2006年03月03日

フレンズ2-11その3

ロス: If she were marrying a guy, you wouldn't expect me to go. (もしキャロルが男と再婚しようとしてるんだったら、僕が出席するとはモニカにも思えないだろう?)
ジョーイ: If she were marrying a guy, she'd be the worst lesbian ever. (もしキャロルが男と再婚するんだったら、彼女は史上最低のレズってことになるな。)
相手がスーザンという女性だから「式に出なさいよ。」なんて気楽なことを言ってるけど、男性との再婚だったら、元夫が出席するのはおかしいだろ?とロスは言いたいようです。
確かに、ちょっと想像しにくいですよね。
ロスにとっては相手が女性だろうが何だろうが、妻を寝取った(?)人物に違いないのだから、その結婚式に出席したくない、という気持ちは、確かに納得できる気はしますね。
ベンという子供を囲んで、親しくしているように見えるのですが、まだまだ心の中では、愛憎が渦巻いているようです。少なくともロスの中では、ね。
そんな話をしている時に、またジョーイがとぼけたことを言ってます。
レズなんだから、男性と再婚するなんてあり得ない。
もし万が一そんなことになったら、彼女はレズと呼ばれる資格がない、と言いたいようです。
ちなみに、キャロルが男性と結婚することはあり得ないことだから、ロスもジョーイも、"If she were marrying a guy" と「実現不可能なことを表す」仮定法過去を使っているのもポイントですね。
後ろでこめかみを叩いてるチャンドラーが面白いですね。
そういうことじゃないつーの!、って感じでしょうか。
チャンドラーはよくこのしぐさをしますよねぇ。

テレビに映った女優の説明をするジョーイ。
ジョーイ: She taught me about how to work with the cameras and smell-the-fart acting. (彼女はカメラに向かってどうすればいいかとか、「おならを嗅(か)ぐ」演技はどうやるのか、とか教えてくれたんだ。)
みんなが”おならを嗅ぐ演技って何??”となってると、
ジョーイ: You got so many lines to learn so fast that sometimes you need a minute to remember your next one. So while you're thinking...you take this big pause where you look all intense. Like this... (俳優ってのは、素早く覚えないといけないセリフがすごくたくさんあるんだ。だから時々、次のセリフを思い出すための時間が必要になる。だから、そのセリフを考えてる間、真剣に見えるような大きな休止を取るんだ。こんなふうに・・・)
と言って、その「おならを嗅ぐ」演技を見せるジョーイ。

fart は 「屁をこく、放屁(ほうひ)する」という意味。
「おならをする」という意味の卑語です。
普通は「おならをする」という場合は、婉曲的にbreak wind を使います。(おならを「風」とは上品な。)
pass gas とも言います。(日本語でもおならのことを「ガス」に例えますよね。)
とにかく、そういうセリフの時間稼ぎのために、セリフを忘れて呆然とした顔やぽっかーんとした顔をカメラに撮られないように、難しい顔で緊張した雰囲気を作り出すためのテクニックらしいです。
「おならを嗅ぐ」という行為は、「ん? 何か匂うぞ・・・おならかな? 一体誰がしたんだ・・・?」と考えたり悩んだりすることにつながるので(?)、緊迫した状態をかもし出す表情を作ることができる、ということのようですね。(←そうかぁ?)
実際にその方法を使っているシーンのテレビを見るフレンズたち。
最後に相手を誘うような顔で見つめ合う、相手役の女優とジョーイに大笑いしてしまいます。
ソープオペラというのは(昼メロもそうですが)、前にもチャンドラーが言ってましたが、すぐに誰かと誰かが寝てしまったりしてドロドロした人間関係になるのがウリなので、ここではそういう恋愛モードにすぐに入りそうな表情をしているのが、いかにも「ソープオペラらしい」というところでしょう。

(少しお下品な、おまけの話)
「おなら」の語源ってご存知ですか?
百人一首にも入っている短歌に
「いにしへの奈良の都の八重桜 今日九重に匂ひぬるかな」
というのがありますが、これを連想に使って、「”へ”といえば”匂う”もの」、「”匂う”といえば、この”奈良”の和歌」という流れから、”へ”=”なら”になったという話を、昔聞いたことがありました。
(九重(ここのへ)がここの屁(ここのへ)を連想させますし。)
この話が面白いので、人に話したこともあるんですけど、いつだったか気になって辞書で調べたら、「鳴らす」という意味から来た言葉だと書いてありました。あーん、がっくり。
でも、この通説(学説)、結構有名らしく、ネットで調べたら、「この和歌が語源だという説もある」という記事がいっぱいありました。
一体だれが言い出した話なんだろう?

