2006年05月19日

フレンズ2-15その8

パーティーの部屋から逃げるように戻ってきたフィービー。
フィービー: That's funny. Cadillac, cataract. I get it. (それ面白い。キャデラックとキャタラクト(白内障)ね。わかったわ。)

Cadillac は「アメリカの高級自動車キャデラック」です。
cataract は「白内障」。
眼科医が言ったギャグはわかりませんが、「”キャデラックを持ってる”って言ったのを、”白内障にかかった”と勘違いしちゃったんだよ! わっはっは・・・」みたいな感じでしょうか?
こういう聞き間違いのダジャレはオヤジギャグの典型です。(笑)
芦屋(兵庫県)にある有名なケーキ屋さんに「アンリ・シャルパンティエ」というのがあるんですが、これを「アンリ・シャル”パンティー”かと思っちゃったよ!」というオジサンが会社に何人かいましたね。(うちの会社だけか?)
フィービーは明らかに、つまらないギャグにいやがっている様子。


なんとかホストのバーク先生に、パーティー会場に戻ってもらおうと策を練るモニカ。
モニカ: I'll come get you in five minutes with some sort of kebob emergency. (5分たったら、(何かの)カバブの緊急事態で先生を呼びに行きますから。)

未来形の文で in を使うと、「・・・たてば、・・・の終わりには」という意味になります。
in five minutes は「5分たてば、5分後には」ということ。
ここでは「5分以内に(で)」という意味ではありません。
普通、はっきりと「5分以内に」という意味として言いたい場合は、within five minutes のように within を使います。
in というと「・・・の中に」が基本イメージであるため、「・・・以内に」と思いがちなんですが、このように未来形の文で使われる場合には、「・・・後に」という意味になります。
「アメリカの口語では、within と同じ意味として使う場合もある」と書いてあるものもありますので、一概にそうとは言えないのかもしれませんが。
ちなみに、ロングマン現代英英辞典には、
during a period of time (例) the hardest decision I ever made in my life
というのに並んで、
at the end of a period of time (例) I'll be with you in a minute.
と書いてあります。
この "at the end of a period of time" がこのセリフでの意味だということですね。

some sort of は some kind of と同じで「ある種の、何かの、何がしかの、何らかの」というニュアンス。
具体的にこれ、とは決めてないけど、カバブの緊急事態にいろんなパターンがあるとして、その中のどれか、という感じです。
kebob (kebab) は「カバブ、ケバブ、肉と野菜の串焼き料理」のこと。
shish kebab だと「シシカバブ、羊肉を漬け汁につけ、串刺しにして焼いた料理」です。
「ちょっと先生、カバブ、焼け過ぎちゃったみたいなんですけど、見て下さらない?」とか言って、こっちに呼び戻すから、という感じでしょうか。
come get は come to get の to が省略されたものです。

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posted by Rach at 06:24| Comment(14) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
in five minutes はずっと「5分以内に」 in a week は「一週間以内に」だとずっと思ってました。あはは。
Posted by agathe at 2006年05月19日 21:43
Dear agathe
私も結構最近までそう思ってましたよ。少なくとも学生時代は間違いなくそう思ってたと思います。あんまりそこまで気にしてなかった、というのが正解かも。

まぁ、そんなに大差ない、って話もありますが、例えばこの場合でも、「5分以内」ならはっきりとわからないから、待つ方もそわそわしちゃいますよね。
「5分たったら」行きます、と言えば、モニカは時計を見て5分たったら行けばいいし、バーク先生も腕時計を見て、「そろそろモニカの助け舟が出る頃だな」と心構えができますよね。
だから、実際問題としても、「5分たったら行きます。」という方がやっぱり自然なんだと思います。
Posted by Rach at 2006年05月20日 14:54
Cadilacとcataractに続いて、

Dr. Burke: Hey wanna see 'em go nuts? Watch this. Who needs glasses? (あいつらが笑い転げるのを見たいかい?これをごらん)[とグラスを見せる]

言わなくてもいいようなダジャレですが、glasses 「眼鏡」と「グラ」スのダジャレにやっと気付きました。

パーティーの参加者は目医者さんばかりなので、きっとglassesと言うとすぐに眼鏡を連想するんでしょうね。
最初なぜこれで笑うのかわかりませんでしたが、スクリプトを読み直しているうちにやっと気付きました。

日本語字幕は「グラスいる人?」だけですが、これだけのスペースではpunの説明は不可能ですね。
Posted by 浦辺 玲 at 2010年10月18日 23:41
浦辺 玲さんへ
コメントありがとうございます。

