2006年03月16日

フレンズ2-11その16

キャロルの両親は欠席。その代わりに、ロスが花嫁を引き渡す役をしていますね。
キャロル: Thank you. (ありがとう。)
ロス: Anytime. (いいんだよ。)
anytime は「いつも、いつでも」なので、Thank you. に対する返事として使うと、「いつでもどうぞ。おやすい御用だ。いいんだよ。」という意味になります。
日本語でも、頼みごとをした人があまりにも恐縮してると、その人に「いつでも言ってよね。」とか言いますよね。

牧師さん?神父さん?(これも女性だったので、何て言うんだろ?)が二人の結婚式を始めると、
フィービー: Oh, my God! Now I've seen everything! She's gone! (おやまぁ! これで全てのものを見たわ。[我に返ったフィービー]おばあさんが出て行ったわ!)
アメリカでもレズビアンの結婚式はそんなに頻繁にあるものではないようです。
特に、このおばあさんの年代にとっては衝撃的だったんでしょうね。
これを見ればもう何もかも見たのと同じだ、というくらいの珍しいものを見せてもらったので、フィービーの体から抜け出て、成仏できたようです。
そう言えば、最近イギリスでは、「市民パートナーシップ法」という同性婚を事実上認める法律に基づいて、エルトン・ジョンが結婚式を挙げた、というニュースがありましたよね。

モニカの部屋で結婚式について話していた6人。
モニカ: Which one of us is gonna be the first one to get married? (私たちの中で誰が一番先に結婚するかしらね?)
ロス: Mon, I was married. (モニカ、僕は結婚してた。)
フィービー: Yeah, me too, technically. (えぇ、私もよ。法的には。)
レイチェル: I had a wedding. (私は結婚式はしたわ。)
モニカ: Just trying to start a discussion. (ただ、何かの話を始めようと思っただけよ。)
technically は「技術的には、専門的に、理論的には、法的には、表向きは、形の上では」という意味。
フィービーが結婚していた、という話はフレンズ2-4 に出てきましたよね。
結婚や出産に憧れるモニカは、話題を提供するのですが、実はそれぞれなんらかの形で結婚を経験しており(もちろん?チャンドラーは除く)、この話題を出したのは失敗だったなーと思ったようです。

ジョーイ: Which one do you think will be the last to get married? (一番最後に結婚するのは誰だと思う?)
みんながチャンドラーを見つめるので
チャンドラー: Isn't Ben in this? (この中にベンは入ってないの?)
ジョーイ: Of course. (もちろん入ってるよ。)
レイチェル: Absolutely. (その通り。)
この部屋にいる人の中でチャンドラーが一番遅いとみんなが思ったらしい。
でも、赤ちゃんのベンもいるのに、ベン以外での話だよな?と確認するチャンドラーに対するみんなの返事ですが・・・。
もし、Ben isn't in this. (ベンは含まれてない。)ということなら、ジョーイのセリフが "Of course not." (もちろんベンは入ってないよ。)となるはずなので、ジョーイが "Of course." と答えたところを見ると、ベンを含めたとしても、チャンドラーが一番遅いだろう、という結論に達したようですね。(それではあまりにチャンドラーが可哀相なのでは・・・?)


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posted by Rach at 19:31| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結婚とかの話って、日本よりずっとオープンですよね。
一番すごかった小話をひとつ。

友人の娘(中学生)の誕生日パーティーに呼ばれていって、一通り儀式など終えた後に、まったり大人だけで話してた時のこと。

出席者:ばーちゃん・母(家の主)・母の妹・母の妹の旦那・母の幼馴染・私

幼馴染:あのキッチンの壁のタイル素敵ね
母:そうでしょう。すごく気に入ってるの
母妹:あれ私も手伝ったのよね。いつだっけ?
母:あれは確か三年前だったかしら?
祖母:そんなはずはないわ、もう5年は経ってるはずよ
母妹:ええ?確かあの時はJohnが一緒に手伝ってくれたはずよ。
   だから5年前ってことはないわ。5年前ならDanだもの
母妹旦那:・・・・・
母:そうね、そういえばあの時うちの旦那はバケーションだった
  ものね(注:Vacation = 服役中)
私:・・・・・
幼馴染:ああそういえば、私が別れた旦那と一緒に来た時は、
  あのタイル無かったものね
私:おまえもか・・・


まあ、気心の知れた人だけしかいなかったっていうのもありますが、すごく面白かったですね。日本だとなかなかこうは行かないと思います。
三人で旦那が合計6人ですから(笑

こういうとき、男は黙っているに限ります。
下手に口を挟むと、男が悪いから離婚する!って、非難あびるのは分かりきってますから(苦笑
Posted by ほっとあーるぐれい at 2006年03月17日 12:42
うーん、すごい。何てコメントの返事書いたらいいかわかんない(笑

もう男性陣は「・・・・・」しかしょうがないですよね。
それにしても、いろんな経験してて良いですよね。そんな風によそのお家のパーティーにお呼ばれして、そんなシュールな話を聞けるなんてっ!
どっかのドラマの脚本みたいだ(笑
Posted by Rach at 2006年03月17日 16:31
Rachさんこんにちは☆また随分と前の記事にコメント失礼します。

このエピソード、私が去年アメリカに滞在していた頃に初めてTVで目にした『フレンズ』でした。
当時フレンズを見るのは初めてで、英語もよく分かってなかった頃なので、とにかく終始チンプンカンプンでした。しかも開始10分後ぐらいから見出したので、モニカとレイチェルは姉妹であのすっとんきょうなママが二人の母親ではという予想、フィービーがマスースとは知らず"She's in me"やら"Oh, she's gone!"発言から、職業はイタコと確信、さらにレズビアンの結婚式+イタコ+姉妹と母とゲイ...?(ジョーイとチャンドラーを勝手にカップル想定)ときたので、一体なにがどうフレンズなんだ!?と大混乱したのを思い出します。青かった私・・・。
このエピソードに関しては、背景知識無しで挑むとイタイ目みるで〜!と断言しておきたいと思います。笑

P.S.
私もブログのURLを貼らせて頂きました・・・ブログというかフォトログなんですが。撮った写真を載せただけでございます>_<もしお暇があれば、PCで疲れた目をさらにPCで癒して下されば幸いです。w
Posted by Janice at 2009年01月25日 18:13
Janiceさんへ
以前の記事にコメントいただけるのはとても嬉しいです。ありがとうございます。

確かにこのエピソードでは、フィービーはイタコ状態ですからねぇ、間違えるのも無理はありません。普段から霊感の強い人で、そういう発言も多いので、当たらずとも遠からずというか。
こういう連続もののシットコムは、だいたいどの話から入っても何となく話がわかるのが利点かな、と思うのですが、特に「このエピソードに関しては」背景知識なしでは辛いですね(笑)。

貴ブログ拝見させていただきました。美しい写真に目が癒されました。ご自分で撮影されたんですね。素晴らしいです。

また遊びに来て下さいね!
Posted by Rach at 2009年01月26日 11:56
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