2006年04月13日

フレンズ2-13その12

ヴァン・ダムがモニカとのデートをOKしてくれて、モニカは大喜び。
モニカ: I gotta admit, I was surprised that you agreed to go on a blind date. (あなたがブラインド・デートをOKしてくれたのには本当にびっくりしたわ。)
ヴァン・ダム: Normally, I would not do it. (普通なら、俺はこんなことはしないよ。)
モニカ: What made you make the exception for me? (どうして私のために例外を認めてくれたの?)
ヴァン・ダム: Rachel told me you were dying to have a threesome with me and Drew Barrymore. By the way, Drew has some ground rules and... (モニカが、俺とドリュー・バリモアとで3Pをすごくしたがってるって、レイチェルが言ってたから。ところで、ドリューには守らなければならないルールがあってね・・・。)

blind date は「初対面の男女のデート、友達の紹介によるデート、ブラインド・デート」。
blind は「盲目の」ですから、相手がどんな人が見たことないという意味だと思いますが、モニカは遠くからヴァン・ダムに手を振っていたので、全く顔を知らないというわけではないですよね。
直接しゃべっていないから初対面と同じということでしょうか。
What made you ... を直訳すると、「何があなたを・・・させたのですか?」、つまり「何故あなたは・・・をしたのですか?」という意味になり、理由を尋ねる表現になります。
dying は die (死ぬ)の進行形ですね。
普通、He is dying. と言うと、「彼は死にかけている」という意味になります。(「死」というものに向かって進行している状態、死に到達しつつある状態、を指す)
このセリフの be dying to は「・・・したくてたまらない、死ぬほど・・・したい」という意味です。
日本語でも強調するたとえで「死ぬほど」と言いますので、そのニュアンスは同じです。
(そう言えば、昔のクラスメートに「元気〜?」と聞くと、「死ぬほど元気!」と必ず返す人がいたような・・・笑)

Normally 「普通は」こんなことはしない、というから、モニカは「チラっと見ただけの私を可愛いと思ってくれたのかしら?」とか期待したみたいですね。
ところが、その真相は・・・。
threesome は「3人組」という意味から、「3人でエッチすること」を指します。
日本語では3Pなどと言いますが、Pはプレイ(play)の頭文字でしたっけ?
(私、そういうの詳しくないんだもん・・・ほんとだってば!!)

フレンズ2-8 で、ロスがレイチェルとジュリーのどちらを選ぶかで悩んでいた時に、ジョーイがロスに言ったセリフで、
ジョーイ: Ross, listen. I got two words for you. Threesome. (ロス、よく聞け。お前のための2つの言葉(2語)がある。Threesome だ。)
ってのがありましたね。
threesome って one word (1語)だろ、って感じですが、それよりも、一番手っ取り早くて、おいしい結論はこれしかないじゃん、といういかにもジョーイらしいセリフでした。

ドリュー・バリモア(Drew Barrymore)は、チャーリーズ・エンジェルなどで有名な女優ですね。
フレンズ2-13その8 で紹介した IMDb (The Internet Movie Database) で彼女の詳しい情報が見れますよ。→ (IMDb) Drew Barrymore
このドリューのページの Mini biography の (show more) をクリックすると、Biography for Drew Barrymore のページに飛ぶのですが、ここには Trivia がすごーくたくさん載ってます。
好きなバンドや、スリーサイズ(Measurements)とかはともかく、「生まれた時間」とかまで・・・(私、自分の生まれた時間も知らないんですけど・・・笑)

彼女はE.T.での名子役ぶりで一躍人気者になりましたね。
その後、酒や麻薬に溺れましたが、見事に復活。
チャーリーズ・エンジェルでは制作にも携わり、プロデューサーとしても手腕を発揮しています。
レズビアンとしてカミングアウトしたという話も聞きますが、男性(トム・グリーンなど)と結婚・離婚歴もあるので、このヴァン・ダムの話が妙に意味ありげに聞こえてくるのですが・・・。

