テレビで「愛の病院日誌」を見ているみんな。
同僚の医者: Only you who can save her, Drake! (彼女を救えるのは君だけなんだ、ドレーク!)
ドレーク(ジョーイが演じている役): Damn it! I'm a doctor. I'm not God! (くそっ! 僕は医者だ、神ではない!)
ロス: There goes my whole belief system. (僕の信念体系の全てが消え去ったよ。)
belief system は「信念体系」。
there goes は「どこかへ行って(消えて)しまう、・・・がなくなる」という意味です。
here comes だと「・・・がやって来た、ほらここに」という意味ですね。
Here comes the train! 「ほら電車が来たよ。」、Here comes the sun. 「ほら太陽が顔を出すよ。」など。
(ビートルズの歌にも、Here Comes the Sun というタイトルの曲があったなぁ・・・)
there goes はその反対の動きを表すのだと思います。(←ちょっと自信ないけど)
このロスのセリフは、普段は学問には全く興味のなさそうなジョーイが、医者役、それも神に近いような名医役を演じているのを見て、ロスの「信じていたもの」がガラガラと音を立てて崩れていく、という感じを表しているのだと思うのですが?
エリカがジョーイの部屋にやってきました。
エリカ: How did you get here so fast? I just saw you in Salem. (どうやってそんなに速くここに来たの? たった今、セーラムにいるところを見たのに。)
ジョーイ: Right, they choppered me in. (確かに。ヘリで送ってもらったんだ。)
chopper には「ヘリコプター、(改造)オートバイ」という意味があります。
動詞として使うと、「ヘリコプターで飛ぶ」という意味にもなります。
テレビを見せて、あれは演技なんだと説明しようとしますが、テレビと現実の区別がつかないエリカ。
エリカ: How can you be here and there? (どうやってここにいたりあそこにいたりができるの?)
ジョーイ: Because it's a TV show! (だって、あれはテレビのショーなんだよ!)
エリカ: What are you getting at? (何を言おうとしているの?)
ジョーイ: I'm not Drake! (俺はドレークじゃないんだ!)
ロス: That's right! He's not Drake. He's Hans Ramoray, Drake's evil twin! (その通り! 彼はドレークじゃない。彼はハンス・ラモレーだ。ドレークの邪悪な双子(の弟)なんだ!)
エリカ: Is this true? (これは本当なの?)
レイチェル: Yes! Yes, it is true! And I know this, because he pretended to be Drake to sleep with me! (そうよ! それは本当よ! 私は知ってるのよ、だって、彼は私と寝るためにドレークのふりをしたんだから!)
モニカ: And then he told me he would run away with me! And he didn't! (それから、彼は私と一緒に逃げようって言ったのよ! そして彼は逃げなかった!)
チャンドラー: And you left the toilet seat up, you bastard! (そして、お前はトイレの便座を上げたままにしておくんだ、このろくでなし!)
get at は「・・・をほのめかす、明らかにしようとする」という意味。
What are you getting at? 「何を言おうとしているのか? 一体何が言いたいんだ?」という形で使います。
evil twin 「邪悪な双子(の兄弟)」というのが面白いですね。
ちなみに、twin だけではどちらが上かはわかりません。(日本語だと必ず「双子の兄」か「双子の弟」と言わないとすっきりしない気がする・・・)
フィービーとアースラはアースラが姉ということになっていますが、それもいろんな話の流れからわかったことです。
というより、brother という言葉も、「兄、または弟」という単語なので、兄か弟かはわかりませんよね。
どちらが年上かということにはあんまりこだわらないんでしょうか?(逆に、日本は年齢の上下を気にする文化なのか・・・? 目上の人を重んじる儒教の影響か・・・!?)
ジョーイの出ているソープオペラは、人間関係が複雑でドロドロしているのが特徴ですよね。
顔はそっくりだけど、一人は善良で、一人は極悪人という双子とかが確かに出てきそうです。
この手のドラマではよくある設定ですね。
レイチェルもモニカもこの事態に便乗して、いろんな嘘を並べ立てながら、エリカの真似をして次々とコップの水をジョーイの顔にかけます。
ここでなんとか我慢して、エリカの気持ちを冷まさないといけないジョーイは、抵抗することができません。
最後のチャンドラーは、悪乗りして全然関係のないことで非難しています。
それがトイレの便座とは・・・なんて、スケールの小さい話(笑)。
leave the toilet seat up は「男性が小をするためにトイレの便座を上げておくこと、上げたままにしておくこと」という意味ですね。
アリーmy Love の舞台の法律事務所はトイレが男女共用になっています。(確か、所長のリチャードの発案だったはず)
そこから、いろんなドラマが生まれるのですが、ジョン・ケイジが便座を上げるリモコンというのを使っており(キレイ好きなので、手で上げるのがいやとかで・・・笑)、アリーがこれから座ろうとしているところでそのリモコンを使ったので、アリーが便座を上げた状態でお尻を乗せてしまったため、お尻が便器にはまって抜けないという騒ぎがありました。
(日本のドラマでは、ヒロインが便座にハマるって状況にはなかなかならないと思うけど、アメリカのドラマは大胆ですねぇ。)
(最後にヘンな話)
最近は、トイレが汚れるという理由で、男性も座って小用を足す人が増えてきた、と聞きました。
確かに息子がしているのを見てると、「こりゃ、汚れるわなぁ。」という感じですね。
あちこち跳ね返っちゃうし・・・(←あまりリアルに書くのはやめよう)
私も座ってしてくれると助かるなぁとは思うんですが、我が家は主人も息子も便座を上げて用を足しています。
それには理由があって、「男は立って用を足すもんだ。それが出来ないと男は弱くなるんだ。最近男のパワーがないのは、立ってする機会が減ったからだ!」というのが私の父の持論(!?)で、うちの実家には洋式トイレとは別に、立ってする小便用便器もあるんですよ。
トイレの面積が増えることになりますけど、これだけは譲れなかったとかで。
さらに、息子がそこで用を足した後、「これ便利だから持って帰りたい。」と言って外そうとしてたらしいので、やはり男性にとって「立ってする」ことって、そんなに重要なのかなぁ?
