気まずい雰囲気を何とかしようと、ロスはフィービーに歌ってもらうことにするのですが・・・。
フィービー: This is a song about a love triangle between three people I made up. (これは三角関係の歌なの。そこに出てくる三人は私が想像で作った人たちよ。)
love triangle は「三角関係」。英語では「愛の三角形」って言うんですね(笑)。
make up は「(物語を)作る、でっちあげる」という意味。
ここでも、フレンズ2-8その2 で関係代名詞について語ったように、「私の作り上げた(ところの)三人の人間に関する三角関係の歌よ。」と訳すのではなく、「三角関係の歌で、その三人っていうのは、私が made up したの。」と付け足しみたいに言う方が、フィービーの言ったセリフのニュアンスがよく出るわけです。
実際、英語ではその順番に言っているので、観客が「三角関係」ってそのままじゃん、と笑うのを、「それはフィクションです」とフィービーが付け加えることで実話ではないと誤魔化せたと(少なくともフィービーだけは)思っている、のが面白いわけですね。
私が作り上げた、とわざわざ言っているところが、却って怪しさをかもし出してるのですけどね(笑)。
「ねえねえ、私の友達のことなんだけどさぁ。」とわざわざ断る場合は、だいたい本人のことだったりする、というのと同じでしょうか。
さらにその歌のタイトルが・・・。
フィービー: It's called "Two of Them Kissed Last Night." (これは、「三人のうちの二人が昨日の晩、キスをした。」という歌よ。)
be called は「・・・と呼ばれている、・・・という名前である」という意味。
げっ、そのままじゃん(笑)。それもご丁寧に last night と限定してるし・・・。
歌の中でも、「彼女はベティーと呼ぼう、彼はニールと呼ぼう」と仮名(かめい)のオンパレード。
でも、歌詞は辛辣で、「cast aside するのはどちらか決めないといけない」と言っています。
cast は「投げる」という意味で、cast aside は「投げ捨てる、放棄する、(人を)見捨てる」という意味。
cast away だと、「(孤島などに)置き去りにする、(船を)漂流させる、難破させる」という意味です。
Cast Away という、トム・ハンクス、ヘレン・ハント主演の映画がありましたね。
これは飛行機事故で島に孤立するというストーリーでした。
「彼は決めないといけない」と連呼するフィービー。
ロスには悪夢のライブだったに違いない。もちろんレイチェルにも。
まあ、宙ぶらりんはいけないけど、ここまで責められちゃあねぇ・・・(笑)。
ちょっとロスに同情しちゃいます。
歌で気持ちを伝える、というのは方法のひとつだけど、フィービーは歌だとこんなに大胆になれるんですね(笑)。
(Rachからのお願い)
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いまだお正月気分が抜けず、やっとブログの更新をしました(笑)。
年末に書かれた「自分のブログを振り返る(その2)」に共感しましたので、遅ればせながらコメントさせて頂きます。(随分日が立っているので最新記事に書かせて頂きます^^;)
伊藤サムさんの「やさたく」は実践したいのですが、何しろ節約専業主婦代表の私です。5mmの程の英語の本を7、800円も出して買えないのですよ(涙)。ネット上にも無料のいい読み物があるかもしれませんが、どこまでお金をかけないで沢山読めるでしょうね?
お金と時間の節約を。。。と考えるのは、英語学習においてタブーかもしれませんが、手っ取りばやく感覚の核を掴める大西先生の英文法は、まさに救いの神でした。楽しく続けるという点でも、やっぱり大西先生は一押しです!
「やさたく」の効果はよくわかるのですが、いざ読むとなると何を読んだら良いか悩む・・・ということはありますよね。私も実はあまり英語の本は読めてません。今は週刊STの英語の記事を読んでるくらいなんです。ちょっと自分でも少なくてマズいなぁーと焦っているんですが、ブログにも時間取られちゃいますしね。(←言い訳・・・笑)
お金はやっぱりかけない方がいいですよね(笑)。大金をはたけば良い教材に出会えるってもんでもないと思いますし。時間は・・・これはやはりある程度は時間に比例する部分もあるので、つらいところですが、自分だけの時間を見つけるのは至難の業ですし。
大西先生の話を聞いてから、英語を見つめ直すと、「なるほど、なるほど」と思えることが増えてきますよね。正直、英語に対する”見方”がかなり変わりました。本物の英語に触れる時間は多ければ多いほど良いけれど、ただがむしゃらに量をこなす前に、少しでも英語の概念やイメージを理解できていた方が、身につきやすいと思いますから。
これから毎週、いろいろな発見があるのかと思うと、わくわくしています。一緒に大西先生を応援しましょうね!