2006年02月15日

フレンズ2-10その3

ボビーはいつもお酒を手に持ってる、というロスに、
フィービー: And did you notice how he always starts his stories with "Okay, I was so wasted!" or "Oh, we were so bombed!" "So I wake up and I'm in this dumpster in Connecticut!" (それから、ボビーがいつもこういう出だしで話を始めるのに気づいてた? 「いいかい、俺はすごく酔っ払ってたんだ。」「あぁ、俺たちはすごくベロンベロンだった。」「それで目が覚めると、俺はコネチカットのこのゴミ箱の中にいるんだ。」)
wasted も bombed も「酔っ払って、酒でフラフラの」という意味です。
dumpster は「ダンプスター、大きな金属製のゴミ箱」のことです。
ボビーの話はいつも酔っ払った時の話ばかりで、ベロンベロンになって気がついたらゴミ箱の中だった、という話まであったらしい。
それを思い出したみんなは、彼はアル中なんじゃないか・・・という疑問を持ち始めます。

セントラルパークにて。
ボビー: What do you say we make these coffees Irish? (このコーヒーをアイリッシュ・コーヒーにするのはどうかな?)
What do you say...? は「・・・はどうですか、いかがですか?」と提案する時の表現です。
Irish coffee (アイリッシュ・コーヒー)とはアイリッシュ・ウイスキー(アイルランド産のウイスキー)やミルク、砂糖を混ぜたコーヒーのこと。

モニカ: It seems like you've been making an awful lot of stuff "Irish" lately. (最近、あなたって、たくさんのものを”アイリッシュ”にしてるように見えるんだけど。)
ボビー: I'd make them Belgian, but the waffles are hard to get into that flask. (ベルギー風にしたいところだけど、ワッフルはその携帯用の瓶に入れるのは難しいからね。)
an awful lot of は「実にたくさんの、ものすごい数の」という意味。
awful (大変な、恐ろしい、ひどい)で a lot of を強調しています。
モニカはボビーがそうやって何かにつけて食べ物にウイスキーを入れていることを、遠回しに「アイリッシュにしている」と表現しています。
Belgian は「ベルギーの、ベルギー風の」という意味です。
flask は「(化学実験用の)フラスコ、(ウイスキーなどの)携帯用瓶」を指します。
ボビーは、「アイルランド風ではなくて、ベルギー風にしてみるっていうのもおいしそうだけど、ベルギーと言えばワッフルだから、ワッフルはウイスキーみたいに小さな瓶に入らないから持ち歩けなくて。」と言う妙な言い訳をしていますね。

(Rachからのお礼の言葉)
「みんなの英会話奮闘記ランキング」で久々の1位になりました!(注:「みんなの英会話奮闘記ランキング」への参加は、2016年5月末日をもって終了しました)
「なんということでしょう!」と「劇的ビフォーアフター」の心境です。(自分自身が一番驚いてます。)
年末年始があまりにもランキングが絶好調だったため、最近は下がっているところしか見てなくて、CDTV(カウントダウンTV)を見るたびに、ランキングが下がった矢印を見ては「おぉ、君の気持ちがよくわかるぞっ!」とシンパシーを感じる日々が続いていたのですが・・・(笑)。
ランキングはいつも接戦で、きっとまたすぐに落ちてしまうと思うのですが、久しぶりの復活でちょっと(かなり)嬉しかったので、喜びの声を書いてみました。
本当にクリックして下さった皆様、ありがとうございます。
これからも充実したサイトになるよう努力しますので、応援よろしくお願いします!
(ありがとう、紫のバラの人。←このネタは、前にも使ったな・・・笑)
出来ましたら、他の(↓)もついでに・・・(笑)。
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posted by Rach at 13:21| Comment(26) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素晴らしいブログでファンになっちゃいました。
また遊び来ます♪
お気に入りリンクに貼らせてください♪
お遊びのブログですが・・・
よかったら遊びに来てくださいな↓
http://groovywardrobe.blog47.fc2.com/
Posted by mami at 2006年02月15日 17:28
たぶん rachさんはご存知だと思いますが、これが dumpster の典型的な例です。↓

http://www.northstar.k12.ak.us/schools/joy/aaahinzman/greenstar/picspaper.html

人が何人も入りそうですよね。酔っ払って、気がついたら dumpster の中にいた・・・なんてありえそうですよね!