女の私には、じぇんじぇんわかりませんけど(笑)。
(Rachからのお願い)
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さて、うちの実家にも洋式トイレとは別に小便用便器がありますよ。どういう事情で設置するに至ったのかはわからないですが。
「立ってする」、小学校の頃ってよく友達同士で立ち小便で誰が一番遠くまで飛ばすかということを、小高い丘や川辺でやっていたと思うのですよね。で、僕が思うに、男の人はもともと小便をするのに洋式トイレの中という多少距離があって、狭いなかにちゃんと(!?)小便をするというのがストレスなのではないかと(かなり飛躍)。男性小便用便器って少々方向がずれてもちゃんと受け止めてくれるでしょ。後、Rachさんのお父さんではないですけど、座って用を足すとなんか敗北感があるのですよねぇ。それが男が弱くなる原因なのかも。
とりとめなく長く書きましたが、Rachさんのお父さんの持論を支持します。
それから、最近テレビで、女の人が男の人を見る時に、洋式トイレを使った後に便座をあげたままにするか、下げておくかを一つの判断基準にしていると言う女性を何回か見たのですが、それって本当なのですか?ちなみに僕は下げるんですけど。理由は簡単。狭いユニットバス生活が長くて、シャワーを浴びる時とかに、着替えをおくスペースを作るために便座を下ろしていたのが、習慣になっただけです(笑)
後、ちょっと昔のコメントで、まるで僕がすごい大酒のみのように書かれていますが、たしなむ程度ですよ。勧められたら断らないですけど。
長くなって済みません。
とにかく、Rachさんの「分からないながらも理解する」能力は、人間づきあいの上でもっとも大事な資質でしょう!すばらしい。
今、送別会から帰ってきてちょっと酔ってるんですけどねw
お引っ越しお疲れ様でした! まぁ、しばらくは片付かないですよね。ぼちぼち頑張って!(笑)
そうそう、よくドラマやアニメでそういう立ち小便のシーンってありますよね。あぁいうのって女の子としてはよくわからない感覚だったんですが、自分の息子(6歳)も何となく自慢げにしているようにも見えます(笑)。
洋式だと狙いが定めにくい(←何を書いてるんだ、私は・・・笑)というのもよくわかります。息子はいつも狙いを外して、私に「どこ飛ばしてんのよぉ!」って怒られてますからねぇ・・・。怒っちゃ可哀相なのかもね。
てことで、父の持論を支持していただけるわけですね。父が泣いて喜ぶと思います(笑)。
女性にとって「便座を上げたままにするかどうか」を男性を見るポイントにしているか・・・そういう人もいるかもしれませんよ。便座を下げることが、後に使うであろう女性に対する心遣いだということなのかもしれません。
ちなみに、うちの主人は上げっぱなしですよ。新婚当時、夜中に寝ぼけまなこでトイレに行って、上がってる便座に気付かずに、もう少しでハマりそうになったことがありました。何だかいつもより「低い!」ととっさに思って目が覚めたので良かったんですが、あれで落ちてたら(?)、きっと「もう!便座は下げてよねっ!」って大喧嘩になってたかもしれません。
うちの主人の場合は、言ってもすぐ忘れる人なので言わないだけなんです。まぁ、自宅くらいは好きなようにトイレさせてあげよう、って、”優しい”妻の心遣いですよ(ほんとか?)
大酒飲みの話ですが、ほんださんが自分の行動を語る時、「・・・して、それから飲んで、〜して、それから飲んで・・・」と常に「飲む」という動詞が入っていたという気がするからです。まぁ、あれは若い頃の話だけど、そのイメージがどうしても抜けないわけでして。今はもう少し大人になって、セーブしてるんでしょうけどね。でも「たしなむ程度」ってのは違うと思うぞ、絶対に。
ご意見お待ちしておりました(笑)。
そうなんですか、やっぱり「敗北感」とはっきり言葉に出しても良いほどのこだわりなんですねぇ。
それだけこだわってることを否定されるのは、やっぱりいやですよね。
掃除が大変になるから・・・という主婦の意見ももっともなんですけど、まぁ人間誰にも譲れない部分ってのはあるわけです。
私は人一倍こだわりの強い人間なので、自分がまぁいいや、と思うことは、あっさり譲ります。便座に関しては、自分が使う時に下げればいいだけで、汚れるのは主人も納得でしょ?ってことで・・・(掃除さぼってる言い訳?)
便座のことで、「素晴らしい資質」とまで言っていただけて、嬉しいやら恐縮するやら恥ずかしいやら・・・(笑)。
うちの主人は、私が何故ここまで英語やブログにハマってるのか全然理由がわかんないみたいなんですけど(笑)、それでもそれに没頭してることは認めてくれてます(許可してる、というより、思い切り楽しめば?って感じで見てる、とでも言いましょうか・・・)。
夫婦だけじゃなく、人間同士、お互いの大事にしてるものへの気持ちを理解できるようになりたいですよね。