ジュリーと別れてきた、その修羅場を語るロスですが、チャンドラーはホットラインの人と電話で話し込んでいます。
チャンドラー: So Spock actually hugs his father? (それで、スポックは本当に父親と抱き合ったのか?)
出ました、スポック!(笑)
スタートレックと言えば、一番有名なキャラはスポックですよね。
ここからスタートレックの話をしますので、興味ない方は飛ばして下さい(笑)。
スタートレック、私も大好きで、日本でもファンは結構いるんですが、アメリカほどの市民権は得てない気がしますねぇ。
SFだし、23世紀や24世紀の話だからちょっと現実味にも欠けるので、こういうのを受け付けないという人は、シットコムの笑いを受け入れられない、という人以上に多いような気もします。
でも、このスタートレックシリーズは、「未来では人間は欲(特に金銭欲)を捨て、素晴らしい人間になっているはず」という製作者のジーン・ロッデンベリーの明るい未来像が描かれていて、見ていて爽快感があります。
だいたい他の未来を描いた作品と言うと、核戦争や最終戦争が起こって人類のほとんどが死んでしまうとか、地球は汚染されてわずかに残された人々が細々と生きているとか、暗い未来像が多いですよね。
スタートレックがアメリカ人に受けるのは、明るい未来像と人間の可能性を描いた作品でもあるからなんです。
私はもともとSFとかが好きなタイプなので(スター・ウォーズも好きですし)何の抵抗もないんですが、スタートレックを見ていると、本当に人類がこんな風になったらいいなと思えます。
で、このスポックですが、彼は一番最初のスタートレック(邦題は「宇宙大作戦」。アメリカでは TOS[The Original Seriesの略]と呼ばれている)に出てくる科学士官です。
このシリーズの主役は、宇宙船エンタープライズの船長ジェームズ・T・カークです。
スポックは父がバルカン人(外交官で名前はサレク)、母が地球人、のハーフで、バルカン人の特徴の「とがった耳」を持っています。
バルカン人は論理性を重視する民族なので、スポックや他のバルカン人は "It's logical." 「論理的だ。」など、logical という言葉をよく使います。
ここで、フレンズ2-8その7 に出てきた次のセリフ、
チャンドラー: Let's get logical about this. (これは論理的に考えよう。)
と、セリフの中で logical という言葉を使ったのを思い出したんですが、あれはスタートレックへの伏線だったのでは?と思ったりして・・・。
オタク特有の深読みのしすぎかなぁ?(笑)
ところで、スポックはハーフなので、バルカンの論理性以外に地球人の感情も持ち合わせており、そのことで若い頃、何かと父と対立し、会話が18年間も途絶えることになってしまいます。
TOS 第44話「惑星オリオンの侵略」(原題:Journey to Babel)は、父のサレクに外科手術が必要になり、珍しい血液型だったので息子しか適合者がおらず、息子のスポックから輸血を受けて手術は成功、そこで父と息子は理解しあったのだった・・・というストーリーになっています。
ですから、このチャンドラーが言っているのは、恐らくこの第44話だと思うのですが・・・。
実は私はこの44話を見てない!!
私もスタートレックが好き、と書きましたが、一番好きなシリーズは新スタートレック(アメリカでは TNG[The Next Generationの略]と呼ばれている)で、詳しいのは、その TNG だけなんですよね、実は・・・。(TOS と TNG と、スピンオフの DS9(ディープ・スペース・ナイン)と VGR(ヴォイジャー)、最新作の ENT(エンタープライズ)とシリーズがたくさんあるんです。)
ですから、和解した、という話は何かのあらすじで読みましたが、「抱き合った」かどうかは・・・
「?(はてな)」です。(まぁ、そんな細かいことを気にしてるのは、私ぐらいでしょうが・・・)
ここでのチャンドラーのセリフで、話のすじを聞いて感心しているところを見ると、彼は
Trekkie (トレッキー。(かなりの)スタートレックのファンのこと。トレッカーとも言う)
と呼べるほどの熱烈なファンではないようです。
好きだけど、テレビでしてたら見ちゃうって程度か、子供の頃よく見てたな、という程度かも。
フレンズ1-2その2 では、このスタートレックの宇宙船”エンタープライズ”の名前が出てきました。
さらに、後のエピソードでは、私の記憶にあるだけでも、チャンドラーがスタートレックネタのギャグを2回言います。
ジョーイも1回言った記憶があります。(またその時に説明しますね。)
そのギャグでみんなが笑えるほど、アメリカ人には有名なドラマだということですね。
例えば日本で、誰かが言葉の端々に「通常の3倍」、「赤い」、「白いヤツ」とかを散りばめてると、ガンダムを知ってる人は嬉しくなっちゃいますけど(そんなのは私だけか?)、知らない人にとっては何を表してるのか全然わかんない・・・みたいなもんで、たくさんの人が笑えるってことは、それだけたくさんの世代に愛されてるってことなんですよね。
ということで、スタートレックに興味のない方には、つまらない説明ですみませんでした。(ただのオタク話でしたね。)
おまけに今日はこれで終わりだ・・・。
きゃー、フレンズファンの皆さん、ごめんなさいっ!