みんなの英会話奮闘記ランキングでの、1位、おめでとうございます! またがんばってポチします!
Posted by KopyKat at 2006年02月15日 17:37
こんばんは、U゜∀゜Uワンeigoinuと申します。
私も、英語学習の為にフレンズ見始めました!

テレビで放送しているのをランダムに録画してるので、
一体何話なんだ?何シリーズだ??という感じですが…
何とか続けてみようと思います。
また見に気マース!
Posted by U゜∀゜Uワンeigoinu at 2006年02月15日 18:58
首位奪還、おめでとうございます!ブログ村のほうも3位ですね。すごい!私もポチポチ応援しまーす。
Posted by agathe at 2006年02月15日 20:36
このブログは強いですね。
最初の頃は1位までは無理かと思ってましたが(ACEさんが無敵に思えたのでw)、首位を奪取し、そしてちょい落ちて、そこから奪還とはドラマがあります。
もし、また落ちたとしても、メダル圏内をキープしていれば再奪還は可能ですね。
Posted by sat at 2006年02月15日 22:10
記事と関係ない質問ですみません。
Rachさんは海外ドラマを観まくって英語力を上げたとのことですが、いわゆる文法の勉強というのはしたことはないですか?
解説を読むたびにRachさんの深い文法理解力を感じずにいられないのですが、過去記事で英語再学習の経緯などを拝見すると海外ドラマを観はじめる以前からの英語基礎力が相当高かったようなので、特に「文法」とか「ボキャビル」とか、それに特化した勉強は必要なかったのでしょうか。


最近学習の方向についてちょっと考えることが多くなりまして、大先輩のRachさんのお話を聞かせてほしいなー、と。

Posted by melocoton at 2006年02月16日 09:54
シンパシーも好きな単語なんですが、この場合"commiserate"が使えると、さららにおされでくーるなんじゃないかと思います。
シンパシーは良い意味でも使いますが、こっちは通常悪いこと(経験・感情)に使われるみたいです。
We are commiserated. なーんてやると、すぐ仲良くなれそうです。
ただ注意しないといけないのは、アメリカ人でもこの単語を知らない人は結構いるので、相手をみて言わないといけないってことです^^;

言葉は文化だっていいますが、それと同様に”その人の言葉”は”その人の人生”なんだなあって、よく感じました。祖先がどの国出身か、いつ頃アメリカに来たのか、どういうソサイエティーの中で育ったのか。それによって選ぶ言葉が微妙に変化します。
そういう所に注意してみてると、日本とは少し違ってて、とても面白いです。

ちなみに私は、どちらかというと暗い映画が好きで、必然的に語彙力も暗いものの方に偏ってたりします。
例えばサイダーハウスルールとか見たりすると、adoptとかdivorceとかmiscarriageとか、そんなのばっかり^^;

その点フレンズはいいですね!
というわけで一位復活おめでとうございます。
Posted by ほっとあーるぐれい at 2006年02月16日 12:31
mamiさんへ
初めまして。ご訪問&コメントありがとうございます。
「ファンになっちゃいました」なんて言われたら、とっても嬉しいです!
サイト拝見させていただきました。セレブの写真がいっぱいでとってもキレイ!
ブリちゃんとか、サラジェシカパーカーとか、やっぱりスターは絵になりますねぇ。
私はファッションにはかなり疎くて(←あまり認めたくないのだけど・・・)、ファッション雑誌もほとんど買わないんですけど、アマゾンオススメの
Us SECRET OF Celebrity Style A CRASH COURSE IN DRESSING LIKE THE STARS
という本を最近買っちゃいました。表紙がジェンだったんで。こういう本は見てるだけで楽しいですよね。あまりに自分と違い過ぎて、あまり参考にはならないんですけど(笑)。
これからもよろしくお願いします!
Posted by Rach at 2006年02月16日 13:37
KopyKatさんへ
そうそう、dumpsterって大きいですよねぇ。フレンズ1-2その2 で少し触れたんですが、アリーmy Loveでは、アリーが自分が振られる(英語ではdumpという)時の脳内イメージとして、大きなゴミ箱から、ダンプカー(dump truck)の荷台に放り込まれるシーンがあります。そのゴミ箱がdumpsterみたいですね。
dumpという言葉を聞く度に、あの可哀相なアリーの姿を思い出します(笑)。

