2006年04月23日

フレンズ2-14その5

レイチェルにかかってきた電話に出たロス。
ロス: Rachel's not here. Can I take a message? How do we spell Casey? Is it like "at the bat" or "and The Sunshine Band"? (レイチェルは(今)ここにはいませんが。メッセージをお預りしましょうか? ケーシーってどういうスペルを書くんですか? "at the bat" のケーシーですか、それとも「アンド・ザ・サンシャイン・バンド」のケーシーですか?)

ロスは相手の名前の綴りを尋ねています。
日本語では「漢字ではどのように書けば良いですか?」と聞いたりしますよね。
アルファベットで答える場合には、聞き間違えないように、"C as in Charlie. A as in apple..." 「チャーリーのC、アップルのA・・・」というふうに答えます。
ここでは、"at the bat" のケーシーさん?それとも"and The Sunshine Band" のケーシーさん?と尋ねていますね。
at the bat は「(野球で)打席について、打順で」という意味なので、きっと野球選手にケーシーという名前の人がいるんだろうと思います。(でも裏が取れませんでした。)
そして、その次の "and The Sunshine Band" については、K.C.&サンシャイン・バンド(KC & The Sunshine Band)という名前の70年代のバンドがいるようです。
リーダーの名前がケーシーさんらしいですが。
↓アマゾンにそのバンドのCDがありました。(バンドの顔写真は載ってないんですが・・・)
ベスト・オブ・K.C.&サンシャイン・バンド(KC & The Sunshine Band)
ケーシーと言えば、サンシャイン・バンドを思い出すんでしょうかねぇ。
もんたさん、と言えば、もんた&ブラザーズ、みたいな? (ちょっと例えが古い?)
も少し新しいところでは、ジュディと言えば、JUDY AND MARY (ジュディ・アンド・マリー)みたいな、とか?(ジュディマリのコンサートは3回くらい行きましたよー。ノリノリで面白かったです)
ケーシーつながりで "and The Sunshine Band" という言葉を言うつもりでいたから、ちょっとよく似た響きの"at the bat"を最初に持ってきたようにも思いますが・・・(ちょっとその辺はよくわからない・・・)

(2006.4.24 追記)
下のコメント欄で教えていただき、at the bat の意味がわかりました。
Casey at the Bat というタイトルの野球の詩(poetry や poem (詩)というか、ballad (バラッド、バラード)というか・・・)があるようです。
作者は、Ernest Lawrence Thayer。
↓こちらに、その詩が掲載されております。(かなり長いです)
Baseball Poetry : Casey at the Bat by Ernest Thayer on Baseball Almanac
↓アマゾンでは、表紙のイラストも見られますので、雰囲気がよくわかりますよ。
Amazon.co.jp: Casey at the Bat
(追記はここまで)

何で僕が、男からの伝言を取り次がないといけないんだ、と怒るロスに、
フィービー: Hang in there. It's gonna happen. (あきらめないで。(二人の間に)そういう(良い)ことが起きるわ。)
ロス: Now, how do you know that? (どうしてそんなことがわかるんだよ?)
フィービー: Because she's your lobster. (だって、レイチェルはロスのロブスターだから。)
チャンドラー: Oh, she's going somewhere. (あぁ、フィービーがどっかへ行っちゃうよ。)

hang in there は「持ちこたえる、くじけない、へこたれない、あきらめないで頑張る」という意味。
フィービーはロブスターの話を持ち出します。
とんちんかん、というか、理解不能なことを言うので、フィービーはどこか違う世界(別世界)へ行ってしまおうとしている、とチャンドラーは言いたいようです。
フィービーはロブスターを仲の良いつがいの例えに使っていますが、ロスもチャンドラーもぽかーんとしているところを見ると、ロブスターにそういう意味があるわけではないようで(笑)。
フィービーがそう信じてるだけのようですね。

