挨拶を交わすロスとラス。
ロス: Are you a friend of Rachel's? (あなたはレイチェルの友達ですか?)
ラス: Actually, I'm kind of a... you know... a date-type thing of Rachel's. (実は、僕は、その、レイチェルのデート相手、ってとこかな。)
ロス: A date? (デートの相手?)
ラス: I'm her date. (僕は彼女のデート相手だよ。)
ラスは -type (・・・タイプの)とつけるのが口癖のようです。
date は「異性と会う約束、デート」のことですが、「デートの相手」という意味もあり、ここではその意味で使っています。
モニカ: See? Now they're as different as night and later that night. (見た? 今見たら、あの二人って、「夜」と「その夜遅く」くらい違ってるわね。)
2つのものが違っているのを表す表現は、普通は as different as night and day (昼と夜ほどに違う、月とスッポンほどに違う、完全に違う)を使います。
ここではモニカが "night and day" と言おうとしたんですが、やっぱりどう見ても似てるので、「"night" と "later that night" くらいに違う、つまり、それくらいの違いしかなく、ほとんど同じだ」と言う結論に達しているわけです。
そう言えば、どうして「月とスッポン」を比較するんでしょうね。どちらも形が丸いから?
それと私は「月とスッポン」と聞くと、暗い夜に、月が明るく輝いていて、池の中ではスッポンがじたじたと動いているさまを想像するんですけど、月はその風景の主役と言えるほど、キラキラと輝いて目立ってるのに、スッポンは色が地味なので池と同化してしまい、よく見ないといることさえ気づかない、というその対比を表しているのかなぁ?と。
まぁ、どういう解釈をしても、スッポンにとっては不名誉な言葉でしょうね。
ロス: It was nice meeting you. (会えて良かったよ。)
ラス: Ditto. (僕もだよ。)
この挨拶の言葉に関しては、知覚動詞seeの完了形(その2) のコメント欄 で、ほっとあーるぐれいさんと意見を交換したことがあります。(勝手に名前出しちゃって、ごめんなさいね、ほっとあーるぐれいさん!)
会った時は、Nice to meet you. と言うが、さようならの時は、Nice meeting you. というのは「なーんでか?」ってことでした。
つまりは、 to meet か meeting か、という違い。
私がそのコメント欄で考えた理由は以下の通りでした。(コメント欄の記述とかなりダブります。)
この差はつまり、try to kill (未遂)と try killing (既遂)の差と同じではないかな?と。
学校の文法で習いませんでしたか?
I tried to kill her. 「私は彼女を殺そうとした。」 結果はわからないが、but could not などの否定的内容が後に続くことが多い。殺人未遂ですね。
I tried killing her. 「私は試しに彼女を殺してみた。」 実際に殺してます。殺人を犯しているので、殺人罪として逮捕され、きっと極刑が待ってます。
ということで、最初の to meet は「これから会って話をする」ことを示していて、最後の挨拶の meeting は「もう会って話をしたこと」を示しているんではないかな?と思ったんですよね。
今流行の「ハートで感じる英文法」の大西先生によると、to不定詞より -ing形の方が「躍動感」があって、実際にそういう行為や動作が行われたことを示唆する、とおっしゃってました。
なお、このラスとロスの挨拶では、meet という単語が使われていますが、meet には「紹介されて初めて人と知り合いになる」という意味があるので、初めて会った人への別れの挨拶は、Nice meeting you. を使います。
これが久しぶりに会った人への別れの挨拶の場合は、Nice seeing you. となるわけですね。
ditto は「同様に、同じく」という意味。
これは「同上の」の意味を表す符号の〃(ditto mark)から来た言葉です。
日本語でも、誰かが何か言った時に、別の人が「右に同じ」と言ったりしますよね。そんな感じかな?
それにしてもどうして日本語では「右」なんでしょうね?
他にも「右に出る者がいない」「右へ倣え」などといつも「右」が出てきます。
ちょっと気になって広辞苑を調べてみました。
簡単に言うと、「右へ倣え」は「一番右端の者を基準にして並ぶから」だそうです。「右に同じ」もここから来たんでしょうね。
「右に出る者がいない」というのは、「漢代(昔の中国)では、座席を右の方を上としたことから、右が上位、上席となる。そこから「すぐれた方」という意味になる」とありました。
でも平安時代の右大臣、左大臣は、左大臣の方が位が上なんだよね・・・とか考えていると、頭がこんがらがってきて・・・(あぁ、高校時代に「あさきゆめみし」読んだよなぁ・・・。実は今でも持ってます。)
それを詳しく説明してあるサイトを見つけましたので、興味のある方はご覧下さい。(すっごく詳しく書いてあるので、読むのは大変だと思いますが・・・なかなか興味深いですよ。)
左大臣の方が位が上なのはなぜ?
