モニカ: Wait a minute. I thought last night was great. (ちょっと待ってよ。昨日の夜は最高だったんでしょ?)
ロス: Yeah, it was. But I get home and I see Julie's saline solution on my night table and I think, "My God! What am I doing?" (あぁ、確かに最高だった。でも家に帰って、ナイトテーブルに置いてあるジュリーのコンタクトの洗浄液を見たら、こう思ったんだ。「あぁ、おれは何をやってるんだ。」ってね。)
Here I am with Julie, this incredible, great woman, who I care about and who cares about me, and I'm just throwing all that away? (僕は今ジュリーといるんだ。こんなにものすごく素敵な女性と。僕がとても大事に思っていて、彼女も僕を大事に思ってくれてる。そして、僕はそれを全部捨ててしまおうとしているのか?)
ジョーイ: You got all that from saline solution? (それ全部が、コンタクトの洗浄液からの発想なのか?)
saline は「塩分を含んだ」という意味。
solution は「解答、解決法」という意味もありますが、「溶液」という意味もあるので、saline solution は「食塩水、食塩溶液」ということです。
ここではコンタクトレンズの洗浄保存液を指しているようですね。(→後に出てくるジョーイのセリフで、コンタクト関係だということがわかるので)
care about は「・・・を気に掛ける、大事に思う」という意味。
throw away は「投げ捨てる」ということです。
Here I am... 以下のロスのセリフは長いですが、関係代名詞を使った英語らしい表現になっていますね。
まず、Julie = this incredible, great woman で、これは同格を表します。
ジュリー、と言った後、彼女が素敵な女性であると同時に説明しているのです。
そして、その女性について関係代名詞 who で続けて、who I care about 「僕が(その人を)大事に思っている」、who cares about me 「(その人が)僕を大事に思ってくれている」と説明を続けています。
このように、英語は最初に「僕はジュリーといるんだ。」と言っておいてから、「そのジュリーとは・・・」と説明を付け足す形で文章がどんどん長くなるのです。
セリフをリスニングする場合は、短い文章の切れ目を意識していると、どんなに長い文章でも聞き取れるようになります。
日本語にはない概念の関係代名詞を訳す場合、「・・・するところの」と後から訳し上げる方法を昔、学校で習いましたが(今はそんなことは教えてないかもしれませんけど・・・)、英語をしゃべる人が考えている思考の流れどおり訳さないと早さについていけないし、やはり発した言葉の順番を変えてしまっては、ニュアンスが変わってしまうわけです。
それにしても、ジョーイは妙なところに感心していますね。
確かにジョーイなら、コンタクトの洗浄液からそこまで考えが膨らむことはないでしょうが(笑)。
ロス: I've been dreaming about me and Rachel for 10 years. (僕は10年間も、僕とレイチェルがうまく行くことをずっと夢見ていたのに。)
have been dreaming は継続を表す現在完了進行形です。
10年間ずーっと夢見てきた、というロスの思いが表現されていますね。
(Rachからのお願い)
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以前午前11:30から始まるといっていたNHKの番組は
確認したところ午後11:30からでした!!
混乱されていたら、本当にごめんなさい!
私は、午後11:30からだと知ってましたので、大丈夫ですよ!
古畑任三郎とちょっと重なっちゃうじゃん!とか思ってたんで・・・(笑)。
一挙再放送楽しみですね!
他の方の英語ブログで知ったのですが、本放送の時は12回分あったそうです。今回の再放送は8回分なので、全部再放送されるのではないことが残念です。
私は全部のエピソードを見たわけではないのですが、結構好きな作品です。今回の3つのお話が最後のエピソードになるらしいですね。
うーん、残念。
フィービーのセリフ
how'd you make out last night?
が
"ゆうべキスしたって?"
となっているのですが、
how'd は how would でしょうか?
なぜ、このような意味になるのか、
わからないのですが、解説いただけませんでしょうか?
コメントありがとうございます。
拙著をお読み下さったとのこと、ありがとうございます! その後、フレンズDVD英語学習を始められて、こうして、フレンズ2-8 まで来られたとのこと、この学習法をお勧めしている者として、このブログを書いている者として、とても嬉しく思います。
さて、ご質問のセリフですが、実は、how'd は、「how did の略」なのです。
英辞郎では、
how'd=how did の縮約形
と説明されています。
'd 「アポストロフィー + d」は、I'd like to のように、would の省略であることが多いので、how'd が how would の略だと思われたのも無理はないと思います。私もフレンズで英語を学んでから、how'd = how did だと知ったくらいで、学生時代に学んだ英語では、そんな形は見たことなかったように思います。フレンズのセリフでは、このエピソード以降も、How'd ...? の形が結構出てきますので、楽しみにお待ち下さい(^^)
そして、"how'd you make out last night?" の意味ですが、DVDの日本語訳は、
(字幕)ゆうべキスしたって?
(音声)ゆうべはどうだった? 随分テクニシャンらしいじゃん
となっていました。
このセリフを直訳すると、「ゆうべ、あなたはどんな風にメイクアウトしたの?」ということで、make out は恋愛関係の意味では、「いちゃいちゃする、エッチする」という意味になります。
キスからエッチまで、とにかくそういう「いちゃいちゃ」を表わす言葉なので、「ゆうべ、あなたはどんな風にいちゃいちゃしたの(エッチなことしたの)?」という質問になることから、「昨日のいちゃいちゃは、どうだった?(良かった?)」みたいな問いになるわけですね。
How did の縮約形の、How'd は、フレンズでは以下のようなセリフでよく使われます。
面接を受けて来た人に、"How'd the interview go?" 「面接はどうだった?」
オーディションを受けて来たジョーイに、"How'd the audition go?" 「オーディションはどうだった?」
これらも直訳すると、「面接・オーディションはどのように進んだ?」となり、そこから「面接・オーディションはどうだった?」という意味になるわけですが、今回の how'd you make out last night? も同じように「どのように make out した?」→「make out したのはどうだった?」という意味になるわけですね。
how'd = how did なんだってんですね。
I'd、you'd の短縮から、would とばかり思い込んでいました。
どうもありがとうございました。
おっしゃるように、I'd, you'd の形をよく見かけますので、これも would なんだろうなぁ、と思ってしまいますよね^^
また、気になる点などございましたら、どうかお気軽にご質問下さいね。
こちらこそ、ご丁寧なお礼、ありがとうございました。