Q7、
チャンドラーがタバコを吸うのをみんないやがるが、誰にだって欠点はあると言うチャンドラー。
ジョーイは指の関節をポキポキならす、ロスは大げさに発音する、モニカは笑う時に鼻を鳴らす、とそれぞれの欠点をあげつらいます。
カチンと来たジョーイは、フィービーが「髪の毛を噛む」ことを責めます。
ロスは優しくフィービーをかばったのに、そのロスにレイチェルがケチをつけるところから。
レイチェル: "Indeed there isn't"... I should really get back to work. ([ロスの丁寧すぎる発音を真似して]「本当にそんなことはないのだよ」(←ちょっと、これ訳しにくい・・・笑)・・・私は仕事に戻らなくちゃ。)
フィービー: Yeah, 'cause otherwise someone might get what they actually ordered. (そうね。だって、あなたが仕事に戻らないと、お客さんの誰かが本当に注文した品を受け取ることになるかもしれないものね。)
レイチェル: Ohh. The hair comes out, and the gloves come on. (あー? ○○○○・・・)
そうして、みんながクセのことで喧嘩を始めてしまいます。
この The hair comes out, and the gloves come on. の解釈について、
字幕は「髪食い女のくせに」でしたが、
「髪を口から出して、グローブを入れたら? なんでも口に入れるのね!」
というニュアンスでよいでしょうか?
う〜ん、この部分は、私もよくわかりませんでした。
このシーンをご存じない人に、軽く説明をしておきます。
ロスにケチをつけたレイチェルに、フィービーが言ったセリフが、何とも回りくどいけど面白いですね。
これは結局、「あなたがウェイトレスの仕事に戻ると、また注文とは間違った品を客に運ぶことになっちゃうわよ。」と言っているのです。
つまり、レイチェルはウェイトレス失格だということ。
どうしてそこまで言っているかと言うと、「髪の毛を噛む」クセを endearing (かわいらしい)とかばってくれたのに、そのロスの欠点をレイチェルが責めたから。
だからフィービーは「あなただって人の欠点のことなんか言えないわよ。」という感じで、ウェイトレス失格とまで言ったのです。
そこまで言われたレイチェルがフィービーに言い返しているセリフが、問題のセリフなんですが・・・。
The hair とあるのは、フィービーのクセの「髪の毛を噛む」と関係があるのは間違いないと思います。
おっしゃるような解釈も可能なのかもしれませんし・・・。
ところで、何故グローブなんでしょう?
そこで、gloves という単語から考えてみることにしました。
解釈その1
西洋では、手袋を相手に投げることで決闘を申し込む、という風習がありますよね。
だから、その「決闘」のイメージを何か示唆しているのではないかと。
come out, come on というのがなんとも漠然としているので困るのですが、例えば、髪の毛が come out 「出てきて、姿を表して、抜けて」、手袋が come on 「やって来る、登場する」を解釈して、
「髪の毛が手袋になった」
「たかが髪の毛の話から、決闘まがいの喧嘩に発展した」
「単なる髪の毛の話を、決闘にするつもり?」
など、何かしら、「髪の毛の話」から「決闘」になったことを言いたいのかなぁ?
レイチェルとしては、「たかが髪の毛のことを言われたくらいで、私がウェイトレス失格だ、なんて言うことないでしょう? 小さな話が、こんなに大きな”決闘”話にまで発展しちゃたわよ。」とでも言いたいような・・・。
解釈その2
gloves はボクシングのグローブを指しているのかも?
その場合だと、「髪の毛が抜けたけど、その代わりにボクシングのグローブがやってきたわよ。代わりにグローブはめなさいよ。」という感じ?
また、その1と同じく、「髪の毛」の話が「喧嘩、ボクシング」にまで発展してるわ、ということかもしれません。
本当にこれはわかりませんねぇ。
今回いただいた質問で、これが一番難しかったです。
何だか全然違う解釈が出てきそうな気がしますが・・・。
そもそも、私の解釈はちょっと意訳しすぎている感もあるし・・・(笑)。
これは hair や gloves の単語がどうこう言うよりも、come out や come on という表現の幅が広すぎて、却ってつかみ所がないのが原因です。
皆さん、またご意見をお待ちしております!
