2006年05月15日

フレンズ2-15その4

ジョーイが買ったでっかいテレビを見たロスは、
ロス: This screen is amazing. Dick Van Dyke is practically life-size. (この画面はすごいね。ディック・ヴァン・ダイクが本当に等身大になってるよ。)
次に女性の顔が映って、みんな驚いてのけぞります。
モニカ: Rose Marie belongs on a smaller screen, doesn't she? (ローズ・マリーはもっと小さい画面がお似合いのようね。)

The Dick Van Dyke Show という番組があり、Dick Van Dyke と Rose Marie はレギュラーのようですね。
The Dick Van Dyke Show: Rose Marie

この番組について、私が調べてわかったところを説明してみたいと思います。(またかよ・・・笑)
最近の私が、まずとにかく調べるサイトは、Wikipedia と IMDb (Internet Movie Database) ですね(笑)。

Wikipedia 英語版: The Dick Van Dyke Show
最初、私はこの番組名から、実在の人物がホストとなってゲストを招くような「ショー」かと思ったのですが、Wikipedia を読むと、そういうタイトルのシットコムだということがわかりました。
Wikipedia によると、有名なコメディ作家が作った番組で、彼のライターとしての過去の経験を基にしたお話なんだそうです。

IMDb: "The Dick Van Dyke Show"
IMDb には、この番組のあらすじとして、「仕事場や家で起こる、テレビライターの不運な出来事(災難)」と書いてあります。

そして私は最近、ある本で、スタッフの一人がこの番組のファンである、という事実を知りました。
その本は、洋書(原書)では、
FRIENDS …'TIL THE END The One With All Ten Years (David Wild 著)
そしてその翻訳本(日本語版)は、
FRIENDS・・・ラストシーンのの瞬間まで 『フレンズ』10年間のすべて (デビッド・ワイルド著、文永優 翻訳)
という本です。
この翻訳本は、原書である洋書を忠実になぞったもので、本の装丁などは日本語版の方がかなり豪華である(と同時に値段も高い・・・笑)、などの多少の違いはありますが、写真も同じものを使い、日本語は英語から丁寧に訳されているようです。
この本を読んでしまうと、すっかりネタバレになってしまうので、私はファイナルのDVDが発売になるまで、この本を読むのをずっと我慢していました(笑)。
ファイナルを一通り見終えた後、この本を読めた時は嬉しかったですねぇ。
と同時にファイナルを見終えた後は、もうこれで新しいフレンズを見ることができないのかと思って悲しくもあったんですが・・・。
ちなみに、原書は写真を見ただけで読んでませんケド・・・(内容同じだし読まなくてもいいだろう・・・って言い訳か?)

それぞれの本の212ページに、この The Dick Van Dyke show のことが書かれていました。
フレンズの製作総指揮の3人のうちの一人、マルタ・カウフマン(Marta Kauffman)へのインタビュー記事で、
"Growing up, what TV show meant the most to you?" (思春期の頃、最も影響を受けたテレビ番組は何ですか?)
との問いに対して、マルタさんは、
"The Dick Van Dyke Show. ... I can remember thinking it was the funniest thing in the world." (『The Dick Van Dyke Show』ね。・・・あの番組は世界一面白い番組だと思っていたもの。)
と答えています。
ですから、この番組はフレンズのプロデューサーの思い入れの強い番組なわけですね。
だから、ここで使われているのでしょう。

ちょっと細かい話ですが、この翻訳本を読んでいると、「あの番組はコメディ番組の作家の話だったけど」と書いてありますが、実は原書の英語にはそういうフレーズは書かれていません。
これはアメリカではとても有名な番組なのであえて説明を書く必要はなく、一方、日本ではどんな番組かわからないとインタビューの答えの意図が掴めなくなるので、翻訳者の方がわざとこのフレーズを書き加えたのだと思います。
「あぁ、翻訳者の人って、そうやって読む人がわかりやすいように、いろんな情報を自分で調べて書き足さないといけないんだなぁ、大変・・・。」などと、一人で翻訳者の方の苦労に思いを馳せてしまいました。

belong は「(人が)(いるべき所に)いる、(ものが)(あるべき所に)ある、ふさわしい」という意味です。
He doesn't belong here. だと「彼はここにはふさわしくない、場違いだ」という意味になります。
フレンズ1-10その5 でも belong を使った表現を説明しています。
ローズ・マリーはどアップになると、顔の皺までくっきり見えてびっくりしてしまうから、もっと小さい画面でいい、ということですね。
うちのダンナさんも、でっかいテレビが欲しいといつも言ってますが、でっかく見えて良いものと、でっかく見えない方が良いものとがあると思うんですが・・・。
まさに、このセリフが、それを証明してるわけですね(笑)。