それにしても、有名子役というのは、よくアルコールなどに溺れてしまったという話を聞きますね。
「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキンとか、「ターミネーター2」のエドワード・ファーロングとか(←彼、可愛かったなぁー)。
そう言えば(と、どんどん話が脱線していく・・・)、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のアトラクション、「ターミネーター2:3D」にエドワード・ファーロングがジョン・コナー役で出てましたよね。
随分と大人になったなーと思いながら見てました。
でも、ターミネーター3には出てませんでしたね。
いろいろスキャンダルがあったせいで、配役が交替になったんだと思うのですが、あまりにも違うルックス(←悪口じゃないよ!)なので2を見ていた人は違和感あったんじゃないかなぁ・・・(私は3はテレビでチラっと見ただけですが)

ground rule は「基本(行動)原則」という意味。
ここでは、エッチをする時に、「こういうのはいいけど、こういうのはダメ」といろいろ彼女なりのやり方というのがあるから、それを守らないと怒られるぞ、ということらしいですね。
いいのか、実名出して、そこまで言っても!?
もちろん、ギャグとして言っているのでしょうが、日本の女優さんの名前を使ってそこまで言うと、イメージ崩れる!と言って訴えられそうな気もします。
ハリウッド俳優というのは、そんなことくらいではビビらないんでしょうね。
そりゃあもう、ありとあらゆるゴシップに巻き込まれていますしねぇ。
ドラマの中での話だよ、と済ましてしまえるのでしょう。
それともやっぱり彼女のイメージと一致する部分があるから、面白く聞こえるのかな?(←あまり深く追求するのはよそう・・・)

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posted by Rach at 10:58| Comment(8) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「threesome」って、他の意味のほうがオリジナルなのに、上記のような意味があるので気軽に使えないような気がします。

以前、犬のブリーダーさんと話をしていて、しきりに「bi○ch」と言っていたので、はじめはドキッとしました。本来の意味なんですけどね。やっぱり、素人さんはびっくりするって言っていました。
Posted by KopyKat at 2006年04月13日 18:56
Edward Furlong といえば、A Home Of Our Own という映画がすばらしかったです。 まぁ、泣けますよ。
KopyKat さんの Bi*ch じゃないですけど、British の言う can't にもちょっとびびりましたが、、、。
Posted by FDJ at 2006年04月14日 08:06
KopyKatさんへ
オリジナルはただの「3人組」で、ゴルフ用語では「1人対2人で行う」という意味のスリーサム(threesome)という用語があるんですね。フォーサムあるいはフォアサム(foursome)という「4人が2組に分かれる」ってのもあるらしい(笑)。(ゴルフはやらないので、よくわかんないんですけども)
この threesome に関しては、「じゃあ、3人でやりましょうか?」、「えー? 3人で一体何をヤルの?」(ニヤニヤ)、みたいな、何でもかんでもそっち方面に話を持っていきたがるおじさんをちょっと思い出してしまいました・・・(具体的に誰、というんじゃないけど、そういう人いません?)

intimate も「親密な」というよりも、「(男女が)肉体関係にある」(きゃー、恥ずかしい・・・)という意味で使うことがほとんどだから、使い方には気をつけよう!とかよく言われますよねぇ。

bi*chに関しては、そういえば、もともとは「メス犬」って意味でしたね(すっかり忘れてました)。フレンズではたまーにしか出てこないけど、喧嘩で "You bi*ch!" とののしるのを聞くことがあります。
アリーmy Loveでは、リンとネルという気のキツい同士が、すれ違うときに、"Hi, bi*ch!" って挨拶してたような・・・。自分が誰かに言うことはまずあり得ないでしょうけど(笑)、なんかあの言葉の響きがいかにも「憎憎しい」感じが出ていて、面白いなといつも思いながら見てました。
Posted by Rach at 2006年04月14日 10:33
きゃ〜♪すごく楽しい記事でしたぁーっ!!!
ドリュー・バリモア…確かに不思議な存在ですよねー。
子役から大人になって残っている(復活!)したのは素晴らしいけれど、私生活とか想像つかないーっ。
(私もトリビア、読んじゃいましたぁ^^)

エドワードくん…
私も当時、かなり恋していました(*'-'*)
T2〜ペットセメタリー2は、そのままの可愛いエディだったのですが、だんだんと…(汗))
でも基本的に美形ですよねー。
悲しい事にあまり背が伸びなかった…くらいで。

子役から〜といえば、私、ブラッド・レンフロ君が大好きだったのですが、彼も薬やら暴力やら…落ちてしまいましたね(号泣)
話がそれましたっσ(^◇^;)

サーフブランドなのかな?Bi*chってありますよね??
グラサンとかスニーカーとか(最近はあまり見かけなくなったけれど)
あれってどうなのでしょ?どこの国のブランドだったのだろ(@.@;)
Posted by lovely33 at 2006年04月14日 10:46
FDJさんへ
A Home of Our Own (邦題: 母の贈り物)ですか。初耳です。(本当に私の見た映画って分野が偏ってまして・・・)
エドワード・ファーロングのお母さんがキャシー・ベイツなんだ。(肝っ玉母ちゃんっぽいなぁ・・・)
監督が Tony Bill 、なるほど「泣ける」映画のようですね。機会があれば是非見たいです!(いろいろと見たい作品が山積みでして・・・)

