プリンタのカスタマーセンターと電話中のチャンドラー。
チャンドラー: What is that in the background? Are you watching Star Trek? (そのBGMに流れてるのは何? 君はスタートレックを見てるのか?)
background は「背景、目立たない所」という意味。(←今さら、説明することもないですが・・・)
in the background だと「目立たないで、黒幕になって」という意味ですが、この場合は、in the background music = BGM のことですね。
電話越しの音楽だけでスタートレックとわかるとは、チャンドラーも結構スタートレックが好きみたいですねぇ。(私もスタートレック大好き!)
まぁ、それだけアメリカでは有名なんですが。
チャンドラーは、プリンタの調子が悪いので怒っているのですが、電話の相手はテレビを見ながら応対しているので、「まじめに仕事しろ。」と言いたいようです。
さらには、自分の好きなスタートレックを見てるので、なおさら怒ってるわけですね(笑)。
ジュリーと別れてきたロス。
ロス: I did the right thing. (僕はするべきことをしたんだ。)
do the right thing は「正しい行動をする」という意味です。
相手がつらい決断をした時などにも、友人が "You did the right thing." (あなたは正しいことをしたのよ。あなたがしたことは間違ってないわ。)などと励ますシーンをよく見かけます。
ジュリーが悪いわけでもないのにジュリーを振ってしまったことを、「正しいこと」と言うのは、日本人なら抵抗あるかもしれませんね。
実際、DVDの吹き替えでは、「こうするよりなかったんだ。」となっています。
ここで、「僕は正しいことをした。」というニュアンスのセリフをロスに日本語で言わせてしまうと、きっとロスが悪者に見えるでしょうね。
そういう英語と日本語のニュアンスの違いもわかると、文化の違いもわかって面白いと思います。
日本語だと「こうするより他に方法がなかった。こうするしかなかったんだ。」と、後ろ向きで、責任を他になすりつけるような発言になるところを、英語では前向きというか、自分が正しいと思えることをしたんだ、と言い聞かせるのです。
自らの信念に従うというんでしょうか。
こうして、自分のしたことを正当化することで、痛みを忘れるしかないのです。
ずるいという意味ではなくてね。
私はいつもこの do the right thing という表現を聞く度に、アメリカ人の潔さを感じるのです。(それが例え、言葉上だけの潔さだとしても。)
自分が正しいと思えばそれでいいのか、というご批判もありそうですが、やはり自分のしたことには自分で責任を持ちたいものですね。
(Rachからのお願い)
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でももし私がロスだったら...やっぱりレイチェルを選ぶかも(笑)。失礼しました。
コメントありがとうございます。
そうなんですよね、ジュリーは同性の私から見ても「いい彼女なんだろうな」と思えるキャラなので、振られてしまうのは可哀想、、と私も思いました。ロスが専門的な話をしまくっても嫌がらないだろうし、むしろその部分を尊敬してくれそうでもありますしね。
「レイチェルは綺麗だから」というのはほんとにその通りで、「私が男なら、レイチェルみたいな顔の彼女が欲しい」と思うほど、私はああいう顔が好みなんですよ^^
フレンズ6人の1人ずつのポスターがあったら、私は(男性陣ではなく)間違いなくレイチェルを貼りますねw
それプラス、"I've been in love with you since the ninth grade." 「9年生の頃から、ずっと君が好きだった」という「昔からの気持ち」も後押ししてくれたんでしょうね。恋愛というロマンティックな場面においては、若い頃の夢が叶う、憧れが現実のものとなる、みたいなことも、大きな決定要因の一つになるんだろうと思いました(^^)