キャブに戻ってきたフィービー。
ジョーイ: How far did you get? (どのくらいまで向こうに行った?)
フィービー: Mailbox. (郵便受けまで。)
チャンドラー: All right, we're getting closer. (よしいいぞ、だんだん近づいてる。)
get は「着く、到達する」という意味。
フィービーは、本当のお父さんに会うために家に近づこうとしますが、なかなか勇気が出ずに、途中まで行っては引き返す、を何度も繰り返しています。
その気持ち、わかりますよね。
日本では家にある郵便受けを「ポスト」と言いますが、アメリカでは mailbox といいます。(イギリスでは postbox, letterbox というらしい。)
それから日本では郵便を投函するのはあの赤い「ポスト」ですが、アメリカのは四角い青色の箱で mailbox と言います。
じゃあ、「ポスト」って何なのさ?って感じなんですが、post はイギリスで「郵便、郵便制度、郵便物、郵便箱(いわゆるポスト)」という意味になります。
今では電子メールでメールボックスというものがありますので、ポストよりも mailbox の方が自然になってきてるかなぁ?
チャンドラー: So why not go knock? (じゃあ、ノックしたら?)
Why not? は相手が否定的なことを言った場合には、「なぜいけないのか? なぜしないのか?」という意味になり、反語的に「・・・していいはずだ」という意味になります。
また相手が何かを提案した場合には、「もちろん。いいよ。そうしよう。」という返事になります。
(これも、「なぜしてはいけないのか、ダメな理由なんてないから、いいじゃないか。」という反語的な流れから来たものです。)
そして、このセリフの場合は、「・・・してはどうですか?」という提案を表しています。
反語というのは、「かつてこんなに悲惨な出来事があったであろうか。」と問いかけのように見せて、「いや、こんなに悲惨な出来事は過去に見たことがない、これはまさに史上最悪の出来事だ。」という結論に達するように誘導する修辞法ですね。
これと同じようなことが英語でもあるということです。
言葉で感情を表現する際に、ただ平坦に語るのではなく、劇的な効果を狙ってこのような言い方をするのでしょうが、その思考過程は英語も日本語も同じということですね。
やはり同じ”人間”なので、思考回路はどこか似ているのでしょう。
なかなかノックできないフィービー。
フィービー: I've already lost a fake dad this week. I don't think I'm ready to lose a real one. (私は今週すでにニセモノのパパを失くしてるわ。だから、本物のパパまで失う準備が出来てないのよ。)
フィービーがパパだと信じていた人は別人(ただのフォトフレームのモデル)でした。
だから、もし本物のパパと会って、その人がフィービーにとっての素敵なパパじゃなくて、ひどい男だとわかったら、フィービーにはすがるものがなくなってしまうのですね。
だから会うのが怖いというフィービー、その気持ちはよくわかります。
さんざん待たされて結局会う勇気が出なかったフィービーを優しく慰めるジョーイとチャンドラー。
こういう友達がいるって素晴らしいですね。羨ましいです。
ジョーイ: I know you're not going in there, but you think it's okay if I go in and use his bathroom? (フィービーがパパの家に入っていけないのはわかってるんだけど、俺が行ってトイレを借りるっていうのはダメかな?)
二人ににらまれて
ジョーイ: That' fine, never mind. Cool, snow! Kind of like a blank canvas. (いいよ、忘れて。[外を見て] おっ?きれいだな、雪って! 真っ白なキャンバスみたいだ。)
せっかく優しい言葉をかけたのに、こうやってその感動を潰してしまうのもジョーイらしいです。
トイレが借りれないと知って、雪のキャンバスに絵を描くことに決めたようですね(笑)。
(Rachからのお願い)
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イギリスとアメリカでもいろいろと言葉は違いますが、日本のカタカナ英語は、本当に通じないのが多そうで・・・。
英語を輸入してカタカナ英語にする人には、是非気を付けていただきたいと思います!(←やけにえらそうですが・・・笑)
ある友人(♀:Aさんとします)がイギリス滞在中、友達(♀:Bさん)を誘って知り合いのレストランに行きました。
素晴らしいディナーを堪能し、満足していると、オーナーがやってきて・・・
Owner : How was the dinner?
