手伝いたくないというロスに、
モニカ: Look Ross. I know you have issues with Carol and Susan, and I feel for you. But if you don't help, I'm gonna take those hot dogs and create an appetizer called "Pigs In Ross." (ねえ、ロス。ロスとキャロル、スーザンとの間にいろいろと問題があるのは知ってるわ。だからロスには同情するわ。でも、もしロスが手伝ってくれないなら、このホットドッグを使って”ロスのブタちゃん”という名前のオードブルを作るわよ。)
しぶしぶ立ち上がったロスに、
モニカ: All right, ball a melon! (よし、メロンを丸くくり抜いて。)
have issues with... は「・・・との間にいろいろと問題がある」という意味。
フレンズ1-2 で、先史博物館に飾られている原人のマネキンが怒ってるように見えると言ったロスに、同僚の女性が、"Well, she has issues." (えぇ、彼女はいろいろと問題を抱えてるから。)というシーンがありましたね。
feel for は「・・・に同情する、共鳴する」という意味。
I feel for you. なら「あなたに同情するわ。お気持ちお察しします。」ということ。
"Pigs In Ross" は「ロスの中にあるブタ」ですが、これはロスの体に付いている”あるモノ”を指しています。
ホットドッグを使って作ろうとしているんですから・・・わかりますよね(いや〜ん・・・笑)。
最初は妹として、兄の気持ちが理解できるようなことを言っときながら、その直後のこのセリフ。
妙に同情的なセリフを言った後は、たいていこういう辛辣な言葉が続きます。
それが”モニカ”だと言えるかも。
モニカって完璧主義者で、自分の思い通りにならないとイヤなタイプだと思うんですが、それをここまでみんなに手伝わせるとは、よほどせっぱ詰まっているんでしょうね。
でも、パニクる気持ちはよくわかる。
いろいろやらなきゃと思えば思うほど、何から手をつけて良いかわからなくなるんですよね。
ball は「・・・を球にする、丸める」という意味。
フレンズ1-10その4 では、the balled-up socks 「丸めた靴下」という表現がありましたね。
英語は一つの単語が名詞や形容詞や動詞になったりするので、そこが日本人にとっては紛らわしくてわかりにくいわけですが、このように ball という単語をそのまま動詞として「ball にする」という意味で使える点が、便利だとも言えるわけです。(物事は良いように考えよう!?)
ここではメロンなので、メロンを団子のように丸めるのではなくて、スプーンで丸い形にくり抜く、という意味です。
実際、ロスがメロンとスプーンを持っていますね。
フルーツポンチでも作るのかな?
キャロル: How's it going? (どんな感じ?)
モニカ: Great! Right on schedule. Got my little happy helpers. (最高よ! スケジュール通りね。ちょっとしたハッピーなお手伝いさんを獲得できたから。)
right on schedule は「定刻に、予定どおりに進んで」です。
right は「ちょうど」、on は接触を表す前置詞なので、スケジュールに「ピタっと合っている」という感じでしょうか。
ハッピーなお手伝いさんが、と言ってるのに、みんな「うー」といやそうな返事をしてるのがおかしいですね。
(Rachからのお願い)
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上の記事中の英語は、DVD字幕を拾ったものなので little が抜けていますが、確かに、ネットスクリプトには、a bunch of those little hot dogs と書いてあるし、実際の音声も、little と言っているようですね。(モニカがものすごく早口でしゃべってますので、一瞬ですけど)
確かに、ここはポイントですね(笑)。
「この”ちっちゃな”ホットドッグを使って…」になりますからね。
これがチャンドラーなら、「うーん、確かにそれくらいの大きさかも。」などと自虐的なことを言うかもしれないし、ジョーイなら、「もっとでっかいやつじゃないと、俺の名前は付けさせない。」とか言うかもしれません(笑)。