結局、レイチェルを誘うことができず取り残されたロス。
ロスや両親ががっかりしている状態でビデオは終わります。
モニカ: I can't believe you did that. (ロスがあんなことをしてたなんて、信じられないわ。)
ロス: Yeah, well... (あぁ、まぁ・・・)
did that というのは、両親に説得されてタキシードを着込んで、もう少しでレイチェルをプロムに誘うところだった、という一連のロスの行動を指します。
妹のモニカは、その時ロスが誘おうとしていたことは全く知らなかったようですね。もちろん、レイチェルも。
ロスが私を誘おうとして、あんなにドキドキして緊張していたなんて・・・。
ロスが昔から自分のことを好きなのは、レイチェルも知っていたはずですが、これほどの一途な思いだったとは知らなかったようです。
ビデオの中のロスを見る時のレイチェルの表情の変化からもその驚きはわかりますよね。
ロスのその日の行動を目の当たりにして、レイチェルの心は大きく動きました・・・。
レイチェルからロスにキスするシーン、とーってもいいですね。
観客も大喜び。こういう観客の歓声が入るのがシットコムの魅力です。
嬉しそうなフレンズたちの表情も素敵!
フィービー: See? He's her lobster! (見た? ロスはレイチェルのロブスターなのよ!)
このエピソードの前半 フレンズ2-14その5 で、フィービーは、「レイチェルとロスはロブスターだ」と言っていました。
フィービーに言わせると、仲の良いつがいの例えらしいのですが、フィービー以外の誰にも理解してもらえない理論でした(笑)。
そんなフィービーのとんちんかんなセリフさえ感動的に聞こえます。
いやぁ、めでたし、めでたし・・・。(でも、まだまだフレンズは終わりませんよー!)
エンドクレジットのシーンでは、モニカはビデオの続きを見ています。
ママ: Dance with your father. (パパと[練習のために]踊りなさい。)
パパ: I don't know any of your flashdances, but I'm no slouch on the dance floor. (お前たちの言うフラッシュダンスとかは知らないが、ダンスフロアではなかなかの腕前なんだぞ。」
Flashdance は1983年の映画「フラッシュダンス」です。
ジェニファー・ビールス主演のダンス映画ですね。
amazon.co.jp: フラッシュダンス
主題歌はアイリーン・キャラ(Irene Cara)の歌う What a Feeling 、この曲はアカデミー賞主題歌賞を受賞しました。
さっき、iTMSで試聴したんですけど、「あぁこれこれ!懐かしいー!」って感じでしたね。(映画は見てないけど・・・)
この後、ダンス映画ブームで Footloose (フットルース)なども人気でしたね。
二つの映画がセットになった、フラッシュダンス & フットルース パック というDVDセットがあったりもします(笑)。
ここで私は、
"I don't know the movie Flashdance (または the movie 'Flashdance')"
「フラッシュダンスという映画は知らないが」とはなっていないことに注目してみました!
any of your flashdances とすることで、「モニカたちの世代が好きだというフラッシュダンスという映画とか、それに似たダンス映画とか、そこに出てくる踊りとか、そういう類のことは(全然知らないが)」という感じを出しているのだと思います。
slouch は元々「前かがみの姿勢、うつむくこと」という意味ですが、「・・・の下手な人、だめな人」という意味もあります。
前かがみの姿勢に、やる気のなさ、自信のなさが感じられるからでしょうか?
no slouch と 「slouch であることを強く否定」しているので、この場合は、「なかなか上手くできる人」という意味になります。
He's no slouch at the job. なら「彼はなかなか仕事のできる男だよ。」ということ。
パパとダンスの練習をするモニカがビデオに写っています。それを懐かしそうに見ていたモニカでしたが・・・。
突然、画面が切り替わり、そのテープの続きには、何とモニカのパパとママの情熱的なベッドシーンが・・・。(シーツに隠れて詳細は不明だったのがせめてもの救いでしたね・・・笑)
感動的エピソードの最後がこれとは・・・。
フレンズ2-7 は、ロスとレイチェルが初めてキスをする感動的なエピソードでしたが、その時もチャンドラーとモニカのオチで終わっていましたねぇ。
プロデューサーの中に、ものすごい照れ屋な人でもいるんでしょうか?
シリアスなままで終わると恥ずかしくて夜も眠れない、みたいなシャイな人、とか?
もしくはどうしてもオチをつけずにはいられない関西人気質の持ち主、とか?
まぁ、最後にこのオチがあるからこそ、フレンズ!というところなんでしょうが・・・。
シーズンが進むにつれて、シリアスなラストシーンでジ・エンドとなり、エンドクレジットではオープニング映像と I'll be there for you. の曲が流れて、結局最後のオチは無し、という回も何回か出てくるようになりますが・・・。どっちがいいのかなぁ?