(英語ブログとは思えない、この終わり方・・・笑)
(Rachからのお願い)
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よろしくお願いします m(__)m
今回は、非常に面白い考察をなされていますね。
Rachさんはすごく頭がよさそうです。
今日のnice meeting〜のくだり非常に参考になりました。
昔は知っていたことなので、今回のおかげで完全に頭に入ったと思います。いざという時(?)に使えそうです。
応援のクリックと感謝のコメントさせていただきますね。では、ありがとうございました☆
ランキングのお誘いなんですね。ありがとうございます。
今はちょっと3つのランキングで手一杯なので、ご協力できそうにありません。申し訳ありません。
褒めていただいて光栄です。
専業主婦やってると、そんな風に褒められることはめったにないので・・・(笑)。
それからいつも応援ありがとうございます!
というか昼休み終わるし!(笑
ま、気にしないのでどんどん晒しちゃってください。
間違って覚えるのが私の芸風でございます。
あれ、そんなつもりはなかったんですけど・・・ちょっとお気に障りましたか? ごめんなさい。
コメント欄へのリンクをやめる、ほっとあーるぐれいさんの名前を出すのをやめる、などご希望ありましたら言ってください。仰せのままにいたします(笑)。
最近ブログを始め、色々なブログを拝見させていただいて勉強中です。
もちろん同時に英語の勉強にもなりますが…
ちなみにFrendsは大好きなドラマのひとつで、口語的表現はこれから学んだことが多いような気がします。
もしよろしければ、相互リンクをお願いできないでしょうか?
勝手ではありますが、こちらのブログへのリンクは【http://blog.livedoor.jp/affiliater_jj/】の方に貼らせていただきまし
た。
これから頑張っていきたいと思いますので、是非よろしくお願いいたします。
1)名前の前に「愛すべきおやぢ」と冠をつける
2)同じく「間違ってナンボの」と冠
3)金髪でぐらまーで背の低い美人を一週間以内に紹介する
さあ!どれだ!
とまあ冗談はさておき、間違えるのは恥ずかしいですが、恥とは思ってませんのでどんどん晒してください。
ちなみにこの”晒す”というのも、私はあんまり悪い意味では使いません。そういうイメージがないので。
英語には、laugh atという表現と、laugh withという表現がありますよね。あれはすごくいいなあと思います。どこの国に行っても、存在する概念だと思うんですが、残念ながら日本語には、これにぴったりくるシンプルな言い方って無いような気がします。
皆さんからご指摘を頂く場合も、Rachさんにつっこまれる場合も、このブログ内に関しては全て "laugh with" だと(勝手に)信じてますので、それさえご留意いただければ、好きにいじって頂いて結構です(笑
> Rachさんへ
願いをかなえて頂けるなら、Rachさんのコメントの言い訳っぽい部分を消してもらえたらなあと思ったり思わなかったり。このままだと何だか罪悪感がでちゃって^^;
随分とぶっちゃけた話をして恐縮なのですが・・・。
私の「お気に入りBlog」欄を見ていただくとわかるのですが、他のブロガーの方に比べてすごく数が少ないんですよね。
私の勝手なポリシーなのですが、何度かコメントをお互いにやり取りして、お互いのブログをよく見ているという実感が出るまでは、私からはリンクをしないことにしています。(かなりワガママなポリシーであることは承知しています。)
つまり、私のリンク「お気に入りBlog」は、「読んでいるブログ」ではなくて、「頻繁にコメント交換をしている方のブログ」なんですよね。
今までもそのポリシーでやってきておりますので、ここでその方針を変えると、今までの方に対しても申し訳ないし、失礼になるかとも思いますので・・・。本当に申し訳ありません。
もし気分を害されたらごめんなさい。
お声をかけていただいてどうもありがとうございました!
うーんとねぇ、それじゃあ3ばん!
金髪でぐらまーで背の低い美人を紹介・・・できねーよっ! そんな知り合いいないし!(笑)。
「背の低い」っていうのはポイントかもしれませんね。ニコール・キッドマンとかすごくキレイだけど、ものすごく背が高くて日本人が見たら圧倒されるとか何とか・・・。
てことで、「間違ってナンボのおやぢのほっとあーるぐれいさん・・・」と書き換えましょうかねぇ。(←冗談)
laugh with だと「一緒に笑い合う」ですね。「おっかしーねぇ!」と言いながら、お互いの肩をバンバン叩く感じ?(そりゃ大阪のおばちゃんだ)
それから、私のコメントの言い訳っぽい部分と思われる箇所を消してみましたが、これで罪悪感消えましたか?(ほっとあーるぐれいさんが罪悪感感じる必要はないと思うのですが・・・却って気を遣わせちゃいましたかぁ?)
