ジョーイ: Oh, my God. I got my very own stalker! (なんてことだ。俺だけのストーカーが出来たぞ!)
DVDの字幕には書いていませんが、実際にはモニカは "There's no stamp on it." (切手が貼ってないわ。)と言ってますので、アパートに直接届けに来たのがわかったのです。
ジョーイは "Oh, my God!" と言ってるので驚いているのかと思ったら、喜んでる、っていう。
ありがちな反応ですね(笑)。
very own は「専用の、自身の」という意味。
「とうとう俺を追っかけるストーカーができた」という気持ちが、この my very own に出ていますね。
ところで、「切手が貼ってないわ。」の英語字幕がはしょられていたことについて。
今さらですが、DVDの英語字幕が、かなりはしょってあることにお気づきですか?
省略しても大きな影響がないような文は、そっくり抜けていることもよくあります。どうしてでしょうねぇ。
ネイティブでもあのしゃべる速さで、すべての字幕が書いてあっても読みきれないんでしょうか?
(そこまで細かく書いても意味ないじゃん、とか?)
たしか、アリーmy Love の英語字幕は、セリフを言ってる通りにもれなく書いてあったように思います。Oh, とか、well... とかの意味のないセリフもちゃんと表示されていたような気がするんですが・・・。
フレンズのスクリプトをネットで探すと、いろいろとヒットします。
多くの人がよく使ってるのは、The One Without A Name...Yet (海外サイト)でしょうか?
どうしても抜けている部分が気になる場合は、そういうサイトで調べてみるのも勉強になりますね。
ただ、セリフを音声として聞きながら、画面に映った英語字幕を見る方が、見やすいし、頭にも入りやすいかと思うので、私は基本的にはDVDの英語字幕を使って学習しています。
DVDの音声を、パソコンの画面のスクリプトを見ながら、もしくは印刷した紙を見ながら確認するのは、視線が移動して疲れるかなーと思うのですが・・・(テレビ画面は見ない、とか、疲れない、という方はそれでいいんですよ。)
多少、字幕がはしょられていても私は気にしません。
というより、慣れてくると、はしょられている部分くらいは聞き取れますし、それが聞き取れた時は嬉しいし、そこを聞き取ることがまたリスニングの練習にもつながると思うからです。
マルセルのいる動物園の近くで学会があるというロス。
ロス: So I figured I'd go and drive down to the zoo and surprise Marcel. (だから、動物園まで車で行って、マルセルを驚かせようと思うんだ。)
チャンドラー: He will be surprised. Till he realizes he's a monkey and isn't capable of that emotion. (驚くだろうねぇ。自分が猿だということに気づいて、そういう感情が理解できなくなるまでは。)
チャンドラー、またまた、回りくどいギャグを言ってます(笑)。
surprise は「何の連絡もせずに、いきなり顔を出して驚かせる」というニュアンスです。
アメリカ人の誕生日パーティは、本人に内緒で企画して、家に帰ってきたところでみんなが "Surprise!" (サプライズ!)と声を掛ける surprise party (サプライズ・パーティ、びっくりパーティ)ですよね。
そんな風に「びっくりさせて喜ばせる」ということです。
でもマルセルはお猿なので、ロスが遠いところに住んでいてわざわざ会いに来てくれた、という事実は理解できないだろうから、久しぶりにロスを見て感激するということはない、それはかなり人間的な心理だからね、とチャンドラーは思っているらしい。
だから、マルセルが人間だったら驚いて感動するけど、猿にはムリだよと言っているのです。
でも、やっぱりマルセルはロスを見たら喜ぶんじゃないでしょうかねぇ。
犬でも久しぶりにご主人に会ったら、ちぎれんばかりに尻尾を振って喜ぶって言うけどなぁ。
ロスは人間の友達に会いに行くかのように語っているので、「相手は猿だぜ。」との現実を認識させたいだけのチャンドラーでした。
(Rachからのお願い)
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そのついでにサンディエゴ動物園まで
マルセルに会いに行く
というロスのシーンなんですけど
フィービーがロスに言っているセリフで
Where are you off to? の後に
"Ttraveling Jake?"と言ってるんですけど
これは、何からモジッってるんでしょう?
歌の歌詞か、映画なんでしょうか?
