2005年12月24日

フレンズ2-7その8

フィービー: How come you're watching a rabbi play electric guitar? (どうしてラビがエレキギターを弾いてるのなんか見てるの?)
ジョーイ: I can't find the remote. (リモコンが見つからないんだ。)
フィービーがテレビ本体のスイッチを消すと、
ジョーイ: Thank you. (ありがと。)
How come...? は「どうして・・・なの?」。
意味は Why...? と同じですが、how comeの後はS+V(平叙文の語順)になります。
rabbi は「ユダヤ教指導者、ラビ」のこと。
フレンズ1-7その1 にも出てきました。
ジョーイらしくないものを見ているなーと思ったら、やはりやむを得ず見ているだけだったんですね(笑)。

彼ととうとうエッチしたと喜ぶフィービー。
彼がそれまで求めてこなかった理由は、
フィービー: So he said he wanted to hold off until he was prepared to be serious. (彼は、彼が真剣になる覚悟ができるまで、エッチをするのはやめようと思ってたんだって。)
hold off は「寄せつけない、遠ざける、遅らせる、延期する」という意味。
hold は「(・・・を)(ある状態や位置に)保っておく」という意味があり、off は「離れて」なので、ちょうど何かから距離を置いてる感じが出ていると思います。
be prepared to... は「・・・する準備ができている、・・・する覚悟ができている」という意味。
serious は「真面目な、真剣な」。
serious relationship だと、遊びではない「真剣な付き合い」という意味になりますね。

そこで、「そんなに深刻に悩む必要なんかない」とフィービーは彼を説得したらしいのですが・・・。
ジョーイ: Let me get this straight. He got you to beg to sleep with him. He got you to say he never has to call you again. And he got you thinking this is a great idea? This man is my god! (このことを整理させて。彼は君に寝てほしいと頼ませた。彼は二度と電話しなくていいと君に言わせた。そして、彼はこのことが素晴らしいアイデアだと君に思わせてる。こいつは、俺の神様だ!)
get...straight は「・・・をはっきりさせる、整理する、正しく理解する」という意味。
いろんなことを言われてちょっと混乱した後、「じゃあ、つまりはこういうこと?」と考えをまとめたい時に使う表現です。
get someone to... は「勧めて(説いて)(人に)・・・させる」という意味。
god が大文字の God ではなく小文字になっているのは、「キリストという神そのもの」ではなく、「自分が神とあがめるような人物」だという意味だから。
しがらみとか束縛とかのない関係に憧れる男性が多いようですので(笑)、フィービーにこう言わせた彼はすごい、とジョーイは思ったんですね(笑)。

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posted by Rach at 13:45| Comment(10) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
1位、見ましたよー!!
スゴイですね〜!
僕はまもなくシーズン3に入ります。とりあえず見るだけですが。。
あの笑いの感覚はいつ見てもいいですね〜。

結構気に入ってるのが、みんながチャンドラーの話し方をマネするところです。
言われてみると、そういう話し方をしてますよね!(たぶんシーズン1だと思うけど。。)
Posted by コトー at 2005年12月24日 23:18
ここ最近、ランキングが3つとも上がってますね。おめでとうございます。
やっぱり、丁寧な解説を続けているからこそ、みんなもポチッと押したくなるのだと思います。
この調子でがんばって下さい。
Posted by ほんだ at 2005年12月25日 01:48
コトーさんへ
ありがとうございます!
コトーさんには、かなり初期から応援していただいていたので、こうして1位になった姿を見ていただけて嬉しいです。

チャンドラーのしゃべり方って独特ですよね。みんなが真似するシーン、ありました、ありました!
変なところにアクセントがあるって感じですよねぇ。
Posted by Rach at 2005年12月25日 16:35
ほんださんへ
ありがとうございます!
そぉーなんですよ。(←ザ・ぼんち・・・笑)
いつもなかなか上がらない「人気blogランキング」も、さっき見たら11位でした。(昨日は初の10位でした!)
ブログ村で1位を取ったことの相乗効果でしょうね。

ちょっとランキングが好調すぎるので怖いのですが、浮かれることなく(でも、かなり浮かれてるんだろうけど・・・笑)、真面目に解説を続けて行きたいと思っています。
これからも、応援よろしくお願いしますね!
Posted by Rach at 2005年12月25日 16:40
このエピソードでのフィーブスとジョーのやりとりも、かなり面白いですよね。 最後のジョーのプレゼンは私の「ジョー語録」BEST10に入ります。 その最後の This man is my god. の部分、This guy とかではないのがちょっとしたポイントでしょうか。 Got〜to も最後だけ got you thinking になっているのが気になりません? 
Posted by F.D.J. at 2005年12月26日 18:53
F.D.J.さんへ
いつものことながら、鋭いご指摘です。(私はあまり意識してませんでした。)

this manとthis guyとの差、ですか。
神とまで呼んでいるから、尊敬の念を込めて、guyじゃなくてmanを使ったということでしょうかねぇ?
例えば、日本語で「こいつ」って言うところを「この人、この方」と呼ぶような感じかと。

got toとtoを使っているところは、beg(頼む)、say(言う)という1回きりの行為、そして、thinkがtoではなくingになっているのは、そう思わせて、その状況がずっと続いている(未だにそう思わせている)という感じでしょうか?
間違ってたら、教えて下さい(笑)。
Posted by Rach at 2005年12月27日 19:52
1-7なつかし〜!
私観るの遅いのでだいぶ前ですけど、初めて、英語字幕なしで見て大笑いできたエピソード&チャンドラーへの愛に目覚めました(笑)

数日、スクリプトとにらめっこ中です。
テレビの前にはりつける時間は限られてるので、スクリプトを使ってだいたいあたりつけて、気になるシーンを何回も見てます。今回と次の回(まで見ちゃいましたが復習も頑張っています)は、英語字幕なしでもけっこうわかりました。恋愛沙汰は予測できるしわかりやすいのかな~と思っています。あとちょっとは彼らの英語に慣れてきたのか?だといいんですけどね。
Posted by k at 2013年07月10日 20:58
kさんへ
コメントありがとうございます。
1-7 の The One With the Blackout (停電の話)は、フレンズの中でも人気の高いエピソードですよね。私も、1-7 は大好きです。フレンズを第1話から見て、この 1-7 でハマらない場合は、フレンズとは相性が合わないんだろうと判断できそうなくらい、フレンズの面白さが凝縮されたエピソードだと思います。

英語字幕でもけっこうわかりました、とのお話、私も嬉しいです。恋愛がらみのセリフはわかりやすい、ということもあるかもしれませんが、やはり、レギュラー陣の声質や言い方に慣れてきた、というのもあるでしょうね。シリーズ物を見る利点は、レギュラー陣の英語に慣れるということで、それに慣れることで、ゲストのこの人の英語はわかりやすいとか、聞き取りにくいとか、そういう違いも見えてくるように思います。
Posted by Rach at 2013年07月12日 16:00
Rachさんへ

久しぶりです。

珍しいかも、僕はひょっこりジョーイを見ていたラビを見つけました。

https://youtu.be/aeJEsdm7Oh8

懐かしいなぁww

Posted by John at 2020年08月05日 14:19
Johnさんへ
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
確かにこの記事に出てきたラビですね!

そちらのコメント欄にも、I can't find the remote. などと書かれていて、フレンズファンの皆さんが楽しんでいるのがよくわかります。

楽しい情報ありがとうございました(^^)

Posted by Rach at 2020年08月06日 19:50
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