ビデオの中の映像では、パパも若いぞ!
パパ: Wait. How do you zoom out? (待て。どうやってズームアウトするんだ?)
zoom out は「(カメラが)(ズームレンズで)画像を徐々に遠ざけて縮小する」ということ。
zoom in の反対語ですね。ほとんど日本語になってますが。
太っていた頃のモニカの映像が映って、その頃の姿を知らないジョーイはびっくり。
ジョーイ: Some girl ate Monica! (どっかの女の子がモニカを食べたんだ!)
モニカ: Shut up! The camera adds ten pounds. (やめてよ! カメラって、10ポンド太って見えるのよ。)
チャンドラー: So how many cameras are actually on you? (それじゃあ、何台のカメラが君を撮影してるんだ?)
some は普通、不可算名詞、または複数可算名詞の前について「いくらかの、多少の」という意味になるのですが、単数形可算名詞の前につけると「どこかの、ある」という意味になります。
「ハートで感じる英文法 会話編」の「some & any −正確にあらわす−」という回で、some の呼吸は「ぼんやり存在感」だ、と大西先生がおっしゃっていましたね。
some guy と表現した場合には、その人物に対して「言いたくない、ぼやかしたい、興味がない」などのニュアンスが込められているとのことでした。
このジョーイのセリフの場合は、「どこの誰かと詳しく言うつもりはないし説明もできないけど、とにかくどこかのとある女の子が」という感じになるんでしょうかね?
確かに「モニカを食べた」女の子は存在しているが、その女の子についての詳しい情報について語ることはできない、というところかと。
ate Monica に関しては、「モニカを食べちゃってそれが浮き上がってきている、という意味なのでしょうか?」との見解を述べられた方がおられるのですが(笑)、本当にそうとしか言いようがないですね。
何か違った表現を、と思ったのですが、何も思いつきません。
ヘビが卵を飲み込んだら、あの細い体が卵の部分だけ膨らんで、どこに卵があるかわかりますよね。
そんな風に、皮膚に形として「浮き上がっている」んだと思います。
1 pound (ポンド)は0.454kgです。10ポンドだと約4.5kgですね。
TVカメラは丸顔に映るとか、太って見えるとか言いますが、アメリカでもそう言うんですねぇ。
カメラで撮影したら4.5kg太って見えると言ったモニカに対し、カメラ一台に付き4.5kg増えるという計算なら、ざっと何台分増えてることになるのかな・・・?と妙な計算をしたがるチャンドラーです。
とっさにこういう切り返しができるところが、いかにもチャンドラーって感じで、何だか嬉しい(笑)。
それにしても、この特殊メイクはすごいです。
「愛しのローズマリー」 (原題: Shallow Hal)という映画で、グウィネス・パルトロウがファットスーツを着て特殊メイクをしていましたね。
グウィネス演じるローズマリーという女性は本当は体重136キロもあるのに、主人公のハルの目には美女の姿(グウィネス本人の姿)に見えている、という映画でした。
「ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々」 (原題: The Nutty ProfessorU The Klumps)という映画では、エディ・マーフィーがCGと特殊メイクで一人9役をやっていましたよ。
(と言いつつ、どちらの映画も見てません・・・)
(Rachからのお願い)
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すごい情報量のブログですね。
いま僕もフレンズにはまってまして、
ちょうどこの辺です。
ロスのアフロ姿と、ピアニカ(?)
には大爆笑しました。
貴ブログを拝見させていただきました。本当にこのエピソードの前後を書いていらっしゃるんですね。
フレンズって、いろんな表現を一つ一つ注目してみると、面白い表現がたくさん発見できて面白いですよねぇ。
アフロもそうですが、ピアニカ!?
確かに音がチープなんだよなぁ、あれ・・・(笑)。
さっき、確認しましたが、ホースや吹き口はついてませんでしたよ。良かったぁ(笑)。
たしかにホースはついてなかったですね!(笑)
では、また遊びに来ます。
「ピアニカ」という表現にハマってしまったので(笑)、今日の記事にちょっと書かせていただきました。
また遊びに来て下さいね! 私もそちらにお邪魔させていただきますので。