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posted by Rach at 13:54| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>でっかく見えない方が良いものとがあると思うんですが・・・。
そうですね(笑)確かに家電屋さんで、顔の皺までくっきり見えてビックリしてます。ハイビジョンなら尚更。でも私は視力が衰える一方なので、大きいのが欲しいです。
Posted by four at 2006年05月16日 09:03
家電屋さんにはでっかいテレビがたくさん置いてありますよねぇ。同時に同じ番組を放映してたりするから、同一人物のドアップがたくさん映って、なおさら驚きます(笑)。

私は電化製品の「新しいもの好き」なんですが、不思議と大画面のテレビは欲しいと思わないんですよ。視力は良くなくて、いつもコンタクトしてますが(←全然関係ない・・・)。
Posted by Rach at 2006年05月16日 09:28
このコンタクトがつけられない歳になってしまったんです(笑)私も過去10年間ほどコンタクトをしていましたが、(書くのもおぞましい)老眼が始まっているので、コンタクトをしていると近くのものが見にくいんです。これはすごいショックです。たまらなく落ち込みます(笑)
Posted by four at 2006年05月16日 11:49
「老」という字がつく言葉には敏感になりますねぇ(笑)。
コンタクトは眼鏡みたいに「遠近両用」ってわけにもいかないだろうし。それにあの遠近両用眼鏡も何だか不便そうですけどね。
目は良い方が良かったなぁ。眼鏡代もコンタクト代も結構かかりますからね。
眼鏡は人前ではほとんどかけないので、安いメガネ屋さんで買ったのを使ってます。ふちの色は「赤」です(←全然関係ない・・・)。
Posted by Rach at 2006年05月17日 06:48
こんにちわ!
ちょっと前の記事へのコメントになってしまいましたが。
Dick Van Dykeということで二つ思い出したのでコメントしてます。

"Diagnosis Murder"ていう、昔日本でも放映していたドラマご存じですか。お医者さんが殺人事件を解決するドラマシリーズで、彼が主役で、彼の実の息子が、ドラマの中でも息子役兼刑事役をやっていました。

もう一つ、映画のメアリー・ポピンズで、「チムチムニー」の歌を歌って踊る煙突掃除屋さんと、銀行の年取った会長さん(?)を一人二役で演じていました。最後のクレジットを見て、え?同じ人がやっているのと驚いた記憶があります。

昔から芸達者だったんですね。トリビアでした。
Posted by YN at 2006年05月20日 13:40
Dear YN
"Diagnosis Murder"というドラマは、「Dr.マーク・スローン」っていう邦題なんですね。いやぁ、全然知りません(笑)。
それに、Dick Van Dyke という俳優さん自体、この記事で調べて初めて知ったくらいで・・・(笑)。
↓スーパーチャンネルで放映しているようです。
SUPER CHANNEL: 新Dr.マーク・スローン
http://www.super-ch.com/line/marksloan/index.html
そこに書いてあるバリー・ヴァン・ダイクっていうのが息子さんなんですね!

さらに私はメアリー・ポピンズすら見ていない・・・。
その歌は知ってるんですが。
IMDb: Dick Van Dyke
http://www.imdb.com/name/nm0001813/
を見ると、二役は Bert / Mr. Dawes, Sr. と書いてあります。
Wikipedia: Dick Van Dyke
http://en.wikipedia.org/wiki/Dick_Van_Dyke
には、その Bert さんという煙突掃除屋さん(chimney sweep)の写真も載ってますし、二役してることも確かに書いてありますね。すごい!
素敵なトリビアをありがとうございます。
私の知らないことは、皆様が教えて下さるので助かります。これからもいろいろ教えて下さいね!

私の知ってるトリビアって言うと、スタトレTNGの「超時空惑星カターン」で、ピカードがケイミンという男性の人生を追体験していた時に息子を演じていたのが、ピカードの俳優パトリック・スチュワートの実の息子さんだった、ということくらいでしょうかねぇ。
YNさんならご存知かしら?(またスタトレネタかよ・・・笑)
Posted by Rach at 2006年05月20日 15:01
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