2005年12月26日

フレンズ2-7その10

レイチェル: You're just gonna put away your feelings for me? (あなたは、ただ私への思いを捨ててしまうというの?)
ロス: I've done it since ninth grade. I'm good at it. (9年生からずっとそうしてきたんだ。そうするのは得意だよ。)
put away は「(ものを)片付ける、しまう」、「(考えなどを)捨てる、放棄する」という意味。
ものを away (遠く離れたところに) put (置く)ということですね。
9年生(高校生?)からレイチェルのことをずっと好きなロス。
フレンズ1-24その6 にも、
I've been in love with you since the ninth grade. (9年生の時から君のことがずっと好きだった。)
というセリフがありました。(ただし、これは、レイチェルのイメージの中でのロスのセリフですが。)
「9年生とは何ぞや?」って感じなんですが、その記事では、アメリカの学校制度についても触れています。

なかなか恋は実らず、いつもレイチェルのことを忘れよう、忘れようとしてきたから、忘れるのは得意になったんだ、と言うのですが、つまりはあきらめようと何度もしたけど、結局あきらめられなかった、ということなのです。
(ちょっと雰囲気は違いますが、「禁煙なんて簡単さ。俺は今までに何回も禁煙してきたから禁煙は得意だよ。」ってギャグに似てるかも。)
このロスの発言は、実はすごい愛情表現ですよね。
いつもはデートに誘うことも、気持ちを伝えることも出来ないロスですが、ロスもかなり怒っているので、こんな本音を言えるのでしょう。

喧嘩になり、怒ってセントラルパークを出て行ったロスですが、また戻ってきます。
ドアのガラス越しに、見つめ合う二人。
映画のワンシーンのように、うーんロマンティック・・・。
・・・なんですが、いざドアを開けようとすると、レイチェルが怒って無茶苦茶にかけた鍵がなかなか外れません。
このあたりが、いかにも「フレンズ的」ですね。
そして二人は・・・情熱的な Kiss を交わすのでした。
うーん、うっとり。
でもこのシーンで話を終わらせないのが、フレンズなんですよねぇ。
ラストは、モニカとチャンドラーのシーンだったりするのです。それはまた明日。

(Rachからのお願い)
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(Rachのただの日記、興味ない方は飛ばして下さい・・・笑)
昨日のM-1グランプリ、面白かったですね。
(クリスマスなのに、このネタかよ! でも毎年、このイベントだけは絶対に外せなくて・・・笑)
私は笑い飯と麒麟を応援してました。
去年は南海キャンディーズに衝撃を受けたんですが、あれ以来、露出が増えてしまって、あの独特の空気を新鮮に受け止められなくなってしまったのが残念ですね。(山ちゃんの優しいツッコミが結構好きなんだけど)
笑い飯は、あのボケてボケてボケまくるところが好き。
関西人はしゃべってるとあんな風になって「誰か止めてくれー!」って感じになることがよくあります。
先日、とある番組で「奈良県のいやなところ」を聞かれた奈良の人が「笑い飯に昔ほどのパワーがなくなってきたこと」を挙げていて(笑い飯は奈良出身)、今年はどうかなーと思ってたんですが、パワーは戻ってきた感じでした。
麒麟はあの川島さんの低音「麒麟です」が好き。(いや、それだけじゃないけどね・・・笑)
でも、ブラックマヨネーズは文句なしに面白かったですね。
ブラマヨはテレビのバラエティ番組で知ってたんですが、実はちゃんと漫才を聞いたことがあまりなくて(ごめんね)、こんなスタンダードなしゃべくり漫才は却って珍しいというか何と言うか。
心配症の話に始まって、最後は「皮膚科の先生に相談する」がオチになる、というのがお決まりなんですかねぇ(笑)。
個人的には、チュートリアルの「ホームページ持ってる?」に妙にハマってしまいましたが・・・。

