2006年02月08日

フレンズ2-9その12

管理人に電話するレイチェル。
レイチェル: Yes, somebody broke our knob on the radiator and it's really hot in here. Yes, it's hot enough to bake cookies. (そうなんです、誰かさんが暖房器のノブを壊しちゃって、ここ、本当に暑くて。そうです、クッキーが焼けそうなほど暑いんですよ。)
レイチェルの話しぶりから、管理人がクッキーの話を出したのがわかります。
チップの代わりにあげたクッキーのことですね。
そのクッキーの話が出た後で、修理が遅くなると言われたので、ロスは「クッキーじゃなくて、本来あげるべきチップを渡せ。」とモニカに迫ります。

モニカ: Look, if it gets a little warm, it can be a theme party. (ねぇ、もし少し暖かくなるんだったら、それをテーマにしたテーマ・パーティーが出来るわよ。)
ロス: Here's a theme: "Come on in, live like bacon!" (これがテーマだ。「おいでよ、ベーコンみたいに暮らそう!」)
チップの代わりにクッキーをあげたのはモニカのアイディア。
ですから、そのせいで暖房器の修理が遅くなり、部屋が暑くなるので、「暑い」ということを強調したくないモニカは、a little warm (ちょっと暖かい)と表現しています。
自分の罪を少しでも軽く見せようという努力ですねぇ。
theme は「テーマ、主題、題目」。
日本語ではテーマと言いますが、発音は「スィーム」(←カタカナで書くと何か違う感じだけど・・・。「舌を上の歯の裏に当てて空気の通り道を狭くしてスーと言う」感じの th の発音ですね。ジングルズでたくさん練習したぞっ!)
live like は「・・・のように生きる」です。
live like a king だと「王様のように贅沢な暮らしをする」という意味になります。
bacon は「豚肉の燻製(くんせい)」のことですから(不可算名詞なので a はつかない)、「ベーコンのような暮らしをする」とは、「ベーコンみたいにジリジリとあぶられて燻製みたいに時間を過ごす」ということのようですね。

とうとうパパの家の前まで来たフィービーたち。
フィービーが急ブレーキをかけたのでチャンドラーはガラスに頭をぶつけてしまいます。
チャンドラー: So that's what this is for! (これは、そういう時のためのもんだったんだな。)
チャンドラーが頭をぶつけたガラスは運転席と乗客との間にあるもの。
これは、強盗がタクシーの運転手にピストルを突きつけて脅さないようにするための防弾ガラスですよね。
でも、チャンドラーは、フィービーが急ブレーキをかけた時に、このガラスのお陰で前の座席までつんのめることがなかったので助かった、そういう急ブレーキの時の事故を防ぐためのガラスだったんだね、と言っています。
that's what this is for. の文の構造は、that = what, さらに what は this is for の目的語となる先行詞を含む関係代名詞なので、this (このガラス)は that (そのフィービーがしたような急ブレーキ)のためにあったんだ、という意味になります。

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posted by Rach at 15:22| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
雑談ですが、最後のThat's what this is forを見てディオンヌ・ワーウイックの「That's what friends are for(友達ってそういうときのためにあるのよ)」日本語タイトル 愛のハーモニー、という歌を思い出しました。エイズ救済基金のためのキャンペーンソングでエルトン・ジョンなども参加してましたね。
Posted by agathe at 2006年02月08日 22:20
私は洋楽にあまり詳しくないので、どんな歌か知らないのですが(泣)、いろんな支援や基金のためのキャンペーンソングって外国ではよくありますよね。We are the World とか?

That's what friends are for. って良いタイトルですね。
私もこの文章の仕組み(?)を知ってからは、この表現に出会うと、「あっ、またこれ出てきた」って嬉しくなってしまうんですよ。英語独特の表現というか、日本語からこの英語の語順は出てきませんからねぇ。
Posted by Rach at 2006年02月09日 13:59
このパターンで、私が一番使うのは、
That is exactly what I was looking for!
”いぐざくとりぃ”を強めにゆっくり(ほわっとはやや弱く)。
”ざっといず”と”いぐざくとりぃ”との間をやや開けて。
”るっきんぐふぉー”もやや強め。

強くするところと弱くするところの発音のバランスが比較的簡単で(上手く言えません^^;)、日常生活で使えるフレーズなので、最初の頃、だいぶ練習しました。
本気で感動を表すパターンと、冗談ぽく言うパターン。
少ないフレーズでいかに回すかに勝負かけてますから!(だって覚えられないもの・・・

Posted by ほっとあーるぐれい at 2006年02月10日 12:32
exactlyとかの副詞って、感情込めやすいですよねぇ。
人に何か言われた時に、Exactly! Totally! Definitely!などを使って返事すると、会話が生き生きする、というか(?)

同じフレーズでも言い方によっていろんな表現ができますよね。
明石家さんまさんは、あまり英語が得意でないそうなんですが、例えば相手の名前がボブならば、相手が素晴らしいことをした時には"Oh, Bob!!"と満面の笑みを浮かべて相手を称え、困ったことをした時は、"Oh, Bob..."としかめっつらをして相手を非難するだけで、結構コミュニケーションがうまくいくもんだ、みたいなことを以前どこかでおっしゃってました。なんか、なるほどなぁ・・・と納得してしまいます。表情やイントネーションって大事ですもんね。
Posted by Rach at 2006年02月10日 14:50
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