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posted by Rach at 10:46| Comment(10) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
casey-at-the-bat で調べてみればわかると思いますよ。
Posted by fdj at 2006年04月23日 13:05
ジュディといえば、「ジュディオング」ではないのね・・・。
Posted by ほんだ at 2006年04月24日 09:10
fdjさんへ
教えていただいてありがとうございます。
検索したら、すぐに見つかりました。
ちなみに、私はフレーズ検索をする際、"casey at the bat" と引用符(quotation marks)でくくるんですが、casey-at-the-bat とハイフンを使っても、同じようなフレーズ機能として使えるんですね。
ちゃんと「Googleの詳しい検索方法」に書いてありました。私、知らなかったです・・・。
ということで、早速、記事に追記させていただきました。

・・・それにしても、どうしてこの部分が不明のままだったんでしょうかねぇ。自分でも不思議です。
今、改めてこれを調べようと思うと、私も"casey at the bat"で検索をかけるはずなんですが、この記事を書いた時には、それをどうやらしなかったらしい。
勝手にメジャーリーガーの有名選手か何かだと思い込んだろうか?
自分のことなのに、その時、何を考えてたか、全然思い出せないんですよ。その時の自分の思考過程が理解できかねます(笑)。

前にも書きましたが、私は記事を書き貯めしているので(書き貯めしてないと、このペースでブログ更新はできません・・・笑)、あの記事を書いたのは投稿した時(昨日)じゃないんです。
だから、何日か前に自分が考えてたことが、パッと思い出せないんですよねぇ・・・。

最近、普通なら気付くはずのことに何故か気付かずスルーしてしまい、「私はこれを書いた時、一体何を考えて書いてたんだろう? どこ見てたんだろう? 私の目は節穴(ふしあな)かっ!?」みたいなことがちょくちょくありまして、人に指摘されてから、「うーん、確かに。どうしてその時の私は気付かなかったのか!」と驚くことが多いです。
ちょっと、私、ヤバい年頃なのかも?(笑)。
これからも、チェックをよろしくお願いします。

あ、それから、私の暴走が激化してるのと、記事に間違いが目に付くのとは、関連性はないと思っているのですが・・・関係あるんでしょうかねぇ、やっぱり?
どちらも真剣に取り組んでいるのですが、、、(笑)。
(わっ、またコメント長すぎ!)
Posted by Rach at 2006年04月24日 13:56
ほんださんへ
そう、ジュディといえば、「ジュディオング」・・・ではないのよん。
・・・って、久しぶりのコメントが、それかいな(笑)。

Wind is blowing from the Aegean ♪
子供の時は、てきとーに歌ってて、何て言ってるか全然わかんなかったけど、映画「エーゲ海に捧ぐ」の主題歌(テーマ曲)だったので、Aegean(エーゲ海)なのね・・・、と後から知りました。
子供が歌うには、ちょっとマズい歌でしょうけどね。(♪好きな男の腕の中でも♪とか♪昨夜(ゆうべ)の余韻が隅々に♪とか、ねぇ?)
私は今でもフルコーラス歌えますが(爆)。

あの衣裳がインパクトあるんだけど、学校のカーテンで真似をするヤツがクラスに必ず一人はいましたよね?(え、いない?)
ジュディ・オングさんって、確か英語と日本語と台湾語などを話せる語学の達者な人だったような・・・。
今はどうしていらっしゃるのでしょう・・・?
Posted by Rach at 2006年04月24日 14:04
お久しぶりです。ここしばらくはNOVA祭だったのでフレンズもあまり進んでません。(^^;

さて、KC&The Sunshine Bandのところ、僕は大笑いしてしてしまいました。KC&The Sunshine Bandは、70年代に流行ったディスコ・バンドです。「That's the way」という曲が大ヒットしました。この辺の時代の知識ならまだまだRachさんには負けません。(笑)もんた&ブラザースもJUDY AND MARY も例えが新しすぎ。僕なら「内山田さんって、クールファイブの?」とか言いそうです。

この先はどうでもいいトリビアなんですが、KC&The Sunshine Band の曲をシーズン1・第5話(土曜の夜を一緒に)でフィービーがちょこっと歌ってます。