Q8、
皆がアランとのよりを戻せと詰め寄るシーン
モニカ: It wouldn't be fair to you! ([好きでもないアランを、好きなふりをしてまで付き合うことは]あなたたちにとっても、フェアじゃないはずよ!)
ロス: Who-who wants fair? I just want things back. Y'know, the way they were. (誰がフェアを求めてるんだ? 僕はただ、物事が元通りに戻って欲しいだけだ。ほら、the way they were に。)
最後のthe way they were というのはどういう意味でしょうか?
the way they were の they は「彼ら」ではなくて「things」のこと。
things は「アランとの間にこれまで起こったいろんな出来事」を指し、they = things が were (そうであった) the way (ように)、戻って欲しい、ということです。
the way they were で 「they がかつてそうであった状態、様子」を指します。
ビリー・ジョエル(Billy Joel)の歌に、Just The Way You Are というのがありますよね。
これは、「君が今あるそのままの状態で」という意味なので、邦題が「素顔のままで」になっているのです。(この曲、良いですよー!)
この歌の歌詞に、"I love you just the way you are." というフレーズがありますが、これは「そのままの君を愛している」ということですね。
(うん、最後の解説だけは、上手くキマったね・・・ふふふ)。
と、以上が私の見解ですが、「私はこう思う。」などのご意見がありましたら、他の方も是非是非コメントをお寄せ下さい。
これ以降の議論はコメント欄で進めて行きたいと思いますので、興味のある方は、ちょくちょくコメントの方もチェックして下さいね。
(Rachからのお願い)
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懐かしいですね。そして、今でも勉強になります。
随時見させていただきます。
メモしましたので仕事中に考えます(いいのか?
後半についてちょっと戯言を。
Rachさんが仰られているように、過去や現在の状態を表すのに、you areとかyou wereとかよく使いますよねー。「あの頃は良かった」とか「昔に比べてずっとよくなった」とか。
この表現、単独で引っこ抜いて日本語に訳そうとするとすごく長くなって、英語は英語のまま理解するのが大事なんだなぁと考えさせられた表現の一つです。
ちなみに最初にそのことを教えてくれたのは、missとdrivewayでした。
何かの映画で、シェリフが父親(だと思う)と話してたら、父親が犯人と分かって、近づいてくる父親に向かってとっさに銃を構え「すていわーゆーわー!」と叫ぶシーンがあって、さっぱり意味がわからなかったのを今でも覚えています。
結局これが "Stay where you are!" だったのか、"Stay where you were!"だったのかは、わからずじまいですが ^^;
でもこの台詞が、がっちり頭にこびりついたおかげで、この手の表現に戸惑わなくなったので今では感謝しています。
さてタイトルはなんだったか・・・。
コメントありがとうございます。
フレンズで英語を学習している方、多いようですね。まさに「生きた英語」という感じで、ちょっとしたことがすごく勉強になる気がします。
これからもよろしくお願いしますね。
髪の毛とグローブ、わからないでしょお?(笑) 私もサッパリわかりません。
そのメモを覗き込んだ同僚の方も、さっぱりわからないでしょうね(笑)。
you were とかは確かに日本語で説明すると、却って面倒くさいですね。これも慣れちゃえば、すっごくわかりやすい表現です。
missもdrivewayも日本語でカタカナになってるんで、そういう意味かと思うと、実はそうじゃない、ってやつで・・・。こういうのがまたかなりたくさんあって、妙な英作文を作ってしまう元にもなるわけです。
ところで、その映画は記憶にないですねぇ。自慢じゃないですが、見た映画はそんなにたくさんないんですよ。びっくりするほどたくさん見たら、もっともっと英語が上達するんだろうなぁ・・・。
悔しいので、今度時間できたときにDVDレンタルして観てみます。(笑
実は最初の方のシーズンは一回ぐらいしか見たことなくって、このシーンの記憶が・・・
で、come off ということで調べてみたら、The gloves are off. で「戦う用意ができている」という意味が辞書にありました。つまり、Rachさんの「解釈その1」でいいんじゃないでしょうか。
ただ、問題はThe hair comes outをどう解釈するかですね。やっぱり「髪が抜ける」ってことかなぁ。「髪が抜けて、手袋も脱げる(さあ、戦うわよ)」って感じでしょうか?
