2006年03月20日

フレンズ2-12その1

シーズン2 第12話
The One After the Superbowl, Part 1 (スターとデート)
原題は「スーパーボウルの後の話」

まず原題についての説明です。
DVDでオープニングの時に出る英語字幕のタイトルは、The One With the Super Bowl となっていますが、メニュー画面の EPISODES(エピソード一覧)では The One After the Superbowl となっています。
ぐぐって調べてみたところ、正式なタイトルは with ではなくて、 after が正しいようです。
どうしてスーパーボウルの後の話なのかというと、このエピソードはアメフトの試合「スーパーボウル」の後に放映されたからです。
アメリカでスーパーボウルと言えば、毎年、視聴率が断トツ1位になる番組です。(昔の紅白歌合戦みたいなものですね・・・ってジャンルが違うけども。)
その後に放映されたので、そのまま続けて見た人が多かったせいか、このエピソードは視聴率が高かった、という話を聞いたことがあります。
さらに、このエピソードと連続する次のエピソードにはビッグなゲストが登場していますが、これはこの時期に視聴率調査があって、そのドラマが今後打ち切りになるか、来シーズンも続くかをその数字を元に決めることがあるからだ、という話も聞いたことがあります。(伝聞調ばかりですみません)

テレビのCMに出ている猿を見て、マルセルを思い出すロス。
フィービー: I can see that. Because they both have those big brown eyes and the little pouty chin. (わかるわ。だって、どちらもああいう大きな茶色の目をしてるし、ちっちゃいぽってりしたあごしてるもんね。)
モニカ: And the fact that they're both monkeys? (それから、どちらも猿だっていう事実もあるしね?)
CMに出ている猿は、マルセルと同じ種類の猿です。だから、似ているのは当たり前。
それを人間のように目の色やあごの形が似てるから、という理由を述べるフィービーでした。
それに対してモニカは、「似てるも似てないも、同じ猿だから思い出しただけよ。」と冷静にツッコミを入れています。
そう言えば、動物って区別がつきにくいですよね。
でも愛犬家や愛猫家は、同じ種類の犬や猫がいても、絶対自分のペットの顔はわかるだろうし、猿の研究をしている方は、全部の猿の見分けがつくとおっしゃってました。
だから、厳密には結構違うんでしょうね。
私はやっぱりわかりませんけど。(今はペットを飼ってないし・・・)

ロスはマルセルを動物園に渡したことを後悔しているのですが、
レイチェル: Ross, you had to. He was humping everything in sight. My Malibu Barbie will no longer be wearing white to her wedding. (ロス、あなたはああしなくちゃいけなかったのよ。マルセルは目につくもの全てに交尾してたんだから。私のマリブ・バービーちゃんはもう結婚式で白いウェディングドレスを着れないのよ。)
フレンズ2-6その10 にマリブ・ケンという人形の話が出てきましたね。
そのケンの彼女が「マリブ・バービー」ちゃんなんです。
白いウェディングドレスというのは純潔を表すものですよね。
マルセルによって、けがれてしまったバービーちゃんはもう白いドレスは着れないということです。
フレンズ1-21その1 では、キュリアス・ジョージの人形が犠牲になった、という話もありましたよね。

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posted by Rach at 14:27| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結婚式・純潔というと、阿刀田高さんの「鳩の血(Pigeon's Blood)」という短編を思い出します。そういえば、以前ここのコメント欄で鳩について話が続いたことがありましたね。
西洋の歴史と日本の文化、それから宝石の知識までちょっとだけ身について、とってもオトクです。
英語でこれを話せるようにしておくと(阿刀田さんゴメンナサイ)、バーでもパーティーでも使えるのでとても汎用性が高くていいです。

ちなみに私はまだ純潔です(何か違う
Posted by ほっとあーるぐれい at 2006年03月21日 12:36
うーん、阿刀田高さんは読んだことないんですよねぇ。短編だから、機会があれば・・・(そんなことばっかり言ってる私・・・)
鳩と言えば、pigeon と dove の話がコメント欄でありましたよね。

純潔って言うと、virginity か purity か・・・。深く追求するのはやめときましょう。そして私についても語るのは控えましょう・・・(って、子持ち主婦が何を言ってる!?)