それから、いつも応援していただいてありがとうございます。(私もいつもKopyKatさんとこでポチしてまーす!)
KopyKatさんのブログはイディオム、それも私の知らないイディオムがほとんどなので、コメントがとても入れやすいです。それに比べてうちのは結構入れにくいと思うのに、いつもいろいろ入れて下さってとても感謝しています!

KopyKatさんは音声ブログでずっと1位ですよね。お互い手に手を取って(?)仲良く頑張りましょう!
人気blogランキングは、私よりずっと上にいらっしゃるのでいつも離れ離れ。早くぴったりと寄り添いたいです。(このランキングは手ごわいのだ!)
Posted by Rach at 2006年02月16日 13:39
U゜∀゜Uワンeigoinuさんへ
わぁ、ワンちゃんの顔なんですね、これ。かわいい!
初めまして、これからもよろしくお願いします。
北米にお住まいですか。うらやましいです。私もいつか絶対に住んでやるぞ!と燃えています。(おばあちゃんになってからでもいいんだっ)

何シリーズか何話かが知りたいと思われるなら、私がサイドバーでリンクさせていただいている、めるさんのサイト
める's FRIEDNS PAGE
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/
の「フレンズ・サブ・プロット一覧つきエピソードガイド」の1〜10シーズン共通(検索用)でキーワード検索すると、どの時期のエピソードかがわかると思います。
ファイナルシーズン最終話まで一覧になっていて、ネタバレになってしまう場合もありますので、お気をつけ下さいませ。
Posted by Rach at 2006年02月16日 13:42
agatheさんへ
ありがとうございます! 「奪還」できるとは夢にも思っていなかったので、本当に嬉しいです。実は主人に「最近、ランキング落ちてるやん」って言われてて、「いいねん、一回1位取ったから、落ちるのはしょうがないし・・・」とか言ってたんですよね。
それが1位に復活して「ねぇねぇ、また最近1位になってん。」って言うと、「何や、やっぱり気にしてたんやん。」って言われました。そりゃ気にしますって、私は弱い人間だもの(笑)。
これからもよろしくお願いしますね。agatheさんとこで、また子供ネタなどで盛り上がりましょう!(息子とラブラブの話とか、ね?)
Posted by Rach at 2006年02月16日 13:44
satさんへ
satさんには初期の頃からずっとランキングの変遷を見守っていただいていたので、首位奪還のご報告が出来たことは感無量です。(どうしてもsatさんにはこういうコメントになっちゃうんですが、やはり最初に応援して下さった方は私にとって大切な人ですから。どのブロガーの人もきっとそうですよね。)
ACEさんは超弩級だから・・・なんて話もしましたねぇ。私もあの方には今でもかなわないと思っています。同じフレンズネタを扱っておられることもあって、お話したら楽しそうかも、と思ったりもするのですが、私からは恐れ多くて声が掛けられないですね。そしてあちらからお声が掛かることもないでしょう(笑)。
メダル圏内キープってオリンピックでタイムリーな話題ですが、まぁずっと1位は無理にしても、極端に下がらないようにだけはしたいと思っています。

昔satさんに言われた「フレンズ特化ブログであることは長所であり短所だ」という話もいつも頭の中にあるんですね。主人にも「フレンズだけやったら弱いんとちゃう? もっといろいろ幅を広げたらええのに。」といつもアドバイス(?)されます(笑)。
悩んでるってほどでもないけど、確かにフレンズに興味のない人にとっては、立ち止まる意味もないブログなわけですしねぇ。でも1位を取れたことで、そしてある程度のランキングをキープできていることで、私はこの方向で行けばいいんだ!ってふっきれました。
ニッチを狙う、というか、フレンズネタを扱ってる方は多いけど、もうフレンズをとことん突き詰めることで、「フレンズの英語と言えばこのサイト」と言われるようになるのが夢です。
そういう意味でも、絶対にファイナルまで続けます。死なない限りはね(笑)。これからも見守っていて下さい。しかし、このペースだと一体何年かかるんだろう?
Posted by Rach at 2006年02月16日 13:47
melocotonさんへ
私の話が参考になるかどうかはわかりませんが・・・。
そうですねー、いわゆる受験勉強時代から英語は得意科目だったし、高校のgrammarも好きでした。が、あの時代の知識は「文法用語丸覚え」の程度で、これにはto不定詞がつくとか、-ing形になるとかそういうことばかり気にしていて、あまり実際のセリフの解釈に役立つような文法知識はなかったなぁ、と今になって思います。