一緒に考えていただいてありがとうございます。嬉しいです!「わからないので悔しい」とまで言っていただける、その気持ちだけで十分だわっ(笑)。
私は逆に、シーズン1の頃は何度も繰り返し見ていたので意外と覚えていますが、この部分はずっとわからないまま今日までほったらかしてました(笑)。
ハルさんのコメントにある解釈が近い気がしてきたんですが・・・。どう思われますか?
DVDで確認していただいて本当にありがとうございます!(私がしなくちゃいけなかったのに・・・今回は何故かDVDでの字幕確認を怠ってしまいました)
おっしゃるように、ネットのスクリプトとDVD字幕で単語が違ってたりすることがあるんですよね。
私も見ましたが、字幕は come off だし、「オ〜フ」と確かに下唇噛んでますね(笑)。
私の見たネットのスクリプト(The One Without A Name...Yetというサイトのもの)はご質問の通り、come onと書いてありました。
The gloves are off. でつまり「決闘の時、手袋を脱いで相手に投げている」から、「手袋が外れている」→「決闘の準備ができている」ってことなんでしょうね。
come out はやっぱり「抜ける」かなぁ、と思います。髪を噛んでいて抜けちゃった、ってことで、「髪は抜けるは、手袋は脱げるは」というセリフなんでしょうかねぇ。とにかく、come on じゃなくて、come off が正しいということになると、この解釈が限りなく正しいと思えます。
見直して出直してきます
さっそく調べてみたら、The gloves come off.は、それほど有名じゃないけど、お決まりの言い方で「喧嘩が始まった」とか「問題勃発」なんていう意味みたいです(伝聞
例えば、
Their marriage had appeared really good. But, one day, the gloves came off. The marriage imploded.
てな感じで使われるようです。
しかしこれ、単語の意味からすると、gloves GET off の方が、私には自然に聞こえるんですよね。英語って難しいですねえ本当に ^^;
前半のhairの方ですが、これは全くの私見を。
アメリカだとあだ名(というか名前の短縮)のパターンが少ないので、頻繁に名前がかぶりますよね。で、そういう時ってあの人達は、特徴を名前の前後につけて、Volleyball Tom とか Walkin' Eddy とか、あるいは パートナーの名前を取ってFred's Missy なんてやって、区別したりするじゃないですか?面白いのだと、Mean Jeanとか(笑
で、その時に、この前の部分だけ残る事がありません?
例えばある時、同じバーに、Paul Tall(背が高い) と Paul Tank(いつもタンクトップ着てる)ってのがいまして、その時はHey! The Tank comes! とか やってた気がするんですよ。
前フリが長かったですが、というわけで単純にThe hair = フィーブでいいのではないかと最初に思いました。
これだと、The 〜 comes out, the 〜 come off.というリズムにはめるために、皮肉もこめつつ一語で誰のことかはっきり分かるようにするための表現なのかと。
でも、Rachさんのおっしゃる、「抜ける」っていう解釈も、すごく納得がいくので、私の解釈はまあ、たいへんに怪しいです。
失敗して学ぶ方針なので失礼をば。。。
come onはネットのスクリプトからです。
プリントアウトして、セリフを聞きながら見たりしてます。
30分番組なのに、ものすごい量になりますよね。
で、、dvdを見直して参りました。問題のシーン、と。
あ、れ?ちょうど笑い声が混ざっていて・・・わ、、わからん・・・^^
でも噛んでたのでありゃoffですね。
Rachさんには語問題をやらせてしまい、申し訳ないです
そりゃ、難問になるわ
>リズムにはめるために、皮肉もこめつつ
あ〜なるほど。うまいですね!