ちなみに”背が低い”を表す時に、"低い”に注目しすぎてlowとかlowerは使ってはいけません。特に女性には!
まあ当然これも、使ってしまって、間違いを教えてもらって気づいたんですが。その人とはそれで仲良くなれましたから結果オーライでしたけどね。
正解はRachさんが教えてくださいます(?
まあ、口説くぞ!って目的あれば英語は確実に上達します。
男なんてそんなもの。。。
コメント修正ありがとうございました^^
こちらこそ突然お願いして申し訳なかったです。
コメントにも書きましたように、自分もフレンズの大ファンです。これからもちょくちょく見させていただきますね。
これからもよろしくお願いします。
清楚系よりも色っぽい系がお好み?
小柄な人は女性から見ても「かわいい!」と思うし、背の高い人は「モデルみたいでかっこいい!」と思うし。私の友達にはどちらのタイプもいますけど、本人は背の低いことも高いことも結構気になるみたいですね。ちなみに私は162cmですけど(←誰も聞いてないし)
ところで、「背の低い」の正解は short だっ!
「背の高い」の tall は何となくピンと来る人多いんですけどねぇ。比較級で、He is taller than she is. などを習うからでしょうか。
「背の低い」= short というと、アリーmy Loveで出てきましたよね、そういう話。(それを知ってて、わざと振ってませんか? あ、でも違ってたらごめんなさい。)
シーズン1第10話「Boy to the World 無慈悲な天使」で、リチャードの叔父さんが背の低い人に対して偏見があって・・・という話です。このエピソードではトンデモナイ歌が出てくるんですが、それを聞いたら、「背の低い」が short であることを死んでも忘れないと思います。それくらい強烈な歌です(笑)。
(詳しく書くのは控えますね。ブログの記事本文で short が出てきたら、ゆっくり書きましょう・・・ってネタを温存か!?)
外人さんの恋人ができたら絶対に英語上達しますよね(経験ないけど)。それは女性でも同じですよ。憧れの人に英語のemailを出すだけでも、きっと英語は上達すると思います。「伝えたい」気持ちが大事なんだなぁ。やっぱり言葉ですからね。
お返事ありがとうございます。そう言っていただけてとてもほっとしています。
フレンズはとっても楽しいですよね。またいろいろとフレンズのことでお話できると嬉しいです。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします!
好きな人のためなら頑張れるのは、男も女も一緒ですね。
そういえばもう何年も頑張ってないなあ・・・
「もう何年も頑張ってないなあ・・・」なんてさびしいこと言わないで下さいよぅ。まだまだこれからでしょぉ?(さあいくつ・・・笑
Rachさんの記事はいつも「ここどういう意味なんだろう」と僕が思ったところをドンピシャで解説してくださっていて、とても感謝しています。本当にありがとうございます。
この記事の
as different as night and day
などドラマ中の表現から探すとなると見つけづらい(僕の探し方が足りないだけかもしれませんが汗)慣用句やことわざなど非常に参考になります(^^)
「右に同じ」ですが、ふと思ったんですが日本語って縦書きでもちろん右から書いていくから「右に同じ→前に出たのと同じ」って意味になるんかなぁとか思いました!違ってたらごめんなさい(笑)
応援していますので、これからも楽しいブログ作り、頑張ってくださいね♪
はじめまして! コメントありがとうございます。
私のブログを「確認用」に使って下さっているなんて…ありがとうございます。
慣用句はジョークに使われることが多いですが、ちょっとひねってあったりすると探しにくいですよね。私もわからない部分は多々あるのですが、「どうなんだろう?」と書くと、読者の皆様が貴重なご意見を下さるので、私も本当に勉強になっています。
「右に同じ」ですが、上の記事の広辞苑の語義のように「右端の者を基準にして並ぶ」ということもあるでしょうし、るうさんのおっしゃるように「右に書いてあるもの」→「前に出たもの」という感覚もあるのだろうと思います。名前を並べて書く場合でも、縦書きの場合だったら、右から左へ書きますものね。「前者に同じ」というニュアンス、私にもよくわかります。
これからも頑張ります。またお越し下さいね♪
結局ブログ内でコメントされてた通りなんですが、なんか気になったのでコメントしました。
どこで勉強したか忘れたんですが(Forestかな?)、なんかこれまでのモヤが晴れたような気がしたのを覚えています。
コメントありがとうございます。
to 不定詞と、-ing 形、というのは、どちらも「〜すること」みたいに訳語とペアで覚えるのが先になってしまいますが、「未来」と「過去」というニュアンスがあることを意識することで、「どっちを使うんだったっけ?」という部分がすっとわかってくるようになりますよね。
日本語に訳したらそれでおしまい、ではなく、そういう「英語で使い分けていることにはニュアンスの違いがある」ことを知っていくことが、より英語力を高めることに繋がる気がします。