海外ドラマを見るようになって、セリフの単語を辞書で調べると、用法とか注意点とかが載っていたりしますよね。あれで私は文法の勉強をしたようなものです。受験の時に使った英文法などの参考書は受験が終わるとともに捨ててしまい、実は半年前くらいまでは、ちゃんとした文法書を持っていませんでした。時々、あまりにも初歩的なことがわからなくなるので、本屋さんで目に付いた「数研出版 基礎と完成 新英文法 安藤貞雄著」という本を買いました。何故この本にしたかというと、受験時代に使っていた参考書だったので懐かしかった、というだけだったりするんですが(笑)。

他に文法に関しては、やはりTOEIC向けに問題集をやるうちに覚えたところもあります。それから、文法書というよりも、伊藤サムさんの英語に関する本などを読んで、日本人が間違えやすいところ、誤解してるところとかを指摘した文章から、知識を増やすということもありました。
ということで、「文法特化」の勉強はやはりしてないですね。ちょこちょこした知識をいろんなところから仕入れたものが、あのブログの解説になってるという感じかなぁ。

ボキャビルは、ハルさんのところでも書いたような気がしますが、受験の時の「試験に出る英単語」(しけたん)しか記憶にないですね。
他には単語帳みたいなのを買ったことがないです。TOEIC用にも単語の勉強はしませんでした。TOEICの単語はTOEICの問題集をこなしていくことで覚えてますね。英検は最近受けてないのでわからないんですが、再受験する場合は、やはりちょっとボキャビルも念頭に置かないといけないかもしれない、とは思います。(大学生の時、1級の単語がわからなくて呆然とした記憶があるので・・・笑)

文法だけひたすらやるとか、ボキャビルだけひたすらやるとか、そういうことが良い悪いというよりは、それが出来ない歳(あるいは頭?)になってしまったような気がします。セリフの意味を理解したいから、いろんなものをひっくり返して答えを探す、その過程で出会った知識が蓄積されてるってだけのことでしょうかねぇ。
「深い文法理解力」というほどのものではないです。謙遜ではなくて、そんなに理解できてるなら、TOEICのリーディングがもう少し点数が良くてもいいと思うしなぁ(笑)。
Posted by Rach at 2006年02月16日 13:51
commiserateなどという、オシャレでクールな単語は初めて見ました。(最初「さららにおされでくーる」って、文字化けかと思いましたよ!・・・笑)
co-とmiseryがくっついて動詞になったような単語なんですね。なーるほど。
よくご存知ですねぇ、こんな単語。

言葉は確かに「人生」を表しますね。日本でも「お里が知れる」とか言いますが、アメリカはいろんな民族がいたりするから、余計にその辺りがはっきりしてるんでしょうね。

サイダーハウスルールという映画も知りませんでした。孤児院などが舞台の映画なんだぁ。でも暗い語彙も必要ですし、というか、暗い語彙ほど慎重に使わないといけないわけですから、そうやって暗いイメージをちゃんと掴んでいた方がいいのかもしれませんね。

で、最後に素晴らしいまとめをありがとうございます! これからも応援よろしくお願いします!!(それから脱線話もね!)
Posted by Rach at 2006年02月16日 13:54
丁寧なお返事ありがとうございます。
やはりRachさんのようにドラマを「理解したい!」と強く思い、あれこれ調べて答えを探せる人というのは強いですね。
これが結果的にはいちばん身につくし(Rachさんが生き証人)、実践的だとわかっていても、なかなか実行し続けられる人は少ないと思いました。知的好奇心というか、探求心というか、さすがです。
私もなんとかその方法で数ヶ月「フレンズ」と付き合ってきましたが、あれこれ調べるうちにどんどん脱線していって、収集つかなくなって、「なにやってるんだっけ?」ってことがしばしば。こんなに注意力散漫で大丈夫か?と不安になっていたところでした。