そうですね、眼科医の集まりで、glasses と言うと、まず思い浮かぶのは「眼鏡」ですものね。
そんなベタなダジャレで大盛り上がりになってしまうやつらなんだよ、とバーク先生は言いたかったようですね。

その前に「白内障」のダジャレがあったので、それに引き続き、眼科医ネタになっているという面白さもあるわけですよね?
そういう pun が英語のままで楽しめるようになれば、また英語を学ぶ楽しみもさらに広がるなぁ、と思います。

興味深いコメント、ありがとうございました。
Posted by Rach at 2010年11月08日 13:46
オーストラリアでワーホリしてた時に最初に見つけた仕事がトルコ人オーナーのケバブ屋さんでした。
ものすんごくキツい仕事で毎日クタクタだったのを覚えてます笑
日本じゃ中々ケバブ食べることないから懐かしいなー
と、ふと思いました笑
Posted by ひろ at 2014年05月30日 01:15
ひろさんへ
コメントありがとうございます。

「オーストラリアで」「トルコ人オーナーのケバブ屋さん」で働いておられたなんて、すっごく international ですよね〜^^

セリフに登場した kebob で、そんな懐かしい気持ちになっていただけて嬉しいです(^^)
Posted by Rach at 2014年05月30日 15:47
in five minutesとfive minutes later の違いはなんでしょう?
未来の時間を表現するのは、later をつかうのもありではないでしょうか? See you later と言うし。
Posted by 久保田 at 2017年03月05日 18:57
久保田さんへ
コメントありがとうございます。

later は、確かに See you later. のように未来に使うこともできますよね。
ただ、「数日後」のような表現をする場合には、「過去の文章だと later で、今から数日後という未来の文章だと in を使う」という使い分けがあるようです。

研究社 新和英中辞典では、以下のように出ています。
(その時から)数日後に after a few days; a few days later
(今から)後数日で in a few days; a few days from now

Macmillan Dictionary では、
in : at the end of a period of time in the future
つまり、「未来の期間の終わりに」。

これらの説明を見ると、later という単語自体は、See you later. のように未来を表すことはできるけれども、「今から数日後」という表現の場合には、a few days later ではなく、in a few days という形を使うべきということになりそうです。

試しに、自分のブログ記事で、"minutes later" "hours later" "days later" で検索してみましたがヒットせず、"years later" でヒットしたものは、
フレンズ4-2: ... was born, and then 28 years later, I was
フレンズ5-19: Nine years later, you had
フレンズ8-5: And I want- I wanted a ***. And now it's five years later, the ***'s gone and I'm still...
上の2つは過去形の文章で、3番目のものは「過去にこんなことがあって、それから5年後の今、こういう状態である」というニュアンスになりますね。
どれも「今から何年後」という未来のことは言っていないことになります。

「今から、何(分・時間・日)後に」のような表現は英会話で頻出ですが、"minutes later" "hours later" "days later" が過去記事でヒットしないことからも、やはりそういう場合には、later ではなく in を使っているのだろうということが推測できる気がしました。
Posted by Rach at 2017年03月06日 14:17
長年のコブが取れたようでとてもスッキリしました。そしてこんなにも丁寧に回答してくれてファンになりました。笑
Posted by 久保田 at 2017年03月07日 01:32
久保田さんへ
コメントありがとうございます。
2つの違いを説明をするのに、長々書いてしまったな、、と思っていたのですが、「スッキリしました」、そして「ファンになりました」とまで言っていただけて光栄です(^^)
ご丁寧なお返事ありがとうございました!
Posted by Rach at 2017年03月07日 10:15
スッキリしなくなりました。たとえば、3日後に会いましょう!と言う英語はSee you in three days!ということですよね?inを使うとどうしても3日後ではなく2日後でもいいと言う意味合いがwithinほど強く無いものの入っている気がするんですが。まさに3日後ぴったりに会いましょうと言うニュアンスを伝えたい時でもinを使っていいのでしょうか?1時間後に会いましょうでもいいのですが、inを使っていいのか、少し自信がなくなってきました。inを使うとどうしてもinの意味が「〜中に」という意味があるためそのようにとらわれてしまいますが、如何でしょうか?
Posted by 久保田 at 2017年03月07日 13:45
久保田さんへ
コメントありがとうございます。
こういう「使い分け」については、実際のフレンズでの用例を参考に挙げるのがわかりやすいと思ったのですが、そのため、レスが長くなってしまいました。「丁寧」というより「だだ長い」感じですがw ご了承下さいませ。