審査員の人もおっしゃってましたが、4分間の中でちゃんとラストまで話を盛り上げて大爆笑のオチをつけて終わる、というのは、かなり難しいワザだと思います。
1000万円という金額がこの番組のウリですが、それ以上に、M-1優勝者となることで、今後の漫才師としての人生がガラリと変わるわけですから(やっぱり注目度が違いますもんね)、プレッシャーも並大抵のものではないでしょう。
そんな観点からも、「みんな実力を出し切って欲しい」と祈るような気持ちで、毎年この番組を見ています。
みんな、ネタを練りに練って、練習に練習を重ねてるんだろうなぁ。
そんな真剣さが伝わってきて、お笑い好きとしてだけではなく、「私も自分の出来ることを一生懸命頑張ろう!」と思わせてくれた2時間半でした。
来年もみんな頑張ってね!
(本文よりも長い日記・・・どうかお許しを。)

posted by Rach at 16:01| Comment(11) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブラックマヨネーズは最高でしたね。ただ、名前を聞いたことがあるくらいで、まともに見るの初めてです。麒麟や笑い飯も同じくらいでしたが、新鮮な分ブラマヨに軍配が上がったのでは?
今ちょうど、録画しておいたM1セミファイナルを見てましたヨw
Posted by sat at 2005年12月26日 21:38
satさんへ
satさんなら、きっとこの記事に反応して下さると思ってました(笑)。
麒麟と笑い飯は、最終決戦のネタより、セミファイナルのネタの方が面白かったと思います。(まずは3組に残るのが大事なので、やむを得ないところですが)
ブラマヨは全く同じパターンで攻めたところに安定感が見えましたね。関西の地名がたくさん出てくるローカルネタで、関西以外の人に通じてるのかなぁと心配してましたが、大丈夫だったみたい(笑)。
Posted by Rach at 2005年12月27日 19:58
Rachさん、こんにちは!お笑いネタに反応したかったのですが、M−1見逃してしまったんですよ(泣)夫も仕事でいなかったので、「録画したー?」と聞かれてはっと気がつきました。ブラックマヨネーズってみた事無いんです。気になります。
Posted by agathe at 2005年12月27日 21:59
agatheさんも、お笑いがお好きなのに、見逃してしまわれたとは残念ですね! 再放送とかしないのかなぁ?
私もブラマヨの漫才をじっくり見たのは初めてだったんです。非常にオーソドックスな感じがするのですが、最近はコント風漫才も多いし、Wボケの笑い飯、独特の雰囲気の南海キャンディーズなどと比べると、却って新鮮に感じました。
M-1グランプリの覇者となったので、これからどんどん露出が増えるでしょう。これからも頑張って欲しいなぁ。
Posted by Rach at 2005年12月28日 15:38
"throw away"なら「捨てる」ですが "put away" は(好きな気持ちを)心の奥にしまっておく、と言う感じではないでしょうか?
むしろ "put aside" にちかいニュアンスでしょう。 
ロスが得意だと言っているのも「忘れる」事ではなく、好きな人の前で「気のないふり」をする事をさしているのだと思います。
Posted by ぴろろ at 2007年09月21日 03:38
ぴろろさんへ
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通り、put away は、「(好きな気持ちを)心の奥にしまっておく」だと思います。
「捨てる」という訳は、この場合はちょっとイメージが違いましたね。
確かに、「捨てる」というと、throw away です。
ある英和に、put away の語義として「(考えなどを)放棄する、見捨てる」というのが載っていたので、あまり深く考えずに、「捨てる」という言葉を書いてしまったのですが、いらなくなったものとして「捨てる」というよりも、「離れたところに置く」「しまう、片付ける」ですね。

Put away your toys. なら「(親が子供に)おもちゃを片付けなさい。」ですが、Throw away your toys. なら「おもちゃを捨てちゃいなさい。」になりますし。

好きな気持ちを隠す、好きであることを忘れたふりをする、好きなのにそんなことは微塵も出さずに振舞う、というところでしょうか。
「気持ちに鍵をかけてしまう」という日本語もあったでしょうか? どこかに置く(put)なら、また手元に戻すこともできますが、捨てる、投げる(throw)なら、もうそれは戻らないものになってしまいますよね。ロスはその気持ちを捨てたいわけじゃないですから、「捨てる」よりも「しまう」の方が正解だと思います。
ありがとうございました。
Posted by Rach at 2007年09月21日 12:15
こんばんは、続けてのコメント申し訳ありません。PCより・・・。
今回は映画のワンシーンみたいなシーンもあって気に入っていて特に何度も何度も自然と見れたような気がします。

いつくかわかりにくかったところがあって、教えて頂けると嬉しいです。。。

1)フィービーのチャンドラーへのセリフで'more like insulation'

insulationを調べたら、@断熱、分離、絶縁A絶縁体でした。
字幕では「肥大化」、吹き替えでは「全身はれたって感じ」だったと思います。insulationに別の意味があるのでしょうか?(一応英英も見たんですが、肥大化みたいな意味はないような…)

