2005年12月30日

自分のブログを振り返る(その1)

年末なので、ここまでの自分を振り返ってみようと思います。
ということで、今更ながら、このブログの説明をしてみます(笑)。

このブログは、”セリフを聞き取れなかった頃の自分”がやっていた学習法をそのままお見せしているようなものです。
ですから、英語に堪能な方にとっては、物足りないブログであることも承知しています。

このブログは「フレンズの英語を学ぶ」というものですが、本当のところは、「フレンズの英語で、英文法や単語やイディオムやリスニングを学ぶ」と言った方が正しいのかもしれません。
フレンズの英語の本質を私が理解できているかというと、あまり自信がありませんので・・・。
ですが、無味乾燥になりがちな英語学習を、生き生きとしたドラマの英語を使って覚えることで、楽しく学べるのではないか?ということなんですね。

私のブログは、あるシーンを取り上げ、そのシーンの英語のセリフと、そのニュアンスを出来るだけいかした私なりの和訳をつける、というパターンになっています。
取り上げるシーンに関しては、面白いジョークを取り上げることが多いですが、日本人でも心情が理解できる部分(アメリカ人でも日本人でも感じることは同じなんだね、ってところ)や、面白い単語やイディオムがあるところを取り上げています。
あるいは、日本人にはピンと来ない固有名詞が出てくるところ、もですかね。
どこを選ぶかについては、人それぞれだと思いますので、「どうしてここを取り上げない!」と思われる方もいるでしょうが、その辺りはご勘弁下さい。
実は、わからないから、さりげなくスルーしてるということも多々あります(笑)。

オリジナルの和訳をつけて日本語に直していますが、これについては、はっきり明言しておきたいことがあります。
これは「英語のセリフを日本語に直さないと理解できないから」ではありません。
私はあくまでこの和訳を書くときは、まず英語のセリフを英語のまま理解・解釈し、そのニュアンスが出せるように、自分の母国語の日本語で言うと「こんな感じのセリフになる」と示しているに過ぎません。
やはり限界があるとは言え、日本語で言うとこんな感じ、と言うことが悪いことだとは思いません。
丁寧なニュアンス、ぞんざいなニュアンスなどは、やはりそういう日本語に置き換えてピンと来る部分もあるのではないかと思っています。

このように和訳を書いているのは、私が受けたセリフのイメージをなんとか読者の方に伝えたいからなんですが、実は全然違う別の理由もあります。
このブログは、フレンズで学習する方に読んでいただくことを想定していますが、フレンズを全く知らない人でも、「フレンズって面白そう!」と思っていただければいいな、と思って書いている部分もあるんですね。
「シットコムはちょっと・・・」とか、「見たことないんで全然どんなドラマかわかんない」という方に、興味を持ってもらうきっかけになればいいな、と。
そして、フレンズで英語学習を始めようと思って下さったり、あるいは英語はわからないけど、フレンズ見始めたら面白かった、ということになれば「最高!」って感じなんですね。
だから、フレンズのことを知らない人が読んでも話やセリフの流れがわかるように、和訳をつけているのです。
英語学習のツールとしてではなく、単なる読み物として読んでいただければ、それはそれでいいんです。

つけている和訳は、なるだけ英語のニュアンスを盛り込んだものにしようと努力はしていますが、自分でも完全に納得しているわけではありません。
あえて訳すとすると、こんな感じ、くらいの程度です。
この和訳を絶対のものだと思ってない、というのを力説してるのは、最近再放送中の「ハートで感じる英文法」で大西泰斗先生が「日本語訳に頼るな。大切なのは”感覚”だ」と力説されているからなんですが(笑)。

私も日本語訳で英語の全てが掴めるなんて思ってません。
セリフと日本語訳を丸暗記して覚えるのも有効だとは思いません。
私も、当然そう思っているのに、毎回セリフのオリジナル和訳を書いてるために「和訳に命を懸けてる人(笑)」だと思われてはいけないと思ったから、ここで必死に否定しておきます(笑)。
くどいようですが「日本語訳が大事だ」と思っているわけではないのです。
後でくどくど説明するための叩き台として書いているに過ぎません。
そこのところは、皆様誤解なきよう。

ところで、私は KIKKA さんのブログ KEEP GOING〜英語学習一緒にやろう!〜 の記事で、「ハートで感じる英文法」と大西先生のことを知りました。
実は、英語ブロガーの皆さんが絶賛されている、超有名な先生なんですね。
「ハートで感じる英文法」、今回初めて見てみましたが、面白いし、すごくためになりますよね!
大西先生、本当に楽しい方です。すっかりファンになりました。
あの指パッチンも素敵。何であんないい音鳴るんだろう?(笑)
先生の説明は、本当に丁寧でわかりやすいです。
イメージを日本語で説明する、というのは実はすごく難しいと思うのに、的確な言葉を選んで、そのイメージや感覚を説明されているところが、本当に素晴らしいと思います。
また、大西先生のすごいところは、視線や表情、身振り手振りやしぐさなども含めた、感情を伴うニュアンスとして説明されているところです。
言葉は感情の発露ですから、まさに「ハートで感じる」つまり「心から湧き出る」言葉でないと、ネイティブのようには使えない、ということですね。
それから、街でネイティブに、こういう場合はどちらの英文を選ぶか、というコーナーがありますよね。
あれはとっても参考になると思います。
これがニュアンスを掴むには、一番良い方法なのかもしれません。