私が昔好きだった多湖 輝(たご あきら)さんの「頭の体操」という本にあった問題で、
「一人で考えたことは古来例がなく、二人だとすぐにわかり、三人になるととたんにわからなくなるという問題を考えよ。」(←手元に本がないので、多少文章は異なるかもしれない)
というのがあって、一例として「誰が音のないおならをしたか」を答えにあげていました。
確かに一人でこの問題を考える人はいないよなぁ。(自分に決まってるしね・・・笑)
でも、三人になると「あいつかな? いや、こいつかも。」と大いに悩みそうですよね(笑)。
おならというと、必ずこの問題を思い出すんです、私。
あの「頭の体操」は本当に面白かったですよ。
兄が第7集まで持ってたんで、私も7集までは全部読みました。
兄と今でもこの頭の体操ネタで盛り上がれるほど(変な兄妹・・・)、家族では一時期大ブームでしたね。
でも、あれに慣れると、ちょっと物事をひねくれて考えてしまいがちになるような気もする・・・(笑)。

あ、普段は私、「おなら」の話なんかしないタイプなので、そんなキャラだと誤解しないで下さいね。お・ね・が・い。(最後だけ、そんなにかわい子ぶってもなぁ・・・)

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posted by Rach at 14:22| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。

久しぶりに着させていただいたら、いきなりレズの話やおならの話でびっくりしました(笑)

でも、英語の内容も僕にとっては非常に勉強になるものばかりでよかったです♪

それでは、応援のクリックさせていただきますね!
Posted by 英語を学習する東大生 at 2006年03月03日 19:58
私も「頭の体操」の洗礼を受けましたね。家にほとんど全巻揃ってたので、熟読しました。おかげで多少ひねくれた人間になった気がしますw
でも、サギに騙されない人間になった気がするので、まぁ良いことにしましょう。
Posted by sat at 2006年03月03日 22:18
英語を学習する東大生さんへ
今回は変なトピックですみません(笑)。
でも、gay(同性愛者)ネタは、フレンズでは欠かすことのできない(?)テーマなので、これを恥ずかしがっていると、フレンズ解説は書けません(開き直り?)
いつも、応援ありがとうございます!
Posted by Rach at 2006年03月04日 17:46
satさんへ
satさんなら、頭の体操がお好きかもしれない、と思ってました。(うちの兄と趣味が似てるようだから・・・!?)
読者もだんだん穿った見方をするようになってきて、変わった形のランプを図示して、「どこに影が出来るか」という問題を出したら、「まだ電気を付けたとは言ってないので、全部影になる」という答えが返ってきて、多湖先生がびっくりした、という話も載ってましたよね。(だって、先生がそういう思考回路を植えつけたんじゃないかぁー、って感じなんですけど・・・)

一番印象深かったのは、変な形をした2つのグラスがあって、その2つのグラスを使ってジュースを飲む場合、お互いが文句の出ないようにジュースを分けるにはどうすれば良いか?という問題でした。
答えは「一人が等分になると思われるようにジュースを分け、もう一人が好きな方を選ぶ」だったんですが、確かに問題は「等分に分ける方法」ではなく、「文句が出ないように分ける方法」を尋ねていたんですよね。
これってよく考えたら当たり前のことなんですが、物理的に等分であるかどうかを考えるより、お互いが納得できる方法を選ぶというのは、実社会でも応用がきく処世術ではないかな、と思ったり・・・。
そういう発想の転換ができるようになったのは、この本のお陰ですね。
(こんなに問題を披露しちゃうとマズいかな? 多湖先生、ごめんなさい。)
Posted by Rach at 2006年03月04日 17:49
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