あるいは、rachさんの
「髪は抜けるは、手袋は脱げるは」
のどちらかでしょうね。
グローブを意識してなかったので、とても有難いですね。
The gloves come offは英辞郎にのらないかしら
Q8はなるほど。thingsのですか。
そういえばthemでは1-3の中にこういうのがあって、
I'm gonna be dating leather-wearing alcoholics and complaining about them to you
このthemは人のようですが、良いのでしょうか
いろいろと詳しく書いていただいてありがとうございます。
「グッジョブです、ビー」って何だろ?と思ったら、グッジョブを表す手の形だったんですね・・・知らなかった。(と早速、妙なところに感心してしまう)
例えば、自分で服や帽子を脱ぐ一般的な表現は take off (my hat)ですよね。(反対語は put on)
get off も「脱ぐ、はずす」という意味があります。get my ring off など。
come off だと「(ボタンなどが)とれる、はずれる」という感じなので、ぽろっと取れちゃった、みたいな感じなんでしょうか?
人の意志が感じられない表現(「誰かが手袋を外した」ではなく「手袋が外れた」という客観的な表現?)を使うことで、淡々とそういう状況になった、ということを描写しているとか???(この辺は、思いついたまま書いてますので、あまり気にしないで下さい。)
今ちょっと調べたら、take off the gloves で「(議論・闘争などに)本気で立ち向かう」とあり、それは「ボクシング用グローブを外して素手で殴ろうとすること」から来た言葉だ、と書いてありました。
The gloves come off も、私は「決闘で投げる手袋」かと思ったけれど、「ボクシングのグローブ」という可能性もあるみたいですね。
あだ名の名前の前が残る、という話、面白いですね。ちょっと私は思い当たるシーンはないんですが、そういうのありそうな気がします。
字幕も吹き替えも「髪食い女のくせに」となっていたと思いますが、「髪の毛ちゃん」って感じでフィービーを指す、というのは、その日本語訳と通じるような気もしますね。(ここは日本語に訳しにくいところだし、そのリズム感も出しにくいので、こう訳しただけかも・・・訳者の方の考えはわかりませんが・・・)
私もこういうご質問をいただいた時は、DVDでその前後のシーンとか、日本語訳のニュアンスとかを見直したりすることが多いんですが、今回だけ何故かその確認を怠りまして・・・。
どうしてスクリプトとDVD字幕(実際のセリフ)が異なっているのかが、逆に気になってきましたが・・・。
gloves という単語が、このセリフのポイントなのは間違いないと思いますね。手袋にしても、ボクシングにしても、戦いのイメージを出そうとしているのは、間違いないと思うのですが・・・。
I'm gonna be dating... の場合は、素直に them = leather-wearing alcoholics 「レザーを来たアルコール依存症の人たち」を指すと思いますよ。
私が「彼ら」ではなくて、と書いたのは、なんとなくtheyと聞くと瞬間的に「彼らは」と思ってしまうことが多いかと思ったので書いただけです。人でも物でも何でも使えるんですけど、まずは「人」を思い出す人が多いかなぁと思って・・・。
take offは通常、人が主語にきて目的語に物をとります。例えば、Do I need to take off my shoes? (←空港でたまに聞きますよね
逆にcome offは、物が主語に来て、Rachさんがおっしゃられたような意味になります。
で、難しいのがget offで、これはもうたーくさんの意味があって、いつも惑わされてばっかりです。「ていうか、この表現ナシにしてくれない?」って思う時ありませんか?(笑
とういわけで説明はパス。というか無理です。どなたか教えてくださいm(__)m
で、今回のスクリプトでgetだと思った理由。
The gloves are off.が元にあるならば、The gloves got off. で、グローブが、be offをgotした(すいませんわかりにくいですね^^;)って感じで、「戦闘開始!」というイメージになるかなあと思ったんですよ。「あいがったごー!」のノリです^^
comeだとどうしても音がソフトで、戦闘的なイメージがでないかと。逆にgotならシャープでいい感じに、ソリッドな決闘のイメージがでるなあと。
あっと、妄想ですね(笑
楽天市場の、フレンズDVDボックスをクリックしてしまいそうになる今日この頃です(苦笑
そうかぁ。私、ほっとあーるぐれいさんが、get off を思い浮かべた理由を勘違いしていたみたいですね。
