チャンドラー: Maybe this isn't such a big deal. The way that I see it is you get a great job, and you get to have sex! Throw in a tree and a fat guy and you've got Christmas! (多分これはそんな大袈裟な話じゃないよ。俺に言わせると、ジョーイはいい仕事を得られて、エッチもできちゃうんだ。それって、木と太った男を入れると、クリスマスが手に入る、って感じだろ。)
big deal は「一大事、重大事、大袈裟な話」。
フレンズでは "It's not a big deal." や "It's no big deal." の形でしょっちゅう出てきますから、これは私も口癖みたいに使えます。
「大袈裟な話」と聞くと、昨年のM−1グランプリの覇者ブラマヨの「お前な、ボーリングってそんな大変なことじゃないと思うぞ!」という吉田さんのセリフを何故か連想してしまうのですが…(M−1グランプリの視聴率って、関西と関東で10%も違うんですってねぇ。これを見ないと年が越せないと思ってた私は一体・・・?)
the way that I see it is... を無理やり直訳すると、「俺がそのことを見る方法では・・・」(←意味不明ですな、これでは)、つまり「俺の目から見ると、俺が考えるに、俺が思うに、俺の見方を言うと、俺に言わせると」みたいな感じでしょうか。
チャンドラーもいい仕事といい女がゲットできるのに・・・と私が昨日書いた「一石二鳥説」を語っていますね。
まぁ、普通は誰でもそう思うんではないかと(笑)。
throw in は日本語でもスポーツ用語で「スローイン」(ボールを投げ入れること)がありますのでイメージ湧きやすいと思いますが、「投げ入れる、放り込む」感じです。
「どこに放り込むか」という対象が書いていないのですが、これは明らかにマジックのイメージですよね。
a tree は「モミの木」、a fat guy は「でっぷり太ったかっぷくのいい人」つまりサンタさんのことです。
それを「何かに」放り込むと、じゃじゃーん!と「クリスマス」が出てきましたっ、という感じですね。
めでたい!というイメージでしょう。
ジョーイ: I just don't think that I want it that way, though. I mean, let's say I do make it, all right? I'll always look back and wonder if it was because of my talent or ...you know, the little general. (俺はただそんな風にしたくないだけなんだよ。仮にそれでうまく行ったとするだろ? おれはこれからずっとこのことを振り返って悩むだろうと思うんだ、その成功は俺の才能のおかげだったのか、それとも・・・ほら、俺の「将軍」のおかげだったのか、って。)
Let's say を直訳すると「・・・と言いましょう」ですから、「例えば・・・したとすれば(したとして)、・・・だと仮定して」という意味になります。
make it は「うまくやり遂げる、成功する」という意味。
「時間に間に合う」という意味でもよく使いますね。
You made it! だと、「よくやった!」という意味にもなるし、「間に合ったな!」という意味にもなります。
the little general は、フレンズ2-10その6 で出てきましたよね。
general は「将軍、大将」で、とあるモノ(笑)を指すのですが、little とついているのは、他の人の general と比べて物理的に大きい小さいというのではなくて、自分の体の一部を指しているので、自分の体と比較して「小さな」っていうことでしょうね。
日本語でも「ムスコ」と呼んだりするし・・・(そこまで女の私が書かなくても良かったですね・・・反省)
ここでジョーイがいやがっている理由がはっきりしましたね。
私は昨日の記事で「プレイボーイとしてのプライド」から拒んでいるようだと書きましたが、実際のところは、「役者としての自分の才能を信じたい、俺はこの自分の才能で役をゲットしたと思いたい」という気持ちから出たもののようです。
チャンドラー: Didn't you used to call it "the little major"? (前は少佐って呼んでなかったか?)
ジョーイ: Yeah, but after Denise DeMarco, I had to promote it. (あぁ、でもデニス・デマルコとの後で、俺は、少佐を将軍に昇進させないといけなかったんだ。)
軍隊の組織というのは複雑だし、あまり私は詳しくないのですが、大雑把に言うと、少佐は、陸軍、空軍、海兵隊では major、海軍では lieutenant commander になるようです。
ちなみに、これはアメリカの話で、国によっても違います。
いきなりのオタクネタですが、新世紀エヴァンゲリオンで葛城ミサトさんという人は、「葛城一尉」、それから昇進して「葛城三佐」と呼ばれていました。
これは日本の自衛隊の階級で、一尉は大尉、三佐は少佐に該当するようです。
私の好きなスタートレックのデータ少佐は Lieutenant Commander Data です。
あれは宇宙船だから、「船」なんで海軍方式の呼び名を使っているようです。だから、この方式の階級にだけは詳しいです。
あ、そうだ、ガンダムでもギレン総帥とか、キシリア少将とか、シャア大佐(または少佐)とかって階級があるから、もともと階級の名称にはなじみがあるんですね、私って(ヘンなおばさん・・・笑)。
after Denise DeMarco は after having slept with Denise DeMarco という意味ですね。
その人を落とせたことが勲章モノで「○階級特進」って感じでしょうか。
しかし、少佐から将軍へというのはすごいですね(そんな昇進ってあり得るのか!?)。
その女性がどれほどの人か、と想像が膨らみます(笑)。
このエピソードの時点では、もう the little general に昇進しているわけですから、その彼女とエッチした話はずっと前のことだ、ということになります。
used to call it the little major と used to 「以前は・・・だった」を使っていることからもわかります。
だから、このエピソード内にその女性が出てきているわけでもありません。
私が最初にこの女性の名前を聞いた時には、何だか唐突な感じがして、そういう名前の実在の人物がいるのかなぁ?と思ったんですが、調べてみたけどそれらしい人もいないし・・・。
だから、そういうすごい女性がいるんだよ、ってだけでいいんですよね? 、、、さん?(笑)
Denise DeMarco が美人系の名前かどうか知らないんですが(色っぽい感じはしますけど)、例えば、日本語で言うと、「綾小路麗華さん」みたいな、なかなか手の届きそうにない感じの名前なのかなぁ?
(Rachからのお願い)
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初めまして。お褒めのコメントありがとうございます。
フレンズのようなシットコムに抵抗があるって人多いですよね。私の友達にも何人もいるし、うちのダンナさんに「面白いよー!」って勧めても、全然見ようとしないです(笑)。キャラがわかってきたら、すごくハマるんですけどねぇ。
いえいえ、「仲間」でとってもうれしいですよ!
でもagatheさんが「階級と軍事ネタに詳しいオタク」だなんてびっくり。
そうかぁー、映画たくさん見てらっしゃいますものね。戦争映画などは階級がわかってないと、話の筋が読めなかったりしますよね。上下関係がはっきりしてますから。
軍隊用語は決まり文句も多いし、見てると自然と覚えちゃいますよね。
非常事態が起こったときに日本語で「これは演習ではない。」という放送が流れることがありますが、スタートレックでその英語が "This is not a drill." と日本語訳そのまんまだと知った時は、何故だかとても驚きました。
こんにちは! ご訪問&コメントありがとうございます!
シットコムにハマるかどうかは結構人にもよるのですが(笑)、シットコムで生きた英語を学ぶというのは、「英語に堪能な人」(あ、私のことではないですよ・・・笑)がオススメされている方法なので、かなりの効果が期待できると思います。
ただ単にドラマとしても、すごく面白いと思いますしね。