ブログでは触れてない箇所なので、わざわざ
調べていただかなくても結構ですよ、ただ
もし、ご存知でしたら教えて欲しいと思いまして。(^^
まず結論から言いますと、私も何のことか知りません(笑)。けれど、とりあえずは自分で調べてみたい性格なので、一応調べてみました。でも、やっぱりわかりませんでした(爆)。
まずこれは、ちょうど上で解説した2つのシーンの間にあるセリフですね。
そんなこと言ってたっけなぁ?と思ってDVDを見直してみると、DVD英語字幕には、"Where are you off to?" としか書いてありません。(だからスルーしていたようです。)
でも、実際には、フィービーが確かに、"Where are you off to, Traveling Jake?" と言っていますね。
ネットスクリプトにもそう書いてありましたし。
そのネットスクリプトは以下の通り。
[Ross enters with a suitcase]
ロスがスーツケースを持って入ってくる。
ロス: Hey guys. (やぁ、みんな。)
みんな: Hey. (やぁ。)
フィービー: Ooh, where are you off to, Travelin' Jake? (まぁ、どこへ行くの? トラベリング・ジェイク。)
ロス: Well, there's this, uh, paleontology conference in L.A. (えぇと、LAで古生物学会があるんだ。)
ロスはスーツケースという大きな荷物を持って、コートも着ていましたし、いかにも遠くへ出掛ける、これから旅に出る、という格好をしていたので、フィービーは Traveling Jake と呼び掛けたみたいですね。
「旅行に行くジェイク、旅行者ジェイク」のような愛称でしょうか。
Jake という固有名詞が出ているところを見ると、いかにもどこかに出典がありそうな呼び掛け語ですよねぇ。
traveling Jake とか、traveller Jake とかで私もネット検索してみたのですが、それらしいものが見つからなくて。
Jake って Jacob の短縮型でしたっけ? Jacob (ジェイコブ、ヤコブ)というと、聖書に出てくる名前なので、聖書に関係があるのかしら??(私は詳しくないのでわかりません)
フィービーはさらっと言っていて、その呼び掛けの言葉に誰も特に反応していないところを見ると、珍しい表現ではないようにも思うのですが…。
これはご存知の方に教えていただくのが早そうですね(笑)。情報、お待ちしております。
>コートも着ていましたし、いかにも遠くへ出掛ける、
>これから旅に出る、という格好をしていたので、
>フィービーは Traveling Jake と呼び掛けたみたいですね。
そうそう、そんな場面です。
しかもフィービーは、ばっちり旅支度を整えて
髪もテカテカ(笑)のロスを見て
"Wow" みたいな、声をあげてるんです。
ささいなギモンに付き合っていただいて
ありがとうございます(^^
私もあれから、やっぱり気になってググって見ました
"Jake" は米スラングで
「似合っている、結構な、申し分ない」
みたいな意味があるのを発見しました
http://www.answers.com/topic/jake
たぶんフィービーは
「あら、そんなしっかり旅支度整えてどちらへおでかけ?」
みたいなニュアンスでバッチリ身支度しているロスを
揶揄しているみたいですね
他の解釈もあるかもしれないですけど
今のところ、この辺りが妥当な解釈かなと思ってます
私もロスの頭がいつも以上にテカテカしてビシッと決まっているなぁ、と思っていました(笑)。
人名としてではなくて、最初が小文字の単語としては、jake にそういう意味があるようですね。
研究社 新英和中辞典にも、英辞郎にも、そういう「よろしい、結構な」という形容詞の意味が載っていました。
Merriam-Webster Online Dictionary にも、
jake:
Etymology: origin unknown
slang : ALL RIGHT, FINE
とあります。やはりどこにも Origin は載っていないようですね。
Jake と言う男性名に何らかのイメージがあるのかな?と思ったりもしますが、それならどこかにその男性名が語源だと書いてあるでしょうしねぇ。
ネットスクリプトには、Travelin' Jake と書いてあって、大文字 Jake なのでどうも名前っぽい気がするのですが、そういう形容詞の意味を含んだ名前ということかもしれませんね。
「旅に出る(支度が)バッチリくん」みたいなことでしょうか??
色々調べていただきありがとうございます。
スクリプトでは大文字なんですね。
ネットのスクリプトであれば、間違っている可能性も
ありますが、(笑)大文字と聞いて調べてみたら
"OK"という意味もあるらしいです。
この意味では大文字でも小文字でも使ってました。
"Everthing is Jake!"って感じで。
語源は Oh Jake が OK と発音が似ているから・・・
とありましたが、あまり似てないような・・・(笑)
とりあえず、この件は自分なりに納得して次に進む事にします。
ありがとうございました☆ (^-^
いえいえ、こちらこそ、色々調べていただきありがとうございました。
スクリプトでは大文字になっています。だから、聞き取りをしたネイティブの感覚では Jake を人名などの固有名詞として受け止めているのだろうと私は思ったわけですね。
研究社 新英和中辞典の例文は、
It's jake with me. こっちはオーケーだ。
英辞郎の例文は、Everything is jake.
が載っています。
オージェイク、がオーケイに似ている??とのこと…確かにわかるようなわからないような語源ですねぇ(笑)。
この先、生きていれば(笑)、またどこかでそういうフレーズを聞くことがあるかもしれませんし、今は調べられる限り調べて、それで自分で納得していればいいのでしょうね。私もいつもそうしています。
私はいろいろ気になるタイプの人間ですが、あきらめも早いのです。その疑問が頭のどこかにぼんやりと残っていればそれで十分だろうと思います。
何度も出会う事でだんだん自分のものになって行く・・・
日本語もそうして身につけたわけですから
日々、出会う機会さえ多くしていれば
101回目くらいで自分でも使えるように
なるかも知れませんよね(笑)
そういうことですよね。やっぱり一度出会っただけでは、使えるようにはならないだろうと思います。いろんな人がいろんな場面で使うところに何回も遭遇しないといけないでしょうね。
101回目…って、「僕は死にましぇ〜ん」みたいですが(笑)。
realizeのobjectは he's a money and isn't capable of that emotion.かと思われます。
おっしゃるように、realize する内容は、"he's a monkey and isn't capable of that emotion" までの部分ですね。
「自分は猿で、そういう感情が理解できない、ということに気付くまでは」が正しい訳になるでしょうか。
ご指摘ありがとうございました。
いつもお世話になっています。
僕もFenさんと同じ質問をしようと思って、回答があったので感激しました。
Till he realizes he's a monkey and isn't capable of that emotion.
Rachさんがブログでの質疑応答を採用しているこ
とに感謝しています。
コメント欄での質疑応答にも目を通していただけき、ありがとうございます。
読者の方から貴重なご意見をいただけることで私も大変勉強になっていますし、そのやりとりが他の読者の方のお役にも立てるとしたら、大変光栄です(^^)
温かいコメントありがとうございました。