとうございます!

そうかぁ、make it にはそのような意味もあるんですね…。make it=「やり遂げる」までは、意識にあったのですが、「病気や事故を無事に生き延びる」という意味までは分からなかったです。

LAADますます欲しくなりました…。大阪で大きめの書店で以前探したときは見当たらず、どこで手に入るのだろう…と常々思っていました。

LAAD少し探してみます!
Posted by ちょこぼ at 2018年02月14日 12:43
ちょこぼさんへ
こちらこそご丁寧なお返事ありがとうございます!

私もこの make it はとりあえず「やり遂げる」というニュアンスでざっと捉えていたのですが、改めて英英辞典を調べたところ、「病気や事故を(生き延びる)」とはっきり書かれていたのが大変興味深かったです。
漠然とした表現でありながら、そういう限定された意味で普通に使われるということで、やはり英英辞典は勉強になるなぁ、と思いますね。

私はいつ LAAD を買ったんだろうなぁ、と思って、Amazon の注文履歴を調べたところ、2009年2月にCD-ROM 付きの紙の辞書を購入していました(longman というキーワードで瞬時に注文履歴がヒットした、、、のはネットショップなら当然なのかもしれないけど、やっぱりアマゾンすごい^^)
残念ながら今は新品はなくて、中古品の出品ばかりのようですね。

私はこの辞書がもう手放せないです。一人でも多くの方に使っていただきたいと思う素晴らしい辞書なので、もっと手軽に入手できるようになるといいのになぁ、と思います。

ご丁寧なお返事ありがとうございました!
Posted by Rach at 2018年02月14日 13:30
Rachさん

LAAD情報ありがとうございます!

Amazonで新品購入されたとのことでしたが、もしかすると、LAAD(2E): PAPER+CD-ROM ですか?Amazonを見ていると、LAAD(3E) Paperback & Online というのがあるので、こちらがどうも最新のようなのですが、新品でも10,000円以上でしかも海外からの発送 という「うぅ…とても不安…、しかも高い…」という感じです…。

ちなみにRachさんが新品で買われた時も海外からの発送でお値段もそれなりにされていらっしゃいましたでしょうか??
Posted by ちょこぼ at 2018年02月15日 13:25
ちょこぼさんへ
お返事ありがとうございます。

おっしゃる通り、私が2009年に買ったのは、
LONGMAN ADVANCED AMERICAN DICTIONARY (2E): PAPER+CD-ROM
金額は 4,105円で、Amazon Japan 発送の新品でした。
この 2nd Edition は 2007年発売なので、当時は普通に新品が買えたようです。

最新版は (3E) Paperback & Online のようですね。
出品一覧を見ると、おっしゃる通り海外発送で、値段もかなりしますよね。

私が 2009年当時買った、4,105円という価格なら、素直にお勧めできるのですが、今のような状態だとなかなかお勧めしにくいですね、、、。

LAAD を知る前は、同じロングマンシリーズの LDOCE を使っていました。
そちらは、Amazon 発送の最新版の新品があるみたいですね↓
Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)
同じロングマンシリーズなので、語義説明は LAAD と同じくわかりやすいです。
ブログの初期の頃は LDOCE を使っていたのですが、私はアメリカドラマを見ることが多いので、LAAD の存在を教えてもらって以降は、すっかり LAAD にシフトしてしまいました。

私がやたらと LAAD を勧める割には、あまり参考にならない意見ですみません<(_ _)>
Posted by Rach at 2018年02月16日 13:20
Rachさん

英英辞書情報ありがとうございます!なるほどLDOCEというのがあるんですね。確かにこれだと値段的にも、発送場所的にも安心ですね!検討してみます!

海外発送は何かと怖い…(笑)

ありがとうございました!
Posted by ちょこぼ at 2018年02月17日 11:53
ちょこぼさんへ
ご丁寧なお返事ありがとうございます。

私もありとあらゆる英英辞典を試したわけでもないので、自分の知っている範囲でしかお勧めできないのですが、ちょこぼさんの学習の友となるような素敵な辞書に出会われることを願っています♪

こちらこそお返事ありがとうございました!
Posted by Rach at 2018年02月19日 15:43
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。