親に帰って来いといわれたレイチェルの「I got the extended disco version, with three choruses of "You'll never make it on your own".」(“おまえは一人じゃ何も出来ない”がスリーコーラスもある、拡大版ディスコバージョンで言われたわ)というセリフを受けて、フィービーが「uh-hun uh-hun」と歌うのですが、これがKC&The Sunshine Bandの「That's the way」という曲のサビの一部なんです。

ディスコの曲は同じフレーズを何度も何度も繰り返すパターンが多いのを皮肉ってレイチェルは例のセリフを言ったと思うのですが、実はあの曲も「That's the way uh-huh uh-uh I like it uh-huh uh-uh」のフレーズを延々と繰り返すんですよね。

以上、70年代に青春を過ごしたオジサンの、どうでもいいウンチク話でした。(^_-)
Posted by ハル at 2006年08月01日 15:09
ハルさんへ
NOVA祭、いいですね。うちの近所には、あまり英会話教室が見当たらないなぁ。駅の近くに行けばそれなりにあるのですが・・・NOVA KIDS なら自転車で行けるところにあるけれど・・・(笑)。こういうレッスンって、受身で「教えてもらおう」と思うんじゃなくて、「お金を払った分、思い存分利用してやろう!」と思えば、かなり効果的なんでしょうね。私なんか、道行く外人さんとしゃべるチャンスはないかなぁ?って、たまに都会に出た時には、キョロキョロしながら歩いてますもん(←ヘンなヤツ)。そんなにネイティブの人と話したかったら英会話習いにいったらいいのに・・・っていつもダンナさんに言われるんだけど、まぁそのうち・・・と何故かそこだけ消極的。昔から何となく「習い事」が苦手なタイプなんですよ、私は。

ハルさんは、KC&The Sunshine Band をよくご存知なんですね。それならこのジョークがすごく面白く感じられますよね。羨ましい。
私はこのネット情報社会のお陰で、後から調べてわかっただけですから、ドラマを見ている時には笑えなくて残念でした。ただ知識として知っているのと、自分の体験と絡めて知っているのとでは、こういう場合の面白さが全然違いますよねぇ。私は洋楽には全然詳しくないけれど、スタートレックネタが出てくると「これ、知ってる、知ってる!」と過敏に反応しますから(笑)。
英語学習者としては、洋画や洋楽に詳しいことはすごい武器になりますよね。私はその辺りの基礎知識がごっそり欠けているので、Googler になって、少しでも知識を増やそうと必死なのかもしれません。

フレンズ 1-5 で フィービーが「uh-hun uh-hun」と歌う部分ですか・・・あの頃は私も何度もリピートしてリスニングしていたので、どんな歌だったか覚えています。あれがこのバンドの曲だったなんて驚きだ。貴重なトリビアをありがとうございます!

ところで・・・ジュディマリはともかく、もんた&ブラザーズも「新しい」ですか?(笑)。
内山田洋とクール・ファイブ、いいですよねぇ。私の両親が年末に前川清さんのディナーショーに行ったそうです(笑)。「”東京砂漠”とか”そして、神戸”とか、ライブで聴いてみたいなぁ・・・」と妙にその話題に食いついていた私・・・。私は、CDは持ってないけど、レンタルCDを録音したMD「前川清ベスト」は持ってます。主人も結構好きで、時々車で聴いていた(笑)。
Posted by Rach at 2006年08月02日 11:29
メリークリスマス。
(遅いレスですが…)確かに洋楽をある程度知ってるのと知ってないのとでは面白さが違ってくるでしょうね。特にチャンドラーのジョークには歌の歌詞を台詞にしているみたいなのが結構あるようです。
ここの場面では、電話をかけてきた男がレイチェルと何をしたがっているのか?というロスの疑問に対して、チャンドラーが
I guess he wants to do a little dance...
...you know, make a little love...
Well, pretty much get down tonight.
と言ってます。このdo以下の部分が先に出たK.C.& The Sunshine BandのGet Down Tonightという曲の一節です。私もこの曲は知らなかったのですが、観客にウケてるし、言い回しが歌詞っぽいかな?と思い、調べてみたらわかりました。
他にも例えばシーズン2の第1話で、フィービーに髪をデミ・ムーアと間違ってダドリー・ムーアみたいにされてしまったモニカに対して、チャンドラーが
You could get caught between the moon and New York City.
I know it's crazy, but it's true.
と言ってますが、これもある歌の歌詞の一節です。有名な歌なので私もたまたま知ってましたが、検索すればわかりますよ。
Posted by rere at 2007年12月24日 12:40
rereさんへ
メリークリスマス! 情報ありがとうございます。