と、番組をひととおり見たところで、ふと、このイメージの話、どこかで読んだ気がすると思ったら・・・なんと、私の英語学習歴(その2) で書いた「日経WOMAN 2001年2月号」に「そうか単語はイメージだったんだ」という大西先生の記事がありました。
さらには大西先生とポール・クリス・マクベイ先生が写真入りで載ってるではないですか!
なんだ、私は、もう5年ほど前に先生に出会ってるんじゃん!
その記事も、単語や前置詞をイメージで捉えるというもので、それを読んで「へぇー!」とまさに「目からうろこ」状態になったにもかかわらず、その後、私は先生の著書を買わなかったみたいで・・・。私のバカ!バカ!
今回、遅ればせながらでも、先生の理論に再び触れることが出来たのは幸運でしたね。( KIKKA さん、ありがとう!)
(全然関係ないけど、あの番組に出演されている、いとうあいこさん、2年前の戦隊もの「爆竜戦隊アバレンジャー」でアバレイエローやってた「らんるちゃん」じゃないですか! そんなことで、驚いて喜んでるのは、私くらいなのかなぁ? 彼女、かわいいですよねっ!)

話は戻りますが、私の和訳はその程度なので、完全に英語のニュアンスが伝わるものだとは到底思えません。
ですから、そのフォローみたいな感じで、その後に、延々と解説が続いています(笑)。
すでにお気づきかと思いますが、その長々とした解説が、このブログのポイントで、英語のニュアンスやイメージを伝えるには、かなりの説明を要する、ということです。
さきほどの大西先生のように、的確な言葉を見つけられなくて、いつも苦労しているのですが・・・(笑)。
(大晦日に続きます)

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posted by Rach at 16:37| Comment(6) | 英語学習のコツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Rachさんのブログ、いつも楽しませていただいています。
理解度の高さや説明の丁寧さに、脱帽です。  ポチ!
Posted by KopyKat at 2005年12月30日 17:56
トラバありがとうございました^^
大西先生とは運命の再会だったんですね(笑)。
メディアの力はすごいですよね。
この番組が始まって、多くの方がまた英語を
スキになったんじゃないかなと思います。

来年もこちらでフレンズの面白さを堪能させて
下さいね!よいお年を!
Posted by KIKKA at 2005年12月30日 22:55
大西泰斗先生、僕は今週のNHKのテレビでたまたま見ました。
だから、ブログで名前がでてきてビックリしました。
何たるタイミング?!(笑
英語講師といえば安河内哲也先生も分かりやすいですよ。
この先生の御蔭で僕は受験英語を何とか覚えれました☆

Posted by Yasu at 2005年12月31日 13:26
KopyKatさんへ
KopyKatさんのようにバイリンガルで英語のお仕事をされている方に、いつもそうやって誉めていただけて、本当に光栄ですし、とっても嬉しいです!
私は、理解度もまだまだですし、説明も舌足らずですが、これからも頑張ります。KopyKatさんのような完成度の高いブログを目指します!
来年もよろしくお願いいたします。
Posted by Rach at 2005年12月31日 17:53
KIKKAさんへ
そうですね、「運命」ということにしておきましょう(笑)。大晦日の記事でも、大西先生のこと、たくさん書いてしまいました。それくらい、あの番組の衝撃度はすごかったです。ファンの方も、もっともっと増えてくるでしょうね。
今年はいろいろとお世話になりました。satさんのところでお知り合いになれて、こうしてコメントがやり取りできるまでに関係が発展して(笑)、ブログの醍醐味を知った気がします。来年も大西先生の話題で盛り上がりましょう!
ご家族皆様で、にぎやかなお正月をお迎え下さい。
Posted by Rach at 2005年12月31日 17:55
Yasuさんへ
私も「今週」初めて見たんですよ! 他のブロガーの方がたくさんお勧めされていたので知っただけなんです。だからファンとしては、かなりの後発組です(笑)。
安河内先生も、超有名! TOEIC満点ホルダーのカリスマ講師の方ですよね。安河内先生もフレンズでの英語学習をおすすめされていた、と他の方のブログで読みました。実は、先生の著書はまだ読んだことがないのです。私が受験生だったのは、かなり遠い昔ですし・・・(笑)。
いつか必ず読んでみたいと思っています。やっぱり分かりやすく説明していただける先生は神様ですね!

来年もよろしくお願いいたします。またそちらのブログにもお邪魔しますので!
Posted by Rach at 2005年12月31日 17:59
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