あ、私もしけたん世代です。たしかにああいう詰め込み型の学習はもうできないトシだわ。

Posted by melocoton at 2006年02月16日 23:01
melocotonさんへ
知的好奇心や探求心というと聞こえがいいですが、私は単に「オタク」なだけというか、とことん調べたい性格なんですね。脱線するのも楽しいし、決して無駄にはならないと思うんです。「問題集を何頁やったぞ!」という方が、量が目に見えるし、充実感を感じることができたりする、というのもわかるんですけど。
ドラゴン桜の国語の先生も、「知的好奇心が大切だ」と仰ってましたねぇ(笑)。

ところで、いつの間にか某所(ハルさんとこ)で私たち、姉妹(あるいは親子??)になってるみたいですね(melocotonさんの横レスが原因か!?・・・笑)。
「TOEIC満点ホルダー三姉妹」で決めてくれ!とかハルさんに言われてるしぃ。でもどんなに頑張っても、私には満点を取れそうな気がしないです。melocotonさんには是非頑張っていただきたいです!
とにかく、同じしけたん世代として、これからもよろしくお願いします!!
Posted by Rach at 2006年02月17日 13:02
ピンポーン。おじゃましまーす。
「TOEIC900点台ホルダー三姉妹」の三女です。
MIKAがハルパパに、娘にして、とか言ったのが原因!?
Posted by MIKA at 2006年02月18日 01:25
my dear sister MIKAちゃんへ
あーら、いらっしゃーい! ささ、上がって、上がって!(笑)
そうそう、そもそもの発端は、MIKAちゃんがハルパパの娘になったのが原因ね。
歳の離れた末っ子のMIKAちゃんが、ハルパパは可愛くてしょうがないみたいねぇ。
「900点台ホルダー」という何とも中途半端なネーミングを早く返上して、MIKAちゃんみたいに満点ホルダーになりたいとこなんだけど、もうおねーちゃんの歳になると、なかなか大変なのよ、これが(笑)。
100回受けたら1回くらいまぐれで・・・ってのもあり得ない気がする(泣)。
MIKAちゃんやmelocotonおねーちゃんのような素敵な女性と姉妹になれてとっても嬉しいです。これからもよろしくね!
Posted by Rach at 2006年02月18日 21:46
PHOE: Yeah. Oh, OOOH, yeah, you know, did you notice how he always starts his stories with, um, OK, 'I was soooo wasted,' or, 'Oh, we were soooo bombed,' or, ummm, ooh, ooh, 'So I wake up, and I'm in this dumpster in Connecticut.'
の解釈なんですが、ボブが「いいかい、俺はすごく酔っ払ってたんだ。」と話し始め、酔っぱらってバカをやった話をするわけではないと思います。私が考えた解釈は「彼って話し始める時いつも「あのさ聞いてくれない、俺はもうぼろぼろでだめだめだったんだ。」とか「ああ、俺たちもう再起不能なんだよ。」とか「そうだね、俺は毎朝(ベッドで)起きたらコネチカットのごみ箱の中にいたみたいな最悪の気分だよ。」って感じで話し始めるんだけど、(陽気なはずのボビーが)どうしてだかそんなふうに言うこと、みんな気づいてた?」です。つまり私の解釈は日本語字幕および日本語音声とほぼ同じです。

ここでフィービーがnoticeしていることは「ボブはもともと明るい性格ではないと推察できる証拠がある。なぜなら話の初めはとても根暗な発言から始まるから。でもお酒を飲むとすぐ陽気になる。そこには大きなギャップがある。」ということではないかと思います。And did you notice howとhowがありますが、このhowは明るいはずのボビーがどうしてそんなに暗いことを?という意味で入れていると思います。

私のホームステイ経験上ですが、wastedはものすごく疲れていて身も心もぼろぼろだという意味では日常会話の中で頻繁に聞きましたので、話初めがこの言葉で他に前後関係がなければそう解釈すると思います。