A :It was really nice! Thank you!!
B :Yeah! I haven't ever had such a delicious dinner. Thank you!
Owner: My pleasure.
A :I'm jealous. How wonderful your コック is.
Owner: ......
この後オーナーは立ち去って戻ってきませんでした。
なぁーーーんでか(フラメンコ調
それはねっ!
料理人(コック)は英語だとcook。
コックっていうとcockで、男性の"アレ"の隠語だったりします。
そう思って読み返すと・・・
かなり恥ずかしいですね。
「なんでそんな事がわかるんだ?」とでも思ったんでしょうか?
まあとにかくかなり困ったみたいですねぇ。
カタカナ英語には気をつけましょう・・・
(↑聞いてなかったら私も100%ひっかかってましたから!)
cookの発音はクックで、cockはイギリス英語だとコック、アメリカ英語だとカック、って感じの発音なので、ちょっと紛らわしいかな?
でもbookもwoodもブック、ウッドとカタカナで書くのに、どうしてcookだけコックなんだよ、って感じ?
そもそも、cookは日本語で「コック」って言うけど、それを動名詞として使う時は「クッキング」って言いますよねぇ。最初から英語の発音どおりにコックさんを「クックさん」って呼んでおけば良かったわけですね。
Captain Cookは「キャプテン・クック」て呼ぶのにねぇ。
個人的には、「なんでかフラメンコ」にウケてしまいました・・・(笑)
日本語で言うと「いやー、歳をとるとどうもパッキンがゆるくなってだめだなあ」てな感じでしょうか?(下品ですみません・・・
ついでに出てきたwoodですが、これ、ネイティブに一番通じなかった単語でした。wの口をすぼめる音ってのを理解して無くって、日本語の”う”の形になってたらしく、全く理解してもらえませんでした。
Wendyとかだと、自然とその形になるんですが、woodだとダメなんですよね。自然に口が動くまで、めちゃくちゃ練習しましたよ^^;
「いやー、歳をとるとどうも・・・」ってコメントを見た人は、ほっとあーるぐれいさんのことおじいさんかと思うんじゃないですかぁ?
高校時代にB'zを聴いていた、というコメントから判断しても、私より若いはずなのに。(私の高校時代はチェッカーズとかレベッカとかですからね。)
wの発音は、意外と難しいですよね。ちゅーでもしようかというくらいに(笑)、かなり口を突き出さないといけないというか・・・。
でも、発音ができるようになると、ネイティブみたいでかっこいいです、うん。
ちなみに、オセアニアの一部地域で使われている変則英語(ピジン・イングリッシュとか何とか言うらしい)では、長音がなくなって、「coke(コーク)」もコックになるそうです。それが紛らわしいので「tin kok(缶入りコーク)」とか言うらしいんですが、それだと日本人にはさらに怪しく聞こえ・・・
以上、ご参考まで(笑
ふみやの前髪とか、ノッコの鼻とか、気になりましたねぇ(さあいくつだ!?
Pidgin English(ピジンイングリッシュ)って言葉も初耳。辞書には英語に中国語、ポルトガル語、マレー語が混じった・・・とか書いてありますね。
これはわかりにくそうな感じ(笑)。
フミヤの前髪はちょきん!と切ってみたかったですねぇ。NOKKOは・・・鼻!?
私はレベッカも大好きで、フレンズは一時期私のカラオケ十八番(おはこ)でした。
Private Heroine(プライベート・ヒロイン)って歌の歌詞に、「彼女の髪はブルネット」っていうのがあって、「ブルネットって何やろ? ブルーの髪なのかなぁ?」とか思ってたら、brunette「黒みがかった髪」のことだと後で知りました。モニカの髪がそうですよね。
そう言えば、NOKKOは今NYに住んでるんじゃないかなぁ。私も住みたいぞ!!
好きな歌は、Wearham Boat ClubとかLondon Boyとかですねぇ(さあいくつだ!?