(Rachからのお願い)
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暗い未来像というのはブレードランナーあたりから大流行したと記憶してます。スポックがハーフだとは初めて知りました。中学の同級生でスポックというあだ名をもった人がいたんですが、今どうしてるのか急に気になりだしました(笑)スポック君は元気かな?
おぉ、同志よ!(笑)。そう言えばデフォレスト・ケリーって割と最近亡くなられたんでしたね。晩年のインタビューを見たことがあります。
ほんださんは、TOSシリーズがお好きなのかな? TNGはいかがですか?
TOSでは、カーク、スポック、マッコイの3人が掛け合い漫才みたいで面白いって話をどこかで読んだんですけど、そうなんでしょうか?
とりあえず、話のあらすじやキャラクター設定などは解説本なんかを読んでだいたいの感じは掴んでるんですけど、やっぱり見てみないとわからない部分もありますよね。
見たいんですけど、レンタル屋さんに置いてなくって・・・。シリーズはすべてDVDボックスで発売してますけど(ENTはシーズン途中までリリース中)、全部揃えようと思ったら、かなりの金額になっちゃうし・・・おまけに場所も取るし・・・(泣)。TNGだけで精一杯でした(笑)。
そういう国民的ヒーローを演じちゃうと、確かに俳優さんとしては辛いですよね。日本だと寅さんの渥美清さんみたいな感じでしょうか。(他の映画に出てても、”寅さん”が出てる、って気がしちゃいます。)
外国だと、ジェームズ・ボンドなんかそうですよね。ショーン・コネリーはボンドのイメージを払拭できたけど、ロジャー・ムーアは出来なかった・・・みたいな。ピアース・ブロスナンもとうとう降りちゃいましたよね。好きだったのにぃ・・・。
あ、それから、フレンズも国民的ドラマになっちゃったので、フレンズの後、彼らがフレンズのイメージに縛られないで活躍できるといいなぁーと思っています。
私も小さい頃から好きだったわけではなく、ダンナさんの会社の同僚が、面白いから見ろといって強引に貸してくれた(笑)TNGのビデオを夕食の時間に一緒に見てたら、ダンナさんより私の方がハマってしまっただけでして、私もファン歴は浅いです。(でも、ファンになると、それがマニア(?)になるまでは早い・・・笑)
日本ではスターウォーズの方が人気があるようですが、それでも、アメリカでの人気に比べたら、まだまだおとなしいものだって感じがしますよね。スターウォーズ特別編という、昔のスターウォーズをデジタルリマスターしたのがあって、私は張り切って見に行ったんですけど、映画館はガラガラでしたよ。
アメリカではその特別編の予告が流れただけで、久しぶりに大スクリーンでスターウォーズを見れた!と映画館内が大騒ぎになった・・・って聞いてたんだけどなぁ。
ブレードランナーは見てないんですけど、そういう意味ではエポックメイキングな作品のようですね。
スポック君・・・(笑)。その人は耳が似ていたのかもしれませんが、バルカン人は髪型も特徴があって、つりあがった眉毛のかなり上でおかっぱみたいに切りそろえているので、もしかしたらその彼は、そういう髪型だったのかも??
僕はTOSが一番好きで、その流れで劇場版も見ました。でも、近年の中で言えば、TNGが一番のお気に入りです。TOSの流れもくみながら、独自性もあるし。後のはちょっと内容が複雑すぎて・・・。
質問に答えて下さって、どうもありがとう!
TOSは劇場版も見たことないんですよ。あらすじは知ってますけどね(・・・ってそればっかり・・・笑)
劇場版はレンタル屋さんにもありそうだから、私も一度借りて見てみないとねっ!
TNGもご存知なのは嬉しい! またスタートレックのこと書いたら、反応して下さいね。
私も新シリーズではTNGが一番面白いと思います。ストーリーもそうですし、レギュラーキャラクターが魅力的だなぁ、と。
前にも記事にちょこっと書いたことあるんですけど、私はピカード艦長とデータ少佐が好きなんです。特にデータは、可愛い・・・(笑)。