P.S. レベッカの初期の曲で、Virginity って曲があって(結構好きなんですけど)、それの出だしが「真っ白な君のドレス、赤いワイン、こぼしたのは誰?」っていうんですよね。ここでも「純潔=白いドレス」のイメージが・・・。
Posted by Rach at 2006年03月21日 16:02
タイトルの謎、やっと解けました。
wikipediaにも「The One After the Superbowl, Part 2」がフレンズの視聴率トップとありました。時間帯、ビッグスター、連続エピソードと、この回は完全に視聴率を取りにいったんですね。フレンズもこの頃はまだ、確固たる地位を確立するまでには至ってなかったのでしょうか?
Rachさんのブログをリアルタイムで読めるよう、急ピッチで追い上げてはいるのですが、なかなか追いつきませんね。一緒に手を取り合ってシーズン3に突入できればと思ってるのですが…。(^^)
Posted by ハル at 2006年07月22日 13:36
ハルさんへ
おぉ、あっという間に追いつかれてしまいましたねぇ(笑)。もう時間の問題です。
最近の私のペースがあまりにも遅すぎて(一つのエピソードを細かく取り上げすぎて)いるせいですね。
リアルタイムで読んでいただいている方が、一緒にいろいろ考えられたり、私の疑問に一緒に悩んでいただけたりして、楽しいだろうなぁ・・・。その日を楽しみに待っています。

シーズン2でのフレンズの地位はどんな感じだったんでしょうね? 詳しく調べてはいないんですが、もうかなりの有名ドラマだったはずで、その人気と、この「視聴率を明らかに取りに行く作戦」とが功を奏した、ということなんでしょう。これで視聴率が低かったりしたら、却ってせっかく盛り上がった人気に水を差す結果になりそう・・・。無事作戦が成功して関係者はホッとした、というところだったんでしょうか?
Posted by Rach at 2006年07月23日 09:00
こんにちは。お久しぶりです。
さぼってばかりでまだまだこんな所を聞いています。(>_<)

さて最初のコマーシャルの台詞のところ。
Can't get the monkey off your back?
字幕では「サルのように働く毎日」とありますが、 get a monkey off one's backで「苦境を脱する」という熟語なんですね。まるで知らなかったです。確かにサルが背中に乗っていたらうっとうしいでしょうね。
a monkey on one's backで「難儀な問題」という意味もあります。

そしてその次の
Then put it in your mouth...

「サル(問題)を背中から振り落とせないなら、口に入れてしまえ」ぐらいでしょうか。

が、字幕は「せめてスカッとモンキーシャイン・ビール!」
実に滑らかでうまく訳してると思います。

でもビールの名前に(架空であっても)サルを使うなんて、日本ではちょっと考えられないような気もします。(麒麟はあるけど?)

ぼそっと独り言でした。m(_ _)m
Posted by 浦辺 玲 at 2010年08月12日 00:15
浦辺 玲さんへ
コメントありがとうございます。
上の記事では飛ばしてしまっていますが、確かにイディオムっぽい表現ですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) にも以下のように出ていました。

a monkey on your back : (informal) a serious problem that makes your life very difficult, especially being dependent on drugs or losing a lot of sports competitions
つまり、「自分の生活を非常に困難にする深刻な問題。特に、薬物に依存したり、スポーツ競技でたくさん負けたりすること」。

get a/the monkey off your back : to get rid of or end a serious problem that has been making your life very difficult
例) The win finally gets the monkey off our backs.
つまり、「自分の生活を非常に困難にし続けてきた深刻な問題を取り除く、または終わらせること」。
例文は、「その勝利は、我々の困難な問題をついに終わらせてくれた。」

次の put it in your mouth については、it はやはり、the monkey を指すのでしょうね。
これは、そういうイディオムがある、ということではないのでしょうね。
monkey で表現されるそういう「煩わしい問題」を、monkey 印のビールを飲むことで取り除いてしまえ、みたいな感覚なのでしょうね。

MonkeyShine Beer というネーミングも、そのCMもあまり違和感は感じなかったのですが、確かに日本ではサルをビールのイメージキャラクターにするのは難しいかもしれませんね。あのキリンも、ラベルの麒麟は架空の動物の方ですしねぇ。あれがリアルキリンだったら、イメージがガラッと変わってしまいそうですよね。
Posted by Rach at 2010年08月12日 10:35
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