のっこの鼻っていうのは、整形疑惑が・・・(私のまわりだけ?
NYかあ。住んでみたいけどちょっと怖いのもあるなあ(さあいくつだ?
kookは気づきませんでしたねえ。当然のように聞き流してたかと^^;
ブルネットとブロンドとレッドヘアーについて少し。
最初は、はっきり言って、違いがよくわかりませんでした(笑
でも髪の色って女性にとってはとても大事で、これを間違えると怒られます。
「遊ぶならブロンド、結婚するならブルネット」っていうのは、アメリカでは結構一般的に言われてるみたいですよ(苦笑
モニカがブルネット、レイチがブロンド、赤毛はハリーポッターのロン君をイメージするとわかりやすかったです(私の場合。
最後にお約束の小噺をひとつ。
お休みの日に(日本で)、てくてくと道路を歩いてたら、ひったくりを目撃してしまった友人のJohn君(仮名)。
警察官に事情聴取を受けました。
警官:犯人の特徴は?
John:んー。He is(has) black hair, dark eyes, 5-10 foot, 130-pound... That's it.
警官:・・・それじゃ殆どの日本人男性を捕まえないと・・・
これ、アメリカじゃすごく正しいんですよねえ。
人の特徴を言う時は、まず目の色と髪の色、それから体型って続きます。服装なんかは二の次って感じ(?
でも日本人には、そんなとこを見る習慣がないじゃないですか?
恥ずかしくて顔があんまり見れない事も多いし。
というわけで、私はなるべく人の顔をみるようにしてます。
日本だとかなり怪しい人なんですが・・・^^;
フレンズ1−6のセリフですね。
モニカ: Okay, so I'm responsible, I'm organised. But hey, I can be a kook. (そうね、私は責任感が強いし、几帳面(整理整頓好き)だわ。でも、ほら、「変人」にだってなれるのよ。)
発音はクックというよりも「クーク」って感じみたいです。だからcookをちょっと強調したようにも聞こえますよねぇ。
kookという綴りもなんか不思議な感じで、誤植みたいに見えますし。あれ以来、あまりお目にかからない単語のような気もしますけど・・・。
私も聞いた時は、cookかと思いました。
ここのコメント欄で「フレンズ」って書くと、誰もレベッカのフレンズだとは思いませんよねぇ?(笑)
ラスベリードリームは私も好きだし、代表曲ですけど、あれ、カラオケ向きじゃないんですよね。最後の方は、Yeah, come on, baby の連呼(笑)で、そのままフェードアウトしていくので、歌っていて非常に恥ずかしい(笑)。一度歌ってから歌いにくいので歌わなくなりました。
ムーンは私も好きです。前奏も好きだし、あのちょっと暗いトーンがいいですね。ムーンの入ってるアルバムPoisonのジャケットがかっこいい。
鼻、ってのはそういう疑惑のことでしたか(笑)。まぁ、アメリカならあり得ん話ではないですけど。
レイチはブロンドっぽいですが、フレンズ2−16のセリフで、ある人が、フィービーにはBlonde girl、レイチにはNot-so-blonde girl、と呼びかけるシーンがあって、ちょっと驚いた記憶があります。確かにフィービーの方が金髪ですもんね。
赤毛というと思い出すのが「赤毛のアン」と「赤毛連盟」。(←この言い回し、ちょっとほっとあーるぐれい氏風?)
「赤毛」には激しいイメージがあって、それでアンは赤毛を嫌がっているという話を聞いたことがあります。
シャーロック・ホームズの「赤毛連盟 Red-Headed League」も、赤毛の人が自分と同じ赤毛の人に遺産を残す、という話で、赤毛である境遇を少し不幸だと感じているってところが根本にあるようですし。(ほっとあーるぐれいさんにホームズネタを振るのは危険だったか?!)
アメリカでは目の色、髪の毛が特徴になるんですね。日本も最近では、茶髪かどうかは判断基準になりますけど、緑の目の人はあまりいないし・・・(笑)。
ちなみに私はblack hairです。小さい頃から真っ黒で、今まで一度も染めたことがありません。最近は染めてるかたも多いので、かえって真っ黒だと目立つ感じもするし。でも白髪を発見したりすると、それも目立つのが、ちとつらい(さあいくつだ?
