ジョーイたちの部屋にレイチェルが入ってきます。
ロス: I just got back from Julie's. (ジュリーのところから帰ってきたんだ。)
Julie's は Julie's place または Julie's room (ジュリーのところ、ジュリーの家・部屋)ということです。
マクドナルドを英語で書くと、McDonald's ですが、このように所有格の形になっているのは「マクドナルドさんの店」という意味だからですね。
それにしても、レイチェルが入ってきた時のジョーイの嬉しそうな顔!
いやらしい笑顔ではなく、本当に友人たちがうまく行くことになって嬉しい、という、とてもさわやかな笑顔です。
ロス: It's always been you, Rach. (ずっと君が好きだった、レイチェル。)
レイチェル: Oh, God. (まぁ。)
"It’s always been you." ですが、これは"It’s you."「それは君だ。」の継続を表す完了形でしょうか。
(今、「継続を表す完了形」とかいう表現を使うと、数日前に悩んだ完了形を思い出して、またこんがらがりそうなんですけど・・・笑)
とある人物の説明をしていて、最後に「それはお前だ。それは君のことだ。」というニュアンスでよく "It's you." と言いますが、この場合は、「ロスが思っていた人、好きだった人、ロスの心の中にいた人」、それが「君だ」という意味で、さらに完了形になっているので、「ずっとそうだった」という意味になるのだと思います。
ロスとレイチェルが抱き合った時の観客の歓声。
これがシットコムの醍醐味ですね。
私も見ていて、とても嬉しかったのを覚えています。
今回、ブログのために久しぶりに見ましたが、やはりこういうシーンはジーンときちゃいますね。
そして、フレンズの素敵なところは、こういうシーンでの、友人たちの表情です。
抱き合うロスとレイチェルを見つめる、ジョーイとチャンドラー、いい顔してるぜぃ。
ところが・・・(と逆接が続くところが、いかにもフレンズらしい・・・笑)
調子の悪かったプリンタが何故か復活。
欠点をあげつらったリストを見たレイチェルは大激怒。
ロス: Okay, look at the other side. Look at Julie's column. (わかった、別の方も見てよ。ジュリーの欄も見てよ。)
レイチェル: "She's not Rachem"? What the hell's a Rachem? Is that a stupid paleontology word I wouldn't know, because I'm just a waitress? (「彼女はレイチェムじゃない」? レイチェムって何よ。私にはわからないようなバカみたいな古生物学用語でしょ? だって私はウェイトレスだもんね。)
せっかくの決めゼリフとなるべき、「ジュリーはレイチェルじゃない」が、チャンドラーのタイプミスで「レイチェムじゃない」になってました。
自分の欠点リストで、「レイチェルはただのウェイトレスだ」(←ウェイトレスの方、すみません)と書かれていたのにショックを受けたレイチェルは、わからない言葉は難しい専門用語だと決め付けてしまったのですね。
ま、この怒り具合を考えると、仮に正しく「レイチェル」と書いてあったとしても、それでハッピーエンドとはならなかったでしょうが。
(全然関係ないですが、槇原敬之さんの「僕の彼女はウエイトレス」という歌が昔から大好きで、waitress の話になると、いつも思い出すんですよねぇ。
時々、マッキーの切ない恋の歌ばかりを集めたプレイリストを iPod で聞いて、うるうるしてる時があります・・・大丈夫か、私!?)
(Rachからのお願い)
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[17.41
How would you feel if the person
you trusted most in the world…
(…not only thinks them too…)
…but actually uses them
as reasons not to be with you.
]の
tooの扱いがもやもやしています。
よろしく解説をお願いします。
ご質問ありがとうございます。
このセリフを私なりに訳してみますと、
レイチェル: Imagine the worst things you think about yourself. How would you feel if the one person you trusted the most in the world not only thinks them too, but actually uses them as reasons not to be with you. (自分について考える最悪のこと(自分の欠点)を想像して。もし、こうなら(以下のようなら)あなたはどう感じる? もし世界で一番信頼していた人もあなたの欠点を考える、ってだけじゃなく、一緒にいない理由としてそれを実際に使っていたとしたら。)
too は「一番信頼していた人”も”」ということだと思います。レイチェルは自分がされたことをロスにも想像させようとしているわけですが、「自分の一番の欠点は自分でよく認識している。自分が嫌なそういう欠点を、自分にとって大事な人も考えているというだけでも辛いのに、自分と一緒にいたくないと思うための理由としてそれを使われたらどんなに辛いと思うの?」と怒っているわけですね。先に you think というフレーズがあって、その後に別の人も、という意味で the one person too という形になっていると思います。
いつも全力の回答ありがとうございます。
[you think]を見落としていました。
またよろしくお願いします。
ご丁寧なお礼のお返事ありがとうございます。
「いつも全力の回答」と表現していただけて、とても光栄です(^^)
こちらこそよろしくお願いします。