こういう in については、上の記事中でも触れたように「アメリカの口語では、within と同じ意味として使う場合もある」と書いてある辞書もあるのですが、未来の文章で in ... minutes / days のような形で使われる場合は、基本的には「ちょうど、ぴったり〜後」のニュアンスで使われています。
マクミランの語義の、
in : at the end of a period of time in the future
「未来の期間の終わりに」の at the end (終わりに)という意味になるということで、そちらが基本的な意味である、ということになりますね。

今回のエピソードは フレンズ2-15 で、その少し前のエピソードに以下のようなセリフが出てきました。
フレンズ2-12
清掃員: Meet me in the nocturnal house in 15 minutes. (夜行性動物のコーナーで15分後に会おう。)
フレンズ2-13
スージー: We gotta go. Got a reservation in 30 minutes. (もう行かなくちゃ。30分後に予約してるのよ。)

どちらも「会う時刻」「予約時刻」のことを言っていますので、「15分以内に会おう」というような「それより前の時間を含むニュアンス」は入っていないと思われます。

「ぴったり〜年後、ちょうど〜年後」の良い例として、
フレンズ2-13その2 のコメント欄
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470357.html#comment
に、興味深いコメントをいただいたことがあります。

その 2-13 のエピソード(1996年1月28日放映)で、ジュリア・ロバーツ演じるスージーが、
"why don't you call me in 20 years and tell me if you're still upset about this."
というセリフを言っていたのですが、その in 20 years(20年後)が、2016年1月28日に当たり、その日に、
「今日、チャンドラーはジュリア・ロバーツに電話することになっている」
という記事が書かれた、ということでした。
これも「今後20年以内」ということではなく「ちょうど20年後に」という意味だからこそ、放映されてから20年経って、「その20年目がついに来た」というのがニュースになっているわけですね。
20年という長い期間においても、やはり「ちょうど〜年後」という意味で in を使っていることが、この記事で証明されているように思います。

「アメリカの口語では、within と同じ意味として使う場合もある」との説明通り、フレンズでも within の意味で使っているセリフはありました。
例えば、フレンズ7-8 で、
You have to name all the states in six minutes. (6分で全部の州の名前を挙げなきゃいけないんだよ。)
これは「ちょうど6分後」ではなく「制限時間6分以内」という意味で使っていることになりますが、それは話の内容から「以内」という意味だと判断できるということになるでしょう。
そんな使われ方をすることもありますが、はっきりと「以内」と言いたい場合には、以下のようにやはり within を使っています。

フレンズ1-3
I bring a guy home and within five minutes they're all over him. (私が男性を家に連れてくると、5分以内にみんなは彼に殺到するのよ。)
フレンズ2-21
he'll be returned to you almost *** within 24 hours. (彼は24時間以内に、ほとんど *** であんたのところに戻るよ。)
フレンズ9-20
Twenty bucks says they're *** within the month. (二人は1か月以内に *** するって、20ドル賭けるわ。)

ということで、たまに in を within の意味で使っている場合もあるものの、「以内」と言いたい場合は within を使い、in はもっぱら「ちょうど・ぴったり〜後」という意味で使っているという区分けになると思います。
Posted by Rach at 2017年03月08日 16:40
ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。何回お礼を言わなければならないかと思うくらいの丁寧な回答ありがとうございます。引き続きフレンズを視聴中ですので、ブログを活用させていただきます。感謝です!
Posted by 久保田 at 2017年03月08日 18:04
久保田さんへ
ご丁寧なお返事ありがとうございます。

お礼のコメントを下さった際、同じ内容を2つ入れて下さっていたようなので、2つ目のコメントをこちらで削除させていただきました。
このブログではコメントを書き込んでいただいた後、すぐに画面に反映されないことがあり、それで再度、書き込んで下さったのだろうと思います。お手間をおかけしてすみませんでした。

それから、そのように何度も感謝の言葉をいただけたこと、とても光栄です。そのように言っていただけることで、これからもブログを頑張ろうという気持ちが湧いてきます。こちらこそありがとうございます<(_ _)>

これからも拙ブログを使っていただければとても嬉しく思います。またご質問などございましたら、どうかお気軽にお尋ね下さいね。

ご丁寧なお礼のお返事ありがとうございました!
Posted by Rach at 2017年03月09日 10:01
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