2)レイチェルの自身のjualousy thingに関する発言&知ったこっちゃない発言で

'as much fun as that was'ってところをつかむのが難しかったです。that was の後にfunが略されているのでしょうか。That insane jealousy thing is as much fun as that was(fun).
あと・・・・そのあとの、'For all I care, he can throgh the damn thing.'は字幕や吹き替えで「いっそのことガラスで頭打てばいいのよ〜(私の知ったこっちゃないわ)」というような感じだったんですが、直訳すると、「彼(ロス)が彼女(ジュリー)をひどい状況に追いやったとしても、知ったことじゃないわ、勝手にやれば〜」という感じでしょうか?わかりやすく「ガラスで頭打てばいいのよ」にしてるのか?それとも、そういう意味でレイチェルは発言しているのでしょうか??

3)終盤の、レイチェルからロスへのセリフ

ロスが遅すぎたんだ、と言った後の、
'You just sort fo put away feelings or whatever the hell it was you felt for me?'
のwhatever…の部分ががよくわからなかったです。文法的にもいまいち?で…。

今回もたくさんの質問になってしまいました。。。
完全に生徒と先生ですねm(__)m申し訳ないですが、お時間あるときに教えて頂けると嬉しいです☆よろしくお願いいたします。
Posted by k at 2013年07月10日 23:12
間違えました、
2)'he can throw her throug the damn thing'です。

あとこれは独り言なのですが、
Michaelのセリフで'Monica told you I was cuter than this, didn't she?'がすごく印象に残りました。
cuteって男の人にも使えるんですねぇ!!カッコイイとか、そういう意味があるのは知らなかったです。
マイケルめっちゃいい人ですよねぇ。。。いつもMichaelってマイケルって読めない!!って思っちゃうkでした。
Posted by k at 2013年07月10日 23:19
kさんへ
「続けてのコメント申し訳ありません」だなんてとんでもないです。ブログ1年目(2005年)の記事を読んでいただき、ご質問いただけるのはとても嬉しいことですから(^^)
先生と呼んでいただけるほどの者ではございませんが、私の解釈を読んでいただき、何かのヒントにしていただけると光栄です。

それで、いただいたご質問については、お返事を書いているうちに楽しくなってきたので(笑)、今日、一つの記事として投稿させていただきました。
むしろ断熱材が近い フレンズ2-7(その12)
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388472100.html

長い記事になってしまったので、またお時間のある時に読んでいただければと思います。
その記事の説明でわかりにくい部分がありましたら、お気軽にご質問下さいね。

それから、フレンズでは男性について cute を使うことが多いですね。日本語の「彼、キュート、かわいい」みたいな感じではなく、sexually attractive 「異性として性的に魅力的」ということで、「彼、かっこいい、素敵」という訳の方がしっくりくる感じです。

Michael ってローマ字読みすると、「(大天使)ミカエル」になりますね。実際の英語の発音はマイケルというよりは「マイカ(ル)」もしくは「マイコー」みたいな感じですが…。あ、私も、マイケル、めっちゃいい人、と思いました(^^)
Posted by Rach at 2013年07月12日 16:07
ありがとうございます☆
記事読みました!!またゆっくり再読して、コメント入れさせて頂きます。
そうですねー、マイコーって聞こえます。なんでこれがマイケル?と中学生の頃から思っています。。。cuteって彼っていう意味もあるんですね~。名詞扱いできるんです?(って過去記事に書かれてそうですね)
旅先でもrachさんのブログチェック中です。かなりのビッグ、ファン(笑)
Posted by k at 2013年07月14日 12:19
kさんへ
旅先でチェックしていただいているとのこと、ありがとうございます。ファン、それも、「かなりのビッグ、ファン」だと言っていただけて大変光栄で嬉しいです☆

あ、それから、私の書き方が大変紛らわしかったようですみません。He's cute. と言った場合に、「彼ってかわいい」と訳すよりも、「彼ってかっこいい、素敵、イケてる、セクシー」みたいなニュアンスが近い、という意味で「彼」と書いてしまいました。ですから、cute という単語に「彼」という意味があるわけではないのです。「彼、かっこいい、素敵」と書いてしまうと、確かに3つが並列に見えますよね。ですから、「彼って」と書かないといけませんでした。ごめんなさい。

コメント欄でも記事でも、とにかく私の書く文章は長いので(笑)、読んでいただくのはお時間のある時で結構ですので(^^)
どうか引き続き、旅行をお楽しみ下さいね。
Posted by Rach at 2013年07月15日 08:50
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