(あんまり聞きたくない?オマケの話)
モニカがパパとママのラブシーンを見た、という話の続きなんですが・・・。
いやぁ、自分の親のそういうシーンは出来れば見たくないですよね。ショックがデカいというか(笑)。
うちの6歳の息子はまだそんなことは思わないらしく、時々何を思ったか「パパとママはケッコンしてんねんやろ? そしたらチューしてるとこ見せてぇやぁー」とせがんできたりします。
一体どこでそんなこと覚えてくるねん!
あ、息子の前ではしませんよ、少なくともディープなヤツは・・・あ、想像しないでね・・・(笑)。
将来、トラウマ(?)になったら可哀相だしね。(そんな大袈裟な話かっ)
代わりに息子にぶちゅぶちゅしてあげますよ。
それをまだキャッキャ言って喜んでいるうちが花ですねぇ。
そのうち、そんなことしてたって聞いて「げーっ!」って言われる日がきっと来るに違いないのだから・・・(笑)。
でもアメリカ人なら、夫婦は普通にキスしてますからねぇ。
キスする=妻を愛している、みたいなサインなので、大統領候補だったゴアさんなんて、演説の壇上で奥さんと情熱的なキスをしてから、人気が上昇したとか何とか・・・。
だから、日本でもそんなに気にすることないのかもしれませんけどね。
変な話ですけど、息子の幼稚園の仲良しの友達に、息子にキスしてくる男の子(!)がいたんですが(あ、限りなく口に近い「ほっぺたに」ですけど)、そのキスの仕方(顔の傾け方とか?)がやたらと上手なので、これはきっと家でパパとママが上手なキスをしてるんじゃないか!?などと思ったことがあります。
皆さんのおうちでは、どうされてますか?(←マジで尋ねるなよ! ちょっとGWボケで私、壊れてますかねぇ? あははっ)
(Rachからのお願い)
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キスの話ですが、うちは挨拶代わりの軽いのは家族みんなでしてますよ。あとむぎゅーっとしたりね。スキンシップです。
フラッシュダンスとフットルース、いやー懐かしいですね。タイトルを見て興奮してしまいましたよ。この2本とも何ということはない青春映画なのですが、当時の自分にとってはケビン・ベーコンはヒーローだったし、ジェニファー・ビールスはファッションのお手本でした。アイリーン・キャラの出てる「フェイム」という映画もダンス学校の話で面白いんですよ。私はこれらを見てやってみたくなって自分もダンス部に入ったんですよ。ダンスって社交ダンスじゃなくてジャズ・ダンスですよ、念のため。(高校生のとき。1年しか続かなかったけどね)
そうですか、「家族みんなで挨拶代わりに」、「むぎゅーっ」もね? そういう感じだと勝手に想像してました。いいですよねぇ、そうやって家族でスキンシップするのは・・・「仲良きことは美しき哉」ですよ、うんうん。(←前にagatheさんとこでも書きましたね、これ・・・)
そうですか、agatheさんはダンス部に在籍されてたんですね。今もバレエやってらっしゃいますものねぇ。私は運動神経が鈍いので、ダンスはあまり得意ではなくて・・・(笑)、あ、でも見るのは好きですよ、キレイだしカッコいいですからね。
私の高校はダンス部というのはなかったけど、バトン部というのがあって、男子生徒の憧れの的でした。文化祭でバトン部の演技がある時は、男子学生が前を陣取って(笑)、会場は異様な熱気に包まれていたのを思い出します・・・。
確かに、みんなダンスが上手で可愛くて、女の私が見ても、「素敵!」って感じでしたからねぇ。男性はコスチュームに注目してたのかもしれませんが??
英語音声だけでもけっこう理解できました。
ママたちがモニカの部屋をトレーニングルームにする…とくるところ、あとで字幕見たら、確か、モノを持って来た、的な感じだったので、あれれ?って思ったんですけど、あってたー。
でも、一回目見た時は、モニカの今住んでる部屋を改造しに来たと思ってしまって、あの箱にはジムで使うようなものが入っていると思ってました(笑)開封されてやっと察しました。
今住んでる部屋だったら、ホントにひどい親ですね(笑)
ロスに泣いてしまいました…。
でも、報われてよかったぁ!!
コメントありがとうございます。
ゲラー家の両親は、ロスには甘くモニカには厳しく、というのがパターンになっていますが、このエピソードでもそれは続いていて、モニカがいつも可哀想になってしまいます。
このフレンズ2-14 は、ファンには嬉しいエピソードだったので、人気も高いですよね。当時こんな気持ちで自分のことを想ってくれてた…ということを知ってしまうと、女子としてはたまりませんよねぇ(^^) ロスの一途な気持ちが通じて、本当によかったぁ!!と私も思いました。
フレンズは基本的に一話完結型のコメディーですが、シリーズを通じてフレンズたちの人生がそれぞれ動いて行くのを見ることができるのも魅力なんだろうな、とこういうエピソードを見るたびに思います。