ビデオの中のレイチェルは彼氏が来ないと言って泣いています。
レイチェル: Where's Chip? Why isn't he here yet? (チップはどこ? どうして彼はまだ来てないの?)
ロイ(モニカのデート相手): He'll be here, okay? Take a chill pill. There. (彼はここに来るよ、わかった? ちょっと落ち着きなよ。[モニカの胸にコサージュをつけてあげて]ほらできたよ。)
chill は「冷たさ、寒さ」という意味で、他動詞では「(熱意を)くじく、(興を)さます」という意味もあります。
chill pill は「鎮静剤」という意味ですが、ここは文字通り「鎮静剤を飲めよ。」ではなく、「そんなにパニクラないで、ちょっとは落ち着いたら?」というニュアンスのようです。
ビデオの中でモニカはレイチェルに何やらゴニョゴニョ話してます。
モニカ: I just told Rachel that Roy touched my boob. (ロイが私の胸にタッチした、ってレイチェルに話してたの。)
ロイくんはドレスにコサージュをつけるどさくさにまぎれて、胸にお触りしたらしい。少年にありがちないたずらです(笑)。
モニカもレイチェルも、それを聞いてるチャンドラーもジョーイも何だかとっても楽しそう。
青春の一頁って感じでしょうかねぇ。
レイチェルのデート相手が来ないので、ロスが相手になるチャンスだと説得する両親。
パパ: Your mother's right. Take her. You can wear my tux. (母さんの意見は正しいよ。レイチェルを連れて行け。私のタキシードを着たらいいから。)
ロス: She won't wanna go with me. (レイチェルは僕と一緒に行きたがらないよ。)
パパ: Of course she would! You're a college man! (もちろん、行くに決まってるさ! ロスは大学生なんだぞ!)
ロス: I don't know. (どうかな。)
パパ: Well, come on. Don't you wanna find out? (さぁ、頑張れ。確かめてみたくないのか?)
レイチェル: I can't believe I can't go to the prom! This is so harsh! (プロムに行けないなんて信じられないわ! こんなのってひどすぎる!)
ロス: Hold my board. (僕のキーボードを持ってて。)
パパ: Thataboy! Thataboy! (そうだ、いいぞ!)
tux は tuxedo (タキシード)の略です。
前にも書きましたが、プロムはみんなドレスアップするので、男性はタキシードを着るようですね。
日本の高校生でタキシード来たり、こんなドレス着たりするチャンスってないよなぁ。(少なくとも私にはなかったです・・・ぐすん)
ロスが She won't (= will not) 「レイチェルが(僕と一緒に)行くことはないだろう、行かないと思う」と言っているのに対し、パパは Of course she would! と答えていますね。
of course 「もちろん」というのは、その後にもあるように「ロスは大学生で大人なんだから、そんな年上の大人の男性に誘われたら、断るわけがないよ。」と言いたいようです。
she would の would には「もしロスが誘えば、行くだろう、一緒に行きたいと思うだろう」という仮定の意味が込められていると思います。
find out は「見つける、発見する、真相を知る」という意味なので、Don't you wanna find out? は「実際に行動を起こして、結果がどうなるかを見てみたくはないのか? パパが言ってることが正しいかどうか確かめてみたらどうだ?」という感じかな。
harsh は「厳しい、過酷な、残酷な」という意味。
harsh realities of life だと「人生の厳しい現実」という意味になります。
何となく「ハーシュ」という発音に「キビシーイ!」感じが出ている気がするのですが・・・?
Thataboy! は That's a boy! と同じで「いいぞ、その調子だ、えらいぞ」という激励の言葉です。
(Rachからのお願い)
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2006年05月08日
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