私はget off と聞いて、瞬時に get off といういわゆるイディオムを想像して(I get off. とか)話を進めてしまいましたが、私の方が妄想だったようです。
そもそも、「日本人はイディオムに捉われすぎている」という指摘があって、実はネイティブはそんなこと気にせずしゃべってるというのを聞いたことがあります。(確かハートで感じる英文法でも、そんな話が出てました。)
だから、私がすぐに get off というイディオムを想像したのも、問題ありってことですね(笑)。
"be offをgotした"イメージ、分かるような気がします。例えば、You are fired. の代わりに、You got fired. という方が「された」感じが強調されるとか、何故か「さあ始めよう!」という時に、ネイティブは Let's start! じゃなくて、Let's get started! って言うとか、そういうのでしょうか??
確かにcomeだと、「自然にそうなった」ようなニュアンスを感じないでもないので(私の勝手なイメージですが)、got off の方が、「バッと手袋が飛ぶ感じ??」が出るような気もしますねぇ・・・。(私も妄想モードに入ったかもしれない・・・でも、ほっとあーるぐれいさんのおっしゃりたいことは、すごくわかる気がするんですよ。)
やっぱりDVDでじっくり研究する価値はありますよ。是非ご購入をご検討下さいませ。一緒に悩みましょう(笑)。
昔中世の騎士が籠手をつけると決闘の合図だった事からというのが語源らしいです。The hair comes outはフィービーが髪の毛を口に入れて噛むのが癖で、直前まで噛んでたんですね、それでそれを吐き出して、レイチェルに皮肉を言ったので、レイチェルがムッとして「あら、(この髪食い女が)口から髪の毛を吐き出したと思ったら、こんどは私にケンカを売る気?」と言っています。
コメントありがとうございます
上のコメント欄で話題になっていたのですが、この come on はネットスクリプトとDVD英語字幕とで違っていて、前者は come on、後者は come off と書いてあります。
上のコメント欄にもあるように The gloves come[are] off. は「手袋を脱いでいる」→「決闘の準備ができている」ということだと解釈したのですが、gloves come on の場合は、gloves は鎧(よろい)の籠手(こて)を指して、それを付けると決闘の合図になる、ということなんですね?
The hair comes out は comes out of her mouth のように「フィービーが口から髪の毛を吐き出した」という感じで、髪の毛を出した後、籠手をつけた、と、反対の動きを対比して表している感じでしょうか?
お返事ありがとうございます。
ネットスクリプトとDVD英語字幕が異なっている、ということが結構あって、今回は、実際レイチェルは come off と言っているようでした。
上にも書いているように、「手袋を外す」ようなことで、「喧嘩、決闘」をイメージした言葉であるのは間違いないようですね。
今さらですが、ロングマンにも、以下のように書いてあります。
the gloves are off:
used to say that people are ready to begin a fight or argument
つまり、「人が戦いや議論を始める準備ができていることを言うのに用いる」
ということですね。
Rachさんのブログに出会いさらにFriendsが楽しくなりました。
The hair comes out, the gloves come off. では、
後半部分は、これまでの説明のように
「(グラブを外して素手でマジで)決闘する、けんかする」という
意味ですんなり理解させていただきました。
ここでは、グラブをつけた「ルールあり」の大人の言い回しから、
グラブを外して「何でもあり」の言い合いになりそうな感じがしました。
前半部分は、
Rachさんのおっしゃるとおり、
「(物理的な意味で)髪の毛が(口から)出てくる」
という意味に加え、
"come out"が
(見えなかったものが)現れるとか
(秘密が)公言される
(他動詞用法では、ゲイだと)カミングアウトする
と言った使い方に見られるように、
(今まで公になっていないことが)みんなにばれる、わかってしまう
というニュアンスが含まれていると思いました。
↓あまり良い言い換えではないですが、
Now that the hair story comes out,
you have no hesitation blaming whatever you've found.
