問題のリストの責任を追及されて困るチャンドラー。
チャンドラー: Pheebs, back me up. You believe in that karma crap, don't you? (フィービー、助けてよ。フィービーは例のカルマとかなんとかを信じてるんだろ?)
フィービー: By the way, good luck in your next life as a dung beetle. [うんうんとうなずいて](ところで、あなたのフンコロガシとしての来世に幸運を祈ってるわ。)
karma は「[仏教・ヒンズー教の]カルマ、業(ごう)、因縁」という意味です。
karma については、フレンズ1-3その4 ご質問1 でも触れています。
フィービーはカルマとか霊感とかを信じるタイプ。
なにかとんでもないことが起こった時に、前世からの因縁とかが関係してるのよ、と言うタイプの人です。
だから、チャンドラーは、「こういうことになったのは、何かの因縁だ」とフィービーに言って欲しかったのでしょう。
(業や因縁が原因だと言われても、チャンドラーの罪が軽くなるとも思えないけど、良心の呵責に耐えられなかったかもしれない・・・笑)
ですが、うなずきながらも、辛辣な意見を述べるフィービー。
dung は「(牛馬などの)ふん、こやし」、beetle は「(カブトムシなどの)甲虫(こうちゅう)」。
(今年は、子供たちの間で甲虫ブームでしたね、ムシキングのお陰で。うちでも甲虫(パラワンオオヒラタクワガタ)飼ってます。ただいま冬眠中?)
つまりdung beetleはフンコロガシのことです。
フィービーは「チャンドラーのこのひどい行為は確かに因縁が関係するもので、だからあなたはそれを償うために、来世はフンコロガシになっちゃうわよ。」という意味なんですね。
フンコロガシは英語でも「フン甲虫」なので、どこの国でもちょっと可哀相な名前ですね。
来世がそれだと予言されたチャンドラーは、もっと可哀相かも・・・。
ロスはすごい雨の中、バルコニーへ登ってきて、なんとか部屋に入れてもらおうと叫んでいます。
レイチェル: When somebody does not buzz you in, Ross, that means, "Go away." It doesn't mean, "Climb up the fire escape." (誰かがあなたがブザーを鳴らしても部屋の中に入れないって時はねぇ、ロス。それは「帰って」という意味で、「非常階段を上がってきて」という意味じゃないのよ。)
buzz someone in は「ブザーを鳴らしたお客を部屋の中に入れる」という意味です。
フレンズ1-1その1 にこのブザー(インターコム)の仕組みを説明してあります。
fire escape は文字通り「火災避難装置」のこと。
ビルの外側についている非常階段などを指します。
カサの骨が折れてボロボロになってる様子で、かなりの大雨、なおかつここまで登ってくるのが大変だったことがわかりますね。
(台風のニュース写真に使われるようなカサになってます。)
他のみんなにドアを開けてもらったロス。
ずぶぬれのロスを心配するモニカ。
モニカ: You must be freezing. You know what you need? How about a nice, steaming cup of hot Mockolate? (ロス、凍えちゃうわよ。こういう時に必要なものは何だと思う? おいしい湯気の出ているホットマコレートはどうかしら?)
ロスとレイチェルの件で、すっかり忘れてました、マコレート(笑)。
そう言えば、このエピソードのサブプロットだったなぁ。
(Rachからのお願い)
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2006年01月20日
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