ところで・・・イギリス人が発音する「カーント」って何かヤバい言葉に聞こえますぅ? 全然わかりましぇん。ここは素直にお尋ねしておこう。
教えて下さい、FDJさま。(←可愛い子ぶったら余計にヒカれるのを知って書いてます・・・爆)
Posted by Rach at 2006年04月14日 10:50
ええ、ひいてます。
つまりそれは cu*t と聞こえるからですね。 ただし、これは最悪な言葉ですので。母の贈り物、のラストは号泣まちがいなし! 彼の演技もすばらしかったです。まず、観てください!
Posted by fdj at 2006年04月14日 11:48
lovely33さんへ
記事をお褒めいただきありがとうございます!
私はもともとハリウッドネタには疎いのですが、このブログを書くようになってから、いろいろ調べるようになって、ちょっと知識も増えてきました(笑)。
有名子役が大人になってからもちゃんと活躍してる例って、少ないですもんね。
私はエドワードくんは、T2とUSJのアトラクションしか見てないのですが、確かにUSJの方は昔の「可愛い美少年」のイメージにちょっと翳りが・・・(当たり前か)

ブラッド・レンフロくんの出てる作品って見たことないんですよ。ちょっとぐぐって写真など調べてみました。なるほど「昔と現在のお姿」、拝見いたしました。今の姿見ちゃうと、ちょっとコメントしにくいなぁ・・・(笑)。子役の時本当に美少年だった!というご意見はあちこちに書いてありますね。

ブランドの話、私も思い出してたんですよ。ロゴが「女性の頭に男性がピストルの銃口を突きつけている絵」(人間はトイレに書いてるような簡略化された”ひとがた”・・・笑)だったのでは?と記憶しています。
私はブランドにも疎くて(笑)実物は見たことないんですが、bi*chという言葉を使っていることとその絵について、「それはマズいだろう」という議論が巻き起こっているという新聞記事を読んだ記憶があります。
英語でも人にむやみにBi*ch!とは言わないので、英語圏ではそれをロゴには使わない気もします。ってことは、あれは、日本のブランドだったんでしょうかねぇ?

例えば、Kiss me! と書いてるTシャツ着てたら、英語圏の人は「なんて、はしたないヤツなんだ・・・」と思うんでしょうか? 確かに日本語で「私を抱いて下さい」と書かれたTシャツ着てる人見たら、日本人は目が点になりますよね。hookerかwhoreか、みたいな感じで。
でも外国では変な漢字のタトゥー入れてる人も多いし・・・。
「知らぬが仏」の間は「オシャレ」で済むのでしょうが、国際化が進む今、もう少しそういう部分にsensitiveにならないといけないのかも。(←最後はまじめにまとめてみる・・・笑)
Posted by Rach at 2006年04月14日 20:31
fdjさんへ
あ、本当にひかないで!(笑)
そうかぁ。調べてみましたよ。確かにマズい。対象もマズい上に、その卑語なんですね。その言葉の一般名称(正式名称or学術用語?)はフレンズ1-16で出てきましたけど、その時も書くのが恥ずかしくて、セリフを取り上げなかったのに(笑)。
この卑語は日本語で言うとだいたいあーゆー感じの言葉と想像しますが(笑)、それをbi*chのように「女性」という意味で使うとすると、それはちょっと具合悪いですねぇ・・・。
あ、こんなに話引っ張ってすみませんねぇ、、、その話題を振ってちょっと後悔されてませんか? fdjさんのイメージ崩れちゃいますぅ?(←ひかれたから、いぢわるしてみる・・・でも、もっとひかれたらどうしよう・・・笑)

それから、それほどまでにfdjさんが絶賛されてるし、エドワードくんもまだ麗しの美少年の頃なので(笑)、「母の贈り物」、すぐに見たくなっちゃいますね。But I won't! Because...その前にどうしても見たいものがあるんですよぉ。
そんなん知らんがな、って感じでしょうが、まぁ、聞いて下さい!(笑)。
新品がなくてアマゾンのユーズドで探してゲットした映画のDVDがありまして。(安く手に入った上に新品だったのでラッキーだったんですが)
どっぷりとその世界観に浸ってみるつもりで、ゆっくりした時間が出来るのを今は待ってるところなんですよね。
これも号泣モノらしいです。時々、思い切り泣きたい時があるんですよねぇ・・・(怖いですか?)
その映画が何かは内緒よん♪(←ここまできたら、どんどん、ひいていただきましょう…笑)
Posted by Rach at 2006年04月14日 20:35
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