のように思いました。
「さらにFriendsが楽しくなりました」とのお言葉、とても嬉しいです。
さて、come out については、おっしゃるように日本語にもなっている「カミングアウトする」という意味もありますね。
今までは黙っていた、髪の毛を噛むことなどに対する不満、それが露呈されたことで、もう誰にも遠慮しない、相手のすることに何でもケチをつけてしまうような、何でもありの喧嘩に突入しちゃうのね、という感覚なんでしょうね?
come という言葉は、様々な句動詞の形で、本当にいろんな意味で使われますよね。このセリフも、come out, come off といういろんな意味に解釈可能なフレーズが使われているために、いろんな意味を示唆できる、という利点があるのでしょうね。
「ばれる、わかってしまう」の感覚は、今までみんなが胸に秘めていて黙っていた、相手への不満の話であるだけに、なるほどなぁ、と思いました。
興味深いご意見、誠にありがとうございました。
の表現、今日友達に聞いてきましたので参考にしてください。
フィービーは髪の毛を噛んでいます:つまり、この時はお口は忙しい。だから、余計なことは言えない(口は閉まっている)
でも、髪の毛を放したら、失礼なことを言い始める。そんなに言いたいなら、グローブを外しなさい。相手になるわよ。
(グローブをはめている状態というのは、お互いをカバーできますよね?でも、脱いだら、流血(??)沙汰になる)
だから、グローブを外して本気でやり合うわよ、と言っているのではないか、と言ってました。
ご意見、ありがとうございます。
the gloves come off については、「グローブを外して本気でやり合う」感覚なんですね。「手袋を脱いで決闘する」という意味もありそうでしたが、お友達のご意見では「はめていたボクシングのグローブを取ってしまって、素手で本気でやり合う」感覚だ、ということですね?
The hair comes out の解釈については、上のコメント欄でも「フィービーが口から髪の毛を吐き出した」という意見がありました。それが一番、もっともらしい気がしますね。
髪の毛を噛んでいることで、口はふさがっていて「余計なことは言えない」ということも言えるでしょうね。また実際フィービーは、辛いことがあって何も言葉が出ない時などの苦しみに耐えるために、髪の毛を噛むクセがあるようですから、それでも我慢し切れなくなって、とうとう、言いたいことを思い存分言っちゃうのね、言ってはいけないことまで今言っちゃったわね、という意味にもなりそうですね。
「髪の毛が口の外に出た→(それまでは言えなかった)言いたいことをぶちまけた」、「そして、グローブが外される→素手での本気の喧嘩」という流れになる、という感覚でしょうか。
興味深いご意見、ありがとうございました。
この フレンズ1-3 (シーズン1)の記事内の「次の記事」のリンクをクリックすると、フレンズ2-8 (シーズン2)に移動してしまう、という件について、ご説明させていただきます。
2-8 を解説している時期に、1-3 に関するご質問があったので、通常の 2-8 の解説記事の間に、1-3 の記事が挟み込まれた形になっています。
そのため、「次の記事」のリンクは、エピソード順にはならずに、「次の日に投稿した記事」へ飛んでいるため、2-8 に移動してしまう、ということになります。
解説は基本的にエピソード順に書いているのですが、ご質問があったりした場合は、イレギュラーな形で過去のエピソードに戻ることもあります。
その部分は、「前の記事」「次の記事」がエピソード順にならない場合もありますが、どうかご理解下さいませ。