↑結構オチがビシーっと決まった!?
銀髪もまでいくと、very blondeまたは silver blondeって言ってた気がします。
さて、期待にお答えして(笑
赤毛連盟(または組合)は好きな短編なのですが、よく「三人ガリデブ(原題:The Adventure of the Three Garridebs)」とまじっちゃいます(苦笑)
どちらも途中が似てるんですよねえ。
「株式仲買店員(原題:The Stock-broker's Clerk)」もちょっと似てるかな?
赤毛がマイノリティなのは間違いなさそうで、一部の人がコンプレックス持ってるのも事実みたいです。赤からブロンドに変える人は多いですねえ。
逆に大学に入ったのを機に、「馬鹿に見られたくないから」ってブロンドをブルネットに変える子もいます。それを見て残念に思ったおばあちゃんが「She killed her hair!」と嘆いてたのが印象的でした。ネイティブの表現は面白いですね。
というわけで、日本だと髪染め液と言えば「黒→色付き」か「白→黒(茶)」しかありませんが、アメリカだといっぱい種類があったのには驚きました。まあ人口も使う人も多いので商売としては問題ないんでしょうが^^;
ちなみに私もずっと黒髪です。太目の直毛で手に負えなかったのが、年々細く柔らかくなってきて、ここ5年ほど少々おびえております(さあいくつだ?
↑オチで負けては悔しくて寝られませぬ!!
gray hair(白髪、または白髪まじり)はちょっと寂しいけど、銀髪ってのはきれいですねぇ。
(ラルク・アン・シエルのhydeが時々銀髪になってましたねぇ。あ、あまりラルクは詳しくないですけど(さあ、いくつだ?
(↑オチが早すぎた?もういつでもリタイアしますよ。これ以上、ほっとあーるぐれいさんを不眠症にさせて、昼休みの書き込みが出来なくなると困るから・・・(笑)。しかし、このノリといい、趣味が似ているところといい・・・
I wonder if you are my half brother or something...(笑)
赤毛連盟のターゲットになった人は「燃えるような赤毛」だったですね。燃えるような・・・って一体どんな色だろう?(BBCのドラマではかなり派手な色だったような記憶が・・・)
三人ガリデブも確か遺産の話でしたね。ガリデブってやっぱり珍しい名前なんだぁ。日本語にすると、ガリ(痩せてる)とデブ(太ってる)で妙な雰囲気の名前に思えたり(笑)。
株式仲買店員は「ある人に無意味な仕事をさせて・・・」という筋書きですね。うん、確かに似てる。
ハルさんのところのコメント欄に先日書いたんですが、リーズ・ウィザースプーン主演のキューティー・ブロンドという映画も、金髪だからそういう目で見られたことに反発して、ハーバードのロースクールに行く、という話でしたよねぇ。でも、ブロンドをブルネットに変えるなんてもったいない!
"She killed her hair!"って表現はよくわかります。「ダメにしちゃった」感が出ててね。
ブルネットのNorma Jeaneは、ブロンドに変えることでMarilyn Monroeになったというのにねぇ。
私も髪は太目のストレート。健康的な髪の毛ですね、っていつも美容院で褒められます(笑)。うちの家系は怯える必要ないですね。父はかなりきれいなシルバーグレーなんですよぉ。
(お、オチがない・・・)
目の色もそうですが、色素が薄いものって、季節や照明なんかでかなり色がかわっちゃいます。なのでこういう半端な言い方が存在するのかなあ?と思ったり。まあ推測です^^;
キリがないのでこの辺でリタイヤしときます。
もう歳だしムリは禁物(さあいくつだ?
それからオチ合戦は・・・あーん、もう降参ー!
こんなに敗北感を味わったのは20年ぶりくらいかな(さあいくつ・・・
もうホントにやめときます。マジで、こ・う・さ・ん!
さて、次回はどんな戦いが繰り広げられるのかっ?