動詞のbombはもともと爆撃するという意味ですが、to defeat decisively(徹底的に打ち負かす)という意味もあります。
http://www.merriam-webster.com/dictionary/bomb

ボブはwastedをもうだめだという意味で、bombedを動詞bombの受動態の意味=徹底的に打ち負かされたの意味でしか使っていないと思います。(脚本家がこれに酔っぱらっているの意味をかけていると思います。)wastedやbombedが泥酔してふらふらという意味になるのは、事前にお酒を飲んでいたという情報が提供されている場合に限られていて、話し始めの一言だとそう解釈するのは難しいと思います。

「朝起きたらコネチカットのごみ箱の中にいる」はボブとしてはこの数日間の気分を例え話で表現しているだけだと思います。(脚本家が裏の意味「酔っぱらてバカな行動をして目が覚めたらごみ箱の中にいたという実際に起こりうる話」を連想させているのではないかなと解釈しました。)
3つの例の内これだけ現在形なのは現在の習慣を答えているからで、実際にあった話なら通常は過去形になると思います。(現在形で過去の出来事を生き生きと語る歴史的現在という用法もありますが、その場合でも過去の出来事について語ることを伝えるために、少なくとも最初の一言は過去形になることが普通なようです。)また内容的に考えて、もし実際にあった話なら、話の最後の落ちと言う感じがして、he always starts his stories withの例には当てはまりそうにありません。この文の前にもorがあるのでこれだけ落ちと言う可能性は低く、これも話し始めの言葉の3つ目の例ではないでしょうか?this dumpsterのthisは”とある”という意味のthisであればいきなり出てきてもおかしくありません。この文章の初めのsoがなんなのかよくわからないんですが、"What's up?"と聞かれて、答えの話初めにだったらsoから始まってもおかしくないかなと思います。
あるいは下記の8にあたる用法も可能かもしれません。この場合は話に割り込んでいく感じでしょうか。
http://eow.alc.co.jp/search?q=so
「〈話〉ところで、まあそんなわけで◆文頭に置き、さりげなく話題を変えたり相手の注意を引いたりする。」と書いてあります。

この後のスートリーで酒を飲んでいない時のボブは実際めちゃくちゃ根暗なのですが、酒が入る前の話の初めにはそのような暗いボブが見られるということではないでしょうか?ストーリーのプロットからしてファンボビーがもともと陽気な人というわけではないことに気づくnoticeする(モニカ : Turns out that Fun Bobby was fun for a reason.)ところが核心だと思います。

Posted by 神田 at 2012年12月22日 12:45
神田さんへ
コメントありがとうございます。

「コネチカットのごみ箱」の部分、確かにDVDの日本語字幕では、「”寝起きは ゴミまみれの気分だ”」と訳されていますね。

ただ、私には、ここは「気分」を言っているのではないように思えます。気分であるなら、「気分」であることを示す何らかの単語が入っていても良さそうな気がするのですね。feel のような動詞とか、like 「みたいな」という例えを表す単語とか。

私はこの現在形は、「現在形で過去の出来事を生き生きと語る」用法だと捉えました。この this はあった出来事を「物語風」に語る時の this (意味としては、a と同じ)だと思われます。「それでさ、起きると俺は、コネチカットの、あるゴミ箱の中にいるんだよ!」みたいな感じでしょうか。

did you notice how he always starts his stories の how については、「どんな風に話を始めるか」という感覚だと思います。with 以下で説明されているフレーズを使ってボビーが話し始める「様子」に、みんな気づいてた?という感覚でしょう。このように、that の代わりに how を使う用法は、フレンズなどのドラマのセリフではよく登場します。

一連の話の流れは、
モニカ:それが何? だから彼は(たまたま)今夜たくさん飲んだのよ。
ロス:考えてみたら、手に酒を持ってないボビーを見たことない気がする。
フィービー:そうよ、気づいてた? 彼の話の出だしはいつもこうよ。”俺は so wasted だった” ”俺は so bombed だった” またはほら、”それで、起きると、コネチカットのゴミ箱の中だ”
(この時のフィービーの言い方が、酔っ払いみたいな言い方を真似ている)
ジョーイ:モニカ、飲んでない時の彼と一緒にいたことある?

