ロス: And Julie and I have a lot in common, because we're both paleontologists, right? (そして、ジュリーと僕は共通点がたくさんある。だって、僕らは二人とも古生物学者だからね、そうだろ?)
in common は「共通の、共通して」という意味、have a lot in common は「共通点がたくさんある」という意味です。
この表現はよく出てきますし、「共通点がある」ことは、人間同士の気が合うかどうかを判断する材料としてもよく使われますね。
最後の right? は付加疑問の代わりのようなもので、「・・・なんだ、そうだろ?」という感じ。
相手にもちょっと同意を求めている感じです。
チャンドラー: Okay, let's do Julie. What's wrong with her? (オーケー。今度はジュリーの方を作ろう。彼女の悪いところは?)
ロス: She's not Rachel. (彼女はレイチェルじゃない。)
ジュリーはロスと共通点があり、同じ古生物学者です。
きっとレイチェルほどわがままでもないし、ルックスばかり気にするような女性でもないのでしょう。(←かといってむさくるしいわけでもないですし。)
そのように理詰めで考えれば、ジュリーと別れる理由が見つからないのですが、でも、唯一の欠点とも言えるのは「レイチェルではない」ことでした。
このセリフを聞いた時、ちょっとホロリとしてしまいました。
この一言に、ずーっと彼女を思い続けてきた、ロスの気持ちや想いが込められていますものね。
結局、愛とは理屈ではないのです。好きだから好き。わがままでもなんでも、好きなものは好きなんですね。(←何を書いてるんだ、私は・・・笑)
チャンドラーが電話で怒っています。
チャンドラー: I tell you, it won't print. I pressed that button, like, 100 times. For a hotline, you're not so hot. (だから、プリンターが印刷できないんだよ。そのボタンなら、そうだな、100回は押したよ。ホットラインにしては、あなたはあんまりホットじゃないねぇ。)
「そのボタン」はきっと「リセットボタン」でしょう(笑)。(電源を一回切って、しばらくしてからもう一度入れ直して下さい・・・というのもよく言われるけどね・・・笑)
a million times(100万回)ではなく、100 times(100回)押した、というのは、チャンドラーにしては穏やかな表現ですね。
hot は「激しい、興奮する、活気に満ちた」という意味ですが、hotline という名前がついてるのに、対応してる電話口のあなたは hot ではなく、「妙に冷静、またはやる気が感じられない」と言いたいようです。
そもそも hotline とは、米ソ冷戦時代に設置された、米ソの首脳を結ぶ直通電話のことです。(ソビエトという名前も、今となっては懐かしい・・・笑)
そこから、「緊急非常用直通電話」という意味にもなり、今では「電話身の上相談サービス」という意味にも使われています。
ここでは、「機械が壊れた時などの緊急事態にかける電話」という意味で、電話の相手は、メーカーのカスタマーセンターでしょうね。
(Rachからのお願い)
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って海外版オヤジギャグですかね?(笑
こういうチャンドラーのギャグいいですよね。
メモしときます!
Rachさんはhotlineの由来も知っているってすごいですね、
読んでいて何だか頭が良くなった気分になりました(笑
”For a hotline, you're not so hot.” ですが、チャンドラーの女好きからするとこれはもっとセクシャルな意味だと思いますよ。 たとえば、"She's HOT" は彼女はすごくセクシーでいけてる見たいな意味なので、このHOTLINEはぜんぜんセクシーでいけてないみたいな感じになると思います。 横槍すりません。 これからもたのしませていただきます。
そうですね、オヤジギャグでしょう・・・それもかなりベタな感じの(笑)。
・・・と思ったら、Seattle Dogg さんがおっしゃっているような、セクシーな意味をかけてると考える方が面白いですね。うーん、なるほど・・・。
由来については、辞書とかで調べていてわかっただけです。元々知っていたんじゃないんですよ(笑)。
こんにちは。面白いと言っていただけて光栄です。
そうですね。hot はセクシー・・・の意味で言っているのかも。
ジョーイが、ロスのアパートで "Hot Girl!" と言いながら、色っぽい女性を探し回るって話も後に出てきますよね。
今後ともよろしくお願いいたします! また、いろいろ教えて下さいね。
hotには、いろいろな意味がありますが、ここでのhotは
「Having or displaying great enthusiasm; eager: 」、
日本語の「熱心」に当たるではないと思います。
(向こうは映画(Star Trek)を見ながら、Chandlerの質問を回答しているようので)
「そのボタン」はパソコンのアプリ上の「印刷ボタン」だと思いますが。。
因みに、「let's do Julie」の「do」について、感心しました。
一番簡単の単語なのに、そんな使い方は知らなかった。
hot じゃない、というのは「熱心さに欠ける」という意味だ、ということですね? テレビを見ながら客の電話応対をしているなんて不真面目だ、ということでしょうか。
「そのボタン」はリセットボタンじゃなくて、印刷ボタンなのかもしれませんね。普通はまずそれを押すことから始めますから。
let's do Julie. 「今度はジュリーの方(ジュリーのリスト)を作ろう。」というのは、前後の文脈から内容を判断しただけです。
普通は、do Julie のように、「do+固有名詞」という形になったら、「その人の物真似をする」という意味になりますね。その意味ではフレンズにも何度か出てきました。