Get Down Tonight について、私もネットで歌詞を調べてみました。
その Get Down Tonight という歌詞には、

Do a little dance, make a little love,
Get down tonight.
Get down tonight.

というフレーズが繰り返し出てくるのですね。
ちょうど、KC & The Sunshine Band のケーシーさん?と尋ねた直後のチャンドラーのこのセリフですから、そのケーシーさんは、あの歌の歌詞のように、do a little dance... したいと思ってるだろうねぇ、と言っているのですね。
私は記事中ですっかりスルーしていますが、確かに「言い回しが歌詞っぽい」です。ケーシーがらみの一連のジョークとしては、この歌詞の説明は本来外せない部分ですね。私が気付かなかった部分を教えて下さって本当にありがとうございます!

2-1 のチャンドラーのセリフ
Come on, Monica, things could be worse. You could "get caught between the moon and New York City. I know it's crazy, but it's true." について。
その部分、当時の私は歌詞だと気付かなかったので、過去記事では触れずにスルーしています。でも、その後、他の方のブログでその話題が出て、その時に私もいろいろと調べたことがあるんですよ。
その「他の方のブログ」というのは、上のコメント欄で、「1-5 に KC & The Sunshine Band のフレーズが出てきた」という情報を教えて下さったハルさんの「パパが英語に目覚めたら」です。
(残念ながら、現在は更新停止中のようなんですが…)

以下の記事で、その歌詞を話題にされていて、私もコメント欄で参加させていただいています。

「パパが英語に目覚めたら」 フレンズの謎解き
http://papaeigo.blog27.fc2.com/blog-entry-168.html

結局、謎を解かれたのはハルさんで、私はほとんど謎解きに貢献していないのですが(笑)、そのハルさんが見つけて下さったことを、ここで紹介させていただきたいと思います。

その曲は、邦題は、「ニューヨークシティ・セレナーデ」で、原題は Authur's theme、
この曲は映画 Arthur (邦題:ミスター・アーサー)の主題歌で、その映画の主演がダドリー・ムーア(Dudley Moore)である

ということなんですね。
つまり、モニカの髪型のダドリー・ムーアねたに絡めた歌詞をチャンドラーは持ち出している、ということだそうです。
本当に、フレンズの脚本はよく出来ているなぁ…と。
歌詞を知っていると、もっとずっとドラマのセリフを楽しむことができますよね。
Posted by Rach at 2007年12月25日 09:58
こんばんは。
さすがRachさん!よく調べましたね。。。と思いきや、ハルさんとの共同作業だったわけですね。この曲(Arthur's Theme)、大好きです。このエピソードを見てから数日間、クリストファー・クロスの歌声が頭の中で流れてました。
またこの手の情報、知ったかぶりして書き込ませて頂きます〜。
Posted by rere at 2007年12月26日 00:39
rereさんへ
お返事ありがとうございます。
いやぁ、「共同作業」とは呼べませんねぇ。私はダドリー・ムーア繋がりだとは全く気づきませんでしたから(笑)。

こういうことに気付くのと気付かないのとでは、楽しみ方の深さが違う気がします。また、いろいろとそういう情報を教えていただけると嬉しいです!
Posted by Rach at 2007年12月26日 09:40
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