このやりとりは全て、「ボビーは常に酒を飲んで、常に酔っぱらっている」みたいな話になっている気がします。ですから、問題のフィービーのセリフも、「話の初めはとても根暗な発言から始まる」ということを示すものではなくて、その彼のセリフの出だしから、「ボビーが常に酒を飲んでいる、酔っぱらっている」ことがわかる、ということだと私は捉えました。

ですから、「酒が入る前の話の初めにはそのような暗いボブが見られる」ということを示すセリフではなくて、「フレンズたちが知っているボビーは、常に酔っぱらいを示唆する言動しかしていない」ことにフレンズたちが改めて気づいたことを示しているように思います。この後で、モニカがボビーに酒断ちをさせてみると、すっかり暗いボビーになってしまって、明るいボビーはお酒のおかげだったのかと気づく、という風に、話が繋がる気がしました。
Posted by Rach at 2012年12月25日 17:48
「朝起きたらごみ箱にいた話」の部分をこの数日の気分とするなら、もっとほかの英語にするだろうというRachさんの解釈は確かに私もそう思います。私は脚本家がむりやりダブルミーニングをねらったものが、行き過ぎて裏の意味のほうが強く感じられる文章(逆に言うと表の意味が不自然)になってしまったのかなと感じていました。フィービーの役者の演技もどちらかというと落ちを言っているようにしか聞こえなくなってしまっています。ただしhe always starts his stories withとフィービーは言っていること、orがあること、私はこの二つの条件があるのでコネチカットのごみ箱の話はどうしても話初めの言葉でなければならないと考えたのですが。逆に二つのこの条件がなければ歴史的現在で過去の出来事を語っていると解釈するほうが私もずっとしっくりきます。この二つの条件についてはRachさんはどうお考えですか?

wastedは私の体験ではものすごく疲れているという意味で頻繁に聞いた言葉なのですが、これを話初めにいきなり言われて泥酔してフラフラだったと解釈してもらえるでしょうか?例えば日本語の”へべれけ”のような言葉であればいきなり言われても飲んでいたんだとわかりますが、”ふらふら”だったらその言葉だけでは飲んでいたかどうかわからないというのと同じで、飲んでいたことの説明なしに話初めにいきなりwastedと言われても飲んでいたとは解釈できない気がします。
俺はへべれけだった。→酒を飲んでいたことが伝わる
俺はふらふらだった。→たんにつかれていただけと伝わる
俺は酒の飲みすぎでふらふらだった。→酒を飲んでいたことが伝わる

bombedは私自身聞いたことがないのでよくわかりませんが、本来の意味だと爆撃されるなので直接的には爆撃されたと言っているわけですから、話初めにwe were bombedと言えば「テロにあった体験談が始まるのかも」と取られる可能性すらあります(アメリカの場合日本よりも現実味があります)。実際googleで検索してみると爆撃されたニュース・歴史の記述・体験談ばかりヒットします。

それから日本語字幕と音声についてですが、固有名詞に関するトリビアがないと理解できないような話は全く異なる話に置き換えられてしまうことが普通ですが、この話にトリビアは全くいらないので、まったく置き換える必要がないにもかかわらず、なぜそういう日本語訳にしたのか疑問があります。コネチカットだけ固有名詞ですが、これはそのまま言っても意味は通じますし、より日本人になじみのあるボストンみたいな地名に変えてもいいですし、削除してしまって「朝起きたらごみ捨て場に」としてもよかったはずです。またいつも飲んでいるという話が文脈的にも正しいのであれば、変えてはいけなくないでしょうか?直前直後のつながりはRachさんのおっしゃる通りでいつも飲んでいたとしたほうがおさまりがよくなります。そうするとなおさら変えないはずです。ボビーが常習的に過剰な量のお酒を飲んでいるらしいことは、今空いたボトルの数やロスの発言で既に明らかなので、これ以上繰り返す必要はありません。そのことは伝えたので、次は観客に「ファンボビーは実は陽気な性格じゃなかったの?」と気づかせることが重要なポイントだからではないでしょうか?フィービーはそのことにピンときたから言ったと思います。
Posted by 神田 at 2012年12月26日 04:03
神田さんへ
コメントありがとうございます。

まずは、wasted や bombed という単語について。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では以下のように出ています。

wasted
2. (slang) very drunk or affected by drugs

bombed : (informal) very drunk

LAAD では、wasted の方は3つほど意味が載っていますが、bombed については、この very drunk という意味しかありません。
ですから、wasted, bombed という単語を聞いたネイティブは、即座に very drunk であると認識するように思います。

or は私も、"A, B or C" の形だと思っていて、「コネチカットのごみ箱の話は話初めの言葉」だと思います。So 「それで」が最初についていますが、それは何かの話をする時に、最初に付ける So の感覚で、A, B から続いた so という意味ではないと思っています。this dumpster のように、a ではなく this を使うのは、自分に起こった出来事を物語調に語る時によく使われる用法なので、この後、「起きたらごみ箱の中でさぁ」の話の続きがある、この部分はその話の最初の部分であることがわかる仕組みになっている気がしました。

私は逆に、この部分のやり取りは、「ボビーはかなりの大酒飲みで、いつも酒にまつわる言動ばかりである」ことをフレンズたちが改めて気付く、というシーンだと考えています。この部分ではまだ、「じゃあ、酒を飲んでない時のボビーはどうなるか?」ということには誰も意識が向いていないはずです。その後、モニカがボビーに酒断ちをさせた後で、「酒が入っていないボビーは根暗である」ことが判明するのが、このエピソードのストーリー展開になっていると思います。
いつも手にお酒を持っている、というロスの発言の後、「彼の発言はいつも、酔っぱらってる自分の描写から始まる」というフィービーのセリフがあって、それを踏まえてジョーイが、「彼っていつも飲んでるの? 飲んでない彼って見たことある?」みたいにモニカに尋ねる、という流れになっているわけですから、ここでは「ボビーはアル中かもしれない、と思うほど、酒を飲んでいる」ことを印象づけるセリフである必要があったのだと、私は思いました。
Posted by Rach at 2012年12月27日 16:11
話初めにいきなり現在形で歴史的現在と認識できるのかな?という疑問と、形容詞のbombedは確かに意味が一つしかないのですが、bombの受動態は多義なので、一つに意味が絞れるのかな?という疑問がまだあるのですが、とりあえずネイティブには誤解されることなく通じるんだろうということで、Rachさんの解釈で納得して先に進みたいと思います。Rachさんもどこかで書いておられましたが、あまりわからないことに執着しすぎるとかえって学習効率が悪くなると思うので。本当に丁寧にご説明いただいてありがとうございました。
Posted by 神田 at 2012年12月27日 20:20
神田さんへ
お返事ありがとうございます。

おっしゃるように「話初めにいきなり現在形で歴史的現在と認識できるのかな?」という疑問は確かにありますね。また、bombed は結局「他動詞の受動態」なわけですから、bomb という他動詞の意味の分だけ、bombed にも意味の広がりがあるのは間違いないので、必ずしも very drunk だと言い切れるわけでもない、と私も思います。

私もこれが最終結論というつもりではないので、心のどこかに留めておいて、また別の表現に出会った時に、再考できるといいなと思っています。
こちらこそ、一緒に考えていただいてありがとうございました。
Posted by Rach at 2012年12月30日 08:42
いつもお世話になっています。
[yet]がしっくりしません。
04.20 Okay, so that's what?
Two bottles.
And yet somehow we went through five?
よろしくお願いします。
Posted by Tamashiro-OB at 2019年04月19日 22:11
Tamashiro-OBさんへ
ご質問ありがとうございます。

Okay, so that's what? Two bottles. And yet somehow we went through five? を直訳すると「いいわ、それで、それってほら(合計したら)ボトル2本(分)よね。それにもかかわらず、どういうわけか私たちは5本飲んじゃった[飲み干しちゃった]の?」みたいになるでしょうか。

and yet は研究社 新英和中辞典に以下のように出ています。
yet=[and または but に伴って] それにもかかわらず、それなのに、しかもなお

go through は「通り抜ける」という基本語義から「使い果たす、全部使う」というような意味があります。ここでは「5本全部飲み干す」のような感じでしょうね。
Posted